「小説を書く時、歌詞のない音楽を聞くようにすると、脳に条件づけがされて書く気力が湧いてくる」
— うっぴー/ライトノベル作法研究所 (@ranokenn) 2019年1月28日
米ノースイースタン大学のバラバシ博士の研究によると、人間の行動の80%以上はお決まりの習慣に従っているそうです。
人は自由意志で行動しているのではなく、活動パータンに支配されているのです。
例えば、子供の時から、毎週テレビアニメの「サザエさん」を見終わってからご飯を食べていると、サザエさんのエンディングテーマが聞こえたら、ご飯が食べたくなる気持ちがわきます。
これが脳の条件づけです。
Aという刺激に反応してBがしたくなるのです。
実際にプロ作家さんの中には、文章を書く前に必ず「歌詞のない音楽」を聞くようにしている人がいます。
音楽を聞くことで、今から執筆せねば!と脳にスイッチが入るように条件付けするためです。
歌詞のない音楽が良いのは、脳が無意識に歌詞を追ってしまって集中できないからです。
小説が書けるようになる3つのコツ
1・一日一行を書くことを目標にする
2・最初は短編小説を完結させる
3・25%の完成度で良いのでとにかく完結させる
このうち、もっとも重要なのは「1」です。
毎日書くことを習慣化させてしまえるからです。
毎日の目標を低くすることで、執筆に取り掛かりやすくなり、毎日、書くことを習慣化しやすくなります。
不思議なもので1行を書けたら、もう一行を書いてみようか、という気持ちになり、気がついたら3000文字以上書いていた、ということになります。
しかし、最初の一行を書くまでが、とにかく大変なのです。
気力がわかない、なんとなくやる気がない、という状態を突破するために必要なのは、夢とか希望とか強い意志の力ではなく、「毎日書くという習慣」と、この音楽を聞いたら書かねばという気持ちになるなどの「条件づけ」です。
他にも、毎日、○時になったら執筆をするなど、時間による習慣化、条件づけも有効です。