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リトルさんの投稿(スレッド)一覧

セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画

投稿者 リトル 回答数 : 25 更新日時:

 小説は状況描写をやり過ぎると展開が遅くなって退屈になりますよね。  一方、動画は2次元で表現するので、状況描写が小説の数千倍は速... 続きを読む >>

カテゴリー: 流行分析(なろう研究)

情報量が多いが短い文はスピード感のある文?

投稿者 リトル 回答数 : 0 更新日時:

 たたみかけるような文ってスピード感がありますよね。でも情報量が少なくて長い文って遅いですよね。こういう展開に合わせて速度を変えるっ... 続きを読む >>

カテゴリー: 文章・描写

展開速度 W/S (ワード/シーン)

投稿者 リトル 回答数 : 4 更新日時:

 W/Sとは、その名の通り一つのシーンに含まれる文字数を表します。  この値が大きいほど展開速度は遅く、小さいほど展開速度は速いと... 続きを読む >>

カテゴリー: 創作論・評論

とある映画監督の感情グラフについて

投稿者 リトル 回答数 : 13 更新日時:

 とある映画監督が投稿されていた感情グラフを参考にして、これにアレンジを加え、「緊張度」「気楽度」の、二つの指標による感情グラフを考... 続きを読む >>

カテゴリー: 創作論・評論

リトルさんの返信一覧

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たぶん、瞬間的興味と長期的興味というのはスレ主さんなりの理解として、そうなるのかな、と思います。
ただ問題はそれを知ってたところでどうやってその興味を作って深めていくかっていう、自分にそれが出来るのかってトコなので、こういう仕組みの考察は結局のとこ具体性に乏しく具体性がなければ再現性も低いので、理解したところで本人に地力がなければ意味が……って感じになっちゃいます。

伏線については、ご自身でもフラグと言ったほうが正しいかもと書かれてますが、前レスで書かれた「魔王を倒すために」はただ目的の提示をしただけで、
確かに「伏線」というのは後の展開のために前もって触れておくことを指しますが、フラグとか目的の提示とかいろんなことをごっちゃににして伏線って言ってるような気がする。
それより前のレスで「銃があったら使われる」って書かれてたけど、正直このあたりから ん? とは思ってて、たぶんそれはミステリ用語として使われるチェーホフの銃の解説を読んだから例に出したのだと思う。
チェーホフの銃は確かに伏線技法の面もあるけど、これ創作用語ではなくミステリ用語なのがミソで、まあ正確には舞台用語だと思うけど、どっちかっていうと「最初に銃を出したなら凶器かトリックで使わなきゃダメだよ。でないと読者に対してアンフェアだ」って話。
例えば「序盤に銃が出てきて重要なアイテムのように書かれている」のに、「凶器はナイフで銃は関係ありませんでした。銃は読者を惑わすために書いただけです」ってなったら、ミステリを読んでる読者はキレるでしょ。
だから、「銃を出したならちゃんと使いなさい」ってことでミステリ用語として残ってる言葉。
チェーホフは確かに「銃があったら使われる」とは言ってるけど、同時に「使わないなら出すな」とも言ってて、むしろ後者を強調してたりする。
スレ主さんの伏線の定義だと、ハリーポッターなら1作目で ヴォルデモート って名前が出ただけでこれは伏線ってことになりそう。
確かに最終的に戦う相手の名前だから「あとの展開のために前もって触れておく」って意味では伏線と言っていいのかもしれませんが。
でもこれは「このラスボスを倒したら終わりだよ」って物語の着地点を提示したに過ぎない事で、物語の大枠を決定しただけの事だと思うんで、個人的にはこういうのは伏線とは言わないと思う。

伏線っていうのは、まあ私は専門用語の講釈垂れるほど偉くはないけども、
例えば、詐欺師がいるとして、儲け話で人を騙すとする。
そのとき詐欺師は「良い投資がある。利回りがよくて配当は月10万くらい。でも投資額は500万から」と人に声をかける。実際に最初の2・3か月は配当金が送られてきて人は30万くらい儲けが出たと騙される。そんで詐欺師は「仲の良い友達とかも誘って、みんなで儲けましょうよ」って被害者を増やして、ある程度集まったところで消える。
実際送られてきた配当金は被害者が投資として預けた500万から出ていて、結局は差し引き470万と被害者の数✕500万円って金がだまし取られたって形になる。
これポンジスキームって有名な詐欺の手口ね。
このとき、被害者は「でも、最初に本当に配当金が送られてきて、儲かってるって思ったんだよ」って言うわけだけど、それは、そうやって信用させてカモを増やすための「伏線」なのよ。
ポンジスキームは凄く古い詐欺の手口なんだけどいまだに現役で、この恐ろしいところは「被害者一号が信用しきって、自分の友人に声を書けちゃう」ってとこで、友人は友達の言葉だから簡単に信用しちゃって、被害者が簡単に増えちゃう。
詐欺師の本命は、被害者の470万円ではなく、被害者が集めたカモが10人なら10人から集めた5000万の方が本命なのよ。
その「線」を「伏して」被害者を騙すわけだから。
最初から被害者に「友達も誘ってくださいよ」って言っても信用されないでしょ? だからそれが無理な言葉にならないよう、前もって「実際に配当金を渡す」って伏線を置いて信用させる。

まあこれは例え話だしこれが正しい認識だって言うわけじゃないけども、つまり伏線ってのはそのままじゃ無理がある展開に対して、それが無理にならないような事を前もって書いて説得力をつけるってテクニックだと思うよ。
後の展開について少しでも触れれば伏線って言うわけじゃないと思う。
だから例えば、
漫画ワンピースとかで 10年前の伏線が回収された! とかってのをたまに見かけるけど、白髭に傷をつけたのがシャンクスのそっくりさんだったとか、これ別にそもそもその伏線いる? って思っちゃう。
それ伏線じゃないよね、本来不要なものを作者の遊び心で取り入れただけであって。
で、初心者とかはこういうのに憧れたりして、作者の独りよがりな意味不明のセリフとかを意味ありげに書いたりするでしょ。
別に独りよがりでもやりたいならやればいいしダメじゃないけど、それは伏線じゃなくて遊び心でやるもん。

というか、物語はオチから考えるのが基本だし、作者の頭の中では現実とは時系列や因果関係が逆になってるハズなんよ。
こういうオチに持ってきたいから、こういう流れで書く、っていう感じね。
ってことは、そもそも「伏線と回収」っていう言葉の使い方自体が作り手として間違ってると思ってて、それは「回収」が先でしょと。
「回収」を思いついてるから、プロットとかで決めてあるから、その回収シーンのための「伏線」を考えるんだよ。
「回収と伏線」ってならないとおかしいと思う。なので、「未回収」ってのは「物語の進行的にまだ回収シーンまで到達してない」って意味だとはわかるけど、そもそも未回収って言葉が出てくること自体がちょっとわからんかな。
回収が先なんで。
その回収がなければ、そもそも伏線は伏線として機能してないハズだから。
ワンピを読んでるかわからんけど、例えばシャンクスのそっくりさんが出てこなかったとして、そしたら白髭の傷は普通にロジャーと戦ったときの傷なんやろなで終わる話で、伏線になってないでしょ?
そもそも回収がなけりゃ伏線は機能しないのよ。
あえて伏線を強調して読者には理解できないセリフや行動で謎を作ったりもするし、設定や演出で未来を見せたり知らせたりして作る伏線もあるけど、それはサブカルの忍者が全然忍んでないのと同じで伏線なのに全然伏してないって感じ。個人的には、これは伏線っていうより演出に近いかなぁと思ってる。

スレ主さんが言ってるのは、目標が未達成の状態って意味だと思う。
でもそれは、全て達成されるのは物語が終わるときにしかないから、言ってしまえば常に何かしら未達成の状態ですよって事になるわけで、そこについて考える意味が、やはりよくわからない。
物語が進行してる以上は常にその状態にあると思うけども。

上記の回答(セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 リトル : 0 投稿日時:

 瞬間的興味と長期的興味の構造は分かったんですけど、技術がないと意味がないというのはその通りだなぁと思います。興味を獲得し、継続し、解決する技術なんですけど、これはずっと付きまとう問題だと思います。

 私の伏線の定義が「後の展開について仄めかす」ことだったからいろんなものがごっちゃになったんでしょうね。こういう考え方でいいのかなぁ、と自分でもなんとなく思っていました。
 また誤解があるかもしれないんですけど、伏線とは予想の下に伏す線、つまり予想の下に伏した予想外のことだと思いました。ワンピースの例と詐欺師の例を比べてみると、
 ワンピース=説得力は増強するが予想を生まない
 詐欺師=説得力を増強する。予想させ予想を裏切る
 「予想させる」というのが大事で、だから予想を生まないワンピースの例が伏線ではないというのはこういうことだと思いました。誤解かもしれないですけど。
 詐欺師の例は、
 【儲かっていると信用させる】
 【実は騙している】
 この例をもじって具体的な状況を考えてみると、
 【有利だと信用させる】主人公は敵国を追い詰める。敵国の技術力は地に落ちた。
 【実は不利】敵国は技術力が地に落ちた状態において覚醒するという条件を持っていた。
 まず予想を引き出し、その予想の下に予想外の事実を伏す。こういうのが伏線なのかなと思いました。
 予想とは言ってしまえば興味じゃないですか。だから「予想を生み出す」というのは「物語の流れを生み出す」というのとイコールで、つまり伏線とは「物語の流れを生み出し、予想外の方向へ展開すること(かつ無理のある展開を無理のない展開にすること)」と言えるんじゃないかと思いました。
 その伏線のスケールによっては、瞬間的興味にも長期的興味にも当てはまることなのかなぁと。

 【物語の流れ未回収=目的】について考える意味ですが、そういう当たり前のことを理解するために書きました。なので「これを使ってどうこうする」という次元にはないです。
 【元の世界に帰るために魔王を倒せと言われる】により【魔王を倒す】という目的が生まれる。この状態は興味の未回収=目標が未達成という状態。これを考えるために書きました。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画

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>ここでの興味=人が文章を読み続ける動機
もともとは文章についての話をしている中での表現だったので、
たった一行二行の文章にそこまで強い興味は持たないでしょう。でも読み続ける以上は何かしらの動機があるわけで、それを指して興味とかアクションとかいろいろ言葉を使ってました。
だから、「剣を構える」とあれば「その剣をどうするか」に「興味」が向かうので、という言い方をしてました。
ちなみに、それについては最初に
>>例えば「主人公は剣を抜いた」って書いたら「その剣でどうするのか」に興味が向く。
>>興味っていうか、単に「はじまり」があれば「おわり」が気になるよねって程度の話ね。
と書いてたりします。
自分の中でしっくりこなかったからいろいろ言葉を変えてたけど、一番最初に書いた「次」ってワードで統一したほうがよかったね。

で、そういう「流れ」の考え方自体は文章も物語も変わらないんだけど、
ああそうだ。いっそ最初に戻って動画で例えると、
1分のショート動画って、別に強い興味を持って見ちゃいないでしょ? でもパッと「男が走ってる様子」があれば「その男が最終的にどうなるのか」まで見ちゃったりする。その男に興味があるわけでもないけど、1分程度なら見続ける動機としてあるわけじゃん?
これまで言ってた「興味」というのはソレ。
つまり、「文章」っていうショートなものならこれが通用するし、ここから「動機」と言葉を変えるけども、文章単位であればこの動機を次から次へと畳みかければ文章にスピード感を出すことは出来ると思う。
けど、これが1分のショート動画ではなく120分の長編映画だとすると、「動機」だけじゃ120分も人の目をむかせることは出来ないでしょ。
だから「文章の流れ」と「物語の流れ」では規模が違うだけで考え方は同じだけど、扱い方が変わってくる。

ただ、
>文章の流れでは分かりやすさを優先し、物語の流れでは分かりにくさを優先する。
そういう0か1かって事じゃなく、「予想通り」のものに「予想外のもの」があるとそこに注意が向くのは当然じゃん?
そういう人の心理を利用してるだけのことだから、優先するとかじゃなく、あくまで要所のポイントで注目させたい事・興味を向けてほしい事に対して使うテクニックみたいなもの。あくまでワンポイントであって優先するしないの事じゃないです。

伏線に関しては、正直その話題はあんま好きじゃないし、よくわからんかな。
個人的には伏線ってのは、「あとに起こる都合のいい展開」に対して「前もって言い訳を書いておく」ことで説得力を増すって技術だと思うので、
そもそも、他の人が伏線がどうのって言ってる議論の大部分が理解できないっス。
読者目線で言えば「あとの展開」を知らないで「言い訳(伏線)」を読むわけだから、あとで伏線の意味を知ったときにスゲーって思うけども、
作者目線で言うと、これも最初のほうのレスで書いたけども、そもそも作者は最初に大雑把な流れで全体像を考えてるわけだから、「オチ」の内容を考えてそれを無理なく展開させるために、その説得力増強のために「言い訳」を序盤中盤に差し込んでるだけ。
そこに一体どんな議論があるんだろうと、伏線テクニックの考察的なものは私には一切わからないです。
この単純な構造のどこを語るんだろう、と。

ほんで興味については、別に「わかりやすさを裏切る」って手段だけしかないわけではないから、なんだかスレ主さん素直すぎるんで、意地悪にも「――とも言い切れない」って例を挙げた感じで、読者の興味を獲得する工夫は、それはそれで分けて考えてみるといいと思う。
例えば、前述したけども1分のショート動画は興味なくても最後まで見れる、じゃあ、その1分のショート動画が連作で連続性を持った計10個のショート動画作品だったら、10作目の最後まで見るだろうか?
その動画の内容が「同じ内容の繰り返し」だったら、最後までは見ない。でも3個目あたりで「予想外の内容」だったら次も見ちゃう(これは前述した「裏切り」の例)。
その動画が、一作見るごとに「新しいもの」を提供してくれていたら、次はどんなものだろうと最後まで見ちゃう(勉強系動画とか雑学動画とか)。
その動画が、絶妙に「自分が好きなもの」を話題に上げて持ち上げてくれたら、気持ちよくなって最後まで見ちゃう(人によるけど政治系動画とか趣味系の動画とか)。
これを小説に当てはめると、
「新しいもの」を用意するパターンは「サバイバル知識をテーマにした作品」とかテーマを絞ってその知識や雑学を毎回短編で紹介したりする。物語自体はヒネリもなくテンプレ―トだとしても「知識」が読者の興味を獲得する。
「好きなものを持ち上げる」パターンは、解釈で否定意見もあろうけど、主人公をヨイショしてひたすら承認欲求を満たす作品がこれに当たると思う。
とまあ、こんな感じで「ショート動画の連作を10個見た場合、どこで飽きるか、どういうシリーズなら最後まで見るか」って考え、それを物語に応用した場合どういう作品が考えられるかって考えれば、それが自分に実行可能かどうかは置いといて、構造として「興味の作り方」の理解や発見は得られるんじゃないかと思います。

上記の回答(セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 リトル : 0 投稿日時:

 瞬間的興味と長期的興味があって、
 瞬間的興味は【男が走っている。この後どうなる】というもので、これが連鎖することで物語の基礎のような役割を担う。ショート動画に例えると【男が走っている。この後どうなる】くらいで1分持ちますが、これが120分とかになってくると瞬間的興味の連鎖だけでは乗り切れないので、ここに乗せるのが長期的興味ですね。
 長期的興味は瞬間的興味と似ているのですが、規模が違うんですね。瞬間的興味だけで長くはもたないので、瞬間的興味の連鎖という土台に長期的興味が乗っているようなイメージだと思います。
 長期的興味を引く一つの手段として「予想外」がある。だからほかにもいろいろ手段があって、お示しされたのは「新しいもの」「読者が好きなもの」を提供するという方法ですね。
 「ショート動画の連作を10個見た場合、どこで飽きるか、どういうシリーズなら最後まで見るか」この一文にはかなりのものが詰まってますね。

 伏線についてですが、
 例えば「俺この戦いが終わったら結婚するんだ」というセリフがあったら「こいつ死ぬんだろうな」という予想が出ます。この予想はそのキャラの生死が分かるまで解決されません。だからこういうところが物語の流れ未回収という状態だと思います。
 説得力増強のための伏線と興味を引くための伏線と、多分どっちもあると思います。
 例に示した「俺この戦いが終わったら結婚するんだ」というセリフは伏線というよりフラグといった方がニュアンスは正しいかもしれないです。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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また余計なこと書いて誤解を与えそうではあるんだけども、
>例えば【元の世界に帰るために魔王を倒す】の【魔王を倒す】は終盤で魔王を倒すので、終盤で解決します。
「普通に考えると」そうなる。
だから意図的にそこを外すってことをやったりする。
つまり、物語的にはまだ中盤なのに魔王が部下の裏切りで退場したり、急展開で主人公が倒してしまったり。
そうすっと、話はまだ終わらないハズなのに魔王が死んじゃったら、これ元の世界に帰ることになるわけで、どうすんの? って感じで興味が強くなる。
そもそもこの例はただの例で単に終盤で回収される問題提起の例を言ってるだけだと思うから、これは揚げ足取りにもなるんだけど、この例の場合は「元の世界に帰る」が大枠で「魔王を倒す」はその手段になってるから、「元の世界へ帰る準備が整ってない」のに「魔王が倒されてしまう」っていうハプニングが作れる。

そういうハプニング、まあつまり、
いままでは「流れ」の話をしていたけども、その流れっていうのは何度も書いた通り「わかりやすさ」を考えてのこと。つまり「わかりやすい」もっと言えば「展開が読みやすい・読まれやすい」、悪い言い方をすれば読者に先の展開を予想されやすい。
だって「敵が現れた」ら「倒す」ってのは「普通の流れ」でしょ。誰でもわかる。
「文章の流れ」って意味であれば問題ないけども、複数シーンをまたぐような「流れ」の場合は、「わかりやすさ」はデメリットにもなる。

だから、物語の要所では意図的にこの「流れ」に逆らうようなものを置いて読者の注意を物語にグッと引き付ける。
ちなみにこの要所とは三幕構成で言えばターニングポイントやミッドポイントにあることが多い。
「興味」とは、ここでは「人が文章を読み続ける動機」のようなものを便宜上そう書いてただけで、言葉の通り読者が興味を持ってる状態を指してるわけじゃないから、これを名実共に文字通りの「興味」にしなきゃならない。
その行程は今回のレスでハプニングの例を出して少し触れたけど、これまでのレスにおいては触れてないので、そこは注意が必要だと思う。
「主人公が魔王を倒す」って話なら確かに「魔王を倒す」が最終目標になりますし、読者はその過程を追うことになります。
けれど、その「魔王を倒す」って事に読者が魅力を感じるかどうかは別の話で、それはちゃんと文字通りの「興味」に昇華できるよう作らないと、今回スレ主さんが書かれた内容は成立しないと思う。
興味持てなかったら「魔王を倒す」なんて読者の頭の片隅にも居場所がないかもしれんしね。

だから、この「主人公は元の世界へ帰るために魔王を倒す」って例の場合、
物語の中盤か序盤の終わりあたりで「主人公は元の世界へ帰る手段を手に入れてしまった」とかあるいは「魔王を倒してしまった」とかって展開させると、
今回スレ主さんが想定されたような「魔王を倒して元の世界へ帰る話なんだから、魔王が倒されるのは当然のこと終盤」って考えてる読者の思考を壊すことが出来るので、予想外の展開と思われて、本当の意味で読者の「興味」を獲得できると思います。

「魔王を倒すために」ってのが真実読者の興味に昇華できているのならその通りだと思うけど、「こうすることで興味になるんだ」って思考だとすると、それは違うと思う。
構造としてはそう。というか、そういう考え方もあるっていう回答の一つではあると思う。
けど、それとは別に「興味を持たせる工夫や努力」はすべきだし、それとこれとは別の話じゃないかな。

上記の回答(セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 リトル : 1 投稿日時:

 ちょっとまとめますね。
 今まで言ってきた【物語の流れ】というのは=【文章の流れ】で、
 シーンをまたぐ【流れ】はそれとは別。整理するために、シーンをまたぐ流れを【物語の流れ】として話します。
 物語の流れと文章の流れがあって、文章の流れでは分かりやすさを優先し、物語の流れでは分かりにくさを優先する。
 分かりにくさって言うと語弊があるかもしれないですが、このまま書きます。
 分かりにくさと一言で言っても色々ありそうですが、読者の思考の裏切りとか、不確実性とかですかね。この分かりにくさで読者の注意を引き付ける。
 ここでの興味=人が文章を読み続ける動機
 私はそのままの意味の興味だと受け取っていました。ここで誤解が生まれたんですね。
 【元の世界に帰るために魔王を倒す】【魔王を倒すために】→これがそのまま実の興味になるわけではなく、ここに興味を持たせる工夫や努力が必要。その手段として物語の流れの分かりにくさですね。
 【物語の流れ未回収=伏線、目的】というのはあるんですね。例えばTP1で物語の流れに逆らって魔王が倒されたとしても、TP1に至るまでは【魔王を倒すために】という目的が存在するので。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画

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元記事:セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信

「物語の流れ」というのは、身近な事で言えば「問題解決の手順を考える」って事とほぼ同じです。
「パソコンが壊れた、動かない」という問題に対して、
「原因を突き止める(ハードの問題かソフトの問題か)」→「原因を特定したら、それが治せるか買い直すかを判断」→「古いパーツを使って応急処置」→「一応パソコンは動くようになった」
こんな感じで、「問題」に対して「それを解決させる手段」には流れがあるでしょ?
文章にも流れがあるとそれに乗りやすいから、読みやすい。
これを私の論に当てはめると、「パソコンが壊れた」のだから「それを直す」という興味があるわけです。前レスの例文にすれば「敵が現れた」から「敵を倒す」になるのと同じ構造だとわかりますよね。

で、この考えで重要なのは、そもそも「パソコンが壊れた」という『解決すべき問題』が前提にないとグダグダになってしまうってことです。
一行二行の短い文章を書く上で 文章の流れ を意識するって程度ならそこまで気にすることじゃないけど、ワンシーンや物語全体で考える 物語の流れ になると、これは重要です。
なので、物語を考えるときはオチから考えるし、オチから逆算して展開を考える。
そうすると「パソコンは動くようになった」に対する「問題解決の流れ(物語の流れ)」が自然と成立させられる。

繰り返し、これは「問題解決の手順を考える」とほぼ同じ思考なので、では仮に、ここでスレ主さんの提案や疑問である「目的を複数与えられる」「伏線として機能する」といった思考を取り入れてみましょう。
「問題解決の手段」として「その行程が複数あったら混乱しないか?」とか「伏線っていうか伏せるなよ」とか、思いません? あくまで問題解決の手段として考えた場合は。
別の例えをすれば、組み立て式家具の説明書に、手順通り組み立ててたら終盤で伏線が発覚してネジが一本足りなかったとか私ならキレそうになります。
「流れ」というのは、あくまで「大枠」です。「だいたいこんな感じの流れ」ていう大雑把なもので、今回スレ主さんが深く考察なさったような細かい部分を考えるものじゃないです。
この「大雑把なもの」「大枠」ってのは大事なことで、
例えば、
「パソコンが壊れた、動かない」→「原因を突き止める(ハードの問題かソフトの問題か)」→「原因を特定したら、それが治せるか買い直すかを判断」→「古いパーツを使って応急処置」→「一応パソコンは動くようになった」
という大枠をまず決める。
そして、この大枠は動かさないよう、ブレないようにして、この中の「原因を突き止める」だけを更に噛み砕いて考えて、この「原因を突き止める」の枠の中だけで話を複雑にするも良し複数の問題があると書くもよし。
ここで失敗しても「大枠」は無事で「原因を突き止める」だけ考え直せばいい構造にできる。
伏線については、こうして全体の流れを最初に考えてるからこそ出来ることで、
「古いパーツを使って応急処置」っていうオチに説得力を持たせるために、「古いパーツがあるという事を序盤に書く」って伏線の判断ができるようになる。

なので、「流れ」ってのは大雑把なもので大枠で、そんなに細かく考えないです。
ごくごく単純に考えるなら、「(だ)から」で繋げて文章が通じる内容になればだいたい流れは通ってる。
パソコンが壊れた「だから」壊れた原因を突き止める。突き止めた「から」それが直せるか判断する。判断した「から」古いパーツで応急処置をする。応急処置した「から」直った。
このあたりは文章の流れを作るときも同じ話で、目的が複数あるとか伏線になるとかあんま複雑に考えない方がいいと思います。
複雑に考えるとしても、それは「大枠の流れ」とは別の話で、別のテクニックだと思って分けて考えるべきだと思う。
大枠はあくまで大雑把な、文字通りただの「流れ」でしかないし、そうであること、大雑把であることが重要なので。

上記の回答(セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 リトル : 1 投稿日時:

 【敵が出たら倒す】は大枠で、【剣を構えたらどうする】とかまで考えると細かすぎるんですね。【剣を構えた“だから”剣で敵を斬る】【剣で敵を斬った“だから”敵は倒れた】これで流れは通るんですね。
 それで【剣で敵を斬る】の枠の中だけで複雑にするのはあるんですね。ここで失敗しても大枠は無事だから、失敗を修正するためには【剣で敵を斬る】だけを考え直せばいい構造になるんですね。
 伏線の作り方として【剣で敵を斬る】のだから「剣を持っていることを序盤に書く」という判断ができるんですね。

 【物語の流れ未回収=伏線、目的】についてですが、これはシーンをまたぐようなものを想像していました。今まで話の流れとしてシーン内のことを話していたので、私の話が跳躍していました。
 例えば【元の世界に帰るために魔王を倒す】の【魔王を倒す】は終盤で魔王を倒すので、終盤で解決します。
 【主人公は異世界転移し、魔王を倒さないと元の世界に帰れないと言われる】という物語があったら、魔王は終盤まで倒せないはずです。
 なので終盤までは【魔王を倒す】の未回収状態が続きます。つまり【魔王を倒すために、〇〇する】とか【目の前の敵を倒すと魔王討伐にどんな影響がある?】とかの興味が読者の頭の片隅に存在している状態です。
 頭の片隅にあるということは【元の世界に帰るために魔王を倒せと言われる】のシーン以降から魔王を倒すまで【魔王を倒すために】というのが大黒柱的に付きまとっている状態だと思います。
 この頭の片隅に興味があるということは、当たり前ですがその小説に興味を持ってもらっている状態です。これを生み出すのが物語の流れ未回収という状態だと推測しました。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画

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だいぶ話が変わってきてると思う。
もとはと言えば情報量の多い少ないでスピード感を演出できるかって話の中での回答なので、整理して再度回答すると、
読者が文章をスムーズに追えるようにすればスピード感は得られやすいと思う。読者は興味の対象を中心に文章を追うのだから、この興味を作者側がコントロールできればそれは実現できる。
ではその手段はと言えば、「剣を構える」のであれば「構えた剣をどうするか」が気になるのは道理なわけで、そうしたアクションを用いることがわかりやすいと思われる。
であれば、あくまで「スピード感」という点で言えば、このアクションを次から次へと畳みかけるようにすればスピード感は得られると思う。
という回答をしました。
でも、その後のスレ主さんの追記から話が「スピード感」からズレてるような気がします。
私の回答はあくまでスピード感を演出するためにはどうするかという質問に対する回答の一つなので、文章作成そのもののコツとか秘訣とかそういうのじゃないです。

まあ、もともとはスピード感の話でもなく動画的な文章作成の話なので、そっちに話を戻してるのかもしれないけど、枠だとかアクションだとかって例え話はあくまでスピード感を出す話なので、別の事にまで通用する例え話ではないと思います。

上記の回答(セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 リトル : 1 投稿日時:

 ごめんなさい。つい脱線しました。
 【物語の流れ】という概念が新鮮で、ついいろんなことを考察・共有したくなったんです。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: セリフ対地の文が1:1=ほぼ動画

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