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作者に女性経験がない場合に女の人を書く場合の注意点や重点的に調べたほうがいいことを教えてください。 (No: 1)

スレ主 半蔵門 投稿日時:

僕は男で、恋愛経験もなければ女友達もいないため、女の人のことを良く知りません。またシスヘテロであり、性欲もあって、女の人が嫌いというわけではありません。この状況で女の人を小説に書くことの危険性は今二つほど思いつきますが、それらに対して有効な手段を考え付くことが出来ないのです。

第一に、劣等感が作品の完成度を著しく損なってしまうかもしれません。欲望があってそれを達成できなかった場合、それには劣等感が付きまとうことは想像に難くありません。
多くの作家が自分のコンプレックス丸出しの作品を出して失敗しているのですから、これは危険です。まして性欲は睡眠欲や食欲に次いで多くの人が理解できる欲望であり、快楽という分かりやすいものが付きまとうためある程度客観的な欲望です。したがってそれを手に入れられないという劣等感を察知できる人は多いでしょうから、これは大きな問題です。
さらに言えば、こうした劣等感にとらわれていては他の物事を学ぶことにも支障が出るうえ、先に進むこともできません。ほかの作者と比べて自分を低く見積もってしまう傾向があるのも問題です。自己肯定感の低下が作品に影響してくる危険性も否定できません。これらは読者からは単に個性の違いとして認識されることもあるかもしれませんが、僕個人としては物語を、僕個人の負の感情からできる限り超越させてやりたいのです。

第二に、知識がないことが作品を浅いものにしてしまいます。BLやいわゆる完全な男性向けの作品というのは概して必ずしもそれら異性や異なる性志向、事情を深く知っておく必要はない気もしますが、僕の嗜好とそれらとは異なっていて、しかも、敢えて言いませんがそれはメインの読者や作者の一定数が女性によって占められているジャンルですから、すなわち女性の考え方や経験を基に書かなければなりません。性同一性障害の人が「放浪息子」が「リアルすぎて読めない」と言ったという話を耳にしましたが、しかしそれは作者の作風とその読者の嗜好に合わなかったということです。その漫画はそれでよかったかもしれませんが、読者層の多くが求めているものを書き、それによってまた僕自身の真に求めているものを発見するには、「当事者の外に現れているものを知る」「当事者が内面に求めているものを知る」という二重の関門があるように見えます。そうでなければ無責任なことを言ってしまい、批判的な読者から追及されることは免れないでしょう。またあえて地雷を踏みぬくにしても、それ以前に対象をよく知り、条件に応じて適切にデフォルメして描写しなければなりません。しかもそれは相手にとって当然のことであり、非日常的なものではないのです。当事者でない者がこれを書いた場合、偏見や奇異を見るような目で描いてしまうがゆえに、(作者も含めた)多くの読者が違和感を覚え、不快にすらなると思います。問題は、具体的に何がその要因となるのか、相手自身も知らない場合が多く、まして相手と触れ合ったことのない人間には知る由もないということです。(さらに言えばほかの作者の多くはこれをすでに知っているためその分だけ先に進むことができますが、これは今は仕方のないこととして割り切るほかないでしょう)

こうした問題を解決するには、女の人の多くが基本的に知り、経験している物事を全般的に知らなければなりません。あるいは、知らなくても問題ない方法で作品を描写しなければなりません。性別の差がなくなってきている現在であるとはいえ未だそれらの間には差があり、到底生きている間には埋まりそうにありません。
僕は顕在意識の中では自分自身のことはどうでもよく、作品さえ無事ならそれでいいとすら思っていますが、潜在意識下の欲求や執念を説得できているとは言えませんし、現実を知るからこそ非現実が描けるということも事実だと思います。

カテゴリー: 文章・描写

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人気回答!作者に女性経験がない場合に女の人を書く場合の注意点や重点的に調べたほうがいいことを教えてください。の返信 (No: 5)

投稿者 手塚満 : 3 No: 1の返信

投稿日時:

きつい言い方になりますが、結論を先に申せば「四の五の言わずに作品を書き上げてください。それなしには話になりません」です。それだけでは意味不明でしょうから、以下、少し説明してみます。

1.単一の女性像なんてものはない

リスク回避に固執してないでしょうか。ご質問を拝読して、どうもそのように感じます。しかも、下手をすると差別意識丸出しです。例えば以下の仰りよう。

> 女の人の多くが基本的に知り、経験している物事

何か、「女の人」という平均的、標準的な存在がいるかのような物言いです。そんな存在はいません。偏見ということなら、よく見聞きはしますけど。男性の多くが基本的に知り、経験している物事と考えてみて、そんなものはないんじゃないかと思います。女性ならある、なんてのは幻想です。

あるいは、女性との付き合いがあれば女性が分かると思っているのも、間違いです。なぜテレビや週刊誌、あるいは新聞などのメディアでよく取り上げられる題材を無視してるんですか。結婚している男性なら、女性と付き合って、当然、女性経験もあるわけですよね。

では、なぜ妻の不満や夫の無理解がよく題材として取り上げられてるんですか。結婚までして、なおも分からないことがよくあるわけでしょう? 家事を軽視するとか、子育てがどうこうとか。もちろん、夫側視点では妻の無理解もよく取り上げられます。夫の趣味に無理解で、コレクションを勝手に廃棄した、なんて、もはやあるあるネタですよね。

> 女性の考え方や経験を基に書かなければなりません。

女性を十把一絡げです。なにせ考え方や経験なんですから。そんな単一の女性像なんてないですよ。十把一絡げではなく十人十色なんですから。「女性」で表される人間みたいな、そんなありもしないものにすがって、しかもリスク回避しようとされてますね。

2.リスクを妄想していないか

例えば以下の仰りよう。

> 多くの作家が自分のコンプレックス丸出しの作品を出して失敗しているのですから、これは危険です。

自分もそうなる、というわけでしょうか。しかし、多くの作家と仰る以上、多数の作品例を分析・研究されたはずですね? かつ失敗したと言える以上、売れるはずが売れなかったというところまで分析されたはず。

それなら、もう失敗を回避する方法は知っているも同然のはずです。むしろ、そういう作品がどうして失敗したと断言できるのか、後学のために詳しくお話をお聞きしたいくらいです。否、そこまでご存知なら、ご質問文にお書きになったはずです。

しかし、そうなさっていない。ということは、実はご存じない。そういう気がするだけ、というよくあることなんじゃないですか?

3.書き上げた結果を妄想していないか

あるいは以下のようなご主張。

> 自己肯定感の低下が作品に影響してくる危険性も否定できません。
> 第二に、知識がないことが作品を浅いものにしてしまいます。

なんと申しますか、まだ書いてもいない作品がどう出来上がるか、その作品がどう失敗するか、正確に把握してお出でのような仰りよう。そこまでご存知なら、失敗を回避すればいい。もう分かってるんだから、簡単とは言いませんが、出来るでしょう?

でも、どうしたらいいか分からないから、質問されてお出でです。以下の一文も甚だ疑問です。

> 無責任なことを言ってしまい、批判的な読者から追及されることは免れないでしょう。
言う前から何が無責任とされるかなんて分かりません。ある文言について、文脈や文章が置かれた状況次第でいかようにも変わることはご存じではないでしょうか。

4.自分だけ持ってないと妄想していないか

しかし、こうも仰っているわけですよね。

> 問題は、具体的に何がその要因となるのか、相手自身も知らない場合が多く、まして相手と触れ合ったことのない人間には知る由もないということです。

その通りですよ。しかし間違った考え方をすぐに持ち出してしまう。

> ほかの作者の多くはこれをすでに知っているためその分だけ先に進むことができますが、

知ってるわけないですよ。少なくとも、多数の作品を書く前、特に最初に作品を書くときには知らない。書いて、読者(批評を頼んだりした人を含む)の反応を得て知るんです。

5.存在しない作品は、感想もアドバイスも不可能

書いてない作品の何がいいか、何がマズいかなんて、誰にも分かりはしません。逆の言い方をすれば、作品が書き上げてあれば、読んでみてどうなのか、いろいろ言えるわけです。

好評から酷評までいろいろあるでしょう。酷評は苦痛かもしれない。それでも書く前から「どうなんでしょう?」と言われても、どうしようもない事実と比べると、ずっとましです。

まずは作品を書き上げてください。不安なら設定とプロット持ってきて相談してみてください。ただし、プロット段階で問題ない、いい感じとなっても、書き上げた作品が大丈夫とは限りません。例えばリアリティは細部が大事だったりしますし、台詞なら物は言いようです。

本当にどうなのかは書き上げた作品でないと分かりません。長編なら多大な手間をかけて、没にするしかないと分かることもあります。それが嫌なら、作家になる志を捨てるべきです。何か別の「やっても大丈夫なもの」に乗り換えるべきでしょう。

6.結論再掲:まずは作品を書き上げてください

しかし、作家を志され、今すぐ諦める気は起きないはずです。そんな容易く折れるんなら、ここへご相談にいらっしゃってないはず。

それなら書き上げてください。投稿先はこのサイトにもあるし、なろうにアップしてこちらで感想を求める手段もあります。例えばですが、叩かれる心配なんて、人気が出てからですよ。

繰り返しですが、作品を書いてもらわないと、このご質問でご心配の現象があるかどうかすら、他人には事前に判断不能です。だから書いてください。話はそれからです。

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タイトル:作者に女性経験がない場合に女の人を書く場合の注意点や重点的に調べたほうがいいことを教えてください。 投稿者: 半蔵門

僕は男で、恋愛経験もなければ女友達もいないため、女の人のことを良く知りません。またシスヘテロであり、性欲もあって、女の人が嫌いというわけではありません。この状況で女の人を小説に書くことの危険性は今二つほど思いつきますが、それらに対して有効な手段を考え付くことが出来ないのです。

第一に、劣等感が作品の完成度を著しく損なってしまうかもしれません。欲望があってそれを達成できなかった場合、それには劣等感が付きまとうことは想像に難くありません。
多くの作家が自分のコンプレックス丸出しの作品を出して失敗しているのですから、これは危険です。まして性欲は睡眠欲や食欲に次いで多くの人が理解できる欲望であり、快楽という分かりやすいものが付きまとうためある程度客観的な欲望です。したがってそれを手に入れられないという劣等感を察知できる人は多いでしょうから、これは大きな問題です。
さらに言えば、こうした劣等感にとらわれていては他の物事を学ぶことにも支障が出るうえ、先に進むこともできません。ほかの作者と比べて自分を低く見積もってしまう傾向があるのも問題です。自己肯定感の低下が作品に影響してくる危険性も否定できません。これらは読者からは単に個性の違いとして認識されることもあるかもしれませんが、僕個人としては物語を、僕個人の負の感情からできる限り超越させてやりたいのです。

第二に、知識がないことが作品を浅いものにしてしまいます。BLやいわゆる完全な男性向けの作品というのは概して必ずしもそれら異性や異なる性志向、事情を深く知っておく必要はない気もしますが、僕の嗜好とそれらとは異なっていて、しかも、敢えて言いませんがそれはメインの読者や作者の一定数が女性によって占められているジャンルですから、すなわち女性の考え方や経験を基に書かなければなりません。性同一性障害の人が「放浪息子」が「リアルすぎて読めない」と言ったという話を耳にしましたが、しかしそれは作者の作風とその読者の嗜好に合わなかったということです。その漫画はそれでよかったかもしれませんが、読者層の多くが求めているものを書き、それによってまた僕自身の真に求めているものを発見するには、「当事者の外に現れているものを知る」「当事者が内面に求めているものを知る」という二重の関門があるように見えます。そうでなければ無責任なことを言ってしまい、批判的な読者から追及されることは免れないでしょう。またあえて地雷を踏みぬくにしても、それ以前に対象をよく知り、条件に応じて適切にデフォルメして描写しなければなりません。しかもそれは相手にとって当然のことであり、非日常的なものではないのです。当事者でない者がこれを書いた場合、偏見や奇異を見るような目で描いてしまうがゆえに、(作者も含めた)多くの読者が違和感を覚え、不快にすらなると思います。問題は、具体的に何がその要因となるのか、相手自身も知らない場合が多く、まして相手と触れ合ったことのない人間には知る由もないということです。(さらに言えばほかの作者の多くはこれをすでに知っているためその分だけ先に進むことができますが、これは今は仕方のないこととして割り切るほかないでしょう)

こうした問題を解決するには、女の人の多くが基本的に知り、経験している物事を全般的に知らなければなりません。あるいは、知らなくても問題ない方法で作品を描写しなければなりません。性別の差がなくなってきている現在であるとはいえ未だそれらの間には差があり、到底生きている間には埋まりそうにありません。
僕は顕在意識の中では自分自身のことはどうでもよく、作品さえ無事ならそれでいいとすら思っていますが、潜在意識下の欲求や執念を説得できているとは言えませんし、現実を知るからこそ非現実が描けるということも事実だと思います。

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