第4研究室 創作に関するQ&A 517P | トップへ戻る |
hanabiさんからの質問
 批評を受けて新人賞応募作の自信がなくなってしまったら?
 
 私は最近、書き始めたばかりの初心者なんですが、この間、
 応募用に3ヶ月かけてやっと8割方完成させた作品を知り合いに見せたんですが、
 滅茶苦茶に批判を受けました。
 指摘された後に読み直してみると、どうしようもないほどの駄作に見えてきました。
 自分に力がないせいもあって、手直しをすればするほど、醜くなっているような気がしてします。
 ホントにイライラして、その文章を見る気すら失せてしまいました。
 かと言って3ヶ月の苦労を無駄にするのは悔しいし、
 目標である賞へも一応、応募だけでもしたいので、苦しみながらもがいています。

 こういう気持ちになることが皆さんもありますか?
 また、どうやってこういう状況を打破しますか?


●答え●

龍架さんからの意見

 貴方は戦場にいるとします。貴方は……そうですね、小隊の指揮官であるとしましょう。
 さて、貴方の考えた作戦が失敗しました。兵の多くが無駄死にしました。
 
 貴方は「死んだ兵士たちが浮かばれない、作戦を続行する!」と強行しますか?
 それとも、「新たな作戦を考えて撤退する」と潔く一時の敗北を認められますか?
 つまりは、そういう事なんです。


 この場合、「失敗した作戦」は「貴方の今の作品」。「死んだ兵達」は「貴方がかけた3ヶ月という期間」。
 「新たな作戦」とは「新しい作品」です。

 携帯から雑文、失礼しました。執筆、頑張ってください。


REDさんからの意見
 hanabiさん、こんばんわ。

 きにしな〜い、気にしない。
 誰でも通る道ですよ。

 いきなり書いた作品が大絶賛、感涙の嵐、ベタボメなんてものだったら天才です、神です。

 むしろ自分の書いたものが駄作に見えるなら、すでに成長した証しじゃないですか。
 書いた当時より、見る目も実力も上がったのでなければ、駄作と思うことすらできないでしょう?

 こんなときは、手直しでなく最初から書き直すとよいですよ。
 もともと書いていたものは詳細なプロットだと思って、新規に書き上げる。
 このほうが手直しよりずっと質が向上します。
 時間も前回よりかからないはずです。挑戦してみてはいかがでしょう。


アリスさんからの意見
 こんばんは、アリスと申します。

 イライラしてしまう気持ち、よく分かります。
 人間ですもの、批判されれば少なからずショックは受けるものです。
 ですが、小説を書くということは、それも受け止めなければならないことだと思います。
 世の中、良いことばかりではありませんからねw;
 
 書き始めたばかりなら、メチャクチャに批判されるのも当然ですよ。
 最初から上手く小説を書ける人なんて、ほとんどいないのですからw;

 
 というか、最初から厳しい批評を貰っておいた方が後々自分の為になりますよ。
 私は中学の時甘々な感想ばかり貰っていた為に、
 初めて公募からの評価シートを読んだ時かなりヘコみました; 
 有頂天になっていたあの頃の私にとっては、現実を突きつけられるような評価だったんです;

 でも、その評価には凄く感謝しています。
 貰った当時は、私もhanabiさんのように自分の作品を読むのも嫌になっていましたが、
 時間が経ってから読んだら赤面になるような作品で; そりゃ、厳しい評価も貰うわけです;
 
 それでも小説を書き続けていられるのは……好きだから、でしょうか。
 物語を作って、それを文章にするのが好きなのです。
 人間って、好きなものには没頭できるって言うじゃないですかw 
 私の場合は、執筆がそうだったということなんだと思います。

 とりあえず、酷評を貰う覚悟があるなら、小説を上手く書けるようになりたいと思うなら、
 応募してみることをオススメします。
 出来れば、評価シートを送ってくれるところが良いですね。


 プロの意見が聞けるので、今後の糧になると思います。

 私からは以上です。それでは、この辺りで失礼します。


まいちんさんからの意見
 こんばんはhanabiさん。まいちんです。

> こういう気持ちになることが皆さんもありますか?
 もちろん。
 最近はゆる〜く書いているだけなので、激しく感情が揺れることはそうありませんが、
 熱く書いていた頃には何度もありましたよ。
 出来の悪さに混乱して煮詰まったことだけでなく、本当に悔しくて泣いたり、
 この作品さえ望むように書けたら死んでもいいと思い詰めたり、色々と。

> また、どうやってこういう状況を打破しますか?
 直せば直すほどわけがわからなくなることなんてよくありますから、
 いったん知り合いに見せた時点(=手直しをする前の時点)まで戻して、
 そこから最低限のケアレスミス(文法や変換のミス)だけ直してとりあえず完成とします。

 キツい言い方に聞こえるかもしれませんが、直せば直すほどドツボにはまるというのは、
 作品を「どう」よくするべきかが自分自身見えていないまま闇雲にいじくっている状態なので、
 直そうとすればするほど作品の流れをぶった切って滅茶苦茶にしてしまう(=改悪)ことの方が多いです。

 公募も、締切が迫っていればそのままの状態で出してしまいます。
 もし締切が迫っていなければ、しばらくその作品を放置して忘れた頃に見直してみて、
 すんなり直せそうなら直すし、また泥沼にはまるようなら直さないで出してしまいます。
 適切な直しができるほど自分の作品に対して冷静になれないのも、実力のうちですから、仕方ないです。

 大丈夫、一作書き上げたのだから、今の作品を応募してからしばらく頭を冷やして次を書けば、
 今よりもいい作品が書けますよ。

 以上、参考になれば幸いです。頑張ってくださいね。


アーさんからの意見
 初めまして、アーさんと言う者です。
 早速ですが……。

 ものすごーーーーーーーーーく、共感できます。
 私もこのサイト様を利用させて頂いて、
 「自信ある!」といった作品でも、酷評を頂きまして、精神的に満身創痍――なんて事がありました。
 でもやっぱり、これが経験なんだと次のために頑張る気分になれます。

 応募の話については、私ごときが言えた事では無いので置いておきます。

 それでは。


龍閃さんからの意見
 初めまして、hanabiさん。

 その気持ちはわかります。やっぱり皆さん通る道だと思いますよ。
 他人に見せる前に、書いている自分が「つまらないなー」と思って、
 書く気が失せる事も珍しくありませんでした。
 私の場合、無理矢理でも完成させます。明らかに話が途中でも強引に終わりにする事もありましたね。
 というか、最初はそういう風に切り上げる事がほとんどだったと思います。

 それでも、一応でも無理矢理でも完成させられた作品は、後から読み直す時の印象が随分違います。
 一応完結物として読み直せますからね。

 もちろん、拙くて面白くないのですが、それでも一文でも一行でも一語でも、
 「これは良い」といえる点が見つかりますから、読み直しやすいというのはメリットだと思います。

 なので、私としては書ききる事をお勧めします。やっぱり得るモノがありましたから。
 特に書き始めたばかりなら、書ききるだけでもきついですからね。

 状況打破の方法の一つは、先に述べたとおり、強引でも終わらせる事ですね。
 文章も明らかにヘロヘロ、シナリオも明らかに途中、それでも終わらせてしまいます。
 気力を振り絞って一段落書き終える度に休憩を取ったり、
 逆に音楽を聞いてわざと集中しないようにしながら書き上げます。

 もう一つは、自分が好きで好きで感動してたまらない作品を一度読む事ですね。

 そうすると、気力というか「書きたくてたまらない」精神状況になる事があります。
 ただし、この場合は、既存作を捨てて新しい作品に取り掛かってしまう可能性も低くないです。
 諸刃ですね。

 それとは別に応募については、こちらもやはり、応募してみる事をお勧めします。
 これからも応募をし続けるんだ、というのであれば、
 そのための諸々の手続きを知るためにも試してみるべきだと思います。
 結構大変ですしね、この作業も…。
 あ、ただインク代が結構かかったりします……。

 私が思ったのはこれくらいでしょうか。それでは、失礼します。


TOMさんからの意見
 どうもTOMと申します。

 自分なんかは、書き始めからそんな調子ですよ。
 三歩進んで二歩進めば良いぐらいで、おかげで執筆ペースは致命的です。


 自分としては四苦八苦しながらも完成させることをお勧めします。
 hanabiさんが改善しようと思って手直しをしているのなら、
 きっとその時々の hanabiさんの思う最善の形になっているのだと思います。
 読んでいない自分には、余り無責任なことは言いかねますが、
 友人に批判を受ける前より、作品は面白くなっている筈です。

 根気よく書き始めた頃の気持ちを思い出して完成をさせてみてください。
 ただし、『三ヶ月の苦労が無駄になる』よりも
 『作品をより面白くしたい』と思ってやった方が良いように思います。
 
 応募の面でも書き上げた方がいいでしょう。
 今後の経験にもなるでしょうし、その結果は客観的な指標になると思います。

 少しでも参考になれば幸いです。


獄兎ロクさんからの意見
 私は物事のはじめと結果は直線で結ばれてはいないと考えます。

 この場合はじめはhanabiさんが書き始めようと思い立つこと、
 結果はhanabiさんが自分で満足のいく作品を完成させられること。
 として。

 この二つの間には挫折や失敗その他が溢れています。
 “思い立つ→満足な完成”
 なんて直線距離は通れない訳です。
 
 つまり失敗も道のり。チェックポイントみたいなものです。
 転ばずに自転車の補助輪を外せないのと同義です。



 と、私はこんな考えの持ち主なので失敗を深く受け止めません。
 拾えるもの拾ってまた失敗しに行きます。

 “こういう気持ちになることがありますか?”
 ザラです。
 でも時間がかかっても立ち直れます。


飛車丸さんからの意見
 はっきり言っておきますが、自分が駄作と思っている作品を賞に送ることは、
 苦労に報いることではありませんよ。


カワードさんからの意見
 カワードです。
 気持ち分かりますよ。
 でも、どうしても駄目だと思うなら、書くのを断念するのも一つの道です。
 ただ、完成させられなかったとしても、それは決して無駄だとは思いません。
 嫌味に聞こえるかもしれませんが、その作品では駄目だという事を知る事が出来た訳ですからね。
 私も完成させられずに放置してる作品なんて、沢山あります。
 でも、それらを改めて見直すと、何が駄目なのかだんだん分かってきました。

 失敗から学ぶ事も多いはずです。すべてが無駄になる訳ではないのです。私はそう思います。

 私はこんな感じです。でわでわ。


王子さんからの意見
 どうも、王子です。

 やばい、スニーカーの締め切りがああああああああああ!


 さて、どうやら悩んでいるようなので。

 自分の文章が駄作に見えてしまうのは誰もが通る道です。
 私も一年ほど前までは自分の文章を見直すのが嫌で、
 ほとんど推敲すらままならなかったのを思い出します。

 しかし、あなたには優しい友人がいます。
 もし、友人があなたの作品を見て、
 「すごいなおまえ、天才だよ」
 と言ったとします。あなたは有頂天になり、小躍りしながら賞に出して1次オチ。
 自分では問題点も発見できずに今までの苦労がすべて無になります。

 逆に、今回ぼろくそ言ってくれた友人のおかげで、あなたは自分の問題点を発見することができます。

 きっと友人は、
(今回はまだまだだけど、次に期待してるぞ)←想像
 という気持ちで、批判したのでしょう。

 あなたも分かるかと思いますが、知り合いに対し、批判的な言葉を言うのは胸が痛みます。
 しかし、それでも批判してくれた友人に感謝をするべきでしょう。小説の道は一日にしてならず。
 一朝一夕に完璧な文章なんて書けるはずがありません。
 他の方の言うとおり、三歩進んで二歩戻っても、結果的に一歩進んでいればいい方です。
 地道にがんばりましょう。


 話題は変わって、今回の作品について。

1、送る。
2、一部書き直して送る。
3、すべて書き直す。
4、闇に葬る。

 が考えられます。しかし、あなた自身が駄作だと思っているなら、1はやめましょう。
 賞には最高の一作を送ればいいんです。
 自分がダメだと思っているものを送っても、編集さんの仕事を増やすだけです。

 では、2はどうでしょうか。あなた自身、手直しすると酷くなると言っているので、これもどうかと思います。

 では、3は? 設定が気に入っているのであれば、これを選んでください。
 一度書いたものを書き直してみると、一回目には気づかなかった細かいところが見えてきます。
 つまり、前よりもいいものが書けます。

 4はすべてなかったことに。ゼロからの再チャレンジです。賞は次回に持ち越しですね。
 今回分かった反省点をふまえて、設定から作り直してください。


 ここまで長々と書きましたが、最終的にはあなたが決めることです。
 私の言葉は参考程度に。後悔しない選択を。

 では。


きりんげさんからの意見
 仕事が忙しい…。
 ROM専に戻るときが来たようです。きりんげです。

 以下、回答です。
―――――――――――――――――――――――――

 作品をたった1人の人間に見せたのなら、その批評や批判は一個人の意見です。
 その段階で創作活動に大きな揺さぶりを喰らってはいけません。


 人の意見を上手に自分へと取り入れたいのなら、
 もっと大勢の人間に作品を見せ、総合的な評価を見なければ、
 本当の道は見えてきません。


 書いた作品の否定は、自分がやらなくても他人がやってくれます。
 1人の頭脳で物事を考えるのは損です。創作には大勢の頭脳を使うべきです。

 そういったズルを覚えて、楽天的に構えたほうがいいと思います。


 できれば作品を人に読ませるなら、見合った対価を払わせるのが理想的です。

 ただし、書き手がそういった立場にいなくとも、読み手は時間という代金を払わされています。
 作品を読んでくれた人には感謝を忘れてはいけません。
 がしかし反面、失念してはならないことがあります。

 何かを書くということは、いずれ作品を人に読ませて、その誰かの人生の時間を奪うことになります。
 あらゆる創作物は、時間泥棒を当然として行う犯罪者です。

 なので本来的に、
 時間を奪われた人間は、作品に理由なく文句をぶつけられる権利を持ちます。


 読み手の権利を脅威に感じるなら、
 書きたくて書いた作者に対する、読みたくて読んでくれる読者を探しましょう。
 これは別に悪いことでも何でもありません。


 ロハで作品を提供することは、人に無理矢理ものを読ませる行為に近いです。
 自動販売機のボタンが押し放題のようなものです。
 押したくなる心理を湧かせる割に、大きな期待もされず、特定の人間だけが利用しまくります。
 缶が出なくなれば忘れ去られ、誰にも非難もされず、この世からあっさりと消されます。

 もしこういった作品が、誰にも見せないことを前提に作られていたら、
 それは文化に対する冒涜となり、この宇宙における存在活動上の罪が生じます。

 そうでなくとも作品を創ることは、いつか他人の時間を必ず奪う、犯罪同然の行為です。
 なので、読者への感謝の気持ちは有してても、盗人猛々しく卑下の精神を抱くのはタブーです。

 批評や批判を本当に自分のものにしたいなら、
 それこそ大量の人間に作品を読ませなければなりませんが、
 読み手と書き手の比率が極端に多対少となると、書き手の立場が弱くなります。
 そうなれば、読み手が自ずから作品を選んだという手形の為に、
 時間以外の対価も払わせなければならなくなります。

 これは、殆どお互いの義務です。


 はっきり言って。
 書きまくって、読ませまくって、批判されまくって、聞き込みまくれば、
 誰もが、やがては一流の物書きになれます。

 ただ、これは非常に非経済的なやりかたです。
 この世界はそんなに余裕に満ち溢れてはいないようです。
 小説を書くことは多くの人間に出来ますが、
 作家が生まれるかどうかは、世の経済力と需要とに左右されているのかもしれません。

 作品がまだ余計な対価を要求できる位置になくても、
 とにかく評価が欲しいのであれば、
 やはり、批評や批判を仕事とする人種に読ませるべきでしょう。

 賞への応募に集中することになるわけです。
 これはごく自然な流れだと感じますので、是非それを目指すべきだと思います。
 問題は現在の気持ちですか。


 書き手と読み手の作品を巡る裁量行為の踰越は、精神論では越えられません。
 原因となる作品が、ただの物質であり人間への配慮を持たないからです。
 評価を気にしなくても、作品は厳然とあるわけですから。

 気になってる状態を、無理に気にしないように振舞うのは、精神衛生上よくありません。
 どういう感じに気になったか、整理し記録し、それを報告できる人間を沢山持ちましょう。
 1人で解決する無謀を行わないのは、作家への素養です。
 作品を多くの人に見せることと同じくらい、多くの相談できる人を持つことは重要です。

 思いがけない意見により悲壮な気分になるのは、人間だから当然です。
 気にしないようにする。作品と距離を置く。悩み続ける。
 そんな個人に出来る努力は、創作の為であれば、とても素晴らしいことです。
 しかし行為だけを言葉に並べて、実際にどうすればいいのか解るのなら、苦労はしないでしょう。

 hanabiさんが落ち込んだ状態から脱出しようとするのは、
 作品の為、意欲の為、目標の為、努力の為、成長の為、なのかもしれませんが、
 本当に打撃を受けているのは、もっと深い根本的な部分です。


 今回の質問の場合、賞や小説自体は本筋ではありません。
 創作の悩みではなく、創作する本人が悩みになっています。

 作品の出来や、改稿の苦労、今の技術に苦悩を重ねても、
 それらは悩みの解決には結びつきません。あくまでも間接的な要因でしかありません。

 こういった悩みは個人の内部からのみ発生するものではありません。
 他人から与えられた評価。創作によって獲得した作者という身分。作品という自分の分身。新しい自己。
 これらが見せた否定的な一面を、一時的に自分の大部分と思い込んでいる事に原因があります。

 本当はそれが貴方の全てではありません。
 小説を書く自分。それ以外の多様な自分も、実際は全く失われず混在しています。

 作品と他人との繋がり、いわゆる評価によって自分を染め抜くのは危険です。
 批評や批判のない話題を求めること、自分が抱いている評価を言うこと、執筆中の苦労話、感想の感想。
 こういった話もいいですが、小説を書くことと全く関係の無い交流や、執筆以外の世界、
 自分のあり方を問える生活も、心の中に入れておくのがいいと思います。

 そのそばで小説は書かれていきます。
 作品が全ての中心となるのは、書いているときだけで十分です。


 最後に、完全に客観的な評価というものは、どうやら存在しないようです。
 どんな判断にも、良し悪し、好き嫌い、欲求と不満、などが含まれます。

 作品を透過してやってくる人格権の侵害もなくなりません。
 人間は人格を有しますが、作品には本当の人格が無いからです。

 これらの問題が解決されるのは、人間が全能になった時です。
 そんな日が来れば、あらゆる文化は意味の無いものになります。

 悲壮感は打破しなくて構いません。
 個人的にはむしろ、創作において必要な感覚だと思っております。
 私もダメになる時がありますが、特に克服しません。〆切を守るだけです。
 上がりさえすればどうとでもなるので、気にしてても気にする必要がないのです。
 そんな感じのペラ人生です。

―――――――――――――――――――――――――
 以上でした。

 何もかも自分に向かって書いてるみたいになりました。
 他人に頼って仕事するようになったのはつい最近です。
 それまでは、シナリオを書くことは摂理でした。
 ですが違いました。それだといつしか人間枯れてしまうのです。

 と長文失礼いたしました。


みやびさんからの意見
 私が普段利用している心理学の携帯サイトで、タイムリーに似たようなQ&Aが載っていました。
 漫画家を目指している20代女の悩みです。
 あなたの参考になりそうな気がするので、対象をあなたに変え、言葉を違うものに変えて書いてみます。
(丸写しは著作権違反になりそうなので)。
 
>指摘された後に読み直してみると、どうしようもないほどの駄作に見えてきました。
 自分に力がないせいもあって、手直しをすればするほど、醜くなっているような気がしてします。
 ホントにイライラして、その文章を見る気すら失せてしまいました。


 あなたは今、『失敗回避動機』が高まっているのかも知れません。
 『失敗回避動機』とは、失敗を恐れその回避を最優先しようとする心理の事です。
 人間の心は『失敗したくない』という心理が強くなりすぎると、
 『失敗したくないから挑戦しない』という本末転倒な気持ちになることがあるのです。

 あなたはいかがでしょうか、そのような感覚に覚えはありませんか?
 才能というものが大きなウェイトを占める分野では、
 『自分に才能がなかったら』という恐怖感がどうしても付きまとうものです。
 失敗を恐れすぎるあまり、最善を尽くす努力が出来なくなってしまうのです。
  
 けれど努力しなければ才能は開花しませんし、才能が無くても努力でそれを補う事はできます。
 まずは今書いている作品を完成させる事をお勧めします。


 『こんな作品を仕上げても無意味なのでは』
 そう思うかもしれません。
 実際、初めから100点満点の作品が作れるはずも無いのです。それが当たり前です。
 
 ご自身で小説を書くくらいですから、今まで数々の名作・良作を読み、楽しんできた事と思います。
 そういう優れた作品と自分の作品を比較するわけですから、
 あなた自身の作品に満足がいかないのは無理のないことと思いませんか?
 『うまく書けなくても当たり前なのだ』
 そう思うことで失敗回避動機は弱まります。
 余計な圧迫感が消える事によって、結果的にあなたは創作に集中できるようになり、
 より良い作品が作れるようになるはずです。

 失敗回避動機が最も強化されるのは、『できるかどうか分からない時』です。
 まずは出来なくて当然と考え、気楽に考えましょう。
 そしてとにかく今書いている作品を締め切り前までに完成させてしまう事です。


 「失敗したくない」「諦めたくない」
 という否定的な言葉ではなく、
 「成功したい」「小説家になりたい」
 などと肯定的な言葉を使うようにしたほうが、自己効力感(自信・やる気の源)を高める事になります。


 以上、何らかの助けになれば幸いです。
 

入江九夜鳥さんからの意見
 はじめまして、ラ研新参者の入江九夜鳥と申します。

 hanabiさんの感情や葛藤、苦悩はここに参加している方、
 皆様が多かれ少なかれ経験していらっしゃることだと思いますが。

 今とりかかっている作品を書き上げようと書き上げまいと、
 次の作品であなたは同じ苦しみを味わうでしょう。
 
 産みの苦しみ、ですからね。
 きっとプロになっても続くんじゃないですか?



 僕としては、応募するしないはさておき、
 作品は完成させるべきであると思います。
 完成させなければ応募するかどうかすら選べないし、エンドマークの付いていない作品は、
 どこに持っていっても作品として評価されないからです。


 そしてまた、最近になってわかったことですが――

 完成させないことには得られないものが確かに存在するのです。
 たとえるならば、RPGでザコ敵狩りまくってレベルアップするかの如く。


 人間の成長は、時に階段のような形をしています。
 一つの段でもがいてもがいてもがきまくって、
 経験値を積んでようやくレベルアップ――

 そして初めてそこでHPやMP、攻撃力がアップする。
 そういうものです。
 スポーツでも、試合に勝ったとたんに、貫禄が出たり動きが良くなったりする人っているでしょう。
 それは自信がついたり、成功の経験として体が動きを覚えたりするからなんですよ。
 失敗は成功の母ですが、成功は成長の父なのです。


 だから、まずは作品を書き上げるところから始めてください。
 でないと――ここの鍛錬場に送ることすら、できないではないですか。

 それでは。


MIDOさんからの意見
 こんにちは、MIDOです。

 応募用、ということは長編作品でしょうか。最近書き始めたばかりで八割も完成させた、
 ということにまず脱帽です。なかなかできることではないと思いますよ。
 わたしなんか処女作をいったい何回投げたかわからないほど。
 あげく規定枚数何百枚もオーバーして、習作にもならない駄作として保存することに相成りました。

 それはともかく。
 ばっさり言ってしまいますが、書き始めたばかりの作品を褒められたらそっちのほうが恐ろしいです。
 もし褒められたのならそれはあなたの作品をしっかり読んでいないか、
 あなたの気持ちを慮ってあえて酷評を避けたかのどちらか。
 
 むしろめちゃくちゃに言われたというのは正しい批評を受けたと捉えたほうがいいです。

 それならそれで落ち込む、と思うでしょうが、どんな作品だって読む人が違えば感想は十人十色。
 素晴らしいプロ作品にだって、ファンがいるぶんアンチもいる、という具合で、
 そういう意味ではむしろプロのほうが酷評を受けることが多いのでは、と思いますね。
 もしプロを目指されているというなら、今のうちに酷評になれておこうww 
 と開き直ってポジティブ回線を開くのもアリです。
 それでなくても、酷評されたところは次回から直せばいいだけで、自分に才能がないのかな、
 とか考える必要はありません。
 考えるだけ損ですから、才能の有無など。
 書き続けたらいずれ上手くなるのですから。

 という感じで、わたしは執筆七年目になりますが、未だめちゃくちゃな批判を受けることはしばしば。
 支離滅裂な感想はありませんが、「一行目を読んでそれ以降を読む気がしなくなった」
 という批評はあります。七年目にしてそれなんですから、今からくよくよしていては身が持ちません(笑)

 そういうときはさすがに「七年も書いていて上達しねぇのか……」とブルーになります。
 が、だったらその批評を糧として、さらなる躍進を目指せばいいだけの話。
 反省はしても作品を書いたことを後悔するのはナンセンス。
 書いたぶんだけ絶対成長しているところはあるハズなんですから!
 まして他人から評価を受け、そこを改善しようとしたのならなおさら成長はあるはずです。
 何事も一朝一夕では進歩しません。
 同じように執筆においても、この先何年何十年と、
 確実に歩んでいくことを視野に入れて努力したほうがいいです。


 章への応募も、せっかく書いたのだから、断念せずチャレンジしてみるべきです。
 八割書いたのなら頑張って書き上げてください。
 駄作に見えてもそれはあなたの努力の結晶。無に還すなんて悲しすぎますから。

 コメントは以上です。


クマ太郎さんからの意見
 またコメントさせていただきます。クマ太郎です。
 なんか、自信がなくなったとおっしゃってますね。
 では、ここでhanabiさんが元気になる魔法をかけてさしあげます。
 ハリーポッターの作者のことをご存知でしょうか。

 彼女は、最初に原稿を持っていった出版社に、くそみそにけなされたそうです。
 それでもめげずにほかのところに持っていったら、書籍化され世界的なヒットを飛ばしました。


 小説なんてものは食べ物と同じで、個人の好き嫌いが如実に現れますから。
 どんないい作品も、嫌いな人もいれば好きな人もいるんです。
 だから、めげない。めげない。ね?
 
 そんなことより、小説を書くことへの情熱を忘れないで下さい。

 どんなにけなされても、書くことが大好きでいてください。
 あなたが生み出したキャラクターと、語り合うことの楽しみを知ってください。
 あなたが生み出した世界観を書いていくことに、たまらないほどの興奮を味わってください。
 これ、抽象的なことかもしれませんが、実は大事なことなんですよ。
 だって、作家ってね、白い原稿用紙に文字を埋めていくのが仕事じゃないですか。
 好きじゃなきゃ、やってけないでしょ?
 
 けなされても、けなされても、書くことか好きで好きでたまらないと勤まらないんです よ。
 書きたいことがありすぎて、苦しいぐらいに好きじゃないとなれない職業なんです よ。
 そうは思われませんか?
 ひとりの人間にけなされたぐらいで、立ち止まったらもったいないです。
 あなたが本当に小説を書くことを愛していらっしゃるのなら!
 だから元気出して。がんばってくださいね

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