小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

小説を書く動機。 (No: 1)

スレ主 みなみ 投稿日時:

初めまして。一ヶ月ほど前から支部で二次創作の小説を書き始めたものです。人気のジャンルであることと、私の小説が特殊な性癖に突出したものなので、有難くも多くの人からブクマやフォローを頂いています。
今回相談したいのはtwitterで起こったことです。私は最近支部用の垢をつくり、質問箱やマシュマロなども始めてみました。マシュマロの方は感想などが何個かきて喜んでいたのですが、質問箱に質問というか意見文が投稿されたのです。
それは「評価されるために小説書いている感がありますね。」みたいな感じでした。私は楽しくて書いていたのですが、確かに途中から評価を気にし始めてしまっていることは少し感じていたので、ずばりと言い当てられて少しショックを受けてしまったんです。

書く方、読む方、両方の方からの意見を聞きたいのですが、評価のために作品を作るって不快に思いますか?私は今まで読んできた作品にそんなことを感じたことがなかったので、自分の存在を否定してしまいそうになっています。

カテゴリー: やる気・動機・スランプ

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小説を書く動機。の返信 (No: 2)

投稿者 読むせん : 1 No: 1の返信

投稿日時:

別にいいんでない?読者からすれば「大変おいしゅうございますブヒィィィィ!!」
だし。

それにショックを受けたなら・・・・・作品に生かせば?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は原点至上主義なので二次はちょっと・・・なのですが、

キャラが本懐(ほんかい)を、はき違えて進んでいたところを誰か(可能なら「敵」がうれしい)に指摘され、そのズレに愕然とするシチュエーション好きよ?

ノリでいうと・・・・・・恋人を守るために頑張って力をつけたのに、その力に呑まれて酔っぱらってしまい、【恋人の笑顔】より己の覇道を選んでしまっていた自分の人生に気づいてしまう・・・的な?

もう戻れないんだよ!!展開も燃えるし、戻りたい、でも戻れない・・・もいい。
もう元の自分が分からないまま享楽をむさぼるもok。もどってもいいかな?展開も好き

ある意味NTRものの本懐だな!!!( `ー´)ノドーン

その感覚(ネタ)をおいしく調理して、自分とファンとでご馳走みたいに囲んで貪(むさぼ)ればいいと思うよ。

そんなリアルにそれを感じるチャンスはそうそうない。得難い経験を、間違いなくしている。その動揺(どうよう)を、焦燥(しょうそう)を、噴きあがるやるせ無さ を!!!

十分に味わって作品に生かしちまいましょう。(^_-)-☆

お返事ありがとうございます。 (No: 3)

スレ主 みなみ : 0 No: 2の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。苦手な二次創作の質問に対しお答えくださったことに感謝します。

この感覚を創作に活かすという考えは目からウロコでした。自分では考えもつかなかった意見を頂き、大変嬉しく思います。

例を織り交ぜて説明して下さり、分かりやすかったです。本当にありがとうございます。

小説を書く動機。の返信 (No: 4)

投稿者 手塚満 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

例えば、「余命いくばくもないヒロインが健気に生きる」みたいな、いわゆる感動ポルノ。貶しにくく、とりあえず褒めておくしかないですよね。低評価したら「倫理的に問題ある奴だ」なんて言われかねませんから。

あるいは、そのときに流行っているネタを並べ立てる。受けている要素なんですから、褒めないと「流行に後れた奴」と言われかねない。ですが上手な人は受けるネタをつなぎ合わせて物語を作るのに対し、下手な人は受けるネタを単に並べ立ててしまいます。同じネタが盛り込まれてるんだけど、後者は面白くない。だけど読者としては、今の流行なんだから貶しにくく、なんとか褒めておくしかない。

「褒めてもらう」「貶されない」が作者の戦略になると、そういう悪弊に陥りがちです。「読者に面白がって欲しい」という初志がどっかに行っちゃう。読者を操作して褒めさせるにはどうするかしか考えなくなる。

作品を書いているときは「こうすると読者は喜んでくれるはず」と思い、書き上げて発表するときは「これで読者は楽しんでくれるだろうか?」と思えるのなら心配はありません。言い換えれば、読者の喜ぶ顔が見たいのなら大丈夫です。

(ご参考)
https://twitter.com/kakuniha/status/1160154926153994240
> 「書くという仕事を始めて十年近くたったころ、好きなように好きなまま小説を書き、それで読み手がどんどん増えて、評価も自然に高まるなんてことはないと気づいた。評価を得たいのならば、評価されるように書かなくてはならない」(角田光代)

プロでも評価されるように書く必要性を痛感しているようです。

小説を書く動機。の返信の返信 (No: 5)

投稿者 手塚満 : 1 No: 4の返信

投稿日時:

すみません、コピペが変になりました。もう一度投稿します。

――――――――――――――――

1.統計学・論理学として
まず何人中何人に「評価されるために書いている」と評されたのかが問題になります。ご質問文からは幾人も感想を言ってくれた中の1人の感想1つのように受け取れます。

もしそうであればですが、傾向的なものがあるとはいえず、ある状態(気分、体調等を含む)のある人1人が、そのときはそう感じたという以上のものではありません。1人の主観ですし、おそらくそのときのみ感じたことに過ぎないと考えるべきです。

要は客観性があるわけではないということですね。スレ主さんに限らず、同様の悩みはいろんなところ、いろんなケースで見聞きします。ある読者があるときに(無責任に)感じたこと、と割り切る必要があります。

2.心理学として(バーナム効果)
とはいえ、刺さるものがあったというのも、ご質問文から窺えます。たとえ客観性はないにしても、自分(スレ主さん)の危惧するものであったと強く感じられるようですね。

その感覚は大事にすべきです。成長の糧になる可能性がありますから。そのことは後述します。

しかし、本当に核心、最重要のことを言いあてた感想なのか。そうとは限らないことに注意が必要です。評価されるために書いているような感じがあるとして、実は当たり前です。評価して欲しくもないのに作品を公表したりしないわけですから。

作者ならば誰しも、必ず思い当たることがあるはずのことだということですね。おおむねの人が思い当たりそうなことを、自分だけに当てはまっていると思ってしまう現象はよくありまして、だから名前もついています。バーナム効果です。

ウィキペディアの「バーナム効果」からちょっと引用してみます。星座占いと称して、被験者の星座の特徴はこうだ、と示してみた実験です。被験者は高確率で当たったというものでもあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%A0%E5%8A%B9%E6%9E%9C

> ・あなたは他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っており、それにかかわらず自己を批判する傾向にあります。

この後も星座の特徴と称するものが続いているんですが割愛。「好かれたい、賞賛してほしい」は「評価してほしい」ですよね。かつ、そのことで悩むというのが質問してみるという形で現れた。

誰でも当てはまるものがある現象であるわけです。まず間違いなく「評価されるために書いている」旨、感想を言った人にもあります。自分でも思い当たることだから、他人についても言えるわけです。自分とかけ離れたことについては、なかなか想像をめぐらしにくいものです。

誰しもあるにせよ、「評価されるために書いている」がどれだけ大きい要素なのか。創作上の支障になっているのか、なりそうなのか。よく考えてみる必要があります。おそらく、その感想を言った人に尋ねても答は得られないだろうと思います。スレ主さんの内面にあるものですからね。

3.エンタメとして
そもそも「評価されるために書く」のはいけないことなのかどうか。いけなくもあり、大いにそうするべきものでもあります。「評価されるために書く」というのは、かなり大枠なもので(上記でも述べたように、だから誰にも当てはまる)、それがいいか悪いかは大枠過ぎてなんとも言えないのです。

「(いい)評価」って、読者に受ける、楽しんでもらえる、ということですよね。エンタメの本義です。大いにそうあるべき。ネガティブな気分をウリにする悲劇やホラーとて、結局は読者/観客は楽しんでるんです。読者は(たとえ無料作品でも)お客さんです。お客さんを喜ばせるのがエンタメ作者の矜持です。お客さんあってなんぼの世界で、評価されるために作って悪いわけがない。

その一方、ちょっと歪むとおかしなことにもなります。読者に褒めてもらえたら、作者として嬉しい。それは当然なんですけど、創作目的が「褒めてもらう」ことになってくると、おかしなことになりかねません。さらには「貶されたくない」が加わると、とてもまずい。

「褒めて欲しい」が前面に出てしまうと、どうなるか。面白いことを書く、から変わってしまうことがよくあるのです。「こういうことを書けば、褒めるしかなくなる」みたいな内容を書いてしまうとか、です。

例えば、「余命いくばくもないヒロインが健気に生きる」みたいな、いわゆる感動ポルノ。貶しにくく、とりあえず褒めておくしかないですよね。低評価したら「倫理的に問題ある奴だ」なんて言われかねませんから。

あるいは、そのときに流行っているネタを並べ立てる。受けている要素なんですから、褒めないと「流行に後れた奴」と言われかねない。ですが上手な人は受けるネタをつなぎ合わせて物語を作るのに対し、下手な人は受けるネタを単に並べ立ててしまいます。同じネタが盛り込まれてるんだけど、後者は面白くない。だけど読者としては、今の流行なんだから貶しにくく、なんとか褒めておくしかない。

「褒めてもらう」「貶されない」が作者の戦略になると、そういう悪弊に陥りがちです。「読者に面白がって欲しい」という初志がどっかに行っちゃう。読者を操作して褒めさせるにはどうするかしか考えなくなる。

作品を書いているときは「こうすると読者は喜んでくれるはず」と思い、書き上げて発表するときは「これで読者は楽しんでくれるだろうか?」と思えるのなら心配はありません。言い換えれば、読者の喜ぶ顔が見たいのなら大丈夫です。

(ご参考)
https://twitter.com/kakuniha/status/1160154926153994240
> 「書くという仕事を始めて十年近くたったころ、好きなように好きなまま小説を書き、それで読み手がどんどん増えて、評価も自然に高まるなんてことはないと気づいた。評価を得たいのならば、評価されるように書かなくてはならない」(角田光代)

プロでも評価されるように書く必要性を痛感しているようです。

返信ありがとうございます。 (No: 6)

スレ主 みなみ : 0 No: 5の返信

投稿日時:

色んな視点から解説して下さり、ありがとうございます。

件の意見は一人だけから貰ったもので、とはいえ気になってしまっていたのが現状でしたので、確かではないと言われてほっとしてます。

私の好む性癖というのはヤンデレというもので、そういう特性をプラスした原作キャラにオリ主の女の子が翻弄されていく一話完結の物語を書いています。たまにリクエスト(この人のヤンデレがみたいとか)を受けていたのが評価のために書いていると思われたのかな、と今更ながらに思っています。真実は分かりませんが。

これからも自分の趣味と読んでくださる方の喜びを両立出来るように頑張ります。ありがとうございました。

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タイトル:小説を書く動機。 投稿者: みなみ

初めまして。一ヶ月ほど前から支部で二次創作の小説を書き始めたものです。人気のジャンルであることと、私の小説が特殊な性癖に突出したものなので、有難くも多くの人からブクマやフォローを頂いています。
今回相談したいのはtwitterで起こったことです。私は最近支部用の垢をつくり、質問箱やマシュマロなども始めてみました。マシュマロの方は感想などが何個かきて喜んでいたのですが、質問箱に質問というか意見文が投稿されたのです。
それは「評価されるために小説書いている感がありますね。」みたいな感じでした。私は楽しくて書いていたのですが、確かに途中から評価を気にし始めてしまっていることは少し感じていたので、ずばりと言い当てられて少しショックを受けてしまったんです。

書く方、読む方、両方の方からの意見を聞きたいのですが、評価のために作品を作るって不快に思いますか?私は今まで読んできた作品にそんなことを感じたことがなかったので、自分の存在を否定してしまいそうになっています。

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