作家が集まるコミュニティ「エンタメノベルラボ」の勉強会レポート。2019年1月27日

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2019年1月27日に東京の八丁堀の会議室で、DMMオンラインサロン「エンタメノベルラボ」の勉強会を行いました。小説のプロット、及び小説本文を持ち寄って読み合い、意見交換を行う会です。
参加者は22名。うちプロが9名、編集者が1名でした。

エンタメノベルラボは、プロ作家や本気でプロになりたい小説家志望が集まり、生き残っていくためのに必要な勉強をする場。仕事の繋がりを作るためのコミュニティです。

プロ作家の方々は、作家志望の作品を一方的に貶すようなことはせず、作者さんの書きたい路線で、どうすれば人気が出せるのか、アドバイスしてくれていました。

アイディアはおもしろいのだけれど、今一歩惜しい!という作品に対しては、どこに問題があって、具体的にどのように改良すればウケるようになるのか、プロの思考法を教えてくれるので、隣で聞いていて非常にためになりました。

自分の作品がおもしろいのかどうか? 問題があるとすれば、どこなのか? 自分一人では、なかなかわからないものです。
現在の市場を徹底的に分析して、読者にウケることを考えている現役作家さんの意見を聞くことで、その場で、作品がどんどん改良されていくのを目の当たりにできました。

なにより信頼できる人とディスカッションすることで、新たなアイディアが生まれ、作品が洗練されていく様は、非常に楽しかったです。

ライトノベル作家の岸馬きらくさんは、以前、インタビューさせていただいた時、次のように述べていました。

実力を高めるために最も役立ったトレーニング方法はなんでしょうか? その方法をどのようにして知りましたか?

プロと創作論を話すこと。

もっと言えば自分の技術を素人にも教えられるプロと話すことだと思います。

公募で三桁くらいは一次落ちした僕がデビューできたのもプロの方々と話すようになったからだと思います。知人から『オフ会にはプロの人がいるんだから話聞きに行ったら?』と言われて、ハッとなって始めました。

正直なところ、何度も公募落ちてる人はこれしないと無理なんじゃないかなと思います。

プロがどのようにして作品を生み出しているのか、その思考法に直に触れることで、ブレイクスルーが起きることがあります。

また、プロ作家さんも他の参加者に考案中のプロットを見せて、意見をもらっていました。
例えば、今まで、なろうを主戦場にしていたけれど、キャラ文芸も書きたい作家さんもいます。

そういう場合は、読者である若い女性や、女性作家さんに意見をもらうことで、自分の考えが合っているのかどうか? 作品が通用するのかどうか、フィードバックをもらうことができます。

エンタメノベルラボには、あらゆるジャンルのプロが集っているので、お互いのノウハウを交換し、別ジャンルのプロを目指しやすくなっています。

ネットで手に入る情報は嘘やデマ、加工された情報も数多くあり、選別が大変です。
最も価値があるのは一番正解に近い「現場情報」。すなわち、プロ作家や編集者の生の意見です。

今回は、編集者の方も参加してくれたので、非常に豪華な会になりました。
作家だけでなく、編集者サイドの意見も聞けるのは、とてもありがたいと思います。

二次会としてファミレスで食事をしたのですが、そこでも引き続き、創作の話やプロットの意見交換を行いました。
ネット上にはまず出てこないような深い話が聞けたので、とてもおもしろかったです。

リアルでしか話せない重要な情報も多いです。

コミュニティに所属することで、ネットでは入手できないような情報を手に入れたり、困ったことがあったら、他の作家さんに相談できるようになります。

特に小説というのは一人で書くものもなので、下手をすると孤立した状態で、戦わなければなりません。困ったら、信頼できる仲間に相談できる環境というのは貴重だと思います。

プロ作家の方、本気でプロになりたい方、ぜひエンタメノベルラボに入ってください!

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https://lounge.dmm.com/detail/1352/

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