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| 目次 はじめに 関連情報・第4研究室 『萌え・美少女・美形・BLについて』 美少女の書き方2 |
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はじめに
ライトノベルをよりおもしろくするために必要な要素、それは美少女!!(断定)。 全国の健全なる青少年のみなさん。お待たせしました。 今回のお題は美少女の書き方です。男なら誰でも美少女が好きですよね? ライトノベルを読む醍醐味の一つは、この美少女との出会いと言っても過言ではありません。 現実世界では、そうそう美少女なんかとはお知り合いになれませんからね。 幻想とはいえ、美少女と出会えるのは貴重な体験なのです。すばらしいことなのです!(力説) 美人は3日で飽きるという格言がありますが、それは間違いです。 美少女はずっと見ていても飽きません。 その証拠に、私はパソコンの壁紙を半年以上も同じ美少女CGにしていましたが、 飽きませんでした(笑)。 ……とにかく美少女は理屈抜きにして良いものなのです。 人類の半分が求めるユートピアなのです。ライトノベルにとっては、是非とも必要な要素です。 というかコレなくして語れません(オイ)。 しかし、文章のみで幻想世界を表現しなければならない小説で、 美少女を描くのは大変です。 頭の中で、どんなにかわいい女の子を空想できても、 その具体的なイメージを読者に伝えるのは至難の業なのです。 しかし、我々はこの難題に挑戦せねばなりません。 挑戦して克服し、あなたの作品を読んでくれる読者を萌え萌えにさせるのです! ▲ページの先頭へ |
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美しさを表現するにはどうしたら良いか?
美少女とは、他の女の子より容姿が極めて優れている少女のことです。 内面的な美しさこそ真実の美だという意見もありますが、その考えはひとまず置いておきましょう。 しかし、現実世界では男性の好みも千差万別で、美しさの基準も個々人によって異なります。 「あ、あの娘、かわいい!めっちゃ好み! 」 と思っても、他の男に聞くと 「そうかぁ?」 と気のない返答をされることがあります。また、テレビに出てくるアイドルや、 美少女コンテストで優勝したような女の子の写真を見ても、 ぜんぜん興味をそそられないことがあります。 だから、現実世界では美少女という定義は曖昧なものです。 どんなかわいい女の子でも100人の人間がいたら100人ともが、 その娘を美少女と認めることはありえません。先入観でも与えていない限り無理です。 でも、ライトノベルに出てくる空想上の美少女は、誰もが美少女と認める容姿をしています。 なぜなら、彼女が美しいということが文章によって描写されているからです。 その娘の美しさを文章で表現されたら、よほどうがった読み方をしない限り、 それ以外のイメージを持つことはできませんね。逆に言えば、 小説世界の少女の美しさとは、 それを表現する文章の巧みさに比例されるとも言えます。 あなたの頭の中でイメージされた少女がクレオパトラ級に美しくても、 それを表現する文章が稚拙だったら、読者はその娘を美少女だとは思ってくれないのです。 美少女の初登場シーンでは、最高に工夫した文章で彼女の美しさを詳しく描写してください。 第一印象がなにより肝心です。ここでコケると取り返しがつきません。 では、具体的にどう文章表現を工夫すれば、 読者にその娘が美少女であることが伝わるのでしょうか? コツは2つあります。 1つは比喩表現を活用することです。 女の子の美しさを何か他の美しいモノに例えて表現するのです。 具体的には、花、妖精、精霊、天使、女神、海、川、泉、青空、夕日、月、宝石、黄金、 真珠、芸術作品といったモノを使った比喩です。 もう1つは、女の子の身体を各パーツに分けて描写することです。 髪はどんな感じか? 目はどんな感じか? 口はどんな感じか? 肌はどんな感じか? 顔の造形はどんな感じか? 胸は? 足は? 手は? 声は? ただ漠然と美しいと書くより、身体の各部に着目して具体的に表現した方が、 読者にイメージが伝わりやすいです。 ただし、すべてのパーツを細かく描写すると、特徴が無くなり、 逆に容姿をイメージしづらくなるので注意が必要です。 髪が美しい少女もいれば、声がきれいな少女、目がかわいい少女もいるでしょう。 描写は、その娘の特徴となるパーツを中心として行うと良いです。 プロ作家の方々は、この2つのコツをにしたがって、少女の美しさを見事に表現しています。 以下、私がコレはうまい美少女の描写だ! と感銘を受けたライトノベルやノベルゲームの美少女描写例をあげてみるので、 どのように比喩を活用しているか考えながら読んでみてください。 ▲ページの先頭へ |
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美少女の描写事例
↓描写事例を飛ばして、次に進む。 富士見ファンタジア文庫 『大地をわたる声を聞け』 「アンジェラ皇女……」 あたしは呆然と呟いた。彼女の出現で、薄暗い廊下が一転した。深紅の大輪が咲いたように麗しく、白銀の雫を纏ったように光り輝くその容姿は、何者も近寄らせない神々しさに溢れていた。空気さえ澄み渡るような気がする。いつもながら神出鬼没なお姫様だ。ぽかんと見つめるあたしに彼女は気づいたらしく、にっこりと笑ってくれた。 富士見ファンタジア文庫 『セルフィス様は馬耳東風!』 「……いや?」 娘が、小首を傾げ、ささやく。涼風を思わせる透き通った声で。 その背にたっぷりと流れ落ちる髪が、月明かりを受けて銀色に輝く。 「……いや、なのか?」 息がかかるほどの距離に、顔が近づけられる。 その造作の端正さに、少年が息を呑む。 富士見ファンタジア文庫 『スクラップド・プリンセス』 仰向けに倒れたまま、少女はぼんやりとその碧眼で秋の空を眺めていた。 年頃は十代半ば。典雅な顔立ちであるが、弱々しい雰囲気はない。月光の下の夜会で静香に踊っているよりは、陽光を浴びながら草原を走り回っている方が似合う……そんな少女である。やや癖のある、しかし鮮やか黄金色をした髪を、きちっと結い上げている様が、彼女の活動的な印象を強めていた。 着ているものは朱色と麻色を基調にした、鮮やかな色合いの衣装であるが──その装いには、まるで火事場を駆け抜けてきたかの様な何処が煤けた様子が見受けられる。 ラクウェル・カスール シャノンの双子の姉である娘である。 双子の弟と同じ年齢、よく似た顔立ちでありながら、その容貌にはむしろ子供のような愛嬌がある。目鼻立ちの整ったかなり美しい娘であることは間違いないのだが、美人にありがちな、見る者を遠ざけるような冷たさがない。成熟した女性の優美さと同時に童女のような可憐さがその姿には漂っているのだ。 富士見ファンタジア文庫 『風の聖痕』 心音が耳を聾せんばかりに響き渡る。それでも自然と耳に染みいる少女の歌声。 月に歌を捧げているのか、月を祀っているのか。神に仕える巫女のごとく真摯なその姿は、あまりにも清らかで気高く── (僕は……何を見ている……?) 神事を覗いているような疚しさが心をかすめる。それでも目を離すことができない。離そうと考えることさえ叶わない。目に映るものは輝く月と、月に祝福された少女の姿── 「……ぇ……」 これは現実なのか。この少女は人間なのか。あるは天使か妖精か──それとも魔性か。 富士見ファンタジア文庫 『ストレイト・ジャケット』 そこに現れたのは少女の顔であった。 歳はおそらく十代前半──13か14だろう。人形のように整った顔立ちで、陶器のようになめらかな白い肌がひどく印象的だった。目鼻立ちには幼い柔らかさがあるのだが、同時に端麗な容姿が持つ、鋭利な硬さ──不可侵の気品のようなものが、薄っすらと漂っている。美しい少女だ。それは間違いない。しかも彼女のまとうそれは、媚びを含まぬ、純粋で透明な美しさである。 富士見ファンタジア文庫 『ヴァロフィス』 そのベッドの上には、白い絹の寝間着をまとった少女が横たわっていた。 美しい金色の川のような艶かな髪が、少女の白い顔にかかっている。 その顔は、まだ13歳の子供に相応しい幼さを残しているものの、気品があり、庭の彫像のように美しく整っていた。 しかし、見開かれた瞳は、虚ろで何も残していない。 ファミ通文庫 『式神の城』 その前に座すのは、まだ少女と言っていい歳の娘である。 櫛のとおった長い髪は射干玉(ぬばたま)のように黒く、赤い丈長でまとめている。上に羽織った千早は雪のように白く、袖から出た掌は、色鮮やかな緋袴の上に置かれていた。 背筋を伸ばし、正面を見つめた少女の表情は、水晶のように透き通り、そして硬く引き締まっていた。 角川スニーカー文庫 『トリニティ・ブラッド』 もっとも、そんな少女の心の動きにおかまいなく、さっさとかかり湯をすませたアストは浴槽の反対側に身を沈めていた。優美でしなやかな動きには、無機物さえ遠慮するものか、水面はほとんど波紋をたてぬ。 (ほんと、きれいな人……) 内心、エステルはため息をついた。 実際、エステルがこれまで見てきた中でも、キエフ候は最も美しい部類に入る女性だった。たいていの男を凌駕する長身はメリハリの利いた曲線で構成され、同じ女であるエステルが思わず見とれてしまったほどだ。 角川ビーンズ文庫 『月の人魚姫』 今日のルシンダはいつにもまして気合いの入ったいでたちをしていた。 薄いシフォンを何枚も重ねてチューリップの花を逆さまにしたような柔らかなシルエットのドレスは、今日のために新調したものだったし、念入りにカールさせた髪にはピンで留めた生花をちらばせていた。春の花の妖精のように実に可憐な姿だった。 集英社スーパーダッシュ文庫 『バスタード黒い虹』 1人は女――それも十歳かそこらの幼い少女であった。 女性としてはまるで未完成な年頃であったが、それでもすでに恐ろしいまでの美貌の片鱗を、この少女は垣間見せている。 きめの細かい褐色の健康そうな肌と、艶かで瑞々しい緑がかった黒髪。大きな目の中心で良く動く瞳もまた磨き抜かれた黒玉のような漆黒に輝き、形の整った薄桃色の唇と、小さく並びの良い真っ白な歯が端正な顔にアクセントを添えている。 Nitro+ 『吸血殲鬼ヴェドゴニア』 (ノベルゲーム) 闇が、ほのかに照らされる。 白く柔らかい月の光……いや、違う。 輝くほどに白く美しい、まるで月の光を受けた百合の花弁のような…… そんな、女の子の顔が、覗き込むように見下ろしている。 (中略) 彼女の…… まるで清楚なつぼみのように噤まれた唇が、ゆっくりと薄く開かれる。 なにか大切なことを告げようとするかのように。 その唇の奥に、たしかに見えた。 清楚に整った歯並びの、上の犬歯だけが…… 長く、鋭く、濡れたように赤く染まっている。 血の色に、この俺の血の色に…… Nitro+ 『鬼哭街』 (ノベルゲーム) 鬼眼とあだ名される双眸が、いま穏やかに見守り続けるものは…… 林立する枯れ木の合間を、幽霊のように散漫とさまよう白い影。 冴え冴えと冷たい月光を受ける白緞子のチャイナドレスが、深淵を仄光りながら泳ぐ深海魚を思わせる。 彼がルイリーと呼ぶガイドノイド。 かつて彼の愛した少女と、同じ顔、同じ名を持つ機械人形。 どうでしたか?可憐な少女たちの怒濤の連続登場に、悩殺されませんでしたか?(笑) 以上にあげたプロの描写例はどれも比喩を非常にうまく活用して、 美少女たちの美しさを表現していますね。 でも、これらの実例には初めに指摘したように一定のパターンがあったと思います。 それは、少女たちの身体を髪、瞳、肌、唇、腕、足といったパーツに分け、 それぞれを、花、妖精、精霊、天使、女神、海、川、泉、青空、夕日、月、宝石、 黄金、真珠、芸術作品といったものに例えて表現しているということです。 (中には、これらの比喩に頼らない高等テクニックもありましたが)。 あなたも、このパターンを活用すれば、簡単に美少女を描けるようになります。 挑戦してみてください。 美少女描写事例は、 読者様から投稿していただいた、美少女描写・表現テクニック のコーナーでも紹介しています。 ぜひ、こちらも参考にしてみてください。 ▲ページの先頭へ |
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繰り返し少女の美しさを描写することで印象を強める
美少女描写方法は、だいだい飲み込めていただけたと思います。 え? まだよく分からない? そうおっしゃる方は、もっとたくさんの小説を読んで美少女の描写研究をしてみてください。 これは良い! と思った美少女描写をパソコンやノートにいくつも書き写して覚え、 その描写テクニックを身につけるのです。 これこそ、究極の美少女描写上達法だと言えますね。 私も(*´Д`)ハァハァしながら、この上達法を実践し続けています(笑)。 美少女を描く道は1日にして成らないのです。厳しい修行に耐え抜いたモノだけが、 美少女描写テクという至宝を手にすることができるのです(笑)。 次は、登場人物の女の子が美少女であるという印象を強めるためのテクニックです。 美少女の登場シーンに彼女がいかに美しくてかわいくて萌え萌えなのかを描写しただけでは、 読者にその娘が美少女であることを印象づけるには不十分です。 第一印象のつかみが何より肝心なのは言うまでもありませんが、 読み進めていく間に、読者はそのお嬢さんが美少女であることを忘れてしまいます。 美しかったイメージが、だんだん風化していってしまうのです。 これを防ぐには、少女の美しさをさりげない文章でたびたび描写することです。 例を挙げてみましょう。 うれしくてたまらないといった様子で、少女はターンを決める。 彼女のフレアスカートの裾が、花弁のように広がった。 ここでは、スカートが広がる様を花弁に例えてみました。 なんとなく、華やかできれいな感じを受けますでしょう? こうやって、さらりと、少女の美しさを繰り返し表現していきましょう。 他にも例を挙げてみます 川に足を踏み入れた少女は、清流の冷たさに歓声を上げる。 爛漫と川面を蹴り、水と戯れる彼女の様子は水の妖精のようにかわいらしかった。 少女の雪のように白い指が、魔法陣の軌跡をなぞる。 「大丈夫?」 森の泉のように澄んだ濃緑色の瞳が、オレを見つめる。 少女は小鳥のように小首を傾げた。 動物たちと戯れながら、彼女は鈴振るような声で歌う。 このような少女の美しさをさりげなく表現する描写を、ところどころに挿入してみてください。 そうすれば、彼女が美少女であることが読者により深く伝わります。 しかし、毎回毎回、彼女がいかに美しいか描写しまくると、うざったく感じられるので、ほどほどに。 美少女の書き方2 |
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▼創作研究室 関連情報
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「これうまい!」「萌えだ!」と思われた美少女描写・表現テクニックを教えてください。
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