『プロローグ相談』の人口が少ないのでこちらに転載して相談させてください。の返信
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『プロローグ相談』の人口が少ないのでこちらに転載して相談させてください。(元記事)
大野です。
タイトル通りなのですが、以前こちらで相談させていただいた『転生モノ』のプロローグを描いてみたので相談させていただきたいです。お返事くださった方もいたのですが、少ない人数からの意見を参考にするのは好ましくないと考えているので、こちらでも相談させてください。
プロローグと言うにはいささか長いですが、いくつかの都合で『プロローグ+アルファ』くらいの文量になっております、ご容赦ください。
これより下、転載です。元記事のリンクも一番下に張りますが、できればこちらにお返事ください。
プロローグ投稿先URL: https://kakuyomu.jp/shared_drafts/aUimWCMzb8UeJvGIHINoFmibJiHfSReA
以前、『創作相談』の方に挙げた『転生モノの相談』のプロローグ三十ページほどです。
企画としては
『ガンダムっぽい世界の敵国に生まれた主人公』が『ガンダムオタクであった前世の記憶と前世人格(守護霊的な)』を取り戻し、無双したり他の転生者と揉めたりするお話です。
どこかの小説賞に応募する予定で、あくまで『ガンダム』ではないし『ガンダム』を知らなくても楽しめる作品を目指して作る予定です。
ただ、上述の理由により『原作自体がかなり複雑』な世界線に転生することとなるので序盤で紹介する設定をかなり抑えめにして作ろうと思っています。
以下に全体のあらすじ・プロローグが内包している伏線や伏線になる予定の設定を書きます。そのうえで、ご意見もらえると幸いです。
全体あらすじ。
主人公・ジェイクは異世界・パルム帝国軍の中級士官である。士官学校時代にお世話になった先輩にして第三皇女/地球制圧軍の司令官(七光り&旗頭的な扱い)に当たるヒロイン・エリーチカに惚れつつも、『手が届かない存在・士官学校時代が特別だっただけ』と諦めていた。
プロローグ。
そんなある日、GG(大型ロボット兵器)乗りでありながら、前線から遠いとある基地の哨戒任務に就いていた彼は敵のゲリラ部隊と交戦・絶体絶命の危機に陥るも、ロボットアニメ『機動装鎧トルクギア』ファンであった前世の記憶(と人格)が己の内に蘇ったことで『戦闘勘・ゲームでの対人戦経験』を取り戻し、敵を返り討ちにする。(ジェイクの前世は守護霊のような存在として扱う。基本的には別人格だが、ジェイクに憑依することが可能である)
前世の己(コオロギと名乗る)と会話していく中で、自軍が負けることをジェイクは知る。『できる限り原作には関わらず生き延びたい』と消極的な決意をするが、奇襲部隊討伐の手柄を評価されたジェイクは前線への栄転を命じられ、エリーチカ直属の部隊に配属され、原作主人公と因縁が深いライバルポジの男の部下になってしまう。
第一部。
ジェイクは偶然にも再びお近づきになれたエリーチカとの会話を楽しむが、同時に死への恐怖も抑えきれない。コオロギから情報収集をする中で、ジェイクの直属の上司となったエウリー中佐がエリーチカと深い因縁があり、とある理由から原作主人公を利用して彼女を謀殺する男であったことを知る。
第二部。
前線での戦闘や自主的な事務作業の手伝いを通じてエリーチカの関係を深め、戦闘で生き残ったことによる自信と共に諦めかけていた恋慕を再燃させるジェイク。コオロギと共に『原作への干渉をするか、しないか』悩みながらも充実したひと時を過ごすが、その間にも『トルクギア』の物語は進み、決断の時が迫る。コオロギはとある理由から『自分以外にも転生者がいる可能性』に気付く。
第三部。
エリーチカ謀殺の前日。エリーチカへの想いを確かにした『ジェイクは謀殺の概要を知っている・その謀殺が後々のとある事件によって無意味になる』とエウリーに迫る。しかしエウリーは己自身がコオロギの気付いた転生者であること、彼の親友であることを告げて立ち去る。
当日に至り、敵軍兵がエリーチカを手に掛けようとするのを見て原作への干渉をジェイクは決意するが、エウリーが前世の親友と知ったコオロギの決意は揺らいでいた。前世の親友と現在の想い人の二つに対して葛藤するジェイクとコオロギは迷いの中で敵部隊を撃退するが、戦闘終了後に『己を殺すか、己がエリーチカを殺すのを黙ってみているか選べ』とエウリーに迫られる。
戦いの中でエウリーの本心に気付いたジェイクはエウリーを説得し和解する。
プロローグにおいて伝えたいこと・伏線。
①主人公と前世の記憶共有が完璧ではないこと。
②主人公がヒロインのエリーチカに惚れていながらも、敵わぬものと諦めていること。それらを自覚していること。
③主人公に兵士としてのやる気があまりなく、(少なくともプロローグの時点では)『己の命と生活』を第一にしていること。
④前世人格が主人公に対し、多少からかいの意思を持ちつつも協力的であること。
元記事URL: https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/prologue/novels/thread/197
『プロローグ相談』の人口が少ないのでこちらに転載して相談させてください。の返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
大野さんが同意できるかどうかは分かりませんが、アイデアの基本構造が「悪役令嬢モノ」と似ている気がしました。まず、その点いかがでしょうか?
私見ですが「悪役令嬢」の最大の強みは、主人公の置かれた状況、状況に対するモチベーション、この基本ルートから派生するストーリーの発展性、この三つがきわめて分かりやすいことだと思います。
ご存じかと思いますが「悪役令嬢モノ」は、主人公が既知の乙女ゲームなどの「悪役令嬢」として転生してしまうという設定です。で、原作のルート通りに進むと悲惨な最期が待っていることが分かるので、何とかしてそれを回避しようとするんですね。
原作と同じようなイベントが次々に起こり、「これ、知ってる!」とばかりに回避行動を開始。で、原作と同じ結果になれば破滅に近づき、異なる結果となれば破滅が遠ざかることになります。この、それこそゲームのような分かりやすさ。
そして主人公が原作と異なる行動をとることによって、ストーリーは思いがけない方向に展開していきます。(ストーリーの発展性)
御作がこれと同じような展開をするのがいいと言いたいわけではないのですが、粗筋を拝見した限りでは、「原作を知る前世のもう一人の自分」というアイデアがストーリーの中でどのように活かされているのかが分かりませんでした。そこが気になります。
主人公の前世の人格の覚醒。
このイベントだけでも、読者にそれなりの衝撃を与えられる可能性はあると思うんですね。
しかしです。
そこで終わってしまっては、いくら衝撃的でもただの出オチです。
これは、その後のストーリーの根幹に絡んでいかないとダメだと思うんですよ。
なのでアイデアが見事に物語の主筋と一致している好例として「悪役令嬢モノ」をあげたのです。
御作における「主人公の二つの人格」の位置づけがどうなっているのか、それを再検討してみることを強くお勧めします。
もう一つの点検事項は、御作の最大のウリは何かです。
1)「主人公の二つの人格」というアイデアは、御作の最大の魅力ですか? それとも、それは複数の魅力の一つであって最大の魅力は他にあるのだと思いますか?
2)もし「二つの人格」が最大の魅力とするならば、出オチではだめでしょう。その後のストーリーに関わり、方向性が明確で読者に分かりやすく示されるものでなければいけません。
3)「二つの人格」が複数のウリの一つなのだとしたら、それはそれでありです。しかし、その場合は最大の魅力は何なのかをはっきり意識する必要があります。最大の魅力が他にあるのに「二つの人格」の方にも中途半端に頼ってしまうと、まとまりのないモヤっとしたストーリーになってしまう危険が高いです。
そのへん、いかがでしょうか?
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