元記事:同じアイテムが違う作品に複数ある件について。の返信の返信
>ただ、同じアイディアが増えてくると似たり寄ったりになって、
個人的にはそれでいいと思うよ。
流行も同じで、いまや異世界ものばっかでしょう。
「コレばっかだな」という殻が出来るから、その殻から抜け出そうと足掻けるわけですし。
殻が出来る前にそこから脱しても、単に流行から外れてるだけ。
バーチャファイターやバーチャロンがあったから、3Dに慣れたユーザーがバイオハザードとか長編を楽しいと思えるようになった。って言ってもわからんか。
だからまあ、「コレばっかだな!」と思う気持ちは大事だし、一方で「コレばっかな現状」も割と大事なことだと思う。
ちょっとズレちゃうけど、異世界転生って割と長く流行ってるけど、私が子供の頃には、この逆が流行ってたんですよ。
つまり「主人公の前世は光の勇者で~」みたいなの。前世もの。
今生で普通の高校生として育っていて、あるとき前世の記憶を~みたいな感じ。いまや「厨二病ネタの定番」な感じでしょ。
これは別に「殻を破ろうと足掻いた」わけではないと思うけど、古い発想の逆パターンをやったら昔のネタの殻が破れて新しいのが生まれた。というパターンじゃないかなと思う。
リバーシも似たようなことになるんじゃないかな。
例えば、「それまでサブ扱いだったものをメインとして扱う」発想パターンで、玩具を主体にした異世界もの。リバーシを開発したことで主人公はその王者として勝利しつづけなければならなくなった、とか。
まあ、ゲーム主体の頭脳戦だとノーゲーム・ノーライフがあるけどね。
ついでにトランプが出てるので、これについて少し。
トランプは扱いやすいしゲームの種類も多いのでやりやすそうに思えるけど、「中世っぽい異世界が舞台」ってのが問題で、まず厚紙がない。そして「本好きの下剋上」をはじめ、本や紙がテーマに関係ない場合でも、意外と紙については羊皮紙が主流って事にしてる世界観が多い。まあ、紙の作成についてもネタになるからね。
木だと厚くて52枚も重ねられないし、やっぱボードゲームが現実的なんじゃないかな。
ドミノとかもルールは簡単なんだけど、わからなくて倒して遊んだって事でドミノ倒しが流行ったわけだし。
そう考えると挟んでひっくり返すだけのリバーシは秀逸なネタの発想だね。
まあ、チェスやその原型はリバーシ以前の古代からあったけども。
正直リバーシネタ自体が、漫画「ヒストリエ」のチェスが元になってるんじゃないかなーってちょっと思っちゃってたり。
頭のいい元奴隷の主人公が、王にチェスを献上して王も将軍も軍師もめっちゃハマるってシーンがあるんだよね。
上記の回答(同じアイテムが違う作品に複数ある件について。の返信の返信の返信)
スレ主 鷹成 実里 : 1 投稿日時:
返信が遅れて申し訳ありません。
> サタンさん
引き続き、ご意見ありがとうございます。
殻から脱するとは違うかもしれませんが、転生物だと「転生したらヤムチャだった件」を機に「転生したら島耕作だった件」とかありますね。
この前、コンビニで「シュート!の世界にゴン中山が転生してしまった件」とかいう本がありましたが。
女性向けだと「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」を機に悪役令嬢縛りのジャンルが流行っていますし。
これらも、最初は「なんか新しいのが来たな」でも、誰かが真似すると「また、これか!」の例ですし、しばらくしたら、また新たなジャンルを誰かが作り出して、それが流行ってくるの繰り返し……
リバーシもその一例に過ぎないわけですが、流行はこうして作られていくわけですし、今は「また、これか」でも、中身が面白ければ、文句はないですけども。
>主人公の前世は光の勇者で~
「魔神英雄伝ワタル」とかが、その典型例でしょうか。それで、俺TUEEE!から無双でもハーレムでもなく「勧善懲悪」とジャンプ系じゃないのに、努力・友情・勝利の法則があるのが特徴でしょうか。
その典型例を別の方向から切り込んで、ジャンプのラブコメにあるようなハーレムとラッキースケベが加わって独自に発展したのが、今の異世界転生に繋がっていると考えてみたりします。
トランプは、紙が中世の時代が高価なのが、確かに、昔は羊皮紙が主流ですね。
そうなると簡単なボードゲームが異世界で流行るのもわかります。
カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 同じアイテムが違う作品に複数ある件について。
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