第4研究室 創作に関するQ&A 516P | トップへ戻る |
baronさんからの質問
 ネット小説に絵や世界観設定を載せるのは邪道か?
 
 こんにちは、ネット上で小説を書いているbaronと申します。
 実はわたくし、ゲームやアニメなどの「設定資料集」などを集めるのが大好きで、
 自分のサイトでもそれを趣味丸出しで反映させているのですが、
 「ストーリーをちゃんと描かずに、設定資料に頼るのはどうかと思う」とある人から批評をいただきました。

 また、絵を描くことも好きで、登場キャラクターの絵なども描いているのですが、
 何かのアンケートで「例えプロ並みでも挿絵があったりすると萎える」
 という答えが2位を占めていました。ましてや私は、ただの下手の横好きでシロウトです。
 “できたら挿絵も描いてみようかな”と思っていた私にとってはショックでした。
 でも、わからない事ではないんです。作者が勝手にビジュアル化するにはリスクが常につきまとうと。
 それに、絵に頼っていては、文章でストーリーを伝える描写力も、なかなかつかないのでは? 
 と思うのです。

 と、いうような事で、設定資料集やイラストにはほどほどに力を入れるべきで、
 小説の執筆に専念すべきなのか、それとも趣味爆発でやっていいのか、悩み気味です。
 どうしたらいいでしょうか?よかったら、教えて下さい。


●答え●

mi-coさんからの意見

 mi-coです。

 趣味でやっている限りは、趣味爆発でもいいんじゃないかなぁ、と思います。

 もし将来プロ(どちらかわかりませんが)になりたいのだとすれば、
 折角いただいた感想は、大事にしたほうがいいんじゃないかなぁ、と思います。
 baronさんのファンがついている、ということですよね。
 ネットに公開して、見てもらっている人の事を意識しているのであれば、
 それはある意味、プロ意識と同じなのではないかな、とも思います。

 実は私も、設定資料を読むのが大好きだったりしました。
 設定資料というか、裏設定というか、裏話というか。
 その作品は、小説だけでも十分面白いんだけど、その設定資料を読んだ後にもう一回読むと、
 さらに面白さが倍増するんですよね。

 なので、個人的な意見を申しますと、

 小説は小説できちんと物語がわかるようにする。
 設定資料を読まないとわからないような、そんな世界観や登場人物にしない。
 挿絵に関しては、読者を裏切らない形が一番いいかと思います。


 アニメ化やドラマ化がされた作品の、声優や俳優に納得がいかない時って、あるでしょう?
 そんな感じだと思いますよ。
 
 また、絵が上手だったらいいのですが、もしそれが期待を裏切るような出来だったとしたら……。
 確かに、ちょっと萎えるかも。

 
 てか、小説を投稿する前に、最初に挿絵を見せたほうがいいような気がします。
 期待を裏切られる、という事はないですよね。
 期待はされないかもしれませんけど。

 まぁ、趣味なのであれば、人に迷惑をかけない限り、
 他人に文句を言われる筋合いはないとも思うんですけど。
 まぁ、でも、ネットに公開しているんだったら、そうともいえないかもしれない。
 感想に納得がいかなかったら、公開せずに、自分の中だけに収めとくのが一番かなぁ、とも。

 最後にですけど。
 読んでくれている人がいるだけでも嬉しいはず。なのでファンは、大事にしたほうがいいですよ!
 上手く折り合いがついたらいいと願います。

 ではでは、失礼しますね〜。


バルカンぴじょんさんからの意見

 新人賞に応募するつもりがないのなら、好きにしてください、としか。

 ただ、ネット小説を読みに来る人は「小説」を読みに来ているんであって、
 その人達にとってイラストや設定が意味を持つのは小説が面白かった時です。
 小説本体を疎かにしてまでイラストや設定に凝るのは本末転倒かも知れません。

 もちろん個人サイトの内容なんて本人の自由なんで、そんなの関係ねーよ、
 と趣味全開であっても別にいいんですけど。
 「小説」ではなく「設定資料集のパロディー」という方針もありますんでそこはご自由に。

>絵に頼っていては、文章でストーリーを伝える描写力も、なかなかつかないのでは? 

 ええ、つきませんよ(ニヤリ)
 そういう時はイラストに描いた要素を文章に戻す訓練とかが効果的かもしれません。

 で、結論。
 邪道とまでは言わないけど無くても成立するように心がけてほしい、です。


光生さんからの意見

 邪道かどうかで言うなら邪道です。

 しかし、自分がその方が良いと思うならやめるべきではないと思います。
 読者にしてもいろいろいますし、アンケートの結果はあくまでもアンケートです。

 嫌いなやつは見にくんな、ぐらいの強気でいってもかまわないと思います。

 それはともかくbaronさんの場合、世界観の設定が緻密過ぎるので、
 作中だけ表現するのは無理だと思いますよ。それをやってしまうと逆に読みづらくなる気がします。
 絵に関しても、プロ並みとは言えませんが、かなりの物ですし。自信をもってよいと思います。
 全体的にFFっぽいのが気にならなくもないですが。
 とはいってもFFなんてパッケージしか見たことが無いですし、内容も知らないですが。
 良い意見では無くてすいません。そもそも正統派なファンタジーが嫌いなもので。


焔嵐さんからの意見

 焔嵐と申します。

 私も設定資料は好きですよ。サイトの小説は全てそういうのを作っていますし、
 見ようと思えば見られるところに置いてあります。概要ですけどね。
 以前、「とりあえず設定を読んでどんな話か把握する」と言っている人もいましたから、
 公開の有無はどちらが良いか、一概には言えない問題だと思います。

 もちろん、設定資料を読まなきゃ理解できない話なんてのは論外です。
 
 ですが、お楽しみ要素のひとつとして置く分には、
 読む読まないは読者の勝手ですからいいんじゃないかと思います。
 挿絵の方は完全に好みですが……、個人的にはあまり好きではありません。
 スクロールが長くなるので……。

 どちらも個人サイト程度なら自由でしょうけどね。
 趣味爆発、おおいに結構。それで小説のモチベーションが上がるなら執筆にも好影響です。


 ただ、それで小説の執筆がおろそかになっては本末転倒である、
 という事だけ認識しておくべきだと思います。


紅月知花さんからの意見

 こんばんは、紅月です。
 一応サイト拝見してまいりました。

 世界観や登場人物のページが設けられている事についてはなんの問題もありません。
 読みたい人は読むし、小説さえ楽しめればOKな人は見ないだけです。

 が、小説本文中のあの色とりどりのリンクはやめたほうが良いと思います。
 うっとうしくて、本文を読む気が失せました。
 小説ページへの入り口も分かりづらくて、あれでは資料をみせびらかしたいのか、
 小説を読んでもらいたいのかわかりません。

 絵に関しては、デッサンをきちんととれるようになれば、今よりもっとかっこよく描けますよ。
(線画の段階で左右反転してみて歪んでなければ大体OKです)

 ご質問への回答ですが、小説本文中のリンクさえ無くせば、
 今のようなサイト構成でも問題ないと思います。
 ファンタジー系の小説サイトさんでは、
 多かれ少なかれ世界観の設定ページというのは存在してますので、
 次回更新までの合間に立ち寄って楽しめるコンテンツとして、あって良いと思います。

 あ! あと、小説の目次ページ作ってメニュー欄に載せてください。
 毎回トップに戻ってえんえんとスクロールとか勘弁です。

 個人サイトですし、趣味全開で良いですが、
 サイトのレイアウトは、来訪者さんの利便性を考えて構築しましょう。
 では。



まるさんからの意見
 イラストを作者が書いていることには抵抗ないのですが、
 小説本文の合間に挿絵が入るのは正直好きではありません(個人的意見ですみません)。
 
 挿絵があることで、自分の小説を読むペースを崩されるからです。

 ただ個人のページですし、イラスト自体はどんどん描いていいと思います。
 それをイラストページを新たに作り、カットとしてまとめてしまってもよいのではないでしょうか。

 設定資料集はあっていいと思いますよ。
 小説が面白ければ、その世界について詳しく知りたくなりますから。
 ただ、最初に序章をみたとき、人物や名称にリンクがあることに若干引きました。
 このリンク先を見なければ話がわからないのだろうか、と。
 序章を読んだ限りではそんなことはありませんでしたが、ちょっとあからさまな印象を受けました。
 
 そういったオンライン小説を読んだことがなかったため、
 ただ抵抗感を感じているだけかもしれませんね、すみません。
 もしそのリンクをつける予定で本文を書いているのであれば、それはやめた方がいいでしょう。
 ご自身で言っているとおり、描写力が衰えてしまうと思います。

 相談内容とは関係ありませんが、気になったことをひとつ。
 ページTOPのリンクに、「小説」、またはそれに該当するものがないことにかなり驚きました。

 せめてページ内リンクで一気に小説目次に繋げることをお勧めします。

 サイトのデザインも凝っていてすごいと感じましたが、
 最初本文はないのかとサイトを閉じてしまいそうになりましたので。

 長々と失礼しました。


きりんげさんからの意見
 こんにちは、きりんげと申します。

 小説本体とイラストと設定資料の話が出たので、かなり自分が気になる内容でした。
 ここに個人的意見を述べさせていただきます。

 シナリオ・グラフィック・コンセプト。
 これらの要素が用意されるなら、お互いがキチンと関連を保っていることは基本ですが、
 それぞれを単体で取り出しても、完全な作品として不足無き完成を見ていることも重要です。


 どれもおろそかにしてはいけませんし、一方が一方に依存してても作品は一人前になれません。
 また、相互の不自然さや品質の差が出てもいけません。
 どれも単体で十分に楽しめ、相合わせれれば更に面白いものである必要があります。

 総合も、個別も、両方を大事と見て下さい。

 1つ1つが、繋がりを持ちつつ抜きんじ合うのは良いことですが、
 害し合い悪影響を及ぼし合うのであれば、洗練が足りず、
 かつ情報量の少ないほうを削るべきだと思います。
 それらの最終的な判断は、創作者の感覚に委ねられますが。

―――――――――――――――――――――――――
 回答は以上です。
 そして、ここからちょっと質問と関係の無い話になります。
 流してしまっても構いません。

 他の皆様の回答を読んでから、少し状況を予測して実験を行いました。
 私がbaronさんのHPにアクセスして、どのくらいで小説本体の冒頭に辿り着けるかを試しました。
 結果、およそ以下のような行動を私はしました。

 サイトにアクセス。
 中央の「大きいタイトル画像」をクリック。反応なし。
 「エピソード2」の文字に気づき、「エピソード1」を画面内に探す。
 「いらっしゃいませ〜」の紹介文の水色の小文字「ガルフォースサーガ」をクリック。反応なし。
 サイドバーが無いのかと考え、上部メニューの「トップ」をクリック。
 URLの変化を確認。画面はアクセス当初と同じ状態と判断。
 「左上の小タイトル画像」をクリック。反応無し。
 ブラウザの戻るをクリック。
 アクセス当初の状態であることを確認。
 上部メニューの「登場人物」をクリック。
 下までスクロール。スクロールを戻す。
 上部メニューの「世界観設定」をクリック。
 暫く地図の中でリンクを探す。
 ブラウザの戻るを2回クリック。
 最初の画面を下にスクロール。
 「【現代編】序章〜11章」と「【未来編】12章〜」の文字を確認。
 「序章 プロローグ」の文字を発見。
 「エピソード2」か「エピソード1」の表記が見つからず。
 「序章 プロローグ」を「エピソード2の序章」と判断。
 「過去の更新履歴〜」のリンクをクリック。
 下までスクロール。
 ブラウザの戻るをクリック。
 「【現代編】序章〜11章」をクリック。反応なし。
 「【未来編】12章〜」をクリック。
 「【現代編】序章〜11章」をクリック。
 「【未来編】12章〜」と「【現代編】序章〜11章」の切り替えを2回。
 「序章 プロローグ」をクリック。
 水色の小文字「トップ」をクリック。
 ブラウザの戻るをクリック。
 「ゴルベリアス・イレード」をクリック。
 ブラウザの戻るをクリック。
 「序章 プロローグ」を普通に読み始める。


 若干、意識して確認的に行動しましたが、
 本編を見る前に多少の事前情報を得てしまったような感じになりました。
 また経過として、私が小説本体を読み始めるのには、「約66秒」ほどがかかりました。
 世に言われる、リピーター獲得に関わる「3秒の法則」を鵜呑みにすると、かなり厳しい時間に思えます。

 やはり私も、上部メニューに「物語・ストーリー・本編」といった項目が欲しかった、
 という感想になりましたが、その辺りの調整は、
 baronさんと共運営者のnickyさんの判断にお任せしたいところです。
 もちろん、参考にされなくてもいいです。

―――――――――――――――――――――――――
 他の点も書きます。

 小説中の固有名詞への各リンクですが、自分としては便利でした。(記憶力無いので)
 往年の海外小説で、カバー袖に登場人物の省紹介が載っている文庫本を連想しました。

 ただ少し残念だったのは、
 「第15章」にある【廃都】の画像と、「第19章」の【王都】の画像と、
 「第24章」の回転式拳銃の画像、同じく「第24章」のプラニングマップ2枚のリンク先が、
 TOP中央にもあったランキング系サイトとなっていた事でした。

 それと「第11章」の左上と左下の「戻る←」2つが「第10章」へとリンクされておりませんでした。

 あと気になったのは、タイトルの意味が不明瞭というのもあります。
 こちらは深く考えなくていいのかもしれませんが、某「女性の戦隊」を連想しまして…。

 他にあえて言えば、
 「登場人物」にある、「ミュッセ(現在)」と「ネヴァン(現在)」の「(現在)」の部分でしょうか。
 この2人には現状、「(未来)」の項目がありません。
 「ミュッセ」はともかく「ネヴァン」のほうは、若干リードが効き過ぎている感がありました。
 (関係ないですが「ミュッセ(未来)」はすごく見てみたいです…、もうすぐですよね)

 目立った注意点は、私が気付けた分では以上です。


飛車丸さんからの意見
 設定資料に関しては、小説本文の単語がカラフルすぎて若干うざいです。
 設定資料集があるのは構いませんが、本文を素直に読めないような形で介入してくると、
 無い方がいいと思われそうですね。

 絵の方は、扉絵やサイトトップなら受け入れられますが、本文中の挿絵は素直にやめておくのが吉です。
 特にシリアスな内容・文体であればなおさら。
 市販の小説には書かれてるのに、と思うかもしれませんが、
 このあたりは縦書きと横書きの違いもありますから。

 まあでも、小説本文と別ページで趣味全開させるなら、別にいいと思いますよ。
 適当に注意書きでも付けておけば、よほどの人気ページにならない限りは変なのもわきませんし。

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