第4研究室 創作に関するQ&A 416P | トップへ戻る |
京児-KEIGO-さんからの質問
 努力と作品の評価が結び付かない
 
 お久しぶりです。ロックに魂を燃やそうか、クラシックで心を癒そうか悩んでいる京児です。

 自分は、ついこの前、と言っても数年前ですが、
 コメディや人情物みたいな話を好き好んで書いていました。
 ここに来た当初で、そのころはバカらしい話が受けると誤解していましたし、
 作中で子どもを悲しませれば人情物だと錯覚していたお年頃でした。
 「NHKにようこそ」にあこがれて、わけのわからない恋愛チックなものに走ったこともあります。

 そんな勘違いをしていては、当然読者はついてきませんし、適当な評価しかしてはくれません。
 しかし、それはそれで、お父さんのような読者さんからいただく、指摘の言葉はとても新鮮で、
 当時の私は、少しずつでも前に進んでいるという実感を得ていました。

 その調子で、二年くらい経ったでしょうか。
 基本的なことは学び「研究所をみましょう」という言葉をいただくことも、ほとんどなくなりました。

 少し自信のついた私は鍛錬投稿室に「渾身の力作」を投稿しました。
(読者一人につき50〜−30点までの点数評価が感想とともにに付けられる投稿所、合計点数が出る)
 私も甘かったのでしょう。
 恥ずかしい話、80点は軽く超えると思っていました。
 当時の私は、100点を超えることを目標にしていましたので。
 しかし、結果はさんざん、一人目の方は30点も下さったのですが、
 そこからどんどんボロがでて、最終的には3人で30点でした。
 私は自分の学んだ全てを出し切ったつもりでした。
 しかし現実は甘くない。私の浅はかな野望は、砕け散ったのでした。

 わけのわからなくなった私は、愚かな、最低の行動に移りました。
 わざと、できの悪い作品をあげて、自分が成長していることを確認しようとしたのです。
 ここに来た当初の書き方をまねて、題材は今まで見向きもしなかったホラーにしました。
 ホラーを選んだのは、私はホラー映画が苦手だったため、
 怖がらせることなんてできないだろうと思ったからです。
 とにかく、力作よりも悪い点をとって安心したい、ただそれだけの思いでした。
 そしてできあがったものは、イメージを簡単なストーリーでまとめただけの、
 小説と呼ぶにはあまりにもつたない「詩のような物」です。
 しかし、私の渾身の駄作は、6人もの方から感想をいただいた上に、
 点こそは高くないものの合計で20点と力作と10点しか変わらない健闘ぶりを見せました。
 いよいよ、私は混乱しました。頭の中はめちゃくちゃです。

 あらゆるアイディアが、頭の中で否定されていきます。
 私のかすかな自信も、ひびだらけで、今にも潰れてしまいそうな状態でした。
 そんな中で、プライドもクソもありません。
 私はつたないながらも「妊娠」と「グロ」と「セックス」は死んでもやらん。と変なプライドを持っていました。
 もし、これらの二つをやるときは、自分が作家として死んだときだ、と。
 私はそこで死にました。
 当時の私のペンネームである「かわやま」その言葉には、私の目指すべき作家像がありました。
 しかし「かわやま」という名前に込めた私の理想像は消えてなくなりました。

 そして私は、あらゆる怨み辛みをこめて、一つの作品を書きました。
 読者を小ばかにしたような気持ち(当時の私は読者の目線を気にして、
 恋愛や友情などをはさむことを「媚び」だと、見くびっており、クソ真面目な描写だけをすることが、
 読者に真摯になることだと思っていた)で、申し訳程度に恋愛描写を混ぜて、
 「(当時の私と同様)読者が嫌な気持ちになる」ように、
 私の中で投稿室の基準のギリギリのグロとエロを塗りたくりました。
 最後、投稿室を去る前に、盛大な赤点を打ち上げるつもりでした。
 それほど、私の心はすさんでいました。
 その作品のあとがきにも書きましたが「こんな私は大嫌い」でした。
 
 しかし、躊躇うだけの余裕はありませんでした。
 その作品は、穢れていて、醜くくて、まるでそのときの私の心情をそのまま表現したような、下手物です。
 きっと、ボロクソに言われるそう思っていました。
 むしろ、そのような作品、赤点をもらって当然です。読者をなめていたのですから。

 ところがその作品は、思わぬ高評価を受け、目標だった100点を超えてしまいました。
 なにせ、エロとグロを毛嫌いしていた私が書いたものなのですから、
 どちらもちゃんとしたものを読む方からすれば、かわいいくらいでしたから、
 つまり読者の方が私よりも上手だったのです。
 私はショックでした。

 私の学んだと思っていたものが、打ち砕かれた思いでした。
 さらに、読んでくださった方に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 書いているとき、私は読んでくださるかたのことを、想像していませんでしたので。
 この結果は、私が読者と初めてまともにぶつかろうとした結果、
 起こった偶然、あるいは、神様が私を諌めようと、したのかもしれません。

 その証拠に、私は筆を折る決心が鈍り、以降、私の背後にいつもこの作品が付きまとうようになりました。

 そして今、過去の態度が祟り、自業自得というやつですが、
 長年ここを利用しているにもかかわらず、自分だけがちっとも成長していないように思います。
 プロになりたいという夢は、あきらめました。
 年数分努力しても、努力の上手い人や才能がある人というのは存在していて、
 自分にはそれがないということは、思い知りました。
 そして、このまま小説を書いていても、
 私が当初書きたいと思っていた作品は、書けないのではないか、という不安もあります。

 書こうともやってみましたが、ひねくれて書いたあのときの作品が付きまとい、
 ここにきた当初のような種類の話はもう書けません。

 そして、だからといって、あの作品と同じ路線で言っても、たかが知れています。
 現に今も、あの作品を超える評価をもらったことはありません。

 どうすればいいのかわかりません。
 このまま突き進めばいいのか、それとも原点に帰れるようにすべきか……。
 一瞬の人気に踊らされている感じです……。
 今はどっちつかずの状態で、いまだに、踏ん切りがつきません。
 もしかしたら、もう筆を折るべきなのでしょうが……。

 こんな最低な私ですが、アドバイスをくだされば、ありがたいです。
 長文失礼しました。

●答え●

鮫さんからの意見
 エンターテイメントに対する評価というものは、数学の問題のような【絶対評価】ではありません。


 客観的に明確な「正」と「誤」があり、それを誰もが納得する方法で示すことが可能なのであれば、
 評価を複数もらう必要はありません。その「絶対に正しい」たった1つの評価だけでことたります。
 でも実際は違う。

 評価基準は千差万別、個人によって異なり、それに正しいも誤りもない。

 それは既にあなた自身が見ているはずです。
 それでも擬似的な絶対評価に近いものを求めるのであれば、
 例えば下記のような条件を満たす必要があります。

・複数の作品それぞれを、不特定多数ではなく同一の人物が閲覧しなければならない。
・その人物が、複数の作品それぞれを、公平に評価しなければならない。
・複数の評価基準で別々の作品を評価してはならない。

(気分、体調といった、作品に対する以外の外的要因を一切排除した状態で評価しなければならない)

 これらの条件を、あなたがもらった評価は満たしていますか?
 満たしていませんよね?

 あなたがもらった評価は、あくまで『その時、その場にいた、その限りの人物』からもらった評価です。
 それ自体に正しいも誤りもない。


 ただし――
 『その時』と『その場』『人物』という条件が違うのであれば、

●前提条件が違うものを比較しても意味はありません。

 それぞれの評価が「正しい」ことと、それぞれの評価を「比較」することは、全くの別問題です。
 「点数」という共通のツールがあるために勘違いを起こしやすいだけであり、
 その内情はそれぞれの点数によって全く違うことを失念してはいけません。

 全く別の条件下で下されている評価が、果たして『比較して』一喜一憂するに足ることなのか、
 よくお考えください。


ウニ玉さんからの意見
 点数に囚われている、いや、振り回されているうちは成長なんてありません。
 というか点数の話題なんて、
 ラ研の歴史で今までだって何度も持ち上がり、議論し尽くされてきたものです。
 だから、そんなどうでもいいことに言及する必要性なんて感じないので、別の話を。

 あなたは、結局どうしたいんですか?
 書きたいのか、書きたくないのか、どっちなんだ。

 プロになるとか100点以上とるとらないとか、んな些末なことはまず置いておけ。

 書きたいんですか?
 なら書けばいいじゃないですか。

 あきらめるつもり?
 どうぞご自由に。っていうかわざわざ公の場に辞める宣言しにくるというのは、
 誰かに引き止めてほしい、と解釈されても文句は言えませんよ。

 あなたには「当初書きたいと思っていた作品」があるのでしょう?
 書けばいいじゃないですか、それを、まずは。
 なんでそれをしないうちに、人の評価なんかに怯えてるんですか?


 あなたの心の中の葛藤には、はっきりいって興味ありません。
 でもだからこそ、この世界にはただ一つの鉄則があります。


 面白ければ、売れる。
 売れた奴が勝ち組だ。


 読み手が作者の苦悩まで把握しておかなきゃならない作品なんて、古典文学で十分です。

 書きたいなら、評価されたいなら、こだわりを捨てなさい。大丈夫。
 表面的なこだわりを捨てても、あなたの思考・発想・無意識での蓄積はあなただけの金脈ですから。

 手段なんて選んでないで、ただ面白いものを書けば勝つ世界。単純でしょう?

 捕らぬ狸の皮算用なんてしてる暇があるなら、書けばいいじゃないですか。
 答えの出ない悩みに苦しむ暇があるなら、書けばいいじゃないですか。


世羅 悠一郎さんからの意見
 世羅 悠一郎です。
 投稿室には顔を出さないので、的を外れた意見がありましたら御容赦下さい。

 多分、今やるべき事は自分を信じ、そのボロとやらにも自分で「その通りだ」と思うなら目を向けて、
 更に良いものを目指す事かと。
 全力で書いてそうなったなら、更に限界値は上がったものと思います。
 ですから、それを続けて行くしかないんじゃないかなと思います。

 渾身の作品が振るわなかった事はショックではありましょうが、
 「全力を出したから評価されるのではない」というのは御存知かと思います。
 経験を積んできたなら、尚更。
 皆、その場その場では全力を出しているものと思いますし、
 余裕を出して手抜きをして評価されないなら当たり前ですし……ね?

 才能については不平等なのは当たり前です。
 もし、平等なら、その夢であったプロの道だって、狭き門では有り得ないのですから。


 私も、もう十年近く自分の理想を求めて設定を練ったり色々やっていますが、
 中々理想には辿り着きません。
 正直、書き出すという行為に何度も至れる京児-KEIGO-さんが羨ましいと感じるくらいです。
 ここにも、差がありますよね?

 ともあれ、プロを諦めたままにしろ、そうでないにしろ。
 書きたいと願うのであれば、自分の理想とする所があるのであれば。
 目を逸らさずに、そこに向かって進むしかないと思います。
 苦痛でしょうがないなら、筆を折るしかないのでしょう。
 私も、一度苦痛に耐え切れず夢から挫折したので、苦痛でしょうがないなら諦めるしかないと思います。

 しかし。
 苦しくても最後の所で踏ん張れたり、どうしても戻ってくるようなら、
 書いた方がいいのではないかなと思います。
 私も、何度も嫌になっても、今の夢であるプロになる事と、
 ものを書くに至る事には何度も戻って来て続けられているので……。

 後は、京児-KEIGO-さんの判断かと。
 筆を折るに至らず、書くにも至らないというなら、
 休んでプロの作品を読み進めて冷却期間を設けるのも良いかも知れません。

 呪われるに至らない夢なら、お互いその程度の思いという事、なのでしょうね、きっと……。

 それでは、失礼します。


Vedaさんからの意見
 こんにちは、Vedaです。

 まず、誠に申し訳ございませんが、これから読まれる私一個人の意見、アドバイス(みたいなもの)が、
 京児さんにとって出すぎていることかもしれませんことを、ここでお詫びいたします。

 もしかしたら、 京児さんはちょっと考えすぎではありませんでしょうか?
 ちょっと肩の力を抜いてみませんか?


 確かにここは「小説についてのコミュニティ・意見交換・批評サイト」ではありますが、
 あくまでも、「うっぴーさんが運営している一個人のサイト=vなのです。
 ここでいい点数をとれたからと言って、絶対プロになれるとは限りませんし、
 またそれを約束するところでもないのです。

 と、言うのもこちらのサイト様を利用する皆様は、みんな「ユーザー」としての平等な位置にいます。
 初心者だろうが、プロだろうが、大手出版社の社長だろうが政治家だろうが関係ないところなんです。
 ユーザーの皆様すべてが、自分が「こうだ」と思ったことの意見を出し、
 個人個人に批評や評価をしているのです。
 確かに「集団心理」で、周りの点数や評価につられて、本心とは違った批評をしてしまう事もあるでしょう。
 ですが、それも一つの「読者の流れ」であり、仕方のないこと。

 それでは、このサイト様の利用者は何人でしょうか?
 1000人? 10000人? 
 私は管理人でも何でもないので分かりませんが、これだけしっかりしたコンテンツを持っていて、
 アクセス数の多いサイト様。きっとユーザーも多いでしょう。
 ですが、「多い」と一言で言っても、国――国民から比べると、
 もしかしたら多くても市≠ェ作れるほどの人数ぐらいかもしれません。

 「市」があーだ、こーだ法律や決まり事について批評をしたところで、
 実際の影響力があまりないのと同じように、
 このサイト様で、どんなにいい評価をいただいたからと言って、
 必ずしもそれが「作家の道」や「本の人気」に響くものではないのです。

 ですが、『参考』にはなります。
 それは、個人個人のとらえ方によっては、プラスにもマイナスにも変化します。

 もし、 京児さんが渾身を込めて書いた作品が、思ったとおりの評価が得られず、
 自信がなくしそうだというならば、また違った他の方々に見てもらってはいかがでしょうか?


 そこでまた、おもったどおりの評価は得られないかもしれませんけれど、新しい発見はあると思いますよ?
 世間は狭い≠ナすが世界は広い≠です。
 もうちょっと、一通りではなく、たくさんの方法から情報を得てみてはいかがでしょうか?


 ところで、 京児さんが「何くそ!」と思って、自分の意思とはそれた作品の事についてですが……
 私はその作品は読んだことがありませんが、
 もしかしたらそれはそれで 京児さんのいいところかもしれませんよ?
 あ、いえ。「作風」が 京児さんに合っている≠ニいうことではなく、
 あくまでも「何くそ!」と思って書き上げた心が読者に響いた(同調した)のかもしれません。

 「読者が自分と同じように、いやな思いをするような作品」
 を書きあげたということは、本当に読者が「嫌な思い」をしたのだと私は思います。

(なんらかの感情を揺さぶられなければ、心に残る作品にはならない)


ひすいさんからの意見
 どうも、クラシック派、ひすいと申します。

 京児さんは、得点のことばかり書かれてますけど、
 その時のコメントはさほど気にしなかったのでしょうか?

 得点が低いならば低いなりの理由があるはず。そのためのコメントですよ。
 ここが悪かった、ここをもっとこうしてほしかったというものもありますし、
 単に自分に合わなかったから、というものもあります。
 もちろん、そのコメントすべてが自分のために使えるわけではありません。
 それは自分で取捨選択して、改善すべきだと思った部分を次に生かせば良いだけのこと。
 点数なんて、それのおまけみたいなものです。

 それに、感想というのは、必ずしも正しいことを言っているわけでもないですし。

 交流掲示板の方には「エヴァはなぜ受けた?」というスレが立っています。
 これを見ていただければ、如何に人の意見というものが多種多様かわかってもらえるかと思います。
 これは一番わかりやすそうな例として挙げただけで、
 掲示板のほかのスレや、投稿室の様々な感想などを見てみてください。
 人それぞれが色々な感想や意見を出し合っています。
 
 ある人が一つの描写に「ここがダメだ」といえば別の人は「いや、それがまた良い」みたいに、
 正反対の意見をだしている人だっているんです。


 たった数名の人からの点数が低かったからって、自分の実力を決め付けてしまうのは勿体ないですよ。

 とはいえ、こんな意見なんかじゃどうしようもない状況に陥っているのでしょうね。
 ここは一度、無期限の執筆中断をしては如何でしょう。
 筆を「折る」のではなく、ただ単に「置く」だけ。
 それでもう書く気が起きないようなら、それで良いじゃないですか。
 今は混乱していて自分がどうしたいのかがわからないだけ。

 一度執筆から離れてみて、それでもなお書きたいと思ったなら、思い付いたことをそのまま書けばいい。
 ジャンルや作風なんてどうでもいいんです。
 書きたいなら、書きたいものを書きたいだけ書ければそれで。

 偉そうなことを言ってしまいました。参考になるかは分かりませんが、していただけたら幸いです。
 では。


巣鴨さんからの意見
 こんにちは。
 なんだか深刻……なのかな、うん。
 自省自戒は過ぎ越していると思うので、まぁ、気楽に読んでください。

 評価って言うのは誰もが同じように下せるわけじゃない、と思います。
 ジャンルが違う作品を出したなら、きっと読んだ人も違ったんじゃないかな、と。
 まったく同じ人が読んで、酷評と好評に分かれた……わけじゃないですよね?

 例え、新人賞に受かるような作品だから万人にとって面白い、ってわけじゃないですよね。
 率直に私見を言ってしまうと、近年の新人賞受賞作家より
 面白いと感じるアマチュアの作品なんかいくらでもありますし。


 逆に……一人でも面白かったって言ってくれたならそれはそれで一つの成果じゃないでしょうか。

 思ったように評価が取れなかったから、これはダメだ……
 と嘯くのは容易いですけど、それは面白かったと言ってくれた人に
 「お前にだけ面白いって言ってもらっても何の意味も無い」って言ってるようなものじゃないかな、と。

 バランスとして、読者のニーズと筆者の……えーと、エゴというか、好みと言うか。
 そう言うものを配分して書くことも大事ですけど、読者ばかりに気を取られては何も書けなくなりますよ?
 だって、エログロ好きな人も嫌いな人も、ハードボイルド好きな人も嫌いな人も、
 伝奇ものが好きな人も嫌いな人もいるわけです。
 その要求の総和なんて、個人で賄えるものじゃないですよね?

 京児-KEIGO-さんは沢山の読み手を意識しすぎて、
 何を表現したかったのかを見失っているのかもしれませんね。


 技術とか気遣いとか読者とか評価とか得点とか、そう言う後付のものはこの際考えないで、
 一つだけ質問するので、頭の中で答えてみてください。

「あなたは何故、小説を書き始めましたか?」

 この答えがまだ、すぐに答えられて、その答えが今でも生きていると思えるなら、
 もうちょっと書き続けても良いのではないでしょうか。
 読者あっての作者というのは事実かもしれませんけど、その裏返しとして、作者あっての読者……
 というのも忘れちゃいけないと思います。
 作者は読者の要求に応えるためだけの存在ではないはずですので。

 では。


パプテマスさんからの意見
 点数って魔物ですよね。気にするな、って言っても無理ですよね。
 ここに作品を投稿していない自分が言うのもあれですがね。
 あなたの場合、最高点を見てみては如何でしょうか?
 力作の場合ですと30点です。これは割とすごいのでは?
 自分の作品に30点をつけてくれる人がいる。
 これだけで十分ではないですか?


安藤夏さんからの意見
 大丈夫、質問の文章が面白いからbb
 絶対評価がなんやらという話が多いですが、
 それはずれている気がするので視点の違う所から言います。

 NHKの話も出てきているようなので推測ですが、感覚がラノベより文学の方に近いのではと感じました。
 ラノベは技術や文章力なんてほぼ無くても、派手で見た目がよければいいですから、
 それにエログロは強い武器です。評価が分かれるのも当然の結果ですね。
 ラノベは面白くキャラが良く、作画が綺麗であれば売れます。

 こだわりは大切です、どうしてもラノベの感覚が合わないのであれば、
 ラノベでなくてもいいんではないかと思います。
 エロじゃないサウンドノベルでもいいし、物語書きはラノベだけではないです。
 文学を除いてもシナリオライターでも、又は乙一さんのような書き手もいます。
 というところで終わりますね。論点がずれていたらすいません。


サイラスさんからの意見
 どうも、サイラスです。

 僕が感じたことは、まず、あなたがラノベを書いて、何をしたいのかがわかりません。
 「これを表現したいことが伝わり、共感を得たい」のか「有名、つまり、すごいと言われたい」か、
 今一度、自分が何を目指しているのか、はっきりさせたほうがよいかと思います。

(キツいようですが、これがわからないと同じ迷いを抱えます)。

 そして、それがわかったら、もう一度、評価の点数ではなく、コメントを見てください。
 そこで、自分のためになりそうなコメントを見つけ、参考にしてみてください。
 それと、最後になりますが、自分の思ったような才能やセンス持った人というのは、
 意外とないのかもしれません。
 人によりますが、なんらかの”落としどころ”を見つけて生きているのだと思います。
 
 また、僕も近いような悩みを抱えて、筆を折りかけましたが、
 ここで、相談に乗ってもらった結果、プロという選択肢は考えずに、
 作品を表すという答えに至りました(まだ、書いて、公表する予定も、完成品もありませんが)。

  京児-KEIGO- さん、僕から言えるのは、まず、あなたがしたいことをはっきりさせて、
 ここの意見を参考にして結論を出してください。

 では。


蒼さんからの意見
 頑張って! 報われない努力はないんだよ!


蒼響さんからの意見
 そのエログロ作品が評価されたのは、負の感情にしろ、
 あなたが確立された目的を持って書いたからかもしれません


 「読者に不快感を与える」目的が、そのまま実行されて結果、
 不快感が面白さになったようなものなんでしょうか。
 その作品を知らない私にはどうなのかは分からないので、憶測です

 明確な目標のあった作品、それを目指すか
 「原点回帰」
 してみたらどうでしょう?

※偏見を含んだ意見ですよ。あまり気にしないで下さいね。


巧鎖さんからの意見
 こんばんは、巧鎖です。

 漫画でも小説でも映画でもドラマでもなんでも良いのですが、
 とりあえず人気作と言われてるものでも見てみてはいかがでしょうか。


 あくまで私の場合はですが、本当に凄いと感じ、
 この作者(及び監督等)には絶対に勝てないなぁと思えるような作品に巡りあうと、
 無性に小説意欲が湧いたりします。
 また、優れた作品を見る(特に、読むだと)自分のレベルアップにも繋がるとよく聞きます。
 
 書く方が苦痛ならばとりあえず筆を置いてみて、読者に移ってみてはいかがでしょう。
 そして書きたくなったら筆を取り、執筆する。
 読むことは一番の勉強とも言いますし、同時に楽しめれば一石二鳥です。


 あとちなみに、読者のこと度外視で作者やりたい放題に書くというのは、
 けっこう面白いやり方だと思います。
 読者を意識すると凝り固まりやすくなってしまったりする場合もありますし。
 それによって何か自分の小説のコツを見つけられることもありますので(体験談)。

 更にちなみに、原点と新しい方ので悩んでるようですが、
 いっそのこと両方とも突き進めてはどうでしょうか。武器は多いに越したことはないですから。
 せっかく見つけかけたかもしれないコツならば、捨てるのも勿体無いです。
 かと言って原点を捨てるというのも、書きたいものを書かないなんて本末転倒ですしね。

 それでは、応援してますので頑張ってください!


黒尻尾の駄猫さんからの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラなりの答えを残します。

 3人で30点と6人で20点。平均点で考えれば前者の方が遥かに高いと思うのですが……。
 しかも、そのうちのお一人には30点くれるほどの何かを感じさせたのですよね?
 まあ、それが面白いと感じての事か今後の期待を込めての点か、
 それはその方の感想を読まないと判断できませんし、オイラの判断が正しいかどうかはわかりませんが。

 ただ、オイラが感想を書くときは個人が感じた事をできるだけ書くようにしています。

 作家にも漠然とレベルのようなものがあるとすれば読者にもそれに該当するものがあるのでしょう。

 ただ、他の方の感想は自分自身の感想を書き終えてから読むようにしています。
 そうしないと作品の印象が変わってしまう事がありますからね。
 オイラは決してレベルの高い読者ではありませんが、
 かといってレベルの高い読者に感化された二番煎じを書き込む無礼だけはしないように、
 オイラの責任の元、オイラの選んだ言葉で感想を書くようにしております。

 ただ、たぶん、他の多くの方がそうだとは思うのです。

 著作に寄せられた感想はどうでしたか?
 作品について参考になる意見はありましたでしょうか? 
 そして、その意見を元に試しに作品を改変してみた事はありましたでしょうか?
 もし、改変してみて、何かご自身の中に抵抗があれば、それはどういう部分ですかね? 
 ご自身の描きたかったものと、読者の感想との差異はどこでしょう?

 両者を殺さすにそれらを満たす方法は試されましたか?

 そんな都合のよいものなどないとお考えなら、それは違います。
 オイラ達アマチュアは制限を受けません。
 仮にコンビニに出かけて買い物して帰ってくるだけのお話でも、数百枚の作品にしたっていいのです。
 別段難しいテーマも、商業ベースでの売り要素も何もいりません。

 書き手が本当に描きたい事を全て詰め込んで、
 その上で更に読み手にそれを感じてもらうための要素を惜しむ事無く注ぎ込んで、
 百科事典並みの容量に達したとしても、それらが実を結んだなら、
 読み手は最後まで読んでしまうでしょうし、
 それによって感じた色んな事を感想として書き込みたいと思う事でしょう。

 著作に、その作中で描きたい全てを盛り込みましたか? 
 その上で、それを読み手に正しく伝えるための工夫を凝らし尽くしましたか?

 そのヒントは感想であり点数です。

 点数の高い低いではなく、そこにあるはずの読み手の考えは読み取れていますでしょうか?
 そしてそれに報いるための工夫やアイディアを盛り込んでいますでしょうか?


 オイラごときがアドバイス風な戯言をお送りするならば「もっともっと」以外にはありません。
 何万枚分の原稿を上げようが、緑4桁の高得点記録を樹立なさろうが、
 書き手が満足行くまで書ききれていないなら「もっともっと」をお送りする以外、ほかはありません。

 そんな感じで。

                         ではでは


tikuさんからの意見
 はじめまして。

 相談を読んでとても共感しました。
 私も渾身の一作を出したらトータルで10点でした。
 むろん、自分の未熟が招いた結果ですが、ショックを受けました。

 また、京児さんのように私も自分の作品に対するしばりのようなものがありました。
 それは「性・死・暴力」を使って読者の感情をむやみに煽ることをしないということでした。
 上記の三つは、適当に書いてあるだけでも、正直、読み手の心をかなり揺さぶるものだと思います。
 結果、感動しやすくなる。そう私は思います。

 ただ、皆さんがすでに多様なアドバイスを書かれているのに、
 書こうと思ったのは、上記の「しばり」についてです。

 やめるやめないは本人の自由ですし、強制されてやるものでもないので。
 私は今年で出版社への投稿を始めて10年になります。落ちるたびにショックを受けます。
 違う方向に走っていくときもあります。
 しかし、結局「小説」にこの10年間戻って来ました。たぶんそういうものだと思います。

 本題に戻りますが、この「しばり」、つまり、京児さんの場合は「エログロ」とかでしょうが、
 それをしない理由というものを考えたことはあるでしょうか?


 あくまで私の場合ですが、私がエログロのようなものを敬遠していたのは、
 読者のときに「不快」だったからでした。
 さらになぜ不快だった理由を突っ込んで考えてみると、たいしてよくもないと思える作品で、
 「エログロ」な内容を「きれいなタイトルやイメージ」によってオブラートに包み込んでいるだけのものが、
 私が良いと思った作品よりも話題になったことが多かったからです。
 その中に埋もれてしまう良書に対しても不満がありました。

 しかし、よくよく考えてみると、私がこれまで本当に良書だと思ったものは、
 そのことごとくが長く読み継がれています。世間的な評価は別にしてです。


 その理由は、人とは本当に良いものをきちんと良いものと感じられるということ。
 そういった感受性があるということ。
 さらに、エログロな「エピソード」があったとしても、
 それを十分に料理しきるだけでの度量が良い作品にはあります。
 ただ単に読者の興味を煽るためだけに起きる殺人などの描写は最悪ですが、
 きちんと描いている方も多いです。

 月並みな表現ですが、一言でいうなら、大事なのは内容だと思います。


 しばりは私の場合は、「カッコ」をつけたいがため、もしくは自分が普段から盲目的に信じている
 「道徳や良識、倫理観」などをよく考えもせずに鵜呑みにして、脊髄反射的に行動した結果だと思いました。

 あと、点数ですが、私はほかの方がいわれていたように
 「点数よりも批評の内容」が大事だと思います。
 もちろん作風が読者とぴったり合って過大評価されることもあれば、
 逆にズレて過小評価されることもあると思います。

 私は10点の評価を受けてから、前回批評されてた悪い点をなくした作品を長編で3つほど書きました。
(現在、投稿中でこちらには投稿してませんが)

 また、その評価を受けて考えたのは、
 じゃあ、自分は「エログロ」よりも面白いと思える作品をどうしたら書けるのか? ということでした。
 書けると思いました。
 それは自分の好きな作品をいくつも読み直して、
 いくつも自分の心に正直にしたがって書いていくうちにたしかに「ある」と感じたからです。

 アドバイスというよりも同じようなこと(「エログロ」嫌い)で、
 同じような点数だった者として、別の答えに来たので、その道筋を書いたような内容になりました。
 あまりアドバイスとしては役に立たないでしょうが、参考になれば幸いです。
 長文失礼しました。
 「小説」を書かれること、または小説を書かれることをやめて
 小説以外の情熱を傾けられる「何か」が見つかること、そのどちらかを祈っております。

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