(AMGとのタイアップ記事です)
森川秀樹さんは映画ノベライズ『猫侍』でデビューされた方です。
- ノベライズの仕事で最も重要なこと
- プロ作家として最も大切なこと
- Q0:自己紹介をお願いいたします。
- Q1: 初めて小説に出会ったのはいつですか?
- Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
- Q3: 実力を高めるために役立ったトレーニング方法はありますか? その方法をどこで知りましたか?
- Q4: 作品はどのようなアプリ、ソフトを使って書かれていますか?
- Q5: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
- Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?
- Q7: アマチュア時代 に参考になった本はありますか? どなたか師匠や先生に教えてもらったりしましたか?
- Q8:尊敬している作家さんはいますか?
- Q9: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?
- Q10: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?
- Q11: AMGの産学共同プロジェクトがきっかけとなり在学中に作家デビューを叶えられました。 その際学院とのやり取りの中で、印象に残ったアドバイスやサポートなどがあれば教えてください。
- Q12: 映画ノベライズ小説を書く上で、もっとも重要なことは何ですか?
- Q13: 映画ノベライズ小説を書く上で、もっとも苦労されたことは何ですか?
- Q14: 男性でありながら女性向けキャラ文芸小説を書かれておられますが、女性読者に引き付けるためにもっとも重要なことは何ですか?
- Q15: 小説家になるためには、どんな能力が一番必要だと思われますか?
- Q16: その能力を鍛えるためにしたトレーニング方法などあれば教えてください。
- Q17: 現在お仕事をされている中で、AMGで学んで一番ためになったなと思うことは何でしょうか?
- Q18:最後にこれから作家やゲームシナリオライターを目指す方たちに向けて、一言アドバイスをお願いします。
ノベライズの仕事で最も重要なこと
ノベライズの仕事で重要なのは、原作となる作品をとにかく好きになることだと思います。
原作の映画にない部分を書く必要に迫られたときは、自分で場面を創造しなければならず、難しかったです。ですが、それ以上に楽しかったのを覚えています。
プロ作家として最も大切なこと
プロ作家に最も大切なのは、「この作品を何としても多くの人に読んでもらいたい!」というパッションだと思います。
これを維持するために毎日読書して、毎日映画を観ています。「こんな作品を俺も作りたい!」とワクワクする感情を大事にしています。
Q0:自己紹介をお願いいたします。
森川秀樹と申します。兼業作家。
2014年にAMG出版の産学共同作品『劇場版猫侍(TO文庫)』でデビューし、その後『救いたい(PHP文庫)』、2016年に初のオリジナル作品となる『この世の土産さがしもの帖(富士見L文庫)』を刊行。
2017年に『招福招来 福を招くと聞きまして。』、2018年9月には新刊『縁結び神社の悪魔さま』をそれぞれ富士見L文庫より刊行しています。
Q1: 初めて小説に出会ったのはいつですか?
小学校の教科書が最初だと思いますが、ちゃんと1冊読んだのは中学生の頃でした。
Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
中学2年生の時、ハリウッド映画を真似た作品をノートに書いたのが最初です。高層ビルを犯罪者が襲撃したり、登場人物がビルからジャンプしてヘリに飛び乗ったりしてました。
Q3: 実力を高めるために役立ったトレーニング方法はありますか? その方法をどこで知りましたか?
アミューズメントメディア総合学院大阪校(現大阪アミューズメントメディア専門学校)にて、企画や文章を書き、それらに対して先生や同級生からご意見をいただいたことです。
自分の作品を客観的に判断する力が身につきました。それから、毎日創作して、毎日読むか観るかすることが大切なトレーニングだと思っています。
Q4: 作品はどのようなアプリ、ソフトを使って書かれていますか?
軽めのノートパソコンを利用し、執筆はワード、企画とプロットはワードとテキストエディタとエクセルを併用しています。
Q5: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
1行~3行の企画の初期段階で、「これは面白い!」と自分自身がワクワクできるようになるまで、じっくり考えるようにしています。
Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?
諦めようと思ったことはありませんが、スランプ気味になったことはしょっちゅうあります。ですがそういう苦労も含めて作品づくりの糧になる、と考えるようにしています。
Q7: アマチュア時代 に参考になった本はありますか? どなたか師匠や先生に教えてもらったりしましたか?
ディーン・R・クーンツ氏の『ベストセラー小説の書き方』は大好きで、何度も読み返しています。小説を書けば書くほど、読み返す度に発見があります。
アミューズメントメディア総合学院大阪校(現大阪アミューズメントメディア専門学校)では特に、企画作りについて学ばせていただきました。
最も印象に残っているのは、卒業式の日に、ある先生に言われた、「自分が好きだと思う作品を書きなさい」という言葉です。
Q8:尊敬している作家さんはいますか?
皆さま尊敬しています。
Q9: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?
一概には言えませんが、1日に5,000字~20,000字程度だと思います。ノルマは作ります。締め切り日から逆算して、1日に書かなければならない分量を設定しています。
Q10: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?
会社で仕事をしている平日は1時間程度、それ以外の日はなるべく7時間~10時間ほど創作の時間にあてるようにしています。
Q11: AMGの産学共同プロジェクトがきっかけとなり在学中に作家デビューを叶えられました。 その際学院とのやり取りの中で、印象に残ったアドバイスやサポートなどがあれば教えてください。
『劇場版猫侍』の執筆実績を認めてくださり、次の『救いたい』のノベライズに繋げていただけたことが、うれしいエピソードです。先生にフォローしていただきながら執筆しましたが、それはとても楽しい時間でした。
Q12: 映画ノベライズ小説を書く上で、もっとも重要なことは何ですか?
原作となる作品をとにかく好きになることだと思います。
Q13: 映画ノベライズ小説を書く上で、もっとも苦労されたことは何ですか?
映画にない部分を書く必要に迫られたときは、自分で場面を創造しなければならず、難しかったです。ですが、それ以上に楽しかったのを覚えています。
Q14: 男性でありながら女性向けキャラ文芸小説を書かれておられますが、女性読者に引き付けるためにもっとも重要なことは何ですか?
実際に女性と話をして、リアルな読者の皆さまが何を求めているのかを感じることだと思います。
Q15: 小説家になるためには、どんな能力が一番必要だと思われますか?
「この作品を何としても多くの人に読んでもらいたい!」というようなパッションだと思います。
Q16: その能力を鍛えるためにしたトレーニング方法などあれば教えてください。
毎日読書して、毎日映画を観ています。「こんな作品を俺も作りたい!」とワクワクする感情を大事にしています。
Q17: 現在お仕事をされている中で、AMGで学んで一番ためになったなと思うことは何でしょうか?
企画作りのための考え方と技術です。入学前よりも卒業後の方が、企画の質が格段に良くなっていると感じます。
Q18:最後にこれから作家やゲームシナリオライターを目指す方たちに向けて、一言アドバイスをお願いします。
諦めなければ夢は必ず叶うというのは、紛れもない事実だと思っています。私は中学生の時から小説家を目指し、10年以上かかってようやくデビューできました。必ずプロになると決断したら、あとは時間の問題ではないでしょうか。偉そうなことを言える立場ではありませんが……。私もまだまだ未熟ですので、一緒に頑張りましょう。