第4研究室 創作に関するQ&A 74P | トップへ戻る |
sikiさんからの質問  
 適量の登場人物の数とは? 
 
 こんにちわ。sikiです。よろしくお願いしますデス。

 題名の通り登場人物の人数についてなのですが、あまりにも人数が多すぎるとわかり難いですし、
 少なすぎても寂しい?(盛り上がりに欠ける?)かなと思ってしまうわけですが……
 例えば、主人公、ヒロイン、主人公の仲間、悪の魔王、悪の手下達など、
 名前が付いている人物の人数はどれくらいが、
 ややこしくならず寂しすぎない程度ってどれくらいでしょうか?
 勿論、話の内用によって変わるのはわかるのですが……やっぱり好みかなと思ったり。
 (多くても文書の構成力で大丈夫な気がしますが、まだまだ未熟ゆえそんなスキルありません)

 よろしくお願いします。


● 答え ●

猫の盛り(ねこのもり)さんの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラなりの答えを残します。

 まず寂しいから、と言うのは変だと思います。
 単に名前を書き連ねてもお話しは盛り上がらないと思います。


 ぜんぜん知らない学校の卒業式で、1人ずつ名前呼ばれて
 卒業証書受け取るだけの部分をノーカットで見せられても、たぶん面白みはないと思うのです

 オイラ的には、登場人物は作品内の場面ごとに必要な人数だけ出ればいいと考えます。

 ただ、作品全体的には名前のあるキャラは5人以下くらいが、
 オイラの狭い猫の額の奥にあるしわの少ない脳にはありがたいです
 名前覚えるのは特に苦手でして……銀英伝じゃ4人しか覚えてないしw

 仮に10人のキャラが居て、それぞれ別な個性を割り振って、
 出来るだけ覚えやすい名前を全員に付けて、敵味方に入り乱れ、それぞれに思惑があり、
 それぞれに見せ場と複線を同時並行に展開させて物語を進めるとします。
(複雑な話を管理するためのツールとか、世の中結構便利な物があるので、
 意外にやろうと思えばできます。ただし、楽ではないですが……)

 1冊分で話しを上手に繋げ、キャラもまんべんなく絡め、ストーリーも良くできたとして、
 読み手は全員を把握してくれるでしょうか?


 無論じっくり読んで、読み手側でも簡単な相関図と時間とイベントの流れを表にでもすれば
 把握は出来るとは思うのですが、読み手はそこまでしてくれるとは考えにくいです。
 登場人物が多いお話は、たいてい複数巻の連作で、1巻辺りに登場する人間で、
 メインで動くのはごく少数です。

 1つのお話で最大何人という基準はオイラには判りませんが、書き手が管理できる、
 ストーリーに最小限必要な人数である方が読みやすいと思います。

 (A、B、Cとキャラが居ても似たようなポジションなら1つにしてしまうとかですね)。

 あと、作品の展開次第なのですが、お話しでは特定の場面をどうしても描きたいが、
 その場面の前提となる技術や知識をメインキャラには与えてないという場面の時。
 その場面でしか登場しないキャラにそれをあたえ、
 メインキャラを誘導したりするという方法があるのですが、
 その場面でしか出ないので名前は付けなくても良い時があります。
 名前はないけどやたらカッコイイ、渋い、燻し銀な名脇役はオイラ的には大好きです^^

 オイラ的には、お話し上、本当に必要なキャラ。
 極端に言えばキャラの区別さえ付けば、全員名前が無くても良いような気もします。
 (まあ、区別は名前が一番簡単でしょうが)

 ではでは。


優奈さんの意見
 siki様、初めまして。
 登場人物の人数は、多すぎなければ問題ないかと思います。
 こちらのサイトの第1研究所の「ダブー、これはやってはいけない!」
 を参考にするとよろしいかと^^
 それでは。

第一研究室・登場人物を不必要に多くしない


清水 一平さんの意見
 初めまして。ここの掲示板を利用して、色々と勉強をさせて頂いている者です。

 さて、ご質問の名前が付いている人物の人数はどれくらいが、
 ややこしくならず寂しすぎない程度、に当てはまるのかどうか分からないのですが、
 自分が持っている小説の書き方の本(プロ作家になるための)によりますと、

 登場人物の人数の目安は、原稿用紙50枚までは3人以内、
 100枚までは4人以内、200枚までは5人以内となっています。


 あまり多くの登場人物を出させてしまうと、キャラクターが上手く描けなかったりするので、
 このくらいの人数が良いかと思います。

 では、また。


桜木谷 見征さんの意見
 どうも、こんにちは。
 登場人数、ということですが自分はあまり拘らなくてもいいかと思います。
 ただ、登場させる人物には必ず背景が必要です。
 昨日今日生まれた人間がいないように、それまでのドラマが無い登場人物は薄っぺらい、
 いうなれば人物ではなく只のキャラクターになってしまいます。

 仰るとおり、話の内容にもよりけり、
 でしょうが話の総量で背景を語れる人数も限られてきてしまいます。
 多ければ難しい、というのはうざったくなってしまうからかと。
 人物背景(過去、回想)は余り多く入れてしまうと、
 それはそれで説得力がなくなってしまいますから。
 プロの方が余り多く人物を登場させないのは、そのせいでしょう。

 とはいえそこは感性の問題なので、
 自分が必要だと考えたならドンドン登場させるべきだと思います。
 一人の人物に余り要素を含ませるのも、得策とはいえませんし……

 だたやはり「その人物を登場させる意味」を、
 しっかりと構築してから登場させるのが一番かと、思います。


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