こんばんは、マクローリンと申します。
ラノベ新人賞下読みへのQ&A
上記URLにあった『下読みは赤入れをしながら全て読みます。』
とは、どのようなことを赤入れしているのでしょうか?
差し支えなければ、教えてください。
どのような「あらすじ」が理想的なのでしょうか?
口語で書かれたものでも良いのでしょうか?
一般小説とラノベともに求められる最低限の国語能力(文章作成能力)はどのくらいでしょうか?
中学生で習得するレベル? 高校生で習得するレベル?
一方的に質問をする形になりましたが、よろしければ返答お願いします。
私からの質問は以上です。
赤入れについては誤字脱字、語法の誤りなどが主です。気になる部分をチェックする際にも使います。
あらすじの書き方については下読みの間でも意見が分かれる部分ですが、物語の核心部分に触れる場合には注意書きをした上で書くのが無難ではないかと思います。
また、話し言葉ではなく書き言葉で書いてください。
少なくともあらすじの書き方だけで落とすことはないので、その点はご安心ください。
文章力は高校生で習得するレベルが必要ですが、中学生でも執筆している方であれば大抵はその水準に届いているでしょう。
風月と申します。
ズバり単刀直入に質問します。
過去に三次選考まで進んだ作品が何点かあります。
これを編集部の批評に従って改稿した場合、受賞する可能性はあると思いますか?
また、それを他社に送った場合はどうでしょうか?
作品の具体的な内容はここに書き込むことはできませんが、学園アクションものです。
なお、当方は40歳代です。
よろしくお願いします。
3次選考まで進んだ作品が複数あるというのはすばらしいですね。
そこまで残れるということは基本的な文章力などは恐らくクリアしているのでしょう。
改稿して受賞ということも十分考えられますが、3次選考などで落ちる作品に共通して言えることは致命的に何かが足りていない場合が多いということです。
出来るだけ多くの批評を貰い改稿していくのが望ましいですが、それが難しい場合には自分の作品で何が足りていないのか良く考える必要があります。
その際に編集部の批評を考慮するのも良いですね。
設定、キャラクター、ストーリーそれぞれの部分において何処が悪いのか自分で書き出してみるのも有効な手段ではないかと思います。
●質問1
小説になっていて面白い作品は、ひとつの新人賞につき1~2本程度ということですか?
●質問2
下読み段階で落とすように指示されているカテエラというのは存在しますか?例、SF、女主人公など
●質問3
「面白くて小説になっている」作品が、致命的な欠点がある場合以外で、最終選考落ちするケースはありますか?
致命的な欠点とは、作風が有名作品とかぶりすぎている、流行の後追いでオリジナリティが全くない、などです。
【質問1】
厳しい見方をすればそうなります。
ライトノベルの場合は改稿すれば良くなる作品を受賞させることが多い傾向にありますので、新人賞受賞段階ではとても読めたものじゃないという作品も多くあります。
【質問2】
このような作品が欲しいということを言われることはありますが、1次の段階でカテエラを理由に落としたことはそんなにありません。
ただしあまりにも求められてない作品の場合は落とします。
主人公の性別については聞かれることが多いですが、女主人公はやはり不利になってしまいますね。
【質問3】
最終選考は基本的に相対評価で決まるのでどの作品が落ちるかは難しいところではありますが、突き抜けたものがない作品は落選しやすいです。
最終選考の常連組は大抵ここがない場合が多いです。
ここだけは負けない、というものを作りましょう。
はじめまして、こんばんは。
載せられているQ&A、今まで気が付きませんで、今読んでいてもとてもためになるコーナーです。
この機会を好機と思い、私も創作に当たって質問させて頂きたいと思います。
●質問1
・どこまで内容が重たくても大丈夫なのでしょうか?
「現実」よりも「夢」を求めているとのことですが、現在執筆中の小説は主人公の精神面での苦悩が大筋です。これは好まれないのでしょうか?
●質問2
残酷な描写はどこまでがOK?
情景的に刺激的なものがどこまで大丈夫なのか分かりません。血、骨、動物に食われているシーン……とどのあたりからアウトになるのでしょうか?
●質問3
文章力の上限はありますか。
下限は日本語が成り立てばいいようですが、上限としては漢字やレトリックの難解さには制限があるのでしょうか?
(私にそれほどの技量があると言うことではなく、文章力を意識しすぎて読者にとって難しくなったら、ということです。)
●質問4
誤字脱字、何個までが許容範囲でしょうか?
●質問5
下読みの時には、私たちが同時に書く「概要」をどれ位考慮して読みますか?
以上です。よろしくおねがいします。
【質問1】
重い内容のものであっても問題ありません。需要もあります。
重いけど萌えのある作品などは是非読ませて頂きたいものです。
ただしあまりにも重くしすぎるとラノベの新人賞を狙う上で不利になったりしますので、注意が必要です。
【質問2】
残酷描写については制限はないと考えて良いでしょう。
真にグロテスクな描写が出来るのであればそれはそれで立派な才能ですし、受賞後の書き直しも容易です。
ただしグロテスクな描写をするのであればそれが必要な場面でするようにしましょう。
安易に書き過ぎるとマイナス評価に繋がります。
【質問3】
難解な文章も一定の需要がありますし、そのような文章が書けるのであればチャレンジしてみるのも良いかと思います。
ただし誰かに読んで貰う文章であることは常に意識しましょう。
【質問4】
個数制限はありませんが、あまりに多いと減点要素になります。
多少の誤字脱字でしたら見逃すこともあります。
【質問5】
本編の参考資料として読むことが多いです。
面白そうに書けていれば本編を読む意欲も沸いてきます。
あらすじが面白そうな作品を先に読むという下読みもいます。
あらすじは上手く書けていればそれだけ加点されるので是非力を入れて書いてください。
1~2本以外は小説になっていない、とコメントされていますが、各選考の文章を具体的に書くと
◆一次落ち
ドッカーンドカドカドカドカドカ!ドドドドドドン!
うわー俺飯食ってねーよー
◆一次
ドカーン! 爆発だ!
俺昼食ってねえのに。まったく。
◆二次
背後で爆発音の音がする。
めんどくせえ。まだ昼のランチ食ってないのに。俺は首を後ろに回して振り返る。
◆三次
背後から激しい爆発音がする。
ああめんどくさい。昼飯にありつけてもないのに。俺は振り返る。
◆最終選考
「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とか
そういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである」
といった感じでしょうか?
小説になっていないものとしては、新人賞においては広義の意味でストーリーの流れが追えない、が代表例でしょうか。
どの場面を描いていて、カギカッコの中身が誰の発言か分からないなどが重なり、ストーリーが追えなくなるパターンが多いです。
1次落ちの例文などは小説になっていないというよりは稚拙という評価に繋がりやすい例ですね。
一次落ちと二次落ちはあまり変わらないという話を聞いたことがあります。今もそうなんですか?
評価シートで着目すべき点はどこですか?
1次に通るか通らないかでは大きな差があります。
>評価シートで着目すべき点はどこですか?
自己評価とのズレがあるか、あるとしたらどの部分でどういった点かをしっかりと分析してください。
今後どのように改善していくかの良い材料になります。
どうも下読みさんこんばんは。Rainと申します。下読みは辛いって聞きますが、頑張って辛辣な判定を下し続けてください。
●質問1
「いい加減にしろよ!」と思う事は何ですか? 読み飽きた設定、くっだらないミス、何でもいいです。
●質問2
. 「是非ともこういう作品を送ってくれ!」という要望はありますか?
【質問1】
よくある設定を使っても良いのですが、どこかしらにオリジナリティが必要になります。
既存の作品をなぞるような作品だけはやめて頂きたいです。
【質問2】
オリジナリティがある作品、既存の作品を何らかの形で超えた作品を読ませて頂きたいです。
それが書ければ苦労はしない、という部分だとは思いますが、新人賞で求められているものはまさにこの2点です。
はじめまして、二次選考までいったことのない青二才の紙飛行機です。それでは質問をいくつか……。
●質問1
最近の流行に沿っているかどうかを見られる場合があるようですが、それはライトノベルに限ったことなのでしょうか? たとえば最近だと中高生にも知名度の高い漫画〝進撃の巨人〟や、ロボットアニメ系とかです。ライトノベルを読む中高生の間での流行であれば、漫画であれラノベであれアニメであれ、関係ないのでしょうか。
それとも本当にライトノベルに限ったことで、それ以外はあまり流行として扱われないのでしょうか?
●質問2
SFやロボットもの(特に宇宙を舞台にしたもの)は、他の作品と比べて特別視されてしまうものなのでしょうか? 個人的には、これがすごく気になっています。他の作品群にファンタジーやラブコメが多いなかで、ロボットの出てくるSFものは、どういったイメージがありますか? また、そのような作品を頻繁に見かけますか?
【質問1】
流行りはライトノベルに限りません。アニメ、漫画、ラノベは扱うものが近いのでそれぞれがそれぞれの影響を受けます。
【質問2】
ロボットものは新人賞でもみかけますが、上手く書けている方が少ないジャンルでもあります。
ロボットものを書けるのであればどんどん書きましょう。
描写などの難易度は他のものに比べるとぐっと上がると思いますが、上手くかければ高評価に繋がるはずです。
ロボットものは常に一定以上の需要がありますので、新人賞をロボットもので狙うのも十分にアリです。