第4研究室 創作に関するQ&A 402P | トップへ戻る |
鳥飼さんからの質問
 初心者は掌編、中編、長編のどれから書くべき?
 
 初めまして、鳥飼と申します。
 この度私は趣味の範囲で小説を書いていこうかと思っておりまして、
 そこで悩みが出たので皆様にお聞きしたいです。
 まぁタイトルそのまんまなんですが、初心者は掌編、中編、長編のどれが書きやすいでしょうか?
 また、皆様は処女作はどれくらいの長さだったんでしょうか?
 やっぱりこういうものは自由・人それぞれだと思っているんですが、
 詰まっているので質問させて頂きました。 


●答え●

ちょこパンさんからの意見
 趣味の範囲なら、長編から書いてもいいとおもいますが、
 なにより上達したいなら、掌編→短編→長編とステップアップしたほうが効率がいいです。

 
 鍛錬室にアップして批評をいっぱいもらうことは手っ取り早く上達につながるので。
 掌編ならすぐに書けて、批評もつきやすいです。
 長編は何ヶ月かかけて書いても、批評がまったくつかないこともあります。


ヴィルアスさんからの意見
 どうも、はじめまして。

 それはそれぞれの志す場所によって違うと思いますが、私は掌編か中編をオススメします。

 いきなり長い小説を書き出すと、挫折する人が多いようなので、
 まずは短くてもいいので最後まで一生懸命書き上げ、他の人に読んでもらうこと。
 そして、小説を描くというのがどういうことか、少しでもつかんでみるといいと思います。



 ……なんてことを言いつつ、私は始めて描いたのが350枚くらいの長編だったので、
 あてになる意見がどうかは分かりません。
 また、余談ですが長編を経験してから掌編を描いてみると、
 短すぎてストーリーが入りきらなかったり、面白いです。


 ……話が逸れましたね。というわけで、私のオススメは掌編です。
 あくまでも、経験をつむなら、という意味で。



 追記:とはいえ、やっぱり自分が描きたいストーリーをそのまま綴るのがいいと思いますよ。
 枚数なんて気にせずに。


安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見
 まず一回、長編を書いてみる。
 大概は挫折するので、今後は掌編を書いてみる。
 これを繰り返しながら一度長編を完成させ、掌編もそれなりのレベルにする。
 そしたら、今後は長編のクオリティを上げ、掌編を短時間で次々と書けるようにする。
 こういう風な訓練をすると私は色々学べるのでよいと思いますよ。


文文さんからの意見
 初めまして。

 僕は断然掌編をオススメします。
 すでに他の方が言われているとおり、いきなりの長編は挫折しやすいです。


 僕も十分の一くらいで挫折しました。(早っ!)
 それからは掌編や短編を書いてます。
 なにしろ短いお話は描くこと(人間関係や世界観など)が少なくて済むので、
 書いていて苦しくなりにくいです。

 ちなみに初めて書き上げた小説は、原稿用紙六枚分くらいでした。
 評価は……可もなく不可もなくって感じだったなぁ。

 まあそんなわけで、短いお話のほうが書いてて楽しいですよ。
 それでは。


言成嗣さんからの意見
 趣味なら、長編がいいんじゃないでしょうか。
 締め切りもないし、短期間で技術を磨く必要も無いですし。
 書き続けることに意味があるような気がします。

 それでも一応、小説作法のために、一度掌編くらいを書いて人に見てもららわないと、
 後から直すのがとても大変です。

 単純作業が好きなら、かまわないと思いますが、
 僕はつらい目を見た(見ている……いや放置……)しています。

 処女作が、脱稿までいれるなら、短編でした。
 始めて書き始めたのは、長編で150枚? くらいかいてそのままです。
 その後(短編脱稿後)、掌編をいくつも書きました。
 それが一番効率が良いと(技術的な意味で)思ったからです。
 文章は上手くなったと思います。話がうまくなったかどうかは、分かりませんが。
 そしてたまに小篇、中編を書いて、いまは、新しく長編を書いている段階です。

 そらまあ人それぞれでしょうけれど、興味はでますよね。

 一番最初、長編を書いたのは、長編しか読んだことがなかったからです。
(厳密にショートショートを読んだことが無かったわけではないですけど)
 今まで読んできて、面白いと思った小説と同じくらいの長さが一番書きやすいんじゃないかと思います。
 その長さのイメージが強いはずですから。

 まあ、とりあえず書いてみればいいと思います。失敗しますから(ぇ
 その時にプロットが必要だとか、自分で気がつくものです。
 プロットの作り方とか、読んでも始めは意味分かんなかったですから。


 それでは。


ぱるるるるさんからの意見
 掌編でいいと思いますよ。
 とりあえず、最後まで書いてみるってのが一番大事かと。
 長編ってのは、基本的に掌編の積み上げ構造ですので。
 
 また、掌編は自分の書きやすい部分だけで書けますが、
 長編ってやっぱり苦しい部分を考えないとダメです。

 
 それはそれで必要なのかもしれませんが。
 それで、筆が止まってしまうよりも、掌編で書き終えてしまった方がいいと思います。


河田友二郎さんからの意見
 はじめまして、河田です。

 わたしからも一つ。ぜひそのまま長編にチャレンジして見てください。
 十中八九完結できないか、酷評を貰うかもしれませんが、
 その分小説の難しさを痛感できるチャンスです。

 失敗せずに書ききったら、それはもうすごい成長になると思います。
 できなくとも、その内に掌編にチャレンジし、
 いつしかは長編も書けるようになると思うのでぜひ長編を。

 また、それを誰かに評価されるのが一番成長できるチャンスですね。
 自分の作品は我が子なので欠点が見えにくいですから、他人の目は大事なのです。

 また、設定をたくさん考えられるといいと思います。
 それに固執すると失敗しますが、設定を考えることで一歩進めるかと。

 では、お手汚し乱文失礼しました。

 ではー。


飛車丸さんからの意見
 もう結論も出たようですので、少しだけ。

 長さにこだわらず、書きたいものを、書きたい時に、書きたいだけ、書いてみてください。
 まだまだ短くしなきゃ、もっと長い方がいいか、そんな下らないことで悩む必要は欠片もないです。
 作品を書き切った時の長さが、あなたとあなたの処女作にとって適切な長さだったんだと、
 結果を見てから判断しちゃいましょう。

 また、作品を書き進めるうちに、悩んだり行き詰ったりすることもあるでしょうけれど、
 そうした時には『失敗しても構わない、むしろ当たり前』
 『俺が趣味でやるんだ、俺の好きにやって何が悪い』と開き直っちゃってください。
 せっかく趣味で書くというのに、無用なプレッシャーに振り回されるのでは本末転倒ですから。

 ちなみに私の場合、処女作は30枚ほどの短編でした。
 ホラーなどにはまっている影響で、読む作品も長編より短編の方が多かったためか、
 自由に書いたらそれくらいの長さになりました。
 掌編などの枚数に収めると描写が物足りなく、
 中長編を書くには題材のスケールが足りなかった、といった感じですね。
 何かの参考になれば幸いです。


マイルドカフェオレ(仮)さんからの意見
 まず原稿用紙3〜5枚。
 1200〜2000字書けるようになれば、適切な技法を使えば300枚くらい書けます。
 たぶん一番良いのは、前にも別スレッドで書きましたが、「まず『書いてみる』生活」。


 ちなみに当方はいきなり300枚程度をやって何十回と挫折した経験があります。

 いきなり長い話を書ける人も確かに居ます。
 ですが、それができないなら、別の方法論を使わんとしゃあない。



わむさんからの意見
 初めまして、わむと申します。
 初心者であるならば、まず掌編ですね。
 手っ取り早くかけるというメリットがあります。

 掌編を書き終えたら次に……と階段をのぼるようにやったほうが良いですね。
 いきなり長編は初心者にはあまりお勧めできません。途中で挫折する可能性が高いです。
 ちなみに私は短編が多いです。


団子屋さんからの意見
 初々しくて良いですね。
 私の経験内で答えておきます。

 小説の定義によって、最初から読者を意識する人もいれば、暇つぶしにだけ書く人もいます。
 結局最初から他人に読んでもらうのを念頭に書くならば、
 掌編とか短編とかで練習した方が良いと思います。
 ラノベ研究所のストーリーの作り方を見て、勉強して、投稿した際に落ち込まない事が味噌です。
 それだけ他人が面白い小説を書くという事は難しい事ですから。

 逆に広範な読者に読まれる事を念頭におかず、
 暇つぶしのために書くのならば最初からどんどん書いていけば良いと思いますよ。


 私が最初書いた小説は二週間で150枚ぐらい一気に書きましたが、
 その当時は文章作法や小説の作り方などは全く知らずに書いてました。
 書き上げてから「これ小説なのか!?」と気付いてしまったくらいです。

 そんなこんなで、個人的には迷わず書け!と言いたいですね。
 
 短編掌編を意識すると字数制限によって悩みながら書かなくてはなりませんし、
 そのストレスが元になって小説が嫌になってしまう人もいます(私もそんな一人)。
 逆にそのストレスを苦に思わない、むしろ気持ちいいと感じる人もいるかもしれませんが、
 鳥飼さんが小説を書きたいと思うなら、文章作法とか関係なしにとにかく書いてみなくては始まりません。
 最初から完成度を気にしてもそれはそれで変な事だと思うので。

 もし一つも作品を書いていないなら”書いてから”小説の長さを考え出した方が良いと思います。
 書いた事のない人が「掌編・短編・長編のどれがいいの?」と聞く事自体愚問なような……。

 ちなみに読者を楽しませる小説を書くのが難しいのは掌編・短編・長編いずれも同じです。
 長編だからと言って特別に難しいとは私は思いません。
 プロの作家は大抵長編ですからねえ(ラノベに関しては)。

 そんなわけで掌編・短編・長編考えずにさっさと書きなさい!以上!



ウラさんからの意見
 鳥飼さん、はじめまして。
 微力ながらアドバイスさせていただきます。

 初心者の方は掌編として『クライマックスシーン』を書いてみたらいかがでしょう?
 しかもこれ、後々中編や長編でも使えるスグレモノ。

 
 今思いましたが、処女作がクライマックスシーンってカッコイクないですか?
 処女作なのにクライマックスって。『おれは最初からクライマックスだぜ!』みたいな。
 それなんてモモタロス? みたいな。
 ……元ネタわからなかったらすみません。


 ちなみに私の場合は処女作が連載モノでした。
 なぜいきなり連載から入ったのか、あの頃の自分の考えが理解不能。
 コツコツと五千文字まで書いたその作品を手違いで滅却してしまい、
 血の涙を流したことは今でも忘れません。思えばあれが初めての挫折。
 ……創作の悩みとかじゃなくてただのドジってところが、ね……。
 でもあそこで完全に冷めていたら今の自分は無かったと思います。

 私からはこんなところです。では、誤って小説をデリートしてしまわないよう祈っています(笑)


久能竜也さんからの意見
 初めまして。久能です。

 読書家である僕の父は、
 「短編(または中編)がしっかり書けなければ長編は書けない」
 と僕が小説を書いているときに口癖のように言っていました。


 また、掌編というのは原稿用紙10枚以下という限りなく短い小説、というのは当たり前ですよね。
 そういった小説は一見簡単そうですが、たった10枚でストーリ性を持たせ、
 キャラクターを生かし、作品を作らなければいけません。
 書き始めのうちではまだ難しいでしょう。
 実際もう6年も小説を書いている僕ですが、掌編など書ける気がしません。

 なので、中編がやはりお勧めだと思います。
 あくまで父の意見と僕の考えですので、参考程度に。

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