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小説を書く動機。の返信(元記事)

例えば、「余命いくばくもないヒロインが健気に生きる」みたいな、いわゆる感動ポルノ。貶しにくく、とりあえず褒めておくしかないですよね。低評価したら「倫理的に問題ある奴だ」なんて言われかねませんから。

あるいは、そのときに流行っているネタを並べ立てる。受けている要素なんですから、褒めないと「流行に後れた奴」と言われかねない。ですが上手な人は受けるネタをつなぎ合わせて物語を作るのに対し、下手な人は受けるネタを単に並べ立ててしまいます。同じネタが盛り込まれてるんだけど、後者は面白くない。だけど読者としては、今の流行なんだから貶しにくく、なんとか褒めておくしかない。

「褒めてもらう」「貶されない」が作者の戦略になると、そういう悪弊に陥りがちです。「読者に面白がって欲しい」という初志がどっかに行っちゃう。読者を操作して褒めさせるにはどうするかしか考えなくなる。

作品を書いているときは「こうすると読者は喜んでくれるはず」と思い、書き上げて発表するときは「これで読者は楽しんでくれるだろうか?」と思えるのなら心配はありません。言い換えれば、読者の喜ぶ顔が見たいのなら大丈夫です。

(ご参考)
https://twitter.com/kakuniha/status/1160154926153994240
> 「書くという仕事を始めて十年近くたったころ、好きなように好きなまま小説を書き、それで読み手がどんどん増えて、評価も自然に高まるなんてことはないと気づいた。評価を得たいのならば、評価されるように書かなくてはならない」(角田光代)

プロでも評価されるように書く必要性を痛感しているようです。

小説を書く動機。の返信の返信

投稿者 手塚満 投稿日時: : 1

すみません、コピペが変になりました。もう一度投稿します。

――――――――――――――――

1.統計学・論理学として
まず何人中何人に「評価されるために書いている」と評されたのかが問題になります。ご質問文からは幾人も感想を言ってくれた中の1人の感想1つのように受け取れます。

もしそうであればですが、傾向的なものがあるとはいえず、ある状態(気分、体調等を含む)のある人1人が、そのときはそう感じたという以上のものではありません。1人の主観ですし、おそらくそのときのみ感じたことに過ぎないと考えるべきです。

要は客観性があるわけではないということですね。スレ主さんに限らず、同様の悩みはいろんなところ、いろんなケースで見聞きします。ある読者があるときに(無責任に)感じたこと、と割り切る必要があります。

2.心理学として(バーナム効果)
とはいえ、刺さるものがあったというのも、ご質問文から窺えます。たとえ客観性はないにしても、自分(スレ主さん)の危惧するものであったと強く感じられるようですね。

その感覚は大事にすべきです。成長の糧になる可能性がありますから。そのことは後述します。

しかし、本当に核心、最重要のことを言いあてた感想なのか。そうとは限らないことに注意が必要です。評価されるために書いているような感じがあるとして、実は当たり前です。評価して欲しくもないのに作品を公表したりしないわけですから。

作者ならば誰しも、必ず思い当たることがあるはずのことだということですね。おおむねの人が思い当たりそうなことを、自分だけに当てはまっていると思ってしまう現象はよくありまして、だから名前もついています。バーナム効果です。

ウィキペディアの「バーナム効果」からちょっと引用してみます。星座占いと称して、被験者の星座の特徴はこうだ、と示してみた実験です。被験者は高確率で当たったというものでもあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%A0%E5%8A%B9%E6%9E%9C

> ・あなたは他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っており、それにかかわらず自己を批判する傾向にあります。

この後も星座の特徴と称するものが続いているんですが割愛。「好かれたい、賞賛してほしい」は「評価してほしい」ですよね。かつ、そのことで悩むというのが質問してみるという形で現れた。

誰でも当てはまるものがある現象であるわけです。まず間違いなく「評価されるために書いている」旨、感想を言った人にもあります。自分でも思い当たることだから、他人についても言えるわけです。自分とかけ離れたことについては、なかなか想像をめぐらしにくいものです。

誰しもあるにせよ、「評価されるために書いている」がどれだけ大きい要素なのか。創作上の支障になっているのか、なりそうなのか。よく考えてみる必要があります。おそらく、その感想を言った人に尋ねても答は得られないだろうと思います。スレ主さんの内面にあるものですからね。

3.エンタメとして
そもそも「評価されるために書く」のはいけないことなのかどうか。いけなくもあり、大いにそうするべきものでもあります。「評価されるために書く」というのは、かなり大枠なもので(上記でも述べたように、だから誰にも当てはまる)、それがいいか悪いかは大枠過ぎてなんとも言えないのです。

「(いい)評価」って、読者に受ける、楽しんでもらえる、ということですよね。エンタメの本義です。大いにそうあるべき。ネガティブな気分をウリにする悲劇やホラーとて、結局は読者/観客は楽しんでるんです。読者は(たとえ無料作品でも)お客さんです。お客さんを喜ばせるのがエンタメ作者の矜持です。お客さんあってなんぼの世界で、評価されるために作って悪いわけがない。

その一方、ちょっと歪むとおかしなことにもなります。読者に褒めてもらえたら、作者として嬉しい。それは当然なんですけど、創作目的が「褒めてもらう」ことになってくると、おかしなことになりかねません。さらには「貶されたくない」が加わると、とてもまずい。

「褒めて欲しい」が前面に出てしまうと、どうなるか。面白いことを書く、から変わってしまうことがよくあるのです。「こういうことを書けば、褒めるしかなくなる」みたいな内容を書いてしまうとか、です。

例えば、「余命いくばくもないヒロインが健気に生きる」みたいな、いわゆる感動ポルノ。貶しにくく、とりあえず褒めておくしかないですよね。低評価したら「倫理的に問題ある奴だ」なんて言われかねませんから。

あるいは、そのときに流行っているネタを並べ立てる。受けている要素なんですから、褒めないと「流行に後れた奴」と言われかねない。ですが上手な人は受けるネタをつなぎ合わせて物語を作るのに対し、下手な人は受けるネタを単に並べ立ててしまいます。同じネタが盛り込まれてるんだけど、後者は面白くない。だけど読者としては、今の流行なんだから貶しにくく、なんとか褒めておくしかない。

「褒めてもらう」「貶されない」が作者の戦略になると、そういう悪弊に陥りがちです。「読者に面白がって欲しい」という初志がどっかに行っちゃう。読者を操作して褒めさせるにはどうするかしか考えなくなる。

作品を書いているときは「こうすると読者は喜んでくれるはず」と思い、書き上げて発表するときは「これで読者は楽しんでくれるだろうか?」と思えるのなら心配はありません。言い換えれば、読者の喜ぶ顔が見たいのなら大丈夫です。

(ご参考)
https://twitter.com/kakuniha/status/1160154926153994240
> 「書くという仕事を始めて十年近くたったころ、好きなように好きなまま小説を書き、それで読み手がどんどん増えて、評価も自然に高まるなんてことはないと気づいた。評価を得たいのならば、評価されるように書かなくてはならない」(角田光代)

プロでも評価されるように書く必要性を痛感しているようです。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 小説を書く動機。

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