追記
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異世界の魔法についての返信(元記事)
魔法というのは実在しない架空の現象です。架空の現象の原理について考えることは思考実験としては面白いかもしれませんが、どこまで考察しても架空の原理でしか有り得ず、正解もまた有り得ません。
ということはどうにでも好きなような説明をでっちあげればいいし、でっちあげることしかできないし、必要なのは架空の現象をあたかも架空ではないようにもっともらしく説明する技術でしかありません。
また、もっともらしく説明するということ自体が実は作者や読者の趣味でしかなく、そんな説明は端折ってただ「魔法という不思議な現象が存在する」と言いきってしまっても何ら問題はないのです。
なので、魔法の発動に妖精の一種が関与しているということにしたいならそれでもかまいませんが、それは少なくとも論理的必然として導き出される仮説ではありません。だって前提が嘘なんだから。嘘である以上、他に理由づけはいくらでもひねりだせます。
例えば、シックスセンスなりテレパシーなりの特殊能力を持つ者がいて、それが質量なりエネルギーなり事象の因果関係なりに干渉できるということにしてもいいわけです。
追記
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 1
もう少し分かりやすい例として、たとえばドラゴン。
ぶっちゃけ、あんな生物があんな翼で飛べるわけないじゃないですか。でも、飛べるという約束事の上にファンタジーというのは成り立っているわけです。
で、中にはそういうことを疑似科学的に詳細に考察するのが好きな人もいるんですね。魔法にしてもドラゴンにしても同じことで、そういう考察の好きな読者を想定して凝った設定を考えるのも悪くはありませんが、それはあくまで読者の嗜好まで含めた作品の仕様として考えるべきです。一方で「そんなことはどうでもいいから、さっさと話しを先に進めてくれや」と思う読者もいますよ。
そういうこともよく考えた上で、あなたの作る物語には魔法の考察がそこまで重要なのかどうか判断してみてください。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界の魔法について