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ものとんさんのランク: 3段 合計点: 6

ものとんさんの返信一覧

元記事:性別を主題にした物語を作りたいが……

最近漫画などでは、性別未分化モノが流行っている様で、どこか性別という概念の息苦しさを表している様にも思えます。甘粕です。

甘粕自身、性別が男女の中間に位置する中性の為(詳しくはwikiを参照の事)
性別を主題とした物語を手がけたいと思ったのですが
ここで二つほど悩みが出てきました。

・漫画では、その性別の曖昧さがイラストによって可視化され、
わかりやすくなっている&大半が恋愛もの、なので読んでくれる人も多かろうと思うのですが、小説ではジャンルは選べても性別の曖昧さを表現する事がどうにも難しい。
(私は数年前漫画を描いていたので、別媒体で展開も出来なくもないのですが……)

・そして性別という概念を社会全体の仕組みから考えた時に
社会が崩壊するレベルで、制度などを考えるのが難しい。
(これを回避する為に性別未分化モノは殆どが恋愛ものなのか? と思ったり)

性別未分化モノを恋愛抜きで小説で展開させる事は難しい事なのでしょうか?

私が何故そのジャンルを手がけたいか、という理由を述べますと
私自身がはっきりしない苦しい思いを昇華させたい、知ってもらいたい、という思いがあるからですね。で、わかりやすい手段として「物語化」させたいという事です。

皆様の知恵をお貸し頂けないでしょうか?

上記の回答(性別を主題にした物語を作りたいが……の返信)

投稿者 ものとん : 3 人気回答! 投稿日時:

レスをどうするか、かなり迷ったのですが、これもなんらかの情報になるかと思い、書き込んでみることにします。
文章がとっちらかってますが、ご容赦ください。あと、現在健康上の理由で小説が読めません(web小説は特に)。甘粕さんの作品は読むことができませんこと、お許しください。

性別が中性というお話で、私が真っ先に思い出したのは「IS」です。
※ご存じない方には、こちらの記事などが参考になるかと思います。
「手術されるインターセックスの子供たち トップモデルが壮絶な告白」
https://www.newsweekjapan.jp/sakamaki/2018/06/post-52.php
で、ISの存在を知ったきっかけが、少女漫画の「IS ~男でも女でもない性~」(六花チヨ著)でした。(ただし、全巻は読んではいません。)
この作品は現実の医学的・生物学的に雌雄の判別が難しい人々を題材に描かれていますが、この医学・生物学のような科学にフィクションを加えたSFだと、作品がもう少しあって、ストーリーのメインではないかもしれませんが調べた幾つかを挙げてみます。

・漫画()は連載開始時
「11人いる!」萩尾望都 1975
「イズァローン伝説」竹宮恵子 1982
「月の子」清水玲子 1988
「原獣文書」なるしまゆり 1995
「マージナル」萩尾望都 1985
「ZERO」やまざき貴子 2001

・海外小説()は日本発売時
「闇の左手」アーシュラ・K・ル=グウィン 1977
「死の王」タニス・リー 1986
「ファイナルジェンダー―神々の翼に乗って」ジェイムズ・アラン ガードナー 1999
・日本の小説
「紫の砂漠」松村栄子 2000
「インターセックス」帚木蓬生 2011(ジャンルは医療サスペンスに分類?)

これらの作品が40年以上前からあることを思えば、
>小説ではジャンルは選べても性別の曖昧さを表現する事がどうにも難しい。
これは作者の腕次第、ということでしょう。

ところで、私がとても気になったのは甘粕さんの「認識」についてです。
ここからは揚げ足取りのようになってしまうことをお許しください。

>最近漫画などでは性別未分化モノが流行っている様で
性別未分化モノとは、どういう作品傾向だと捉えられているのでしょうか?
漫画だけではないということですか? 男性向けですか? 女性向けですか? 一般向けですか?
商業でですか? 投稿サイトなどのインディーズ(同人)界隈でですか?

>性別が男女の中間に位置する中性の為(詳しくはwikiを参照の事)
Wikipediaで「中性」で検索したら「性別が男性と女性の中間的であること。分野によっては間性と呼ぶ。」とありました。
……他の相談の文面を見ていても思うのですが、相談文として説明不足、というか相談相手に不親切ではないでしょうか。

>性別という概念
性別とは「男女または雌雄の区別。(大辞林より)」で、科学的に定義または分類されるものです。
一方概念とは言語としては「ある事物の概括的で大まかな意味内容。(同)」です。哲学だと「事物が思考によって捉えられたり表現される時の思考内容や表象、またその言語表現(名辞)の意味内容。(同)」です。
コレ、たとえば「性別にまつわる息苦しさ」なら、ジェンダー(性役割)に対するストレスの話(社会学)だな、とわかるんですが……何を表しているのか、なにかの比喩なのか、私には判断がつきませんでした。

>そして性別という概念を社会全体の仕組みから考えた時に社会が崩壊するレベルで、制度などを考えるのが難しい。
少し「分類」を大きくしてみます。
性別は生物にとって、概念などではなく現在進行形で抱えている「個体の現実」です。
そして社会というものは、この生物が群れを作る中でできてきます
人間に話を戻すと、日本は長く男性優位の社会的歴史がありますが、現在の社会制度の多くは明治政府が決めたことが元になっていますよね。明治維新前とは、かなり違う。そして弥生時代ぐらいまで順々に遡っていくと、それぞれ時代によって違いますよね。
社会とは、政治方針や法律や経済状況が変われば動く、流動的なものです。

で、甘粕さんは、科学の話がしたいのでしょうか? 社会学の話がしたいのでしょうか? 哲学の話がしたいのでしょうか?
創作においては視点や目線や着眼点につながることだと思いますので、論点を絞ることは意識されたほうが良いと思います。

ほかにも、他のかたへのレス引っ張ってきて申し訳ないのですが
>生殖機能なにそれ重要?
の言葉に、医学や生物学知識の不足が感じられたり……
>性同一性 xジェンダーについては、甘粕自身が当事者故知識はあります。
Xジェンダーは定義がよくわからないので置いておくとして(でも主義とか思想に入る?)、性同一性は「人間が有している『自身がどの性別に属するか、同一感を持つかという感覚』(Wikipediaより)」のことです。
この性同一性と身体的性別が一致しないのが「性同一性障害・GID」だとすると、先述した「IS」とはまた違う話になります。
甘粕さんがおっしゃりたいのは、性同一性についてですか? GIDに関してですか? ISの話ですか?
主義や感覚の話だとすれば、感じてる人が「当事者」なのは当たり前のことですよね?
どうも用語に対する引っかかり、特に社会用語に関しての勉強不足・説明不足をしばしば感じます。(私の知識もたいがい浅いんですが)
そのあたりの整理分類理解が甘粕さんの中で甘いように見えますし、そこがご自身の迷いにもつながっているようにも思えます。
また他のスレッドの件(「読めない」)には、この部分も多少は関係あるのでは、と思います。

>性別未分化モノは殆どが恋愛もの
生物は本能として生殖プログラムを持って生まれます。
その前段階に恋愛があると考えれば、雌雄の性差が大きく関わってくることになるので、性別にまつわるエピソードを入れるのに便利だからではないでしょうか。
第二次性徴で初めて自分の性と向き合う人間は多いと思いますが、恋愛するとまた自分と相手の性を強く感じることになります。
創作では登場人物の人生経験値を上げやすいし、イベントを起こしやすい。
性別未分化の人間を扱っている作品ならば、生殖環境で魚の雌雄が決まるなら人間は恋愛による意思で雌雄を決めてもいいのではないか、という主旨の物語かとも想像します。
恋愛と広い意味での性は、生物学的に連なっているということです。(社会学とか心理学とかは、また別)

甘粕さんの創作では、どんな状況でどんな登場人物が、なにかをしたりしなかったり、その結果なにかになったりならなかったり、なにかを得たり失ったり、誰かとどんな関係を築いたり壊したり壊されたりして、なにを考えたり思ったり感じたりするのですか? その結果、どうなるのですか?
私は物語というのはそれに尽きると考えていますが、甘粕さんの中ではどうですか?
疑問形で書き出してみましたが、返答を要してはいませんので、ただの設問だとお考えいただければ。
世のクリエーターさんの多くは、自分の中の答えを見つけるためもあって書いたり描いたり造ったり創ったりされているものだと思うので、万人に通用する絶対的な正解はないと思います。

最後に。
質問や相談をしておいて「知らないのでわからない」「××なので……」と答える人・事は、「デモデモダッテ」と呼ばれます。(ネットスラングかも?)
他人の意見という形で情報が与えられているのに活かせないのは、情報処理能力や読解力の問題かと考えますが、自尊感情みたいな心の在り様で語られるならば、心療・心理の専門家の範疇でしょう。アマチュア創作者の意見交換コミュニティに持ち込まれても手に余る、と私も思います。
自己表現は、手段と相手と時と場を見極めて選んで行うことも必要ではないでしょうか。
長々と失礼しました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 性別を主題にした物語を作りたいが……

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元記事:異世界の魔法について

先日お世話になりました橙というものです。素人の意見ですのでご容赦下さい。
今回は物語を書く上で固めていきたい異世界の魔法の誕生について現実に当てはめてみて考えてみました。「異世界だから」や「神のおかげ」と言ってしまえばそこまでですが、私としては異世界では重力が働き、朝と夜が存在し、地球から転移されたにも関わらず呼吸ができるなど地球と変わらない環境であるのに加えて魔法という概念が存在するのが当たり前の事象として扱ってはならないと思いました。異世界の温度が地球と同じである、酸素がある、物語によっては月が2つあるのに異世界が安定しているなどの点から異世界は一種のパラレルワールドであると考えられます。ここでは異世界を一惑星として考えて現在と変わらない環境の惑星の完成までは地球と同じとします。
まず、異世界において大事な要素である魔法について考えていきます。私が勉強不足のためまだ他にあるかもしれないが魔法の発動方法を以下の5つとします。
①魔法陣を描く
②妖精を媒介とする
③体内を循環している物質を使い体外に放出する
④異世界人には体に特別な臓器が存在するから使える
⑤魔法を行う為の物質であるが空気中に存在しそれを元に発動する
大半のものは魔法を使うための物質が存在することが分かります。一般的に言う魔素やマナです。このことから異世界には酸素や水素のように魔素という物質が形成されているおかげで魔法が使えるようになったと考えられます。
それぞれの方法から魔法の成り立ちについて考えていきます。
①の場合は決められた法則に基づく紋様を描いて術者が発動するなどあります。魔法陣を使う世界での魔法の行使は魔法陣を頭で描いて技名を口にして行います。私はこの方法は頭で描いているものを具現化していることから術者の思考を読み取る存在が存在し、それらが魔法を行使していると考えます。このことから魔法陣を使う世界には②と同じで妖精という存在が必要不可欠になると考えました。では、妖精という存在はどのように生まれてきたのか考察していきたいですが、地球に当てはまる存在がないので、地球での生物の誕生と同じように魔素が独自に進化して生まれた生物と考えます。これらのことから、①と②は同義と考えました。次に③の場合です。私は④と同じ理由で異世界で独自に発展した肝臓と腎臓の機能が合わさったような栄養を吸収し、体外へ放出する器官が存在するからと考えました。しかしこの場合だと異世界に来た地球人が魔法を使えないです。私の読んだことある作品(主になろう小説)では地球人は体内にある物質の循環を感知する練習をすることで魔法を使えるようになっていました。中にはその物質を操る者もいます。私はこれらのことからこの物質は異世界にのみ存在する物質であるため魔素と扱われるのは必然的であると考えます。しかし地球人にはない感覚を用いて体内を循環している魔素を感知しています。私達は漠然とした感覚で血液の流れを感知できますがその流れを精密には感知できません。地球人が体内に存在する魔素を感知するということは、体内がそれを感知しているのではなく体の表面にある皮膚がそれを感知しているのではないかと考えました。要するに触覚です。体内に存在すると考えられているものを皮膚が感知するので、魔素というものは放射性物質みたいなもので血液に反応して物質化し、体内を流れまた体外に出た瞬間空気中に存在するなんらかの物質(窒素や酸素など)と反応し物質化し皮膚が感知してるのではと考えました。また体内に存在すると思われる魔素を使って魔法を行使していることから、魔素は思考を感知している存在であると考えました。そうなるとこの場合でも魔素は妖精であると考えました。ここまで考えると、⑤の場合も魔素というのは妖精という機械的な存在に命令することで魔法を行使しているという考えに至りました。
これらのことから魔法の行使には実体の有無関係なく妖精が必要不可欠であると考えました。先に述べたように妖精という存在は地球に当てはまるものがないので異世界で独自にある魔素が進化して生物化したものと考えてみました。
申し訳ないですが魔素の誕生や何故妖精が生物の思考を読み取れるのかは上手い具合に思いつかなかったので、私はまだ地球でも解明されてない思考のメカニズムを読み取っていると考えました。また、何故妖精が生物の命令を行使するのかというのも「そういう存在だから」としか考えられませんでした。魔法の発動内容については例えば、土魔法火魔法のように妖精が自然になんらかの作用を及ぼしているとしか考えられませんでした。
皆さんの魔法の考え方について教えていただけたら幸いです。

上記の回答(異世界の魔法についての返信)

投稿者 ものとん : 2 投稿日時:

>>異世界では重力が働き、朝と夜が存在し、地球から転移されたにも関わらず呼吸ができるなど地球と変わらない環境であるのに加えて魔法という概念が存在するのが当たり前の事象として扱ってはならないと思いました。

橙さんがなぜそう思われたのかが気になります。
現在解明されている地球での物理や化学の法則・自然科学での理論、社会構造なんかに縛られないで、好きにやっちゃえるのが異世界ファンタジーのいいところだと私は思うので。
それに地球の環境とひとくちに言っても、例えば沖縄と北海道でも重力差がある(らしい)し、北極圏付近では夏至前後・南極圏付近では冬至前後に太陽が沈まない白夜があるし、酸素はあっても濃い薄いやら、ものすごく色々ありますしね。
私たちが生きている現実と何かが同じだけど何かが違う、そんな世界を創れるのがフィクションの醍醐味の一つ、とも個人的には思っています。

monokakiというサイトはご存じですか?
https://monokaki.everystar.jp/
小説、コミック、イラスト、写真、エッセイ・HowTo、俳句・川柳・短歌など、さまざまな趣味や作品を投稿&閲覧できるメディア「エブリスタ」が運営している「物書きのためのメディア」です。(サイトの説明より引用)
このサイトで連載されている「新しいファンタジーの教科書」の記事など、参考にされてはいかがでしょうか?
魔法については第三回「物語に深みを与える、魔法の過去・現在・未来」で述べられていますので。
他にも創作ハウツーや特集「新人賞の懐」での公募小説を選考する編集側へのインタビュー、平成の文学史など、目を通しておいて損はない記事もあるので、よろしければ興味を持った部分だけでも一読をオススメしておきます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界の魔法について

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元記事:設定を作るうえでおすすめの本(主に科学技術)

 設定を作るうえで役立ちそう、役立った本を教えていただけると嬉しいです。サイトでもいいです。特に科学技術や工業機械(?)の歴史についてです。
 例えば、リボルバーというのはたしか19世紀に発明されたものだった思うのですが、それが単に思いつきにくい技術だから、それまで作り出されなかったのか、それとも材料がなかったのか、それとも材料の加工方法がなかったからなのか、というようにある道具が出来るまで、出来れば量産できるために、どのような材料、技術、加工の条件が必要であるかという知識が欲しいです。フィクションと絡めると、ある道具が登場した際、そのフィクション世界を現実のこの世界基準で考えるかぎり、その世界ではどのような道具や技術が存在可能になってしまうか、ということを考えるための知識です。
 多分それぞれの専門分野に散らばっていると思いますので、こういう機械技術を知ることが出来る情報が載っているならジャンルは何でもいいですので(やさしいのが好きです)、なんでも気楽に教えてくださいませ。

上記の回答(設定を作るうえでおすすめの本(主に科学技術)の返信)

投稿者 ものとん : 1 投稿日時:

ご質問に対して的外れかもしれまんせんが、もしも自分が現実の技術系に関して初歩的なことについて調べるとしたら。

・プロジェクトXのDVDの興味深い回を観る。
・気になったメーカー(家電とか車とか?)のサイトを見る。
・かこさとしさん等の科学絵本を当たる。
・工場見学に行く。

でしょうか?
あと自然科学系は夏休みこども科学電話相談の実況まとめも知識増やすにはわかりやすいかと思いますし、専門用語を使わずにその現象や状態をどう説明するか、表現の参考にもなるかと。
IT関連は2020年から小学校でコンピュータプログラミングが必修になるので、そのタイミングで「今さら聞けない基礎知識」みたいな書籍がそのうち出るのでは、と思っています。
工業機械に関しては、メーカー勤務経験もあることから広すぎる…としか…。
重機なのか精密部品なのか金属なのか合成樹脂なのか、一つの機械でも部分(部品・パーツ)によってまた製造工程が違うのでなんとも…そして私自身には技術的な知識もないので。
話が逸れますが、小惑星探査機ハヤブサの1号機か2号機かは忘れましたが、製作に関わった企業・団体は200以上、と聞いたことがあります。
ハヤブサプロジェクト周辺にも技術関係のエピソードはかなりあるんじゃないでしょうか。
思いつくまま挙げてみましたが、なにかしらでも参考になるものがあれば良いのですが。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 設定を作るうえでおすすめの本(主に科学技術)

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