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爆弾や毒物の作り方の返信

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爆弾や毒物の作り方(元記事)

 作品内で爆弾や毒物をキャラクターが作成するシーンを扱うのですが、ことがことだけにネットで調べても作り方が分かりません。
 もとより「それっぽい文章」で流すつもりではあるのですが、その「それっぽい文章」を作る程度の知識や文章力も自分にはどうやらないようなのです。
 どう書けばそれっぽくなるか、知っている人いたら教えてください。

爆弾や毒物の作り方の返信

投稿者 あざらし 投稿日時: : 2

以下、物騒な話しですので確信には触れず、伏せ字を混ぜます。

>作品内で爆弾や毒物をキャラクターが作成するシーン

爆薬にしろ毒物にしろ、作中でどれぐらいの分量が必要になるかが鍵です。
まずは毒物の場合を例にしますが、"Lethal Dose, 50%"日本語では、50%致死量や半数致死量と呼称される数値があります。
おおよそ一般的な個体はmg/kgが単位、言葉にすると『体重一キロあたり、○ミリグラムを投与すると半数が死亡する』ということです。
端的には毒の強さですね。

なぜこれが鍵になるかと申しますと、御作のキャラクターが『一人の人間を毒殺する』場合と、『敵対組織の数百人を毒殺する』場合で必要となる分量が変わってきます。
プリン4人分とプリン400人分だと、必要となる設備が異なるのと同じです。プリン4人分を100回作る、なんてのは現実的ではありません。
要するに『家庭にある調理器具で作れるのは家族分』ということですね。

これは爆発物でも変わりません。
大量に作るとなると設備が必要となり、目立たずに作れる分量には限りがあります。
ちょっと穏やかでない例を出しますと、だから隠れて作っても場所がバレて空爆のポイントになったりするわけです。

とはいえ、爆発物の場合は(影響の及ぶ範囲)方向性をコントロールすることで比較的少量で済む方法もあります。
ビルの爆破解体をテレビ等で見られたことがあるかと思いますが、モンロー・ノイマン効果を利用した方法です。(とはいえ、ちょっとしたビルでも数百キロの爆発物を使います。ただ、これでも無闇矢鱈と爆発させるよりも極めて少ない分量で済みます)

対人なら他に、もっと簡便な方法がありますが【ふせます】(似たようなもので個人携帯できるありふれた軍用兵器がありますので、ちょっと調べればピンとくるはず。必要なら調べてみて下さい)

モンロー・ノイマン効果を利用して人間一人を絶対確実に絶命させる程度なら、家庭にある器具+α。
DIYが趣味の人なら、あとは目量0.01gのデジタルはかりが必要なぐらいで、おおよその道具は揃ってる状態です。
あとは材料ですね。

ということで御作のキャラクターが、かなり優秀かつ強力な爆発物、粉末状の個体をスプーン一杯ほど作ると仮定します。(人間ひとりなら十分な量です)
材料は病院との関係が深い調剤薬局なら、ある程度は揃います。(薬剤師さんが危険物取扱者の資格を取りやすいってのは、毒物だけに限らず、こんなことも理由のひとつです)
他にも調剤薬局では置いてない材料がいくつか必要なのですが、【ふせます】や【ふせます】で買えます。

1)スプーンの上で材料AとBを秘密の割合でまぜます。【本当はふたつじゃありません。結構多いですし、後述の順番に挿入する形でまぜます】
2)できた物体に水を入れます。ここだけは本当に水。薬局で普通に買える純水でOKです。
3)これをバーナーで加熱しながら混ぜ、水分を飛ばしていきます。安定してるので爆発しません。鼻歌交じりで大丈夫。
4)ある程度の水分が飛ぶと溶けたチョコレートぐらいの堅さになります。
5)出来た物体を【ふせます】して、冷やしていきます。
6)糸を引く程度の、ねちゃねちゃした状態になりましたら、材料Cを【ふせます】
7)【ふせます】をして、乾燥すると粉状になります。実際に使用するときは【ふせます】をして取り扱いを簡便にします。
8)電気式雷管を作り、9V電池をトリガーにして爆轟させます。

ホームメイドで入手しにくい材料がいくつかありますが、薬剤師さんなら少量の入手は不可能じゃありません。不可能じゃないはずですが、無くなると目立つはずです。
早晩に公安にマークされるはずですので、たぶん早々に捕まります。念のため。
ちなみに念を入れて伏せ字を入れまくりましたが、理系の大学生で好奇心が旺盛なら、ひょっとすると知ってます。知ってる人は「しー」でお願いします。

手順そのものは、サタンさんが料理と書いていらっしゃいますが、全くもってその感じです。分量がかなり重要ですのでお菓子も近いと思います。

現代の高性能爆発物を紹介しましたが、『火薬ならなんでもいい』というなら材料はAmazonで揃います。
人類史に残る歴史的な遺産ですので、調べるのも簡単ですが一応ふせさせて頂きます。
材料4つを混ぜて、鍋にかけて煮て、ふきんで漉して、天日で乾燥。
たったこれだけで、天日乾燥中に火を投げ入れでもしない限り危険はありません。
ほとんど料理ですが、実際にキッチンで作れます。
混ぜるときに細かく材料を砕くのですが、漢方薬の調合だとか、インド人がスパイスを石臼でひいている図を想像して頂ければ、ほぼそのまんまです。使ったことはありませんが、たぶんミキサーで大丈夫だと思います。
私も必要があって何度か作りましたがメチャクチャ簡単。(市販品で満足できれば普通に誰でも製品として買える海外でのことです。違法性はありません)

爆発物としての性能は当然ながら大したことありません。(件の火薬は大量のガスを発生させて燃えることが重要ですので)
使い方で爆弾に転ずるのは確かですが、花火の火薬の方が今日的には高性能です。
ただし同じ”火薬”という名前ですが、目的と性質が全く異なりますので、花火の火薬では指を吹き飛ばすのがオチです。好奇心に負けても絶対にしないようにだけ、ご注意を。
あくまで御作、小説に役立てて頂ければ、という話しです。

参考になりましたら幸い。
ではでは、執筆頑張って下さい。

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