私は前職で長い間WEBの仕事に携わってきました。
SEOなども行い、ターゲット層の調査やキーワード調査などは本格的に行ってきており、お客様との打ち合わせでも企業提案やコンサルタントも行っていました。
このサイトでは、ターゲット層が10代であるという記述を見かけ、それが正しいのか疑問に思い、インターネット上での既存データを調べました。
理由として、基本的に収入のない年齢層をターゲット層だと誤認している企業様が非常に多いためです。
スマホでの通販利用者年齢分布では、10代は50代とほぼ同じで最低ライン、一番多いのは30代と20代、次いで40代。
データ参照 https://netshop.impress.co.jp/node/5950
amazonでの購入品目が1番多いのは書籍類なので、上記数値と同様の分布図と推定できる。
データ参照 https://research.nttcoms.com/database/data/002069/
結論からいうと、購入者層は20代~40代が圧倒的に多く、10代をターゲット層と指定しているのは再検討すべきであるといえる。
また、小説がラノベ化し、仮にアニメ化までしたとします。
そのときの放送枠は深夜帯であり、10代が見るいわゆるゴールデンタイムではない。
講談社の少年ジャンプ等のようにゴールデン枠で放送される枠ではない。
また、現在人気の小説家になろうでは、転生ものが圧倒的に人気である。
この傾向は、読者層が自身の未来に希望が持てなくなったからという裏返しの物であり、その体験は社会経験によるものが大きい。
自身の夢が何かをまだ見つけていない10代という年齢層の傾向とするには、過分な誤りが含まれている。
10代の読者もいるので、わかりやすい文章で書く、という点は理解できるが、ターゲット層を10代だけに絞り、20代以上の年齢層の意見を無視するといった姿勢は明確に謝りだと言える。
結論。ライトノベルでの主要ターゲット年齢層は20~30代である。
といえるかと思われますが、いかがでしょうか。
読者ターゲットと購入者ターゲットがぶれていていませんか?
その2つは同じ物を示さなければなりません。
作家サイドの視点であるならば、10代をターゲットとした小説を書くのに転生ものを書いていては、読者ターゲットを誤っていることになりますが、結果として購入者ターゲットはあっているということになるわけです。
そもそもなろうの読者層も中高年なわけで、なろうに追随しようとしている時点で10代がターゲットではないのです。
また、これは公開するには惜しい情報ですが、なろうではR15タグを読者が自身で選別している数が非常に多いのです。筆者側ではありません。
つまり、読者側も10代向けのお話を望んでいるのではないと言う事です。
少しでも刺激があるものを望んでいるのです。
企業側も、なろうのコミック化では、乳首等の露出を購入意欲に向かわせる手段が多く取られているのです。これも10代をターゲットとした戦略ではありません。
すべてライトノベルでのお話です。
それなのにいつまでも10代向け一辺倒だと言い張っているのが誤りだと言う事です。
個別に設定すべきことであり、筆者が自身で考えるべき項目であり、企業側も考慮すべきことなのです。
趣味で書いているとしても、転生やハーレムを書いているならば、それは10代向けがターゲットではないのです。
矛盾に気が付きましょう。
カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について
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私は前職で長い間WEBの仕事に携わってきました。
SEOなども行い、ターゲット層の調査やキーワード調査などは本格的に行ってきており、お客様との打ち合わせでも企業提案やコンサルタントも行っていました。
このサイトでは、ターゲット層が10代であるという記述を見かけ、それが正しいのか疑問に思い、インターネット上での既存データを調べました。
理由として、基本的に収入のない年齢層をターゲット層だと誤認している企業様が非常に多いためです。
スマホでの通販利用者年齢分布では、10代は50代とほぼ同じで最低ライン、一番多いのは30代と20代、次いで40代。
データ参照 https://netshop.impress.co.jp/node/5950
amazonでの購入品目が1番多いのは書籍類なので、上記数値と同様の分布図と推定できる。
データ参照 https://research.nttcoms.com/database/data/002069/
結論からいうと、購入者層は20代~40代が圧倒的に多く、10代をターゲット層と指定しているのは再検討すべきであるといえる。
また、小説がラノベ化し、仮にアニメ化までしたとします。
そのときの放送枠は深夜帯であり、10代が見るいわゆるゴールデンタイムではない。
講談社の少年ジャンプ等のようにゴールデン枠で放送される枠ではない。
また、現在人気の小説家になろうでは、転生ものが圧倒的に人気である。
この傾向は、読者層が自身の未来に希望が持てなくなったからという裏返しの物であり、その体験は社会経験によるものが大きい。
自身の夢が何かをまだ見つけていない10代という年齢層の傾向とするには、過分な誤りが含まれている。
10代の読者もいるので、わかりやすい文章で書く、という点は理解できるが、ターゲット層を10代だけに絞り、20代以上の年齢層の意見を無視するといった姿勢は明確に謝りだと言える。
結論。ライトノベルでの主要ターゲット年齢層は20~30代である。
といえるかと思われますが、いかがでしょうか。
そもそもターゲット層という言葉を再確認すべきです。
狙いたいメイン購入者層のことをターゲット層と言います。
そして、商業の視点では、ターゲット層を商品に合わせて個別設定します。
一様にライトノベルは10代をターゲット層にするという視点の持ち方がそもそも商業的に誤っているのです。
正しくは、この小説のターゲット層はどこなのか、年齢以外にも細かく設定すべき要件なのです。
ライトノベルを一様に10代と固定してしまっている事こそ、商業的に誤っているのです。
例を上げましょう。
転生ものは、社会にでて、現実の自分に希望が持てない読者が、転生ものを通じて現実逃避を行うものです。
決して10代をターゲットにするべきものではありません。
しかし、それでもターゲット層を10代だと言い張るわけです。
ハーレム物は、学校に通っている同じクラスの女子が好きな純粋な恋をしている男子ではなく、その先の恋愛渇望から生まれる欲望を望む男子向けとなります。
どちらもターゲット層は10代ではありません。
しかし、それでも一様に10をターゲット層だと言い張っているにすぎません。
個別の販売戦略を考えるべきです。
広報を考えても同様です。
駅や電車に広告をだすということは、電車の使用が高く、その駅、またはその列車を使用する層を考えなければなりません。
電車を使うのはおおよそ高校生以上になりますが、高校生は自宅から学校までと行った同じルートになります。
秋葉原や池袋、新宿などに広告を出す場合、ターゲット層は社会人向けとなります。
そもそも自身に収入のない10代をターゲットにする事自体、販売戦略として愚策なのです。
実際に売れている年齢層を無視し続けているにすぎません。
10代でもわかりやすく読みやすい物を書くというのは、ターゲット層意識ではありません。
ただの常識です。
謝ったターゲット層設定は、業界の不振を呼び起こすだけです。
きちんとしたターゲット層設定と、それに合わせた広報戦略が必要なのです。
企業側が売れない原因を作っているわけです。
経営陣は、企業運営に関するセミナーやらコンサルタントを雇うべきです。
そのしわ寄せが、売れない作家を増産しているのです。
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