後夜祭のリハーサルです!
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リハーサルのお知らせ(元記事)
こんばんは、ミチルです。
新元号が発表され、いよいよ新時代の到来を予期させますね。
令和初の企画にどのような作品が集まるのか。
運営一同首を長くしてお待ちしております。
そんな折にお知らせがあります。
リハーサルを行います。
日程は以下の通りです。
作品投稿期間 4/13〜4/14
感想投稿期間 4/15〜4/17
特別賞選定 4/18〜4/20
リハーサル会場(企画投稿室)はこちら
https://boutnovelers.stars.ne.jp/rakekikaku/list_novels.php?key=K2019G
過去作や意味のない文字列など、本番に投稿しない予定のものであれば何を投稿しても大丈夫です。様々な環境で正常に動作するのかチェックしたいので、ご協力いただけると幸いです。
また、今回はちょっとした試みをしたいと思います。
運営が提示した冒頭の続きを書いて、リハーサルに投稿してください。
リハーサルに何を投稿すればいいのか悩んだ方、冒頭から続きが閃いた方、なんとなく書きたくなった方、動機は何でも大丈夫です。
リハーサルなので文字埋めや未完成の作品も投稿可能です。
どしどしお書きください!
【冒頭】
それは、令和十四年、うららかな春の日差しが降り注ぐ子供部屋でのことだった。
「ねぇ、和ちゃん」
二段ベッドの下の段に腰かけ、窓の外の青空を眺めつつ深い溜息をついたあと、鈴本家の双子の姉が、上の段の妹に向かって声を掛けると、
「なぁーに、令ちゃん」
寝転がって読書中だった妹は、読んでいた本から目も離さず、ぞんざいに答えた。
「私達ってさ、四月に中学生になったわけじゃない?」
「そうね」
「なのに、なーんもいいことないよね?」
その台詞に、今度は妹が大きく溜息をつく。
あ、これはまた来るなと思うと、
「たいくつ~~~」
予想通りの言葉が姉の口をついて出た。
姉はいつもこうだ。
小学校のときから、この「たいくつ~~~」を何度聞かされたことか。姉にとって「たいくつ~~~」は、もはや口癖と言えた。
「和ちゃん。大体さ、私達の名前が悪いと思わない? お父さんもお母さんも適当過ぎるのよ」
「そうかなぁ、私は結構いい名前だと思うけど」
「ちっともよくないわよ! 私達が生まれたのが『令和元年』だからって、双子の娘に『令子』と『和子』なんて名づけるのなんか、安易もいいところよ!」
「いいじゃん、人に一発で覚えてもらえるわけだし」
「よくないわよ!」
憤懣やるかたない様子の姉・令子は、二段ベッドの上の段にいる妹の和子に向かってなおも続けた。
「こんな安易な名前がよくないのよ! だから、私達姉妹に、なーんにも面白いことないのよ!」
令子の言い分に、それは飛躍し過ぎなんじゃないかなーと思いつつ、和子は二度目の溜息を吐いた。
「あーあ、なんかいいことないかなぁー」
そしてまた令子が溜息を吐いた。
令子と和子。
鈴本家の双子の姉妹合わせて都合四度目の溜息だった。
後夜祭のリハーサルです!
スレ主 ミチル 投稿日時: : 0
おはようございます、ミチルです。
リハーサルは特別賞選定を残すのみとなりました。
作品や感想などでリハーサルに協力してくれた方々、ありがとうございました!
作者レスや返信など、いろいろお試しくださると幸いです。
今後ともGW企画をよろしくお願いします!