第3研究室  小説サイトの作り方 | トップへ戻る |

ネット作家の体験談その3

目次 最新 その2 その1 はじめに

自サイトで小説を発表しようとする方が参考に出来るように、
ネット作家の体験談を募集します。
フォームよりの投稿をお待ちしています。
陸さんの体験談
 はじめまして 陸と申します。
 今私は二次創作のサイトを経営していますが、
 アクセスアップで困ったことは特にありませんでした。

 ぶっちゃけていうと、人気のある作品の二次だと、特に目立つ工夫をせずとも、
 人の集まるランキングに登録するだけである程度アクセスがあります。


 登録したその日に、正確には覚えていませんが、100アクセスいったかどうかだったです。
 駄文ながらサイト公開日から掲示板に書き込みがもらえ、
 1週間に1回は必ず、多い日には1日に5,6記事ぐらい書き込んでいただけました。
 ウェブ拍手だと更新した日には20ぐらいのコメントがもらえました。
 
 特に目立ったことはせずとも最初は100から500をうろうろしていたアクセスが、
 2000までいきました。

 アクセス解析によると半分ぐらいはブックマークからですが、
 私はひとつのランキングサイトにしか登録していなかったので、
 他のサイト様から貼っていただけたリンク以外は全てそのサイトからのお客様ということになります。
 私の文章はまだまだまだ未熟で、実力はほとんどありません。
 なのにこれだけのアクセスがもらえたポイントは大きく分けて二つ。

 ひとつはしつこいぐらい何度も言ってしまっている、
 たくさんアクセスのあるランキングや検索サイト様に登録すること。


 そのとき、クリックがたくさんいただけるような紹介文を書くこと。

 クリックいただけなければ登録しても意味ないですしね(汗)
 小説はともかく、紹介文は100%お客様のことを考え、書くべきです。
 当然ことですが、どうも独りよがりな紹介文も多い気がします。
 自己陶酔して独りよがりな小説には何の文句もいいません。
 面白かったら読みたいと思いますが、紹介文は完全にお客様のためにあるものです。
 自己陶酔した自分本位の紹介文など、(ネット上ですが)ちり紙にさえなりません。

 それからもうひとつのポイントは更新を頻繁にすること。

 当たり前のことで申し訳ないのですが、
 更新がたくさんあるのはやはり読者の方々が一番喜ぶことだと思います。

 結局小説サイトにおいてアクセスをもらうに大切なことはとても単純で、
 まず人の集まるところに出て行くこと、頻繁に更新すること、
 そしてポイントにも入れませんでしたが面白いものを書くこと。
 頻繁な更新はともかく、これ以外にないと思います。

 前にもいったとおり私の書く文章はまだまだ未熟で、
 ここに来ていらっしゃる皆様の足元にも、とてもとても及びません。
 上で書いておいてなんですが、面白いものだとは口が裂けてもいえません。
 それでも人に来てもらえるサイトになったのは最初に言った2つのことを大事にしたからです。
 それだけで読者様はサイトに足を運んでくださいます。

 あと、感想をもらうために昔私がやっていたのは、
 小説または目次ページの最後に掲示板のリンクや簡易メールフォームを設置することでした。


 私が読者側にまわっても、よっぽどのことがないかぎり、小説を読んだ後、
 ホームページのトップまでいって掲示板に書き込みするなど面倒なことはしません。
 簡易メールフォームはほんとに楽だと思うので、
 アクセスがあればきっとたくさん感想がもらえると思います。
 長々となってしまって申し訳ありませんが、私の経験で何かお役に立てたら幸いです。


矢神千倖さんの体験談
 以前は副管理人としての立場だったのですが、
 今回はサイトを持った主管理人として再度、体験談として投稿させていただきます。

 以前も書きましたが、リアルの友人には本当に信頼出来る人以外アドレスを教えないことです。

 物凄く賑わっていて、それこそ毎日のように多くの書き込みがBBSにあったりすれば、
 別なのでしょうが、そうでない場合は十中八九、荒らされます。
 利用規約を設けても大した効果は得られません。
 さらに、1人荒らす人にアドレスを教えてしまうと、そのグループで急速にアドレスが広まり、
 サイトオーナーの最も欲しいであろう感想、
 励ましや応援の言葉よりもその人たちの意味のない書き込みが多くなります。
 それだけではなく、感想などが激減します。

 ちょっと管理を怠っていると、BBSには何件もの荒らし目的の書き込みがされるので、
 感想を書こうにも気が引ける、と言ったことが起こってくるようです。
 友人にアドレスを教える場合、相手が信用に足るかどうか慎重に見極める必要があります。

 アクセスアップを図るため、みなさん様々な工夫をされているようですが、僕の例を紹介します。

 それは、定期連載することです。

 小説を連載することによって、その作品に少しでも興味を持ってもらうことが出来れば、
 自然とその人はサイトに足を運んでくれるようになり、そして常連さんとなることがあります。
 僕は「毎月第1第3日曜日に更新する」と明言していますので、
 期限までに書くと言う力も自然と養われてくるでしょう。

 ウェブ拍手よりいただいた嬉しい言葉があります。
「今日(土曜日)が更新日ではないのですが、ついつい足を運んでしまいました。頑張ってください。」
 こう言った言葉をいただくと、本当に嬉しくなります。
 それがそのままやる気に直結しますね。
 
 何か自分の中でルールを作ることは非常に有効だと思います。


みゆさんの体験談
 はじめまして、みゆと申します。
 サイト(二次創作サイトですが)を始めて3年目です。
 アクセス数は一応3年目の現在28万ほど回っているので、
 少しは参考になるかと思って投稿してみました。

 サイトを立ち上げた目的は、やはり自作の小説を誰かに読んでもらいたい、というものでした。
 そして読んでもらえたら、感想だって欲しいのが心情ですよね。
 私自身、よほど気に入った作品でもない限り、メールや掲示板に感想を書くことはしません。
 それでも「この作品面白かったです」程度の軽い感想を差し上げたくなる時って、
 あるじゃないですか? そういった場合に適しているな、と思ったのがWeb拍手でした。

 拍手のページに小説などを載せると、その拍手お礼小説に対しての感想をもらえたりします。

 さらに自分の経験上、拍手コメントに対する管理人からのレスがもらえると、
 またコメントを書こうという気持ちになります。

 やはりコミュニケーションが大切だと思うんですよ。レスは早ければ早いほどいいです。

 ただ、自サイトに拍手を置いていたのはいいのですが、
 拍手用の作品をなかなか更新できなかったりしたので、今では外してしまっていますが。
 まめに更新できるのであれば、それでいいと思います。
 その代わり「一言メールフォーム」というものを、今では置いています。
 コンテンツのあるページ、小説の置いてあるページなどの下に貼っておくと、
 そこから直接コメントをもらえたりします。
 もちろんコメントに対しては日記などでレスを返すようにしています。
 匿名性のあるものですが、名前を名乗ってくださる方も多いです。
 拍手は一度クリックして、そのページにコメントを入れる、という作業ですが、
 一言フォームは小説のページにフォームが置いてあるので、
 コメントを入れやすいのではないかと思います。
 面倒でなければ、作品ごとにフォームを設置しておくのもいいかもしれません。
 
 とにかく手軽に。それを一番に考えています。
 なので、更新するとぽつぽつ感想をもらえたりします。

 感想が欲しい、欲しい、というあからさまなオーラが見えるサイトは敬遠されがちです。
 感想のスタイルも3行メールは論外だ、
 などと言っているサイトへ感想を寄越す気にはあまりなれません。
 もちろんネットマナーは大切ですが。

 「面白いですね」「この作品が好きです」程度の感想でさえ、出す方は結構悩むものです。
 ゲスト様が「感想を出す」行為を大切にしてあげてください。


 たとえ一言であっても、それは創作の励みになるはずです。
 ちゃんとした感想が欲しいのであれば、投稿サイトなどに出せばいいのです。
 一般のゲスト様にまでそれを求めるのは酷です。
 
 そういった、ゲストに優しい姿勢が垣間見えるサイトであれば、
 ゲスト様も感想を出しやすいのではないかな、と思います。


 アクセス数を多くするにはサーチサイトなどに登録するのが早いと思います。
 リングも登録したことがあるのですが、そちらからはあまりゲストが来なかったので、
 今ではサーチサイトにしか登録していません。
 
 更新すると「更新サイト」などのページのトップに掲載されるようなサーチサイトだと、
 結構たくさんゲスト様が来てくださいます。


 ただ、サーチサイトなどは「初めてのゲスト」用です。そこから「常連」にさせるかどうかは、
 ご自分の力量、ゲストへの姿勢などにかかっているのだと、気を引き締めていてもらいたいですね。
 二次小説目当てで来てくださっている拙サイトのゲスト様でも、
 常連になればオリジナル小説も読んでくれたり感想を下さったりします。
 感想をたくさんもらえなくても、カウンタが回っているのであればそれで満足する、
 という考えも持っていたほうがいいと思います。

 感想にこだわっていると、作品そのものの質も変わってきてしまいますから。
 読者に媚びる作品は面白くないですからね。

 以上、少しでも参考になれば幸いです。


紅月赤哉さんの体験談
 こんにちは。紅月赤哉です。
 サイトは2006年現在で6年目なので、少しは参考になるかなと書いてみます。


1・うれしかったこと
 やはり感想をいただけることでしょうか。 
 本 当に関係ない人からというのは少ないんですけど、相互リンクしてくれる人、
 入っている同盟、リングから来てくれる人からもらえる感想はやはり嬉しいです。

 少し前に、開設当時から付き合いある人から「失礼だけど、凄い上手くなっててびっくりした」
 と言われ感動したことがあります。
 長く続けていることで体験できる特権だと思います。


2・こんなことをして失敗
 少し前、とある管理人さんと一悶着あって荒らしにあいましたね。
 悪口書き込みされたくらいですが。
 明らかに相手が僕との約束を破り、その結果からの行動だったんですけど……
 情報伝達の仕方に問題があったようで。
 柔らかく言うことを学ばないと、と思いました。

 体験はここまで。


 ここからは個人的な考えを。
 サイトは何のためにあるのか。

 最近サイト持とうとしている人は「小説の感想を貰うため」にサイトを開設しているように見えます。
 それで感想を貰えず、つまらなくなって最後は閉鎖、みたいな。違うなら良いのですが……。

 小説を載せて感想を貰うのならば、投稿サイトで発表していけば良い。
 交流したいなら投稿サイトのチャットにいればいい。
 なら、なんで小説サイトを運営しているのか。
 投稿所から消えた作品にもまたあとで感想を貰いたいから?

 サイトというのは大前提として「人と関わるための場所」だと僕は思っています。

 ネット上で創作をしている人と関わるため、
 相手が自分に会いたいなと思う時に確実に会える場所が自分のサイトだと。
 投稿サイトだけなら会えない時もありますしね。

 サイト運営する上で必要なのは小説を書くことよりも、
 お客様や他サイト管理人さんとのコミュニケーションで、
 小説サイトはそれにプラスして小説を書くということが必要になると思います。


 あくまでメインは「交流」であって「小説の感想」は交流の一部分でしかない。
 そして、交流は一人では出来ません。
 相手に話し掛けて、話し掛けられたら返事してと繰り返すことで生まれるものだと思います。
 その点がしっくりこないから、感想が来ないと悩んで閑古鳥が鳴き、
 やがて消滅となるのではないでしょうか。

 小説サイトは「載せてる小説の感想を貰うサイト」というよりも
 「小説書きである自分が、他の小説書いている人や読者と交流するサイト」であってほしいです。
 前者の思考が強ければ強いほど、もらえないなら萎えてしまうでしょうし。


 もう一度言いますが、小説の感想をもらいたいだけならば、投稿サイトがあります。
 ならば、自分の小説サイトを持つ意味を少し別の方向に求めてみてもいいのではないでしょうか?
 以上、続いているサイト管理人としての考えでした。


Dr.ウニボンさんの体験談
 私は感想などはほとんど貰っていませんでした。

 元々小説サイトではなく(今も小説メインではありますが、小説サイトではありません)、
 小説は、本当にコンテンツの一部の一部、おまけみたいなものでしたからね。
 ですが、流石にあまりに寂しいので、小説リングや小説検索エンジンなどに登録し、
 なおかつ小説専門のサイトさんと相互リンクを結んだりして感想はあまり貰えないまでも、
 カウンターはしっかり回るようになりました。

 で、現在はweb拍手も導入しているのですが、
 やはりボタン一つで気軽に応援出来るのが良いのか、更新後などは拍手があったりします。


 あ、あと、『○○というキャラクターを考えたんですけど、小説に出して貰えませんか?』
 というちょっと変わった要望もあったりしました。
 非常に面白そうなキャラでしたので、存分に使わせていただきましたが。

 失敗談といえば、誤字脱字の報告が二度ほど。
 後は、公開後にページのリンクをミスっていたり、
 ページのデザインが読み難そうだったので途中でデザイン変更しました。

 嬉しかった事は、感想を書いてくださった方が何名かいる事と、
 アクセス解析の解析結果からどうやら定期的に読んでいらっしゃる方が数名ほどいる事、
 (二時間以上掛けて最初から最新分まで読んだ方も)
 こういった掲示板などで皆様とお話出来る事ですね。

 なお、基本的に趣味で公開しているものなので、
 トラブルくらいでは公開停止にするつもりはありません。

 工夫点ですが、web拍手の設置、小説ページからすぐ書き込めるように掲示板を設置、
 小説専用リングや検索エンジンなどに登録するのが、一番良いと思います。

 
 後は感想が貰えるよう、貪欲に宣伝する事(ただし礼節やマナー、節度は守る)が大切でしょうね。
 あ、相互リンクなどもかなり重要ですよ。孤立している、というのは寂しいですし、
 定期的に挨拶に行けばその掲示板から新たな人が来てくれる事も多いですので。

 また、個人的な意見ですが、web上でも何でも公開するからには、
 自分の作品にはある程度自信と責任を持って頂きたいですね。
 たまに恐ろしく自分を卑下している人を見掛けますが、
 「ほ〜、貴方はそんな作品を人様にお見せしようとお思いになられるのですね?」
 と思ってしまいます。

目次 最新 その2 その1 はじめに

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