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海とスイカと麦わら帽子さんからの質問
外国人の名前について 初めまして、海とスイカと麦わら帽子です。 早速で悪いのですが、疑問をば。 外国の人の名前って、 ○○○○=○○○=○○○=○○○○ ↑ ↑ ↑ 名前 ?? 家名 って、なってますよね? この?の部分は何なんでしょう? (?が二個あるのは何となくです。昔の人は四つくらいあった人もいたような……) 微妙な質問ですが、教えてください。お願いします。 ● 答え ● 無用斎さんの意見 一般には、ミドルネームと呼ばれるものです。 >欧米の人名で、ファースト-ネームとファミリー-ネームの間にある名。 というのが、goo辞書で検索した結果です。 いわゆるニックネームと考えていいと思います。 相手のことが識別しやすくするためにつけるものではないかと。 日本で言うと、武士が苗字と名前の間に、朝廷の官職を名乗っていたのと、同じかと。 例えば、羽柴 筑前守 秀吉。伊達 陸奥守 正宗。これと、同じじゃないかな、と思います。 鈴忌さんの意見 おはようございます、鈴忌です。 中間にあるのはミドルネームですね。 国や地方によって色々な風習があるので一概には言えませんが、 ミドルネームは日本で言うところの「屋号」「旧姓」「洗礼名」などが入ることが多いみたいです。 あと、おじいさんとかのご先祖様から名前の一部を頂くということもあったとか。 屋号:その家族が家として地域で識別される名前。 例えば、鈴忌の実家は地域では「鈴源(スズゲン)」と呼ばれます。 出前を取る時も「鈴源です」と言えば、住所も電話番号もいらないぐらい浸透してます。 (屋号の由来は、三代前のご先祖が「鈴木源之丞」という名前で、 商売を営んでいたからだそうです) 旧姓:結婚して苗字が変わったり、あるいは別の理由で苗字が変わったり。説明は不用ですよね。 洗礼名:キリスト教だと、洗礼を受けた時にクリスチャンネームという 「あだ名」みたいなものがもらえるそうです。 昔の日本でも「忌み名」という土着信仰的な似た風習があった地域もあるそうです。 もっとも、「忌み名」は隠す名前ですけど……。 ということで、例えば鈴忌自身をその表記に直すと 「紫=鈴源=鈴木=鈴忌(名前=屋号=旧姓=現姓)」という感じになります。 (日本人でやると死ぬほど変ですが……) さらに「鈴木=鈴忌」と「音」が被るので略語表記を混ぜ、 「紫=鈴源=S=鈴忌」という形に落ち着くような気がします。 あくまで一例なので、話半分に聞いておいて下さいね。 何かの参考になれば幸いです。では、失礼します。 桜木谷 見征さんの意見 はじめまして、持っている知識でご返答させていただきます。 真ん中の名前は、他の方も仰っているように、 「ミドルネーム」ないし「クリスチャンネーム」と呼ばれるものです。 ハーフ、などでは両親の苗字が付く場合もあります。 例・花子・鈴木・ジャクソン 「クリスチャンネーム」これは要するにキリスト教徒が洗礼を受けたときに授かるものだそうです。 確か、カトリック、プロテスタント共に違いは無かったと。 この「クリスチャンネーム」ですが、主に洗礼を受けた日にちなんだ聖者の名前、 もしくは希望があるならその希望の名前をつけられるらしいですが、 やはり希望でも聖者の名前をつけるそうです。 聖者にあやかる、という意味合いがあるでしょうが詳しい倫理観念の様なものまでは不明です。 また、親がキリスト教徒だった場合は、生まれながらにして「クリスチャンネーム」を持つ場合 (生まれた時点で洗礼を受ける)もあるようです。 もし、ミドルネームを○○・B・○○の様な形でつけるのだとしたら、 多少なりともその辺りを匂わせておくと良いかもしれません。 皇樹さんの意見 あらかた答えられてしまって、出遅れた感が強いです。 もう、お三方が説明されてしまったので、私の書き込みは意味無いのですが、 余興と言うことでお一つお付き合いください。 以下は、外国人名のオリジナル原案です。かなりファンタジー入ってますが。 私の名前原案より。 リレリア=トリエルト・エトナ=アディアス=アルザス=イグレシアス=クライディアート リレリア:長の トリエルト・エトナ:トリエルト・エトナ皇国の アディアス:皇族の アルザス:名 イグレシアス:姓 クライディアート:帝国外派遣遠征軍団 つまり「帝国外派遣軍団を率いるアルザス=イグレシアスはトリエルト・エトナ皇国の皇帝である」 となります。 アーグ=ディア・エメリウス=カルアディス=ヘレアリーディス=トリア・ロード アーグ:民間の ディア・エメリウス:エメリウス寺院の カルアディス:名 ヘレアリーディス:姓 トリア・ロード:蒼術兵団 つまり「蒼術兵団を率いるカルアディス=ヘレアリーディスは、 エメリウス寺院の推挙を受けて登用された」となります。 お疲れでしょうが、もうひとつだけ。 ビューラウ=トリエルト・エトナ=フェアドラグーナ=アルス=リデン=リーゼンファ ビューラウ:家臣の トリエルト・エトナ:トリエルト・エトナ皇国の フェアドラグーナ:火竜兵指揮官の アルス:名 リデン:姓 リーゼンファ:駐在武官 つまり「駐在武官のアルス=リデンは、 トリエルト・エトナ皇国の臣下であり火竜兵指揮官である」となります。 長い間お疲れ様でした。 いろいろ遊べるので外国人名は便利ですよ。 程度にもよりますが。では。 リンチェさんの意見 皆様の説明に補足。 ミドルネームとしては、洗礼名だけではなく、先祖の名を用いることも多いと聞きました。 例えば、画家のピカソのフルネームは長いことで有名ですが、 これも先祖の名前を次々と並べていったためだそうです。 また、 >○○○○=○○○=○○○=○○○○ という形になっていても、真ん中のものが必ずしもミドルネームであるとは限りません。 例えば、「ペドロ=カルロス=ルイス=イ=ガルシア」というスペイン人の場合、 カルロスがミドルネーム、ルイスが父親の名字、 ガルシアが母親の名字となります(「イ」はandの意味)。 また、「アントン=パヴロヴィッチ=チェーホフ」というロシア語の名前では、 アントンが個人名、チェーホフが名字ですが、 パヴロヴィッチはミドルネームではなく父称(父親の名前に特定の語尾を付けたもの)です。 無駄な知識だったかもしれませんが、お役に立てたら幸せです。 ずゆさんの意見 爵位を表わす場合もありますよ。主に「フォン」や「ヴァン」など。 (時代によってミドルネームの意味合いは変わりますが) 例えば「ヘルベルト・フォン・カラヤン」「ジョン・フォン・ノイマン」は、 「フォン」がついていることから、貴族の家柄であることが分かります。 これを知っていると「オスカー・フォン・ロイエンタール」や 「ルーク・フォン・ファブレ」という名前を聞いただけで、 「ああ、このキャラは貴族階級だな」ということが分かるわけです。 |
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