目標の必要性と文末についての返信
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目標の必要性と文末について(元記事)
初めての書き込み失礼します
2点質問させていただきたく
目標の必要性について違う方のスレでも同じようなものがありましたが、私個人的に気になることがあったので質問させていただきます。
当方、某ラノベ新人賞に応募する作品を書いているのですが、どうしても主人公の目標というものが思い付きません。ここでは"目的"と"目標"は別扱いしてます。
それこそ"目的"は、それぞれのキャラクターの言動の動機として必要不可欠なものなので、プロットを書いていく時点でいっぱい思い付いてそれを基にしているのですが、"目標"というものが分かりません。
私の言う目標というものは、よくあるテンプレで言うなら「魔王を倒す」というような事です。スケールで言うなら「目的<<<目標」といった感じでしょうか。
私の小説の場合、現実世界にファンタジー要素を取り入れたものなので、魔王を倒すとかそんな大層な目標と言うものが現段階で存在しません。ジャンルとしては現代ファンタジーに分類されると思うのですが、そういった大掛かりなものよりも日常的な世界の中で主人公(人間が大嫌い)がヒロインたちと共に生活していく中で、人間の世界で大嫌いな人間に段々と心を許していくような、主人公の成長物語を描いたものです。当然カタルシスが得られるような結末です。
恋愛要素も無く(主人公が女性であるため、恋愛要素を入れても意味がない)、このような主人公の成長を描くようなラノベにおいて、先述のような”目標”というものはどういった類のものにしていけば良いでしょうか…?
2点目、文末について
文末がどうしても「~た」、「~する」、「~だ」、「~だろう」、「体言止め」のように偏ってしまい、ぎこちなく感じます。
しかし実際に売られているラノベを読んでみると、このような表現が非常に多くあるのですが、やはり私の書く小説とは格別のもののように感じてしまいます。なんだか私の書く文章が幼いような気もしてきます。
この幼さって、経験の差から生まれてくるものでしょうか?
少し話がズレますが、ラノベの新人賞に求められる文章力はどの程度のものなのでしょうか?
新人だから多少は大目に見てくれるでしょうが…
以上2点、拙い質問ではありますが、答えていただけると助かります
目標の必要性と文末についての返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 2
スレ主様の言われるところの「目標」と「目的」の違いが、もう一つよく分かりません。
文脈から察するところ。
1)目標=ストーリーの最終的な到達点
2)目的=ストーリー上の部分的な動機づけ
という感じでしょうか?
仮にそうだとして、ストーリーの目標は別にスケールの大きなものである必要はありませんよ。
1のような目標については、ビフォー・アフターと考えると分かりやすいかと。
御作の場合、ストーリーの前半では主人公が他人に不信感を露わにしたり遠ざけたりする状態がビフォーです。そして最終的に心を許せるようになった状態がアフターです。このビフォーとアフターをエピソードなどによって分かりやすく読者に見せれば、主人公が成長したことが読者に伝わりやすいという仕掛けです。
別の言い方で説明すると、「キャラの成功条件を設定する」とも言えます。何をクリアすれば主人公が成長したと言えるのか読者にしっかり示すということです。
なので、
>人間の世界で大嫌いな人間に段々と心を許していくような、主人公の成長物語を描いたものです。当然カタルシスが得られるような結末です。
そういう結末で、読者が主人公の成長を感じてカタルシスを得ることができるように書かれているなら、それも立派な「目標」ですよ。
* * *
文末について。
日本語というのは過去形と現在形が曖昧で、現在進行しているシーンの叙述に平気で過去形がまざるんですよね。
野球の実況中継を思い浮かべてください。
「打った~! これは大きいぞ! 打球がのびる、のびる! ライト、バックする、バックする! 向こう向きだ~! 入った、ホームラン!」
この文章の中の「打った」と「入った」はアナウンサーが確認してから言っているので、過去形になります。ただし、過去と言っても一瞬前の過去なので、ほぼ現在なんですね。
小説におけるキャラの行動を描写する文章も同じで、現在に近い過去形の連続で十分臨場感を出せるのです。売られているラノベの文章がスレ主様より上手いと感じられたとしたら、そういうことを踏まえて緩急を付けているからだと思います。
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