第4研究室 創作に関するQ&A 537P | トップへ戻る |
紅連さんからの質問 2009年12月14日
 酷評を貰って作家になる自信を失いました
 
 題名の通りです。
 こんにちは。紅連と申します。

 私は今作家になりたくて、某小説コミュニティにある二次創作板で小説を書いています。
 この前その小説コミュニティにある評価板である方に評価を依頼しました。
 すると結果は最悪でした。
 その方の評価のしかたはランク形式でSからCまでの四段階でしてくださり、
 良いところと悪いところを教えて頂けます。   

 ちなみに自分の評価は最低ランクのCでした。
 もうほぼスランプ状態です。
 ある方にご指摘頂いたところは修正し、他にもおかしい所は無いか探しあったら修正します。
 キャラもツンデレな主人公なのが悪かったのかと思います。

 でも今の私が作家になるべきなのか分からなくなってきました……自分を自分で呪いたくなりました。    

●答え●

かおるさんからの意見
 だいじょうぶ、だいじょうぶ。
 失敗作を作ってしまうことくらい、誰にでもありますよ。
 エジソン博士も電球を作るのに1万回失敗したそうです。
 しかも彼は晩年、霊界通信機なる怪しげな装置を開発しようとして、見事に挫折していました。
 この偉大な発明家が何をトチ狂ったのかと、後に冷笑の種になっていますが、

 天才だってあたり前に失敗を繰り返すのです。

 最初から完ぺきである必要など、どこにもありません。
 失敗は当たり前だと、ちょっと気楽に構えて、次の作品に挑戦してみはいかがでしょうか?


火野竜児さんからの意見
 こんにちは。

 紅蓮さんは浅田次郎という作家をご存じでしょうか?
 あまり人には言えない経歴を持つ浅田氏ですが、

 どんな状態であろうと原稿用紙に向かわなかった日はなかったと言います。
 ずっと座り続けてきたために、畳には尻の跡がついてしまったとも。


 もしあなたが浅田次郎氏よりも努力していると自負するならば、いくらでも呪ってください。
 でもそうでなければ、それはただの怠慢にしか過ぎないと思います。

 と言いますか、なぜそこまで小説家という職業を低く見てしまうのでしょうか?

 一年や二年必死に努力してなれるぐらいなら、誰だってプロになっていますよ。

 正直、浅田氏がやってきた努力を仮にこのサイトの人が同じようにやったとしたら、
 程度の差はありますが、間違いなく全員プロの作家になれると思います。

 諦めないこと、へこたれないこと。
 それが何かを成すための最大の「才能」であると私は信じています。


 ではでは。


かおるさんからの意見
 どうも、ひすいと申します。

 じゃあ、やめましょうか。小説家になんてなるの。
 ……唐突に申し訳ありません。しかし、そういうことなのです。
 多くの人に読んでもらってそれらすべてから悪評価をもらった場合、
 それは完全に自分の力不足のせいです。
 それぞれの感想を真摯に受け止め、自分の作品の改善に努めるべきです。

 しかし、ひとりの評価しかもらっていなくてそれがたまたま悪評価だった。
 たったそれだけのことでそんなに落ち込んでいるようなら、
 正直これから先の道を進んでいけるとは思えません。

 人には好き嫌いがあります。
 当然その方の酷評はあなたの力不足からくるものもあるかと思いますが、
 同時にその方の好みに合わなかったという理由からくることもあるのです。
 それらすべてを「作品が悪かったから」と一蹴してしまうのは大きな間違いです。

 紅連さんは悪い部分のひとつにツンデレの主人公を挙げてらっしゃいますが、
 ではツンデレの主人公のどこが悪いのでしょうか?
 主人公がツンデレであることが必ずしも悪いわけではありません。
 
 むしろ、人物においてはそんな設定自体より、描き方ができてないとか、
 ツンデレという性格が活かされていないとか、そういった設定の扱われ方などのほうが重視されます。


 それなのにもかかわらず、紅連さんはあたかも設定自体が悪いというようなことをおっしゃっている。
 なんというか、早合点しすぎですよ。もっと落ち着きましょう。

 ひとりの評価ばかりを気にするのではなく、
 もっと様々な人の意見を聞いてみては如何でしょう。
(別にその人の感想を蔑ろにしろというわけではありません)
 そうすればなかには紅連さんの作品を面白いと思ってくれる人も出てくるかもしれませんし、
 当たり前のことながらその人とは別の視点から評価してくださる人もいるはずです。
 それらすべてを参考に、自作品を改善することをオススメします。

 そして、はっきり言って「小説家になるべき人」なんてこの世にはいませんよ。

 小説家になる権利は例外なくみんなに与えられていますが、
 この人は小説家になるべきだという人はいません。

 ですから小説家になるかどうかを決めるのはあなた自身。
 そのために様々な知識、能力、技術が必要にはなってきますが、
 これらはすべて努力でなんとかなるものです。


 まあ、とりあえずそんなに早合点しないで、冷静に自分の実力を高める努力をするべきだと思いますよ。
 では。


飛車丸さんからの意見
 今のままでは、まず間違いなく無理でしょうね。
 それでも、諦めなければ可能性は残ります。
 それでも、努力をやめなければ可能性は高まります。
 そういうものです。


二階堂さんからの意見
 一時の力不足を悩む必要はありませんが、単純な進路の話として、

 作家をメインの職として考えるのはやめましょう。
 キチンとした職に就きながら趣味として作品を書く。


 実力があれば賞をとる。運がよければ売れる。その上で才能があれば、作家として食べていける。
 最低限こういうスタンスを取るべきでしょう。

 というのも作家になりたいという欲求が強すぎると、厳しい意見に弱くなりがちです。
 打たれ弱さはこういった職の場合、命取り以外の何者でもありません。


 打たれ弱い人は意見に流されやすくなります。
 こうしたらいいのでは?
 という意見を真に受けすぎ、作品の個性まで消えていきます。
 あとは負のスパイラル、スランプ地獄です。

 作家目指すなら、ボロクソ言われようが信念持って自分のスタイルを貫くか、
 あまり作家に固執しすぎず、純粋に文章を書くのが好きだ、
 という趣味の領域でやったほうがいいと思いますよ。
 趣味が高じて作家になる場合のほうが多いわけですし。
 どっちも無理なら他の方も仰っているように素直に諦めることをオススメします。


二階堂さんからの意見
 意見は他の方々と同じなので、僕個人の体験を。

 なんだかんだで何年も掲示板にのさばってる魏延ですが、
 いざ自作を鍛練室や添削掲示板に投稿するとボロカスに言われてました;
 幸い赤点乱舞とまではいかなかったのですが、
 -50点を食らったこともあります。
 
 今になって見直せば、これでよく赤点乱舞しなかったな、
 って自分でも思うぐらいの黒歴史な駄文だったんですが、
 書き手としても人間としても今よりさらに未熟だった時期だけに、ショックでした。
 いつの間にか知らない批評人さんのブログでもぐさぐさ批評されてたり、
 別に活動してた場所では、お前は口先だけだ、荒らしと変わらないと言われたりもして、
 何度も心がめげました;

 こうなってしまうと、もうひたすら謙虚になるしかないんですね。
 自分が無知で下手くそだという自覚をはっきり持てたことは収穫だと考えて、
 何とか気持ちを立て直しました。


 今でもまだまだ謙虚になれたとは微塵も思ってませんが、
 昔に比べれば少しマシになれたかな、とは思えるようになってきました。

 挫折やスランプを乗り越えると確実に一段階のび上がれます。

 今は辛いかと思いますが、誰しも通る道だと思うので、どうか頑張ってください。


あざらしさんからの意見
 プロを目指されているとのこと。
 ならば、プロになるまえに酷評を受けたのはラッキーですよ。

 創作、クリエイターで飯を食うのは楽じゃありません。
 楽な部分はフリーなら比較的自分のペースでできる事。
 これは納期の意味じゃなくて、一見何もしていないような時間、それすらも利用できることです。
 会社に所属していると、勉強時間はプライベート。
 勤務中は周囲の理解度によりますが、
 手を動かして作業をしていないとサボっているのと勘違いされます。
 会社所属であれば部内からならともかく、
 普通は営業だとかよその部署からは、「サボってるんじゃないか?」と思われます。

 さて、いきなり脱線気味でしたので話しを戻します。
 例えばカメラマン。
 芸術的な分野じゃなく、商業的な分野だとします。
 なりたいと思ったらなればいい。
 専門学校や大学を出ていないとダメかというと、勉強にはなりますがそれだけ。
 誰も仕事を依頼するときに「○○の学校出身」だとか全く関係ありません。
 「○○さんの弟子」とかだって、コネで有利になるだけ。
 一番初めの仕事を紹介してもらったりぐらいです。
 独立すれば、営業だって自分でしなければなりません。
 
 世間に仕事はあります。
 景気に左右されますがチラシやカタログ。商品パッケージやら店舗写真。
 それぞれ専門分野がありますが、そういった限られたパイを腕という武器で取り合って仕事にします。

 創作、クリエイターと分類される仕事は、根本的に『国家試験を受けてなる』仕事とは違います。
 では、どうやってなるのか。
 前述のカメラマンになりたいなら、名刺屋に行って「カメラマン」と入った名刺を作ればいい。
 極論すれば明日からでもなれます。

 ただ、飯を食えるかどうか。
 プロと呼べるかどうかはここだけ。
 
 意外と腕だけではなく、営業アピールも重要です。
 てか、商業的分野だと最重要とも言えます。


 ぽっと出の新人に依頼するような酔狂なクライアントもいませんが、うまく仕事を得たとしましょう。
 ですが、その仕事が酷評されたら。
 酷評されずとも、金額に見合わないと判断されたら。
 同じ、金額なら「○○の方が腕もいい」
 下手したら「○○の方が愛想がいい」「○○は飲みに行ったとき面白かった」
 「○○はもうちょっと安く仕事をした」
 で、その会社からの仕事は無くなります。
 仕事が無くなれば単純。食うために廃業です。

 さて、では作家は?
 出版は知りませんが、一般常識で判る部分。
 仮にプロデビューしたとします。
 出版した本が売れない。
 購入者アンケートの評判も悪い。
 GOサインを出した担当編集者は当然社内でも責められはずです。

 一番初めに出版した本がそうであったら、次の本が出版されるでしょうか?

(それ以前に出版されないとも思いますが)

 プロを目指していたのなら、今、酷評されたことはラッキーだと思います。
 指摘された部分を修正し、おかしい部分も差がして修正する。
 それは今だから言えることです。
 出版後、前述のような言訳をしたとして。
 次の本を「よし、判った」とは、よほど凄い作品を書かない限りならないと思いますよ?
 普通はそれで、プロデビューした直後の新人なら消えていく運命でしょう。

 最後に揚げ足をとるわけじゃありませんが。

>今の私が作家になるべきなのか

 なる?
 作家は出版社と、なにより読者が判断して始めて「なれる」職業でしょう。
 ただの誹謗中傷じゃなく、きちんとした理由で最低ランクをつけられたのならば、
 今現在はそれが答えであったはずです。

 でも、大丈夫。

>ある方にご指摘頂いたところは修正し、他にもおかしい所は無いか探しあったら修正します。
 キャラもツンデレな主人公なのが悪かったのかと思います。


 それが、紅連さんが直すべきだと信じるなら次作で、一回で全て直さずとも挑戦し続けていけます。
 努力できます。

 天才ってのは確かに存在しますが、それはいきなり階段7段目からスタートできるだけのことです。
 大多数は努力の積み重ねです。


 明日から小説で飯を食わないと餓死する訳じゃなし。
 時間はあるはずです。
 諦めたら、そのときに道が閉ざされるだけです。


ダチョウさんからの意見
 率直に言ってしまえば、紅蓮さんは作家になれないと思います。

 作家に限らず、クリエイター関連の職業でプロになれるのは大体100人に1人くらいです。
 志望者の99%は一生志望者のまま人生を終えます。これは動かしようのない事実です。

 単純にそのコミュニティで紅蓮さんが書いた何かが酷評されたのであれば、
 紅蓮さんは現時点で99%の側にいます。だから紅蓮さんは作家になれません。

 また質問の文章(というか、この質問は何を聞きたいんですか?)だけ見ていても、
 あまり感性のある方ではないと思いますし、潔く別の道に進まれてはいかがでしょうか。


鳳翼天翔さんからの意見
 あのね、テストの解答書くとのわけが違うんだからね。テストの採点じゃないんだからね。
 テストだったら0点の答案用紙だとしても、面白けりゃそれでいいんですな。
 その小説、鍛錬に投稿してみたら?


ロストさんからの意見
 自分が作家になれないと思うのなら、なれないでしょう。

 もしまだ小説家になりたいと思うのなら、決して諦めてはいけません。


ろぼすけさんからの意見
 キャラがツンデレかどうかなど関係ありません。単にあなたの力が足りなかったのです。
 
 自分の力の無さをツンデレキャラのせいにするのですか?
 ここはあなたの愚痴を書くところではないのです。あなたは慰めが欲しいのですか?
「大丈夫。あなたは作家になれるよ」
 とでも言ってほしいのでしょうか? その時点で、あなたは作家を甘く見ています。
 しかも一人の人に最低ランクを付けられたくらいでこの有様ですか。

 はっきり言いますと、あなたは作家にはなれません。
 自分の力の無さをツンデレキャラのせいにし、
 一人の評価でどん底まで落ち込み、作家そのものを甘く見ている。

 多分、諦めなくても作家にはなれないでしょう。


静さんからの意見

 悪いところが多すぎれば、当然の結果ですよね。
 その悪いところさえ改善すれば、Bぐらいは貰えると思いますよ。

> もうほぼスランプ状態です。
 ならば、自分も常時スランプです。
 まだ、そんな良い評価は貰ったことないですからね。

> キャラもツンデレな主人公なのが悪かったのかと思います。
 ツンデレって、ある意味ではヒット作の魅力だと思いますよ?
 「迷い猫オーバーラン!」は、ツンデレの≪正直になれない≫という部分を巧く描いている作品ですよ。
 アニメ化も決定しましたしね。

 皆さんも仰っているように、「作家になるべき人間」など存在しないのです。
 なるべきではなく、「作家になれる人間」というのが正しいでしょうか。
 〜するべきなんて、勝手に断言して良いはずがありません。

 自分は未熟ですが、少なくとも「作家になれる可能性を秘めている人間」ぐらいに思っています。
 小説を書くという行為を行っている時点で、少なくても作家になれる可能性はあるのです。
 ただ、可能性というだけで、勿論保証はないですけどね。

 一つだけ言うとするならば、「たかがその程度の評価」で自分を呪うような人間は、
 作家にはなれないという事でしょうか。


世羅 悠一郎さんからの意見

 世羅 悠一郎です。

 ただ一つ、言える事があるなら。

 夢見ただけで、成功するのならば、挫折した人なんて居ないという事です。

 最低ランクの評価をされて、凹んだ気持ちは解ります。
 書く事を恐れてしまうのも。

 ですが、それを知ったからこそ、前に進めるとも言えます。
 失敗を知らずに前に進んだ者は自らを省みる事が無くなり、知らず知らずに腐り落ちて、
 気が付いたら取り返しが付かない所まで来てしまった……
 なんて状態になっている事も多々見受けられますから。

 出来れば失敗なんてしたくは無いものですが、
 ネットの二次創作で失敗したという程度でその気持ちを理解できたなら、或いは軽い方……
 ともすれば儲けものだとも言えるでしょう。
 実際に商売で失敗してしまう事に比べれば、ではありますが。

 作家になりたいと願うのであれば、二次創作だけでは済ませられません。
 自分で一から考えた作品を書かねばなりませんから。
 一から独自で構成した作品でどうか?
 そういう場面に更に遭遇してしまった時、その対処で方向性が決まるのではないかなと思います。

 心が折れても、時間がかかってでも立ち上がれるか。
 それこそが、真に作家になれるかどうかを問う資質となるでしょう。

 どうなさるかは、紅蓮さん次第です。
 答えを急がず見つめ直すのも、衝動のままに動くのも、どちらもアリだと思います。

 それでは。


ケロロさんからの意見 2012年06月17日
 こんにちは。

 紅蓮さんの小説、こないだも見ました。
 挫けずに続けることが大切だと思います。

 僕は中学時代、剣道部にいました。とても厳しい部で、本気で頑張っていたのに、「お前は駄目だ」などのことを何回も言われ、さらに部長にも、「そんなにやる気が無いんならやめろ!」と胸倉をつかまれて怒鳴られました。
 これは、すごいショックでした。
 当時使っていなかった柔道場で一人で練習をやらされました。
 その後、じょじょに上達して、基本は何とか出来るようになりました。

 諦めたらそこで終わりだと思います。
 続けていくことで上手になっていくと思うので、頑張ってください

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