>読むせんさん
ご返信ありがとうございます。ドラコンです。
>あのクオリティーが【内政作品の最低ライン】として認識されかねないんです。
確かに、おっしゃる通りです。『現実主義勇者の王国再建記』は、「最高」レベルのクオリティーですからね。
>異世界コンサル株式会社(旧題:冒険者パーティーの経営を支援します!!
>陶都物語~赤き炎の中に~
残念ながら、この両作は存在自体知りませんでした。
あえて、『現実主義勇者の王国再建記』にケチを付けるとすれば、主人公が記憶力・発想力をはじめ、あまりにも凄すぎる、ということです。
主人公は、「身一つ」で異世界に召喚されています。つまり、インターネット(当然Wikipediaも閲覧不可)はもちろん、自宅の本やDVDすら使えない状況です。使えたのは、せいぜい召喚時に身に着けていたスマホに入っているデータぐらいです。
自宅ごと召喚されて、自宅にある本やDVDが使える状況なら、まだ分かりますが。
いくら『君主論』を愛読していたからとしても、要旨はともかく、内容を正確に一言一句覚えているわけではないでしょう。料理のレシピも、大まかなことは言えても、細かい部分までは分からないでしょう。
5巻では、幼児向けの教育番組や特撮ヒーロー番組を作っていましたが、手本になるDVDもなくて、よく作れたな? と感じますよ。
なお、同じ異世界移転・領地経営モノの『レベル99冒険者たちによるはじめての領地経営』(モンスター文庫、藤崎)では、「所有者が知る可能性のあった知識を表示させる」という「多元大全」なる魔道具を使っていました。
過去投稿分のリンク先で取り上げた作品でもあるので、ご覧になっているかもしれませんが、『レベル99冒険者たちによるはじめての領地経営』の3巻では、この巻で移転してきた主人公の幼馴染の少女(料理オタクでもある)が、主人公の領地を視察に来る王子とその婚約者に料理を出すことになりました。
食材全体の質が悪い、王都で食べられるものを出しても面白くない、トマトやジャガイモといった新大陸原産の食材がない、などの制約がある中、考え出した料理が「ハンバーグ」でした。他には、鶏肉ハムとイチジクの前菜、ブイヤベース(これは異世界側にもある)、ミルクティーのシャーベットでした。
ハンバーグが採用された理由は、用意できる食材で作れること、食材や味付けが異世界人に受け入れられそうなことです。
以下が、件の過去投稿分です。
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/3833