僕もまだまだ未熟なので、あまり参考になるかわかりませんが。
①:衝撃的なセリフ。
地の文を挟んだ方が良い時も、そうでない時もあると思います。目安としては、漫画で考えてみると良いと思います。なんでかと言うと、漫画のモノローグや台詞吹き出しは、原則『人間がぱっと見で理解できる程度の情報量』に分割されているので、その分配性を利用して読者の心理的インパクトの塩梅の参考に出来るためです。
『前振りになる台詞』『衝撃的な一言』をそれぞれ吹き出しに入れると仮定して、以下の二つを考えてみてください。
A:その吹き出しをいくつに分割するか。
B:台詞が書かれているコマで、該当キャラに劇的な動きをさせるか、否か。
小説の場合、漫画よりは長台詞を入れやすいですから、Aで想定したとおりに分割せずともいいと思います。一方で、『なんか長くなりそうだな(目安30文字程度)』と思ったら、読者に脳内整理をする時間を持たせるためにも当たり障りのない程度の地の文を入れると良いかもしれません。
Bの基準は、これはキャラ性や物語性の問題なので一概には言い辛いのですが。例えば、『ホラー要素の強い作品で、悪役が淡々と衝撃的なことを言ってくる』のなら地の文は減らした方が恐ろしいですし、『ギャグ作品でボケキャラがパワーワードを連呼する』シーンの場合はコミカルな動きの演出があった方が良いでしょう。そういった要素を含め、考えてみると良いと思います。
②台詞内にさらに括弧を付けてモノローグを語るか、否か。
これに関しては個人的には『台詞の次の行でで括弧を付けてモノローグを書く』が一番わかりやすいんじゃないかと思います。つまり、
「わかりました。せんせー」
(だァりぃ。やってられるかってンだよ、全く)
みたいな感じです。
一番大事なのは、地の文の書き方を一人称にするか、神の声視点で書くかでしょう。例えば、地の文が主人公視点なら、わざわざ台詞内に括弧を入れずとも地の文で内心を語ればよいと思います。
また、もう一つ気をつけてほしい点として「内心の描写は、できるだけ会話終わりか冒頭にまとめた方が良い」という事です。そうしないと誰が喋ってるのかわかりませんからね。
③話の遮り方。
質問者さんが例に挙げたやり方でも良いと思いますが。
「○○を作る方法? それはな……」
と、教授が言いかけた時だった。悲鳴と共に、魔獣の脱走の知らせが届く。
みたいに地の文で切っても良いですし、逆に勢いを強めるとしたら。
「○○を作る方法? それはな……ッ
「大変だ! 飼育している魔獣が脱走した!」
と言うように、小さい「ッ」「!」で勢いを表しても良いでしょう。このシーン、台詞を遮られた側は何かに驚いて声を詰まらせる形になるので、そういった形でも勢いを表せます。
やや冒険的な手ですが、いっそ鍵括弧を閉じないまま次の行に行くというのも、アリと言えると思います。これは屁理屈ですが、元来日本語の文法に括弧/鍵カッコなんてものは存在しないので、ぶっちゃけ全部を閉じなきゃいけない訳でもないでしょう。
やや暴論もありましたが、何かの参考になればいいと思います。