作家として食べていくのに最も大切なのはコネ!

この記事は約3分で読めます。

フリーランス、40歳の壁――自由業者は、どうして40歳から仕事が減るのか?

という本があります。
この本の内容を要約すると

1・フリーランスは40歳になると仕事を依頼する出版社などの人間が年下になるため、仕事が依頼されにくくなる。

2・この壁を突破するには、実力よりもコネ!とにかくコネ!

ということです。
作家友達に頭を下げて仕事をもらったり、漫画家として培った人脈を生かして転職したりした人の事例がでてきます。
一番強いのは出版社の偉い人と友達である人、という身もふたもないことが書かれています。

実は、小説を書く能力と、作家として生き残る能力は異なります。

プロは小説を書く能力さえ高ければOK!
と思いがちですが、実は、仕事を取ってくる能力の方が大事なのです。

例えば、昔、ある漫画家さんと話した時に、引きこもりタイプは成功しないと聞いて驚いたことがあります。

成功する漫画家とは、多少、漫画を描くのが下手でも、編集者の飲み会にもぐりこんで名刺を配ってくるようなタイプだそうです。
こうやって編集者に顔を覚えてもらい、仕事を頼むならあいつにしよう、となるのです。

作家として生き残る能力とは、締め切りを守る、編集者や出版社とトラブルを起こさずうまく付き合う、仕事のコネクションを作るといった人間関係の能力です。

普段から、他の作家さんやゲーム業界の人などと繋がっておくと、そこから仕事が舞い込むことがあります。

例えば、作家の瀬川コウさんが開いたバーベキューに参加したある作家さんは、そこで瀬川さんの担当編集者と知り合った縁で、本を出すことができました。
他にも作家の遠藤遼さんは、瀬川さんの紹介で双葉社から本を出せています。

私もゲーム会社に勤めている知人からシナリオライターとしてラノベ作家さんを紹介して欲しいと頼まれて、紹介したことがあります。

しかし、人脈というのは受け身ではまず作れません。
ほとんどの作家さんは、自分の担当編集者しか出版界との繋がりがありません。

この場合、本が売れずに担当編集者から評価されなくなったら、それで出版社と音信不通となって、プロ作家から自称作家へ転落することも珍しくありません。

そこで、エンタメノベルラボというプロ作家や編集者、本気でプロになりたい人が集まるオンラインサロンを瀬川コウさんと立ち上げました。
変化が激しい出版界で生き残っていくための情報交換や勉強をするための場所ですが、もう一つ大きな目的は、「作家として生き残っていくための横のつながりを作ること」です。

先ほどの例のように、お互いの人脈を紹介し合うことで、プロ作家として生き延びていくための相互扶助的な組織を作ります。

人脈づくりだけでなく、例えば、編集者や出版社とトラブルになった場合など、自分一人の判断で行動するのは大変危険です。
相談できる先輩の作家さんなどがいれば、適切に対処して危機を脱したり、そもそもトラブルにならないように行動することもできるでしょう。

エンタメノベルラボは、昨日、立ち上げたばかりでメンバーを募集中です!

現在(2018年10月4日)の時点で、35人のメンバーがいます。
最初の50人は、創設メンバーとして永久に会費が半額となります。
ぜひ、参加いただけるとありがたいです。

タイトルとURLをコピーしました