第4研究室 創作に関するQ&A 397P | トップへ戻る |
瘡蓋さんからの質問
 遅筆にスランプが重なり文章が書けません
 
 はじめまして、夏風邪を引いた者です。
 いきなり本題ですが、最近、全く文章が書けません。

 元々遅筆な上に推敲も遅く、年に長・中編を1,2本書く程度のペースでしたが、
 処女作を某レーベルに送った所、一応3次まで残る事ができました。
 これに気をよくして書き続けたは良いものの、
 気付けば書き手としての謙虚な姿勢や緊張感を失い、
 それを自覚し始めた頃にはもう文章が行き詰る事が多くなりました。

 遅筆にスランプが重なり、もう何だか泣きたくなってきました……
 自分には、小説家なんて向いてないんじゃないか?
 進路指導や受験と、叶わないかもしれない夢の狭間で揺れています。

 掲示板の主旨とは違うかもしれませんが、宜しかったら活力になるようなお言葉を下さい。
 文章の世界を舐めていた事への罵倒でも構いません。
 稚拙な長文を失礼しました。


●答え●

パンク野郎さんからの意見
 諦めるな。
 継続は力なりとよく言うじゃないですか。


 俺はその言葉を深く心に留めています。諦めるのは簡単ですが、その諦め方にも種類があります。 
 悔やんで夢を捨てるのか、最後までやりきり、次なるもく目標に向かうのか……。
 それを選ぶのは本人であり、決して指図されるものではありません。
 そこで、悩める貴方に、こんな言葉を送ります。

「いいじゃないか。一度きりの人生を棒にふっても」

 結構、無責任な言葉ではありますが、何かバカバカらしくて笑えませんか(笑)?
  いや、失礼。

 夢を諦めないでほしい。貴方も夢の背中を見たなら分かると思います。その輝きが。
 そしてその背中を追い掛けている時の楽しさが。
 夢は人を幸せにしますが、時に残酷でもあります。
 でも俺は負けない自信があります。それはこの言葉を知ってからです。

「行動がなけりゃ、可能性だってない」



 頑張って下さい。俺は応援しています。
 精一杯、今を『生きて』下さい。
 今という時は一瞬であり、もう戻っては来ないんです。
 通り過ぎていく世界だけに色鮮やかさを感じるのは、結構辛い事ですから。


峰しずくさんからの意見
 こんにちは。

 夢を叶える方法はたったひとつしかありません。
 しかし、その方法で、確実に夢が叶うと、多くの諸先輩方は仰っておられます。

 それは、「諦めないこと」

 遅筆である?
 スランプに陥ってる?
 他の目の前に迫ったことで、執筆どころではない?

 そんなことは、誰でもあることです。何も、小説に限ったことではありません。
 スポーツ選手だってそうですし、
 他に将来の夢を持つ人(画家でも、写真家でも、なんでもかまいません)だってそうです。

 受験ルートの延長線上にある職業(公務員やサラリーマン、弁護士、研究者など)なら、
 その「目の前」に迫ったことに必死になれば、確実に夢に近づけるでしょう。

 創作家や職人などは、どうでしょうか?

 確かに直結はしないかもしれません。けれど、広い意味で、必ず役に立ちます。
 自分自身の肥やしになります。

 別の言い方をしましょうか。
 目の前の受験をクリアできなくて、将来プロになった際に、
 次々訪れる締切の嵐に耐え抜く精神力があろうはずもありません。

 まずは受験を頑張ってください。

 就職活動には事実上年齢が付きまとい、
 年齢が高くなればなるほど困難になることは、ご存知かと思います。

 でも、作家デビューに年齢制限はありませんよ。
 な〜んも、焦る必要はないってことです


チベットさんからの意見
 こんにちはーっ

 2008年8月5日にNHKで放送していた
 『プロフェッショナル 仕事の流儀・「宮崎駿のすべて」』が面白かったです。
 宮崎駿は言わずと知れたスタジオジブリの人気アニメ映画監督です。

 彼が、『崖の上のポニョ』のストーリーは出来ているんだけど、
 最後のシーンが決まらなくて、苦しんでいるんです。
 
 ああ宮崎駿監督ですら格闘するんだと、
 そして監督ですらこうなんだから私はもっと苦しまないと、と感じました。



TOCさんからの意見
 どぉも、TOCです。
 
 いきなりですが、私は小説を仕事にしようと考えていません。
 小説を仕事にした瞬間、書く事が嫌いになると感じたからです。

 
 書く事が好きなままでいられた方が幸せと感じたので、
 多分これからも私は、プロを目指す事は無いと思います。

 瘡蓋さんは私のように、仕事で書きたくない人でしょうか?
 それとも、書く事が仕事になっても、意に沿わぬ事を書くことになっても、
 なかなか作家として芽が出なくても、それでも書く事が止められない人でしょうか?

 自分自身によく聞き、答えを出される事をオススメします。

 最後に、もしそれでも答えが出なければ1ヶ月くらい筆を置いてみてはどうでしょう?
 自分の胸にある執筆欲求がどれほどの大きさなのか、思い知る事ができると思います。


みつきさんからの意見
 瘡蓋さま、はじめまして。

 初投稿で三次まで行くなんて、それは本当にすごいことですね。
 そこはちゃんと自信を持っていいと思いますよ。
 自分を過大評価してはいけないけれど、過小評価する必要も全然ないんですよね。

 で、これは個人的に思うことなのですが、なんでも自己顕示欲だけでやっていると、
 その人はすぐに行き詰まりますし、ちょっとしたことでそこから逃げ出したくなります。
 人からの忠告や諫言を素直に受け入れることが出来なくなって、
 才能があっても双葉が出たくらいのあたりで枯れてしまうんですよね。
 自己顕示欲は表現欲求の重要な一つだとは思いますが、それ一辺倒ではダメで、
 書き続けていくためにはもっと別の、馬力のあるエンジンを搭載する必要があると思います。
 さらに、そこから先のプロになろうとか思うのなら、
 F1級のエンジンを積んでいなければ参戦することすら出来ません。

 瘡蓋さんの創作に対する欲求の中で、一番大きなものはなんですか?
 何のために、誰のために小説を書いていますか?


 自分の心を覗いてみたとき、そこに自己顕示欲だけしかなかった、
 自分のためにだけ書いている小説だったと思い当たってしまったとしたら、
 もう一度、本当にそれでいいのかと自問してみる必要があると思います。
 そしてもし、自分の中に自己顕示欲以外のものが見つけられたなら、
 それをもっと突き詰めて考えていくと、
 書き続けていくためのとても重要なアイテムを手に入れることができるかも……と思う次第です。

 ――それと、これは本当に蛇足なのですが、小説家になる夢とは別に、
 きちんと生計を立てられる職業を得ることも大事なので、
 二束のワラジを履きつつ馬車馬のように頑張ってくださいね(^^)。 


 それではこれにて。


興味本位さんからの意見
 今更ながら興味深く感じたので失礼します。
 はじめまして。興味本位と申します。

 私は大きな夢を持っています。
 勿論プロになる事もそうですが、それは単なる通過点に過ぎません。
 『何でプロになりたいのか?』『プロになって何をしたいのか?』
 今一度考えてみては如何でしょう?
 遅筆なのは私も同じです(笑)

 ただ、本気でプロになるなら、年間3〜5本の長編が書ける筆力も必要かなとも(勝手に)思っています。
 売れても売れなくても、生活の為に書かないと最低限の稿料は貰えませんから(笑)
 よく、兼業しないと作家稼業は出来ないと言われていますが、
 実は生活レベルさえ気を付けていれば作家だけで食べていく事も可能らしいです。
 またちょっと違いますが『僕、オタリーマン』の著者は、
 印税は貯蓄などに回して普通の生活を送っています。(普通のサラリーマンです)
 執筆の日のお昼がカップ麺なんてザラ(ていうかほぼ毎回)みたいですからね(笑)

 売れたって、執筆に追われてしまいますでしょうし、
 様々な経験(特に対人)のない者は、多分すぐ消えてしまうようにも思います。
 まずは目先の受験やら就職などに精力を傾けても遅くありませんし、
 作家はいつなってもいい職業ですからね(笑)
 最年少を狙うなら2歳位で小説書くような目標でもなければ無理でしょうし(笑)
 急がば回れというヤツですね。
 
 因みに……確か急がば回れというのは、琵琶湖だかで、商品を運ぶのに船なら早いけど、
 波などで転覆するリスクがあるので、
 時間がかかっても安全確実に荷運びをするって由来だったと思います。
 つまり、色々抱えてて大変なら、後回しの出来る執筆作業を後にしたっていいのでは? という事です。
 その間の経験がまたネタに出来るかも知れませんしね(笑)
 他の方の意見の趣旨は同じになってしまいましたが(笑)
 
 書けないなら1ヶ月と言わず、半年、1年と筆を置いたっていいんですよ。


 それより、まずは何故書けないのかという(最大の)理由をきちんと探した方がいいとも思いますけどね。
 分からない理由が分からないなら、他人には余計に分からないものですから。

 色々書いて来ましたが、まず自分を見直す、見つめる作業から始めてみた方がいいかなと思いました。

 それでは冗長で散文を撒き散らしただけになってしまいましたが、これにて失礼します。

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