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人気作品の設定と類似してしまった設定について

投稿者 ラカ 回答数 : 7 更新日時:

初めての投稿失礼致します。 私は数年前から創作ストーリーを考えているのですが、そのストーリーの重要な設定が、人気作品の設定と類... 続きを読む >>

カテゴリー: 著作権・オリジナリティ

ラカさんの返信一覧

元記事:人気作品の設定と類似してしまった設定についての返信

これは私の考えですが、設定なんてオマケです。

あなたがその設定とストーリーで何を書きたいのか、何を描くのかによると思います。あなたの場合、「この設定で何を描くのか」がまだ決まっていないため、不安になっているのではないでしょうか。設定とストーリーだけで話はできません。その作品で何を一番に表現したいのかによって、展開も作風も百八十度変わります。そうなれば、「あ、ほんとですね。設定だけはたまたま似ちゃいました!」って言えばいいんです。

『少年少女たち同士の恋愛・友情』なら青春もの。『モマの残虐性と恐怖』ならホラーアクション。『苦戦しつつも熱いバトル』なら王道バトル。『日常と非日常の二面性』なら秘密を隠すスリル。『モマの生態と謎』であればサスペンス。このように、何を主軸とするかによって元が同じ設定でもイメージするシーンが変わるはずです。

今一度、あなた自身が何を描きたいのか、どんなシーンがあれば面白いと思ったのか、なんでこの設定が必要になったのか。そういうことを考えてみるのはどうでしょう。そうすれば、たとえパクリと言われようと構わないのか、この設定じゃなければダメなのかはっきりするはずです。

上記の回答(人気作品の設定と類似してしまった設定についての返信の返信)

スレ主 ラカ : 0 投稿日時:

大変長い期間を開けての返信となり、申し訳ありません。
いとなしサテラ様、返信ありがとうございます。

ご指摘の通り、モマの設定と少年少女の旅、というストーリーの大枠のみで、物語で表現したいことが何なのか、上手く固められずにおりました。
何を表現するかによって、同じ設定でも違う作品ジャンルになり得ることを例示していただいたことで、自分が書こうとしているのはどんな物語なのか、改めて熟考しようと決意しました。

作った設定をどう物語に活かすのか、登場人物に何をさせたいのか、今一度考えたいと思います。

執筆するにあたり、いとなしサテラ様からのアドバイスを思い出しながら、自分なりの作品を作り上げていきたいです。
ありがとうございました。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 人気作品の設定と類似してしまった設定について

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元記事:人気作品の設定と類似してしまった設定についての返信

遅ればせながら、ラカさんの列挙した設定についてどのくらいサタンさんの言うような「だいたいどの作品もこんな感じの設定」なのか挙げさせてください。

>・夕方から夜にかけて現れるが、夜は力が強くなり過ぎるので、戦うなら夕方のうちに
○モマと影憑がなぜ昼間に戦ってはいけないのかわかりませんが、米英共同製作の映画『サラマンダー』(原題: Reign of Fire)に出てくるサラマンダーの視力は「昼はよく見える。夜はもっとよく見える。しかし黄昏時の薄暗さでは全く見えない」ということで、主人公たちはその時間を狙って勝負を挑んでいます。……ちなみに『サラマンダー』の映画自体は、近代軍事兵器で歯が立たないドラゴンとの最終決戦にボウガンであっさり勝利してしまう映画で勝利の盛り上がりが弱く、見終わった時の印象はそこまで面白くないです。

>・様々な形態をとるが、基本的に黒い
○クトゥルー神話で人気の邪神ニャルラトホテプは顔を持たない神であるゆえに千もの異なる姿を持つ「千の無貌」と呼ばれ、「背の高い黒い男」「這い寄る混沌」「顔のない黒いスフィンクス」「燃える三眼」など作品によって様々な形態が登場しますが、色は黒、たまに赤で描写されることが多いです。ライトノベルの『這いよれ! ニャル子さん』でも黒い服に身を包んだ変身能力を持つキャラとして登場しました。
また、「姿を自在に変える黒い影の魔物」というのもよくあるキャラ造形ではないでしょうか。

>・退治に使える武器が限られている
○さっきのサラマンダーもそうですが、古典的なところでは人狼や吸血鬼との戦いに銀の武器が勧められる、節分で鬼に炒った豆を投げつけるなど、「特定の武器・方法でなければ倒せない敵」「ある種の魔物・妖怪を倒すための特別な方法」などといったものは怪談や伝承において無数にあるのではないでしょうか。

>・人に取り憑いた場合、精神の変調をきたす
○怪談話の妖怪や幽霊、クトゥルー神話の邪神や宇宙生物等々。恐らくその場面を読んだほとんどの読者は「何らかの作品固有の現象」というよりも「そりゃ悪いモノに憑りつかれたら何かしらの悪いことが起きるだろうよ」というように、物語としては普遍的で当たり前な現象ととらえるのではないでしょうか。(そもそも「取り憑く」「憑りつく」「憑く」なんて日本語がある時点でねえ……)

ボカロ小説の書籍は確かに他の小説・文芸とは違った客層を狙っているでしょうから、それしか読んだことがない読者がもし自分の作品を見たらボカロ小説の設定しか思い浮かばないのではと心配になるのもわかります。
しかし結局のところ挙げられた設定だけでは「古くからある設定のテンプレートの集まり」でしかなく、それを論拠にパクり非難なんてするやつがいたらネットの集合知で大喜利じみた袋叩きが開始されるでしょう。
「どこかで見たような設定や理論・事象の組み合わせ」も確かに組み合わせ方や描写の仕方次第ではオリジナリティと認識されるでしょう。(例として『ジュラシック・パーク』での「恐竜の血を吸った蚊を琥珀の中から探してDNAを採取」というアイディアはマイケル・クライトンのオリジナルではありませんが、それを「恐竜を復活させたテーマパークの崩壊によって起きるサスペンスアクション」として組み上げる力はクライトンならではのものです)
しかし今回の場合、今のラカさんが気にするべきは「この設定の組み合わせがパクリだと批判されないか」よりも「敵の描写が印象の薄いありきたりなものになっていないか」「作品が自分ならではの個性を発揮できているかどうか」の方が重要かもしれません。

上記の回答(人気作品の設定と類似してしまった設定についての返信の返信)

スレ主 ラカ : 0 投稿日時:

数ヶ月の間を置いての返信になってしまいまして、申し訳ありません。
三文山而様、ご助言ありがとうございます。

様々な作品の設定例を挙げてくださり、とても勉強になりました。私は一つの作品との類似性に不安を感じるあまり、世の中に存在する作品達は完全なオリジナルではなく、先例を参考にしたものである、ということを考えられずにいたようです。

私の作品が、既存の設定例を組み合わせたもので終わらぬよう、自分が作品で表現したいことは何か、独自性のある物語の展開にするにはどうすべきか、きちんと作品を見つめ直し、執筆していきたいと思います。

三文山而様からのアドバイスを心にとどめおき、創作活動を頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 人気作品の設定と類似してしまった設定について

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元記事:人気作品の設定と類似してしまった設定についての返信

完全に断言することが出来るレベルに、何も問題ないし気にする必要ありません。
設定だけ見るとアトラス系のゲーム(代表作はペルソナシリーズ・女神転生シリーズなど)を彷彿とさせる魔物の設定だと思います。
これは私がそう感じるというだけで、取り付いたり時間限定だったりするタイプの魔物を出す場合は、だいたいどの作品もこんな感じの設定だと思います。
言うなれば、「主人公はマリオネットを操って敵と戦う、これはジョジョの奇妙な冒険に出てくるスタンド能力のパクリだろうか?」と言ってるようなものだし、「魔法はMPが尽きたら使用出来ない、これはドラクエのパクリだろうか」と言ってるようなもの。
何も問題ないし、変更の必要もなければ気にすることもない。そもそも魔物のコンセプトが既存作と近いものなら設定が似てるのは当たり前。
ホラーで、幽霊が人を呪って呪いが伝染していく、ってコンセプトで書けばだいたい「リング」と似たり寄ったりになるのは当然でしょ? 問題は、その同じコンセプトで何を書くかって事で、内容が問題になります。
内容がまったくの別物であれば、それはパクリどころか類似性にさえ気が付かないほど別物となります。
……逆に、設定がまるで違っても内容が似ているとパクリっぽくなります。

この手の悩みでたまに出す例なんだけど、
「ドラえもん」は「未来の技術の凄い道具を出して一騒動ある話」で、
「キテレツ大百科」は「過去の失われた技術の凄い道具を出して一騒動ある話」で、
設定レベルではまったく真逆の設定ですが、「凄い道具で一騒動」という内容がまるっきり同じなので、「似たような話」という印象がすごいあります。
わかるでしょうか。
「設定」は関係ないんですよ。なんでもいいんです。でも内容が似てると、似てる話になっちゃう。

設定は似てるどころかパクったって問題ありません。でも、その設定を使ってどういう展開をするか、という内容が似ていると、いくらパクってないオリジナルだと言っても似てる感じに思えてしまいます。
そして、作者自信が「似ている」と自覚してしまうと、意識的にしろ無意識的にしろ、似たような展開をやってしまうことがある。
これが問題になります。
設定は物語の中で利用してかなきゃ設定の意味がない。そして、その設定の利用方法というのは限られてるし、イメージできるものは限定されていく。
「幽霊の呪いが伝染していく」という設定だと、「じゃあその呪いから逃れようとする主人公」という展開が思いつきます。
これだと「リング」と同じ。だからそれ以外、ないしそこから一歩先を行く展開を考えないといけない。

設定が似てるのは何も問題ないし気にする必要はありません。
でも、その設定を利用した展開が似ているのは問題だし、作者が「似てる」と自覚してしまうと似たような展開しか思いつかなくなる。
これが問題になってきます。
この回避策として設定の変更や消去も一つの手ですが、前述したように設定を変更しても内容が同じだと意味がない同じことなので、これでは解決できない場合も多いです。
問題は「似たような展開」という内容なので、そこさえちゃんと把握できていれば、何も手を加える必要もなくちゃんと差別化ができるだろうと思います。

上記の回答(人気作品の設定と類似してしまった設定についての返信の返信)

スレ主 ラカ : 1 投稿日時:

サタン様、返信ありがとうございます。

設定と展開での差別化について、わかりやすい例えで説明して頂き、大変勉強になりました。
設定が似てしまうことがあっても、その設定を活かしてストーリーを構築する際に自分のオリジナリティを出していくことが重要ということで、ますますストーリーの展開を頑張って考えようと決意しました。

設定が似通っていることを誰かに指摘され、「パクリ」と糾弾されることが怖かったのですが、アドバイスを頂いたおかげで、私はこの設定を使っていく勇気が出ました。

今回はアドバイス頂き、本当にありがとうございました。

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