一人称視点の主人公と三人称視点の主人公の返信
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一人称視点の主人公と三人称視点の主人公(元記事)
世の中、感情移入しやすい主人公としにくい主人公というものがあると思います。
天城ブリリアントパークのかにえくんとかみたいに、才能が有ったり、男らしかったりするタイプはライトノベルの読者層とは離れていると思いますが、そういう人間を主人公に添えるにはどういう工夫が必要だと思いますか。
また、そういう人を主役に添える場合って、やっぱり三人称視点のほうが読みやすかったりするんでしょうか。
一人称視点の主人公と三人称視点の主人公の返信
投稿者 読むせん 投稿日時: : 1
三人称っぽい一人称とかは読んだことあります。
改定前は俺の所を○○(キャラ名)とか彼とかにしているやつ。オミクロンさんとかも書いていらしたのを読ませていただきました。
これをすると本人がしゃべっていない情報————個人の感覚、考え方、過去なんかを描写しやすい。
もっているラノベから抜粋・・・・・・・・・・・・・・
「都を復興させたいと思うのなら、わたしに協力してくれるというのなら、まず生きることを第一に考えて欲しい。皆生きてくれ」
ロスメスタの目から透明な涙が流れた。
その涙が本心のものか、あるいは計算によるものか、パジャにはわからない。しかし、群衆の気持ちを揺り動かしたことは確かだった。
「新女王、万歳!」
どこからかそんな声が上がった。それはすぐに広がり大歓声となった。
「新女王、万歳!」
「ロスメスタ女王陛下!」
少し前の罵倒や糾弾を忘れ、集まった群衆が熱のこもった声でロスメスタを呼ぶ。
それは劇的で、感動的な光景だった。
ホル・アハ神官長やシズマ達も感動している。ジャガンですら、心動かされたという様子だ。しかし、パジャは熱気から取り残されていた。
「ロスメスタ自身が選んだとはいえ、なんと辛く困難な道であることか」
大勢の味方がいたとしても、本当の意味でロスメスタを助けることはできない。ロスメスタは王であり、先頭にいるものだ。前にも横にも誰もいない。その重圧を思うと胸が痛んだ。
ロスメスタは艶(あで)やかな笑みで、群衆に手を振っている。パジャの目にはその姿が、危うい綱渡りをしているように見えた。
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ここパジャを【俺】にかえても成立するんです。作中の視点切り替えも名前固定だから視点変更もサクサク。群像劇とかには便利。
難は筆者の性格や語りがモロに出ることですね。
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