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異世界の魔法について (No: 1)

スレ主 投稿日時:

先日お世話になりました橙というものです。素人の意見ですのでご容赦下さい。
今回は物語を書く上で固めていきたい異世界の魔法の誕生について現実に当てはめてみて考えてみました。「異世界だから」や「神のおかげ」と言ってしまえばそこまでですが、私としては異世界では重力が働き、朝と夜が存在し、地球から転移されたにも関わらず呼吸ができるなど地球と変わらない環境であるのに加えて魔法という概念が存在するのが当たり前の事象として扱ってはならないと思いました。異世界の温度が地球と同じである、酸素がある、物語によっては月が2つあるのに異世界が安定しているなどの点から異世界は一種のパラレルワールドであると考えられます。ここでは異世界を一惑星として考えて現在と変わらない環境の惑星の完成までは地球と同じとします。
まず、異世界において大事な要素である魔法について考えていきます。私が勉強不足のためまだ他にあるかもしれないが魔法の発動方法を以下の5つとします。
①魔法陣を描く
②妖精を媒介とする
③体内を循環している物質を使い体外に放出する
④異世界人には体に特別な臓器が存在するから使える
⑤魔法を行う為の物質であるが空気中に存在しそれを元に発動する
大半のものは魔法を使うための物質が存在することが分かります。一般的に言う魔素やマナです。このことから異世界には酸素や水素のように魔素という物質が形成されているおかげで魔法が使えるようになったと考えられます。
それぞれの方法から魔法の成り立ちについて考えていきます。
①の場合は決められた法則に基づく紋様を描いて術者が発動するなどあります。魔法陣を使う世界での魔法の行使は魔法陣を頭で描いて技名を口にして行います。私はこの方法は頭で描いているものを具現化していることから術者の思考を読み取る存在が存在し、それらが魔法を行使していると考えます。このことから魔法陣を使う世界には②と同じで妖精という存在が必要不可欠になると考えました。では、妖精という存在はどのように生まれてきたのか考察していきたいですが、地球に当てはまる存在がないので、地球での生物の誕生と同じように魔素が独自に進化して生まれた生物と考えます。これらのことから、①と②は同義と考えました。次に③の場合です。私は④と同じ理由で異世界で独自に発展した肝臓と腎臓の機能が合わさったような栄養を吸収し、体外へ放出する器官が存在するからと考えました。しかしこの場合だと異世界に来た地球人が魔法を使えないです。私の読んだことある作品(主になろう小説)では地球人は体内にある物質の循環を感知する練習をすることで魔法を使えるようになっていました。中にはその物質を操る者もいます。私はこれらのことからこの物質は異世界にのみ存在する物質であるため魔素と扱われるのは必然的であると考えます。しかし地球人にはない感覚を用いて体内を循環している魔素を感知しています。私達は漠然とした感覚で血液の流れを感知できますがその流れを精密には感知できません。地球人が体内に存在する魔素を感知するということは、体内がそれを感知しているのではなく体の表面にある皮膚がそれを感知しているのではないかと考えました。要するに触覚です。体内に存在すると考えられているものを皮膚が感知するので、魔素というものは放射性物質みたいなもので血液に反応して物質化し、体内を流れまた体外に出た瞬間空気中に存在するなんらかの物質(窒素や酸素など)と反応し物質化し皮膚が感知してるのではと考えました。また体内に存在すると思われる魔素を使って魔法を行使していることから、魔素は思考を感知している存在であると考えました。そうなるとこの場合でも魔素は妖精であると考えました。ここまで考えると、⑤の場合も魔素というのは妖精という機械的な存在に命令することで魔法を行使しているという考えに至りました。
これらのことから魔法の行使には実体の有無関係なく妖精が必要不可欠であると考えました。先に述べたように妖精という存在は地球に当てはまるものがないので異世界で独自にある魔素が進化して生物化したものと考えてみました。
申し訳ないですが魔素の誕生や何故妖精が生物の思考を読み取れるのかは上手い具合に思いつかなかったので、私はまだ地球でも解明されてない思考のメカニズムを読み取っていると考えました。また、何故妖精が生物の命令を行使するのかというのも「そういう存在だから」としか考えられませんでした。魔法の発動内容については例えば、土魔法火魔法のように妖精が自然になんらかの作用を及ぼしているとしか考えられませんでした。
皆さんの魔法の考え方について教えていただけたら幸いです。

カテゴリー: 設定(世界観)

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人気回答!異世界の魔法についての返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 5 No: 1の返信

投稿日時:

問題は、その設定でどんな物語を書くのか、ってことです。
小説は設定を作るんじゃなく物語を作るので、設定は、正直どうでもいいです。
魔法で言えば「魔法の行使」という展開が書けりゃ、それがどうして行使できるのかなんてのは何であっても展開は書けるわけだから、物語を書くことはできる。
そのため、「異世界だから」で済ませる事が多いし、物語が進む上で「魔法の設定が物語に関係あるようになった」ため語られてるだけ。

設定を考えることでイメージを固めてくって考え方でも良いと思うけど、設定を先に考えると「その設定でしか物語を想定できなくなる」ので、物語が思い浮かびにくくなりますよ。
設定は、物語を考えてから、物語に合うように作るのが簡単です。
物語を作ったのに良い魔法の設定が思いつかないようなら、そもそもその物語に出てくる魔法はどんな設定でも問題ないってこと。
むしろ複雑で秀逸なアイディアを作ってしまうと、でも魔法の設定は物語には関係ないので、その説明でテンポが落ちて作品自体を面白くないものにさせてしまいます。
そんな物語で魔法の設定を説明するってことは、話に関係ないことを延々説明されてるってことだから。
読者の興味は物語の本筋にあるので、言ってしまえば興味ないことを説明されてる、という状態にしかならないわけですね。

なので、まずは物語を適当に考えて、その物語の演出や辻褄合わせに魔法の設定を考えると良いです。
例えば「主人公が世界を救う話」を考えたとすると「魔法は万能でなんでもできる。それが原因で世界が滅びようとしている。魔力は存在値とでも言うべき物の在り方の力。それを消費し続ければ世界存在自体がなくなってしまうのだ」とか。
適当でも良いので、まずは物語を考えてみましょう。
合理的で納得できて秀逸な魔法設定というアイディアが生まれても、それを利用できる物語がないと何の意味もありません。

人気回答!異世界の魔法についての返信 (No: 3)

投稿者 あまくさ : 3 No: 1の返信

投稿日時:

魔法というのは実在しない架空の現象です。架空の現象の原理について考えることは思考実験としては面白いかもしれませんが、どこまで考察しても架空の原理でしか有り得ず、正解もまた有り得ません。
ということはどうにでも好きなような説明をでっちあげればいいし、でっちあげることしかできないし、必要なのは架空の現象をあたかも架空ではないようにもっともらしく説明する技術でしかありません。
また、もっともらしく説明するということ自体が実は作者や読者の趣味でしかなく、そんな説明は端折ってただ「魔法という不思議な現象が存在する」と言いきってしまっても何ら問題はないのです。

なので、魔法の発動に妖精の一種が関与しているということにしたいならそれでもかまいませんが、それは少なくとも論理的必然として導き出される仮説ではありません。だって前提が嘘なんだから。嘘である以上、他に理由づけはいくらでもひねりだせます。
例えば、シックスセンスなりテレパシーなりの特殊能力を持つ者がいて、それが質量なりエネルギーなり事象の因果関係なりに干渉できるということにしてもいいわけです。

追記 (No: 4)

投稿者 あまくさ : 1 No: 3の返信

投稿日時:

もう少し分かりやすい例として、たとえばドラゴン。
ぶっちゃけ、あんな生物があんな翼で飛べるわけないじゃないですか。でも、飛べるという約束事の上にファンタジーというのは成り立っているわけです。
で、中にはそういうことを疑似科学的に詳細に考察するのが好きな人もいるんですね。魔法にしてもドラゴンにしても同じことで、そういう考察の好きな読者を想定して凝った設定を考えるのも悪くはありませんが、それはあくまで読者の嗜好まで含めた作品の仕様として考えるべきです。一方で「そんなことはどうでもいいから、さっさと話しを先に進めてくれや」と思う読者もいますよ。
そういうこともよく考えた上で、あなたの作る物語には魔法の考察がそこまで重要なのかどうか判断してみてください。

人気回答!異世界の魔法についての返信 (No: 5)

投稿者 ハイ : 3 No: 1の返信

投稿日時:

魔法に対する考えとかは特にありませんが、妖精の話が面白かったので、ちょっとだけ。

天使禁猟区という作品をご存知でしょうか?
(花とゆめコミック 由貴香織里)
今作においては天使が力を行使する際は、翼をアンテナとして空気中に存在する精霊天使(グレゴリー。目には見えない)にはたらきかけて、アストラルパワーを発揮し数々の能力を発揮します。
(みたいな感じだったはず。違ってたら誰か補足よろ)

この際、司令を受けたグレゴリーは奇跡を起こすために力を使い果たし、死んでしまうことになっています。
なのになんでグレゴリー達はそんなことをしているのかというと、グレゴリーにはかつては肉体があり、意志もあったのですが、地上に降りた際に人間と交わったり、怠惰な行いにふけってしまったために、創生神により罰を与えられ、肉体と意志を奪い取られてかような状態になった、とされています。

この設定、橙さんの妖精にかなり近いな、と思ったんですね。
ただ、私としては神だのなんだのと出すのは色々と胡散臭く感じるほうなので、であれば妖精は普通に生物的活動の延長線上として魔法を実行する、とした方がそれっぽいかな、と。

例えばですね、魔法使いが魔素に魔法の術式を込めます。これにより、魔素の形状、または状態でも良いですかね。ともあれ、そこが変化します。
で、魔素が主食の妖精はこれを食べることで、排泄物として魔法を実現する。と言うのが、いかにもそれらしい設定かなと。

このあたり、多少視点を変えると初期のコンピュータがパンチカードを読み込んでプログラムを実行する様にも似ていますし、あるいはミトコンドリア、あるいは葉緑体なんかもそれに近い活動をしていると思うのですよね。

こういう視点で見ると、妖精との関係はさらに細かく、共生型、寄生型、奴隷型の三つが考えられるのではないかと。

つまり。

前述の方式は共生型。
天使禁猟区のグレゴリーは奴隷型。
あと一つの寄生型はハンターハンターの守護霊獣みたいなタイプになりますかね。

とまあ、こういう風に視点を広げていくと、際限なく考えることになりますので、私はこのあたりで。

では。

異世界の魔法についての返信 (No: 7)

投稿者 ものとん : 2 No: 1の返信

投稿日時:

>>異世界では重力が働き、朝と夜が存在し、地球から転移されたにも関わらず呼吸ができるなど地球と変わらない環境であるのに加えて魔法という概念が存在するのが当たり前の事象として扱ってはならないと思いました。

橙さんがなぜそう思われたのかが気になります。
現在解明されている地球での物理や化学の法則・自然科学での理論、社会構造なんかに縛られないで、好きにやっちゃえるのが異世界ファンタジーのいいところだと私は思うので。
それに地球の環境とひとくちに言っても、例えば沖縄と北海道でも重力差がある(らしい)し、北極圏付近では夏至前後・南極圏付近では冬至前後に太陽が沈まない白夜があるし、酸素はあっても濃い薄いやら、ものすごく色々ありますしね。
私たちが生きている現実と何かが同じだけど何かが違う、そんな世界を創れるのがフィクションの醍醐味の一つ、とも個人的には思っています。

monokakiというサイトはご存じですか?
https://monokaki.everystar.jp/
小説、コミック、イラスト、写真、エッセイ・HowTo、俳句・川柳・短歌など、さまざまな趣味や作品を投稿&閲覧できるメディア「エブリスタ」が運営している「物書きのためのメディア」です。(サイトの説明より引用)
このサイトで連載されている「新しいファンタジーの教科書」の記事など、参考にされてはいかがでしょうか?
魔法については第三回「物語に深みを与える、魔法の過去・現在・未来」で述べられていますので。
他にも創作ハウツーや特集「新人賞の懐」での公募小説を選考する編集側へのインタビュー、平成の文学史など、目を通しておいて損はない記事もあるので、よろしければ興味を持った部分だけでも一読をオススメしておきます。

異世界の魔法についての返信 (No: 8)

投稿者 雨オカマ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

 デ・ラ・ポルタという魔術師曰く、「魔術とは哲学(科学)の実践」(と言っていた気がします)。というのも、「自然を意図通りに動かす」というのは自然に対しての理解と知識に技術を加えておこなわれるからです。他には、「魔術とは原因のない結果である」というもの聞いたことがあります。これはオカルトのことでしょうか。ところでラノベ魔法というと、「作中人物にとっては哲学(科学)の実践であり、読者にとっては原因不明の結果である」ようなものがほとんどですね。
 フィクション作品は、「魔法」のような、現実にあるものと、ないものを含みます。それが、それが「アリ」か「ナシ」かはさまざまな尺度によります。描写の仕方やデフォルメ、ジャンル、美学的要素をおよそ除いて、リアリティという(やや曖昧で厄介な)概念だけから見ますと、「現実に『もしも』をかけて作り出せるものが、妥当な改変要素」という大まかな基準が立てられうるでしょう(守る必要はないでしょうが)。そしてそれにはおよそ1「現実の物質、物理法則によって理由づけられるものだけで(かつ描写で理由づけして)、改変を行うべき」2「原因に対する理由説明はなくとも、それがもたらす結果は物理的であり、それを元に説明されるべき」、という意見があります(あるといったらあります)。
 1は、厳密にそうかはわかりませんが(そして内容も知りませんが、典型的に挙げられる)「日本沈没」などがありますし、2はコードギアスなどが「サクラダイト」という「原理は不明だが、常温超電導が可能な物質」という要素を含んでおります。スレ主さまの望んでおられるのは、おそらく究極的には1なのだと思います。おそらく「ラノベ的魔法テンプレ」を「架空物質なく全て科学的に説明しきる」ということです。残念ながら、私にはお役には立てません。
 ところで、いまのところの設定は2であります。魔素という架空物質が現実のものから導出される説明がありませんから。そしてライトノベル等に多く使われるのも2です。そのため、もし「魔素」が「なんにでもなる物質」で、「自然現象」を起こすならば、それがもたらす自然現象の連鎖に科学的整合性があれば、リアリティの基準の評価は獲得できるはずです。私にはそれでも扱い切れませんが。
 ただ、そういったタイプの設定はいくつか見たことがあり、「なんでも物質orエネルギー+概念+力み」というタイプに属する気がします(おそらく通俗的な意味での「質料(クッキー生地・物化する原理)+形相(型抜き・性質化する原理)」であります)。「なんにでもなれるものが概念で限定されるが、実現には力の量が必要」です。これに個人の概念実現の特性を加えると、「スタンド」とか「念」に近しい振る舞いをするでしょう。「なんにでもなれるもの」が個人というものを通して限定されていくのです。スレ主様の設定ですと、概念が魔法陣と妖精を通して、「なんでも物質」を限定していくということになります。このタイプの設定には、整合性上「妖精」も「魔法陣」も必要はないのはないかと思います。
 にもかかわらず、「その設定がいい」と思う理由は、あるいはなんらかの「美しさ(面白さ)」のせいかもしれません。例えば、「コミュニケーションという課題を扱いたい」「魔法の効果をヴィジュアル的に説明したい」というようなものです。そういったものが「美しさ」の役に立つなら、なにをそこに加えてもいいのだと思います。なので現実との整合性よりも「何が美しいか」「その美しさはなにによるか」という点に目をむけてみてもいいかもしれません。
 それと付け加えますと、すくなくとも少年向けのアニメや漫画では、「古典的イメージモデル」を使っていることもあうようです。「ダイアは鉄より強い」とか「電気や炎が気弾(そもそも謎の存在ですが)みたいに扱われる」などです。「それっぽいけど、考えると変」でも「ヴィジュアル的に納得する」ものです(なぜそうなるかはわかりませんが、我々の現実把握つねに科学的だったり数学的だったりするわけではないせいでしょう)。「改変要素」「デフォルメ」「言及しない」「古典モデル」というテクニックを駆使して違和感を隠す技術もあるので、物語を作るのであればその辺も考えたほうがいいかもしれません、好きなやり方ではないかもしれませんが。

異世界の魔法についての返信 (No: 9)

投稿者 にわとり : 1 No: 1の返信

投稿日時:

 あなたがそういう設定で書きたいというだけの話であれば良いと思うのですが、論考としてはだめだめですね。全体を通して仮定に仮定を重ねているだけです。

>異世界の温度が地球と同じである、酸素がある、物語によっては月が2つあるのに異世界が安定しているなどの点から異世界は一種のパラレルワールドであると考えられます。

 『一種のパラレルワールドであると考え』なくてもいいですよね。大気組成や気候が地球とよく似ているのはただの偶然かもしれない(そうじゃない異世界に転移した人間は転移後即死亡しているので物語として語られないだけとか)し、前提をひっくり返すなら、実は異世界は温度も違えば酸素もないのだが、地球からの転移者は何らかの魔法的な加護によって守られているため普通に生活できるだけってこともありうる。理屈はいくらでもくっつけられるので、パラレルワールドっていうのはそこまで蓋然性の高い仮説ではないですね。そうとも考えられる、っていう程度のように思います。

>大半のものは魔法を使うための物質が存在することが分かります。一般的に言う魔素やマナです。このことから異世界には酸素や水素のように魔素という物質が形成されているおかげで魔法が使えるようになったと考えられます。

 これは話が循環しています。『魔法を使うための物質が存在する』ことを前提とするなら『魔素という物質が形成されているおかげで魔法が使えるようになった』っていうのは当然っていうか同じこと言ってるだけですよね。
 ちなみに魔素を仮定しなくても、たとえば神様的なものが人間の願いを聞き入れた結果として魔法が発動するなどの設定にすれば、魔法が出てくるファンタジーは普通に成立するかと思います。

>私はこの方法は頭で描いているものを具現化していることから術者の思考を読み取る存在が存在し、それらが魔法を行使していると考えます。

Q:林檎が木から落ちるのは、なぜか?
A:林檎に落ちたいという意思があって、林檎の思考を何らかの存在が読み取って地面に引っ張るからだ。
 ……まあたしかにそうとも考えられますが、いちおう現代科学では万有引力という物理法則があって、林檎は木から離れれば勝手に落ちるものだということになっています。
 ならば魔法も同様に、特定の思考や音声、文様に対応して発生する(地球人にとって未知の、おそらくは異世界に特有の)物理現象があるだけとは考えられないでしょうか。つまり地球人がレンズで太陽の光を集めて火をおこすのと同じように、異世界人は火の魔法陣を描いて火の呪文を唱えながら強く念じることで火をおこしているだけのことで、火起こしの手順が違うのは、地球と異世界では物理法則が異なっているから、もしくは異世界流の火おこし法を地球人が誰も知らないから、という可能性です。
 妖精媒介説も物理現象説もどちらが正しいということではなく、可能性の話をするならどちらにも等しく可能性があります。自分が異世界の科学者だったら、妖精を部屋から追い出した状態で魔法を使えるかどうか検証すると思います。これでそれまで使えていた魔法が発動しなくなったら、魔法の発動にはどうやら妖精が必要らしいと推測できるでしょう。
 べつに『①と②は同義』という設定にしたいならそれはそれでいいのだけれど、それは結局作者の好みの問題でしかなくて、そこに必然性はないよ、という話。

>私は④と同じ理由で異世界で独自に発展した肝臓と腎臓の機能が合わさったような栄養を吸収し、体外へ放出する器官が存在するからと考えました。

 これも仮説ですね。魔素なるものがあるとして、それはもしかしたら普通に胃で消化したり肺で吸収できたりするのかもしれないし、必要になれば汗腺から汗と一緒に出てくるのかもしれない。あるいは魔法がある世界観が前提になっているのだから、魔素を身体にとどめているのも物理的な器官ではなく魔法による力だっていいわけですよね。魔法は必ずしも物体に作用する必要はなくて、魔素の流れそのものを制御する魔法があるのかもしれない。まあ、想像するだけなら何とでも言えます。

>魔素というものは放射性物質みたいなもので血液に反応して物質化し、体内を流れまた体外に出た瞬間空気中に存在するなんらかの物質(窒素や酸素など)と反応し物質化し皮膚が感知してるのではと考えました。

あなたの仮定では魔素はそもそも物質なので、血液や空気と反応しようがしまいが肌で感知できるかどうかとは関係ないのでは?
まあこれも、触覚に限らず視覚、聴覚、嗅覚、味覚、第六感、レーダー的な外部機器、何で感知してもいいと思います。そこは設定次第でしょう。空気中の魔素の濃度が高まると舌に甘みを感じるとか、そういう設定もまた面白いのではと思いました。

>また体内に存在すると思われる魔素を使って魔法を行使していることから、魔素は思考を感知している存在であると考えました。

前述の『林檎が木から落ちるのは、なぜか?』のくだりと同様の理由により、これも仮説としては根拠が薄弱です。そうかもしれないけど、そうじゃないかもしれない。設定次第でどちらにもなるし、どっちのほうが正しいとか説得力があるとか一概に言える話ではないです。

>先に述べたように妖精という存在は地球に当てはまるものがないので異世界で独自にある魔素が進化して生物化したものと考えてみました。

古代の大魔法使いとかが魔素から人為的に作り出したのかもしれないし、じつは地球にもいるけれど存在が知られていないだけかも知れない。地球にいるなんらかの存在が異世界で魔素を帯びると妖精になるのかもしれないし、妖精は進化も世代交代もせず、原初の時代からずっと同じものとして存在し続けているのかもしれない。

>魔素の誕生や何故妖精が生物の思考を読み取れるのかは上手い具合に思いつかなかった
>魔法の発動内容については例えば、土魔法火魔法のように妖精が自然になんらかの作用を及ぼしているとしか考えられませんでした。

 これについては正直"そりゃそうなるだろうな"と思いました。
 なぜかというと、あなたは「異世界人はなぜ魔法を使えるのか」という問いに対して、通常の物理現象と魔法による力を媒介する『魔素』と、人間の思考と魔法を媒介する『妖精』のふたつを仮定することで説明しようとしたからです。しかしそうすると今度は、魔素はなぜ魔法を起こすことができるのか、妖精はなぜ魔法を使えるのか、という問いが発生してしまいます。
 これでは問題が先送りになっただけです。ここでまた「物質や思考と現象を媒介する存在が別にあるのかもしれない」という当初の仮定を反復してつかうと、魔素と魔法を媒介する"魔素の魔素"や、妖精の思考を読み取って魔法を発動させる"妖精の妖精"が存在しているということになりそうです。しかしこの論法を繰り返しても、魔素の魔素の……、妖精の妖精の……、と概念が無限後退していくだけで、本質的な説明にはどこまで行ってもたどり着きません。
 ていうか理由の説明にはどうしても限界があるんですね。理由→理由の理由→理由の理由の理由……と無限に掘り下げていくことができるから。どこかで「それはそういうものだからだ」という地盤を用意しないと、どこまで理由を問い続けても全体が宙に浮いてしまうのです。
 そして『「それはそういうものだからだ」という地盤』を用意するっていうことは、あなたが言うところの『「異世界だから」や「神のおかげ」と言ってしま』うことと本質的には一緒です。設定の物量をどれだけ作ったか、という程度問題でしかないでしょう。設定がスカスカすぎるファンタジーは物足りないっていう好みの話としてならよく分かりますが、異世界の環境を『当たり前の事象として扱ってはならない』ってことはないし、当たり前の事象じゃなかったとしてじゃあ何なんだと言ったときに"正解"は作者の数だけあって、たったひとつの真実というものはないということ。

>皆さんの魔法の考え方について教えていただけたら幸いです。

 全体を読んで、あなたは個別作品を超えたあらゆる魔法もの作品の"グランド設定"を探ろうとしているのかなとふと思いました。でも多分そんなものはないです。たとえばハリーポッターに出てくる魔法と、指輪物語に出てくる魔法では、同じ『魔法』という言葉が使われていても内実が全く違います。漠然と、ふつうの物理法則ではない現象を魔法と呼んではいるけれど、その"魔法とよばれるもの"が具体的に何なのかは作品によってまちまちで、特段の共通設定はないといえるでしょう。

異世界の魔法についての返信 (No: 10)

投稿者 名無し人間 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

あなたの考えだと、魔法にはエネルギーの供給が必要らしい。1ではどこかに大規模外部エネルギー原(神や高位存在?)があり、魔法陣によってエネルギー原から魔力を獲得する。そのため近くのエネルギー原に対応する術式が強いだろうし、それが近くになければ使えないかもしれない。2では、妖精という存在が力を与えてくれるが、妖精もまたどこかから力を持ってきたのだろうか、また、神や妖精が「いやだ」といえばどうなるか?3や4では、人間の体がエネルギーを生み出すというおもしろい考え方だ、人により適性が違い、適性がなければ迫害され、そうなれば他の魔法か、それこそ化学でも持ち出して抵抗するかもしれない。5の空気の中にある力なら、インターネットのように力を飛ばせるかもしれない、またそれに対して力の妨害や遮断するバトルが生まれるだろう。しかし、ここまで魔法の道具がない。道具だけで力が使えてしまえば、それは何でもありの、化学と変わらぬ普遍的な力に成り下がるから、あえて道具では使えなくしてあるのかもしれない。 我々が魔法を空想するかのように、彼らも彼らの魔法が届かない何かを空想するのかもしれない。

妖精はなぜ魔法の力を持つか、私としては「妖精が魔力で動く銃やスマホや自動車だから」だと思う。

魔法の設定があるなら、それは物語の一部でなければならない。魔法に歪みがあるなら、歪みを正すために戦う者がいるはずだ。

私はここまで細かく魔法を考えたことがなかったから、橙さまの考えは尊敬する。いつか、作品の形でまた見たい。応援させていただく。

異世界の魔法についての返信 (No: 11)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

なにいいたいのかが、そもそも理解できん。

【オラが考えた魔法の法則ヒャッハー!!】?
「自分的にファンタジー魔法をこういう学門でくくって考えたいねんけど、皆さんは何でくくりたい派ですのん?」?
【私が構築した魔法則に別のアイデア寄せて、触発させたい】?

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>>異世界だから」や「神のおかげ」と言ってしまえばそこまでです。

が、私としては異世界では①重力が働き②朝と夜が存在し③地球から転移されたにも関わらず呼吸ができるなど地球と変わらない環境であるのに加えて④魔法という概念が存在するのが当たり前の事象として扱ってはならないと思いました。

A,③そもそも地球からトリッパー来るの前提かよ。
言っとくがアマゾンの少数部族に文明人が会いに行ったら、文明人の風邪で部族絶滅とかザラにあるねんで?

 日本に異人さん来た時、コレラも持ち込まれて何人死んだとおもとるねん。日本においては客人神、ヒルコ信仰、えびす神という海からもたらされる恵みと禍の神格化がありますが、海を渡ってきた渡来人なんかが機織りなんかの特殊技術と伝染病をもたらすからだとかいうエピソード読んだよ。たしか(うろ覚え)。

異世界トリッパーがそもそもインフル系ウィルスや細菌で、、¥魔王も人々も等しくぶっコロコロな短編とか3作は読んだで?1作は乙女ゲー物で。

更に言うとトリップ人物が【そのままの自分】として漂着していない場合も多々ある。
いわゆる「神さまゴメンねトリップ」なんかは神さまがトリッパーのDNAとかをゴ
リゴリ異世界チューンし直していたりする。
 哲学問題とかで完全コピーする怪物に自分が食われ、怪物が自身の記憶まで完全コピーし、怪物の記憶を失った場合。その人物は怪物なのか人間なのか本人ですら認識できない・・・的なやつもあり得んねんで?

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①魔法陣を描く
②妖精を媒介とする
③体内を循環している物質を使い体外に放出する
④異世界人には体に特別な臓器が存在するから使える
⑤魔法を行う為の物質であるが空気中に存在しそれを元に発動する

とありますが魔法のない地球において

①プログラム、数列や数式、アルゴリズムを解析する数学
②未だ解析不能な分野(ニュートリノとか)
③酸素と呼吸
④そもそも酸素と呼吸――肺と心臓血管とかも臓器か?
⑤酸素による劇的な酸化による現象―――燃焼

という置き換えも可能っすね。
そもそも魔素?って単一の物体を指すの?地球世界の元素は102種類あるけど、魔素って103番目の元素と仮定したいの?昔のエレメント思想は
水(H2O)
火(O2)
風(そもそも気圧とかであって元素ではない)
土(元素が渾沌)
下手すると雷(イオンであって元素と言われると困る)
とかもあるんやで?

そんな断定的に言われても逆ラプラスの悪魔やで?そもそも事象の全てを認識&観測できていないのに計算しようとしとんで?

1+1=200(なぜなら数式に記載されていないけれど【+198】という要素があるから)

くらいめちゃってません?

ともかく、もっと分かりやすくプリーズ。

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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異世界の魔法についての返信の返信 (No: 12)

投稿者 読むせん : 0 No: 11の返信

投稿日時:

まあとりあえず、要素を減らす事での考察はいい。

次は考察によって発生したぶぶん【妖精さん】について補強するよう矛盾しないようにプログラムを組めばいいと思うます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【異世界は地球とほとんど同じっぽい、だが異世界には唯一ダイレクトアタックに違う点があった。それは「妖精さん」というトンデモ存在だ。】

いわゆる【ポケモン次元】ですね。
推察の域は出ませんが、人間とポケモンは「ポケモンを捕食」してはいない感じです。草ポケモンのサラダとか牛ポケモンのステーキとか出ていない。

ポケモン世界には、食肉に適した「動物」と一般生物とは違う謎の生命体「モンスター」が明確に分かれているっぽい(あくまで推察)

という感じ。
橙さんの妖精媒介による魔法とは、ポケモンの能力を行使させる、という感覚に近そうですね。

ポケモンとドラクエとサモンナイト?FFの召喚獣みたいな認識かな?

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タイトル:異世界の魔法について 投稿者: 橙

先日お世話になりました橙というものです。素人の意見ですのでご容赦下さい。
今回は物語を書く上で固めていきたい異世界の魔法の誕生について現実に当てはめてみて考えてみました。「異世界だから」や「神のおかげ」と言ってしまえばそこまでですが、私としては異世界では重力が働き、朝と夜が存在し、地球から転移されたにも関わらず呼吸ができるなど地球と変わらない環境であるのに加えて魔法という概念が存在するのが当たり前の事象として扱ってはならないと思いました。異世界の温度が地球と同じである、酸素がある、物語によっては月が2つあるのに異世界が安定しているなどの点から異世界は一種のパラレルワールドであると考えられます。ここでは異世界を一惑星として考えて現在と変わらない環境の惑星の完成までは地球と同じとします。
まず、異世界において大事な要素である魔法について考えていきます。私が勉強不足のためまだ他にあるかもしれないが魔法の発動方法を以下の5つとします。
①魔法陣を描く
②妖精を媒介とする
③体内を循環している物質を使い体外に放出する
④異世界人には体に特別な臓器が存在するから使える
⑤魔法を行う為の物質であるが空気中に存在しそれを元に発動する
大半のものは魔法を使うための物質が存在することが分かります。一般的に言う魔素やマナです。このことから異世界には酸素や水素のように魔素という物質が形成されているおかげで魔法が使えるようになったと考えられます。
それぞれの方法から魔法の成り立ちについて考えていきます。
①の場合は決められた法則に基づく紋様を描いて術者が発動するなどあります。魔法陣を使う世界での魔法の行使は魔法陣を頭で描いて技名を口にして行います。私はこの方法は頭で描いているものを具現化していることから術者の思考を読み取る存在が存在し、それらが魔法を行使していると考えます。このことから魔法陣を使う世界には②と同じで妖精という存在が必要不可欠になると考えました。では、妖精という存在はどのように生まれてきたのか考察していきたいですが、地球に当てはまる存在がないので、地球での生物の誕生と同じように魔素が独自に進化して生まれた生物と考えます。これらのことから、①と②は同義と考えました。次に③の場合です。私は④と同じ理由で異世界で独自に発展した肝臓と腎臓の機能が合わさったような栄養を吸収し、体外へ放出する器官が存在するからと考えました。しかしこの場合だと異世界に来た地球人が魔法を使えないです。私の読んだことある作品(主になろう小説)では地球人は体内にある物質の循環を感知する練習をすることで魔法を使えるようになっていました。中にはその物質を操る者もいます。私はこれらのことからこの物質は異世界にのみ存在する物質であるため魔素と扱われるのは必然的であると考えます。しかし地球人にはない感覚を用いて体内を循環している魔素を感知しています。私達は漠然とした感覚で血液の流れを感知できますがその流れを精密には感知できません。地球人が体内に存在する魔素を感知するということは、体内がそれを感知しているのではなく体の表面にある皮膚がそれを感知しているのではないかと考えました。要するに触覚です。体内に存在すると考えられているものを皮膚が感知するので、魔素というものは放射性物質みたいなもので血液に反応して物質化し、体内を流れまた体外に出た瞬間空気中に存在するなんらかの物質(窒素や酸素など)と反応し物質化し皮膚が感知してるのではと考えました。また体内に存在すると思われる魔素を使って魔法を行使していることから、魔素は思考を感知している存在であると考えました。そうなるとこの場合でも魔素は妖精であると考えました。ここまで考えると、⑤の場合も魔素というのは妖精という機械的な存在に命令することで魔法を行使しているという考えに至りました。
これらのことから魔法の行使には実体の有無関係なく妖精が必要不可欠であると考えました。先に述べたように妖精という存在は地球に当てはまるものがないので異世界で独自にある魔素が進化して生物化したものと考えてみました。
申し訳ないですが魔素の誕生や何故妖精が生物の思考を読み取れるのかは上手い具合に思いつかなかったので、私はまだ地球でも解明されてない思考のメカニズムを読み取っていると考えました。また、何故妖精が生物の命令を行使するのかというのも「そういう存在だから」としか考えられませんでした。魔法の発動内容については例えば、土魔法火魔法のように妖精が自然になんらかの作用を及ぼしているとしか考えられませんでした。
皆さんの魔法の考え方について教えていただけたら幸いです。

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