第4研究室 創作に関するQ&A 151P | トップへ戻る |
熱帯雨林さんからの質問
 プロを真似るのは、いつまで?
 
 敢えていつもは使わぬHNでお邪魔しました。
 別に、最近顔を出していないので、バレることはないと思いますが;

 今回、質問させていただきたいのは、
 プロ作家の手法を真似ることが許されるのは、いつまでか、です。
 決して、物語のアイディアや設定をパクると言う意味ではなく、
 文章や話の転がし方の定石としての話です。
 
 わたしは、とあるY氏の作品が大好きです。
 作品の内容、文章の魅せ方、構成の仕方など、参考にしたい点がたくさんあります。
 実際、今までの作品で語彙など結構拝借しましたし、
 話の転がし方も非常に参考にさせていただいてます。
 
 しかし、最初の内は何も言われなかったのですが、
 最近受けた指摘の中に「冒頭の転がし方がY氏っぽいです」と、言われたことがあります。
 こちらとしては、「だって、Y氏を参考にしてるんだもん;」と主張したいのですが、
 何人かに同じ指摘をされてしまうと、直すべきなのかと頭を悩まされました。
 ある方の話によると、「熱帯雨林も、そろそろ自分の文章を書く時期なんだよ」とのことでした。
 確かに、以前と比べて文章や作品について、ある程度評価を頂くようになりました。
 これが、そろそろ自分の文章を書く時期って、ことなのでしょうか?
 
 しかし、わたし自身はまだまだ未熟だと感じておりますし、
 自分の中で定石としているものを変えても書くことが出来る自信は全くありません。
 プロ作家の作品を参考に書く時期はいつまででしょうか? 
 むしろ、参考に書いてはいけないのでしょうか?
 変な質問かもしれませんが、よろしくお願いします。


● 答え ●

レディマンさんの意見
 ね、眠い……。あ、どうもこんにちは、レディマンです。

 え、別にいつでもいいんじゃないですかね。
 というか、創作活動なんて個人差があるものですから、
 具体的に「何年目までこうせよ」とはいえないものだと思います。
 同じ年数書いてきても、上達度はやはり人によって違いますから。
 
 また、創作の基礎は模倣です。
 
 上手い人を真似してなんぼ(語弊があるかな)ですから、参考にするのはいいと思いますよ。

 というわけで、結論『書きたいなら書きなさい』ということでいかがでしょう。
 そのうち自分の文章とか味とか見えてきて、いやでも自分の文章を書くようになります。
 え? 私はどうかって? ……。うーふふー(笑っとけ、笑っとけ)
 まぁ、そんな感じです。では、レディマンでした。


ちゃけぱらさんの意見
 熱帯雨林さん、はじめまして。こんにちは。
 ちゃけぱらと申します。
 よろしくお願いします。
 以下の内容は「私なりの回答」にすぎないので、
 参考になさる場合には、よく吟味なさってくださいね。

 さて、「プロを真似るのは、いつまでなのか」ですが。

 これ、実は、(ある意味)一生真似をし続けるものじゃないかなあ、と思います。
 だって、どうしても、一生自分以外の小説書きさんの作品を目にするでしょう。


 そしたら、どうやったって影響は出ますよ。
 だから、仕方ないです、せめて数多くの作家さんの小説に目を通して、
 多方面から薄く影響を受けるようにしたらいいと思います。
 
 そうやって多方面から、どんな影響を受けたのか分からないほど薄い真似をするならば、
 あまり「真似でしょう!」などと責められることはないのではないかと思います。


 あと、熱帯雨林さんがプロ作家志望じゃないのならば、
 他人の評価など気にせず、真似し続けてもいいと思いますよ。
 ここにせよ、別な場所にせよ、真似を責められるとしたら、
 熱帯雨林さんがプロ作家志望である可能性を批評者が考慮しているからで、
 あくまで趣味で書くならば、真似であってもいけないことはないと思いますけれど。
 熱帯雨林さんはプロ作家志望なのでしょうか?

 熱帯雨林さんがプロ作家志望なら、「真似していることを覚られる」のはまずいですよね。
 プロ作家志望なら、お金をとって書くことを目標にするわけでしょう、
 「真似していることは、イコール盗作疑惑につながる」わけで、よろしくないと思われます。
 プロ作家志望なのに真似していることを覚られるレベルは、
 低俗だと言われても仕方がないと思います。
 まして、自分から認めるのはどうでしょう?
 プロ志望なら、覚られるほどのあからさまな真似は即刻やめるべきだと思います。
 まして、第三者の目から見ても、「そろそろオリジナルを書くべきだ」と指摘されるくらいならば。

 ちなみに私の文章は「コバルト文庫的」だとか「久美沙織先生に似ている」とか言われます。
 だから、「真似は絶対にいけない」とか「似ているだけで罪」とかは、
 言われるのも言うのも嫌なのですが。
 しかし私は主体的に能動的に積極的に真似ているわけじゃないですし、
 脱却するための努力はしています。
 「誰かに似ている作品」はプロとして通用しないと思います。

 熱帯雨林さんの「Y氏の真似」の内容とは、どの程度のものなのでしょうか。


やっしーさんの意見
 こんにちは。作家修行中のやっしーです。
 まだまだ未熟者ですが、そんな私なんかの意見でもよろしければひとつ。
 私もプロの方の作品を参考にしています。
 
 ただし、お一人の作品だと自然にその方の文章に似てしまうので、
 複数の作家さんの作品に目を通しています。

 
 極端に違った文章(文体?)だと偏りがなくなるかもしれません。
 以上が私の意見です。参考にならなかったらゴメンなさい。
 ちなみに自分の文を書く時期は、プロの作家さんの作品を見ないで、
 話がすすめられるようになってからだと思います。
(って、未熟な私がいってもしょうがないですけどね(汗))
 それでは、お互い頑張りましょうね。


桜木谷 見征さんの意見
 どうも、かき氷ってこの歳で食べると意外に味気ないモノですね。桜木谷です。

 えー参考にする、というのでしたら例えプロデビューしてからでも、
 参考にし続けて良いのではないでしょうか?


 自分も好きな作家さんはいますし、
 その作家さんのような話を書いてみたいと思うことも日常茶飯事です。
 勿論、台詞や構成をそのまま模倣するのでは、参考でなくただの盗作ですがw

 そもそも自分の文章、とは何でしょうか?
 比喩の仕方でしょうか?描写の量でしょうか?台詞回しでしょうか?
 好きな作家さんに似てしまうかもしれませんが、
 それを全て捨てたならそれは自分の文章でしょうか?
 自分はソレは違うと思います。それも含めて「個人の作風」だと思います。

「創作とは今や模倣と同義であり、コピー仕切れないからそこに個性が生まれる」

 何かで見た言葉ですが、真理だと思います。
 では、ご参考になりましたら……


黒尻尾の駄猫さんの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラなりの答えを残します。

 オイラは真似をしたのは、まあ、そのつもりはなかったですが、
 結果的にそうなったのは最初の作品のみですね。30枚程度のしょぼい奴でした。

 オイラは自分が思い描いた面白い事を書こうとあがいてきました。

 どうもオイラの感性はプロの方々とは違うらしく、
 憧れる上手い人の真似をしてもそれは描けませんでした。
 なので、オイラ流で書いてます。よりオイラ流を突き詰めるため、
 でも、上手くなりたいのであこがれの上手い人の文をたくさん読みます。

 そんな直後は上手い人に少しだけ似ますが、面白くも何ともないです。

 真似て上手くなれる方はたくさん真似て上手くなって、
 面白いオリジナルを書いていけばいいと思います。

 いつまで真似るかは、納得いくまでで良いと思います。
 ご自身の文体が固まるまで、オリジナルで面白い文が書けるようになるまで。


 がんばってください。
 ではでは。


洋樹さんの意見
 初めまして。洋樹と申します。

 プロ作家の手法を参考にするのに明確な制限はないと思いますが、
 もしプロ作家を目指しているのであれば、
 とりあえず「プロ作家になったら」一旦やめてみてもいいのではないでしょうか。

 プロ作家になったということは、まがりなりにもその作品、
 その文章が「一人の作家」として認められたということですから。

 趣味で続けていくのでしたらそういった指標がなくなってしまいますが、
 参考にしているプロ作家の作品や文例がなくても、
 自分でその作家っぽい文章や構成ができるようになったら、
 その作家を離れてみてもいいと思います。

 先達の技術を模倣し、学ぼうとする姿勢は全く悪いことではありません。
 それを声高らかに「自分の文章」とのたまうのはいただけませんが。
 参考になれば幸いです。


峰しずくさんの意見
 こんにちは。

 熱帯雨林さんは、おいくつなのでしょうか。
 それにもよるとは思いますが、それはそれとして、
 「いつまでなら良い」とか「いつ以降はダメ」というのではなく、
 「そのうち俺も、『熱帯雨林とやらの文体が好き。まねてみたい』と言われるようになってやるぞ」
 という志を抱きながら、とりあえず今は好きな作家さんの模倣をしてでも、
 どんどんじゃんじゃん書かれることをお奨めします。

 そのうち、自分なりのスタイル、というのが自然と出来上がってくると思いますよ。
 そのためには、「たくさんいろんなものを読む」と「たくさん書く」が必要かと思います。

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