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餅宮さんのランク: 初段 合計点: 2

餅宮さんの投稿(スレッド)一覧

物語のテンポ感と登場人物の回想について。

投稿者 餅宮 回答数 : 5 更新日時:

 物語のテンポ感と、登場人物を掘り下げるための回想シーンとのバランスに悩んでいます。  私は、その人物の行動理由や心情に説得力を持... 続きを読む >>

カテゴリー: ストーリー

盲目設定の登場人物の感情表現について

投稿者 餅宮 回答数 : 9 更新日時:

初めまして。 私が現在執筆している小説には、盲目、つまり目が見えない設定の登場人物がいます。その人物は目元に包帯を巻いています。 ... 続きを読む >>

カテゴリー: キャラクター

餅宮さんの返信一覧

元記事:物語のテンポ感と登場人物の回想について。

 物語のテンポ感と、登場人物を掘り下げるための回想シーンとのバランスに悩んでいます。
 私は、その人物の行動理由や心情に説得力を持たせるために本筋の合間合間に、回想シーンというか、過去の出来事の話を入れています。しかし、そのせいで物語のテンポが悪くなっているのではないかと考えることがあります。
過去の話を入れる分、全体的に話の展開するスピードが遅くなるので、テンポが悪くなっているのではないだろうか……と思うのです。
 あまり過去の話を入れすぎない様には気をつけているのですが、その人物造形を掘り下げたいがため、塩梅が難しいです。
 かといって過去の話を削りすぎると、本筋での行動が唐突に思えてしまう部分があるのではないか? と頭を悩ませています。
 読みづらい文章ですみません。
 皆さんは、本筋の時間軸ではない過去の話を合間に入れる際、本筋との比率はどれくらいがベストだと思いますか? もちろん正解のないことだとは思いますが、皆さんの考えを聞かせてください。
 また、登場人物の人間性を掘り下げるためにしていることなどはありますか?
 なんでも良いのでアドバイスをいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

上記の回答(物語のテンポ感と登場人物の回想について。の返信)

スレ主 餅宮 : 0 投稿日時:

すごく参考になりました。
多くを語らずに読者に伝える……というのがなるほどと思いました。私はつい、これで伝わるだろうか……と不安になって語りすぎていたのかもしれません。
ありがとうございました!

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語のテンポ感と登場人物の回想について。

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元記事:物語のテンポ感と登場人物の回想について。の返信

作者の独りよがりになってるんじゃないかなーってのが本音。

読者が読んでるのは進行してる物語なので、過去の話で進行をぶった切ることは下策だと思う。
どれくらいの比率かとか以前に、基本的にやらんほうがいいこと。

ではどうするかと言うと、簡単には2つの解決策がある。
ひとつは、「物語の進行をぶった切る」のが良くないのだから、単純に進行をぶった切らなければいい。
時系列的には過去のことだけど、物語としては進行形のエピソードにする。
えーと、そうだな。
キャラクターAと敵役のBの間には何か因縁でもあるのか、二人は戦っているのにも関わらずBは本気を出していないしAもそれを承知で敵であるBを気遣う素振りを見せる。そんな意味深な布石が何シーンかあって、いよいよ決着をつけなければならないという場面で二人の馴れ初めの過去エピソードが入る。
こうすると、まあ読者の興味は勝負の行方ではあるんだけど同時に二人の関係性にも興味を向けるから、過去エピソードを読むことは時系列的には前だけど物語としては進行形で二人の関係性を知ることができる。
言っちゃえば、まず読者に興味を植え付けてやらんと話をぶった切ることになるから、読者が「知りたい」と思えるような演出をちゃんと考えてやらんとダメ。

もうひとつは、やはり「進行をぶった切る」のが良くないのだから、ハナっから進行が止まった時に過去エピソードを差し込めば良い。
例えば、重要なアイテムを入手しようとしてて、そのアイテムを入手し、さて次は、って場面では進行が一旦止まるでしょ。アイテム入手して一段落してるから。
そういうタイミングで次の話で何の前フリもなく過去エピソードをぶっこむと、読者は普通に新しいエピソードと認識するから普通に読む。
古いラノベで「魔術士オーフェン」ってのがあるんだけど、これはシリアスな本編とギャグテイストの外伝のシリーズがあって、この外伝のシリーズは基本1話完結の短編集でギャグなんだけど、毎回最後の1話は主人公の過去の話をやる。
そんな感じで、1章のラストとか、何らかの話題が一段落したときに毎回過去エピソードを差し込むっていう、まあ幕間ですかね。そういうタイミングを作る。

>過去の話を削りすぎると、本筋での行動が唐突に思えてしまう部分があるのではないか?
そう思うなら、過去ではなく今のエピソードで「行動が唐突に思われないようなエピソード」を書きましょう。
例えば、キャラAは過去に愛娘を亡くしたことで子供に対し暴力を振るう人を見ると人が変わったようにブチ切れる、という設定があったとしましょう。
確かに、このキャラAが悪党風な実は良い人キャラだとしたら、過去エピソードを先に説明しておかなければ、悪ぶってるくせに子供に優しい感じで変に見えるかもしれん。
でも、こんなんは、
「主人公がスリをした悪ガキを追いかけて追い詰め、そこに悪漢風のキャラAが現れて子供を庇って逃がす。主人公は悪漢Aがスリのボスだと思って小競り合いを始めるけど、事情が知れて誤解だったと悪漢Aは陳謝する。詫びにスリをした子供がいるスラムへと同行すると、そこには本当のスリのボスが子供をボコボコにして稼ぎが足りないと怒鳴っていた。悪漢Aは途端にブチ切れてスリのボスを血祭りに上げて、子供は悪漢Aと主人公に助けられた」
って感じのエピソードを置けば、「キャラAは過去に愛娘を亡くして~」って過去エピソードを入れなくても今進行してる物語の中で説明できるよね。
「過去の事情を知れば」というのは隠された設定を語るのに一番楽な手段だけど、安直でもあるので、「いま」のエピソードで表現できないかと考えるのが良いと思う。

なので、
>また、登場人物の人間性を掘り下げるためにしていることなどはありますか?
作風にもよるけど、基本的に主人公以外の登場人物を掘り下げる場合は「そのキャラを主役には置かない」ってのを気をつけてる。
あくまで「主人公がそのキャラをより深く知る」という展開が出来るかどうか、が最優先。

上記の回答(物語のテンポ感と登場人物の回想について。の返信の返信)

スレ主 餅宮 : 1 投稿日時:

「独りよがりになっているんじゃないかな」という言葉にはっとしました。
そうかもしれません……。
進行している話の中でもエピソードでキャラクター性を示すことができることが、具体的で参考になりました!
ありがとうございます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語のテンポ感と登場人物の回想について。

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元記事:盲目設定の登場人物の感情表現についての返信

「目を泳がせる」とかよく見かける表現ですが、人間の目が泳いでいる情景を思い浮かべることができますか? こういうのは「常套句」と言って、共通認識化しているから通じやすいですが、代わる表現を探す習慣はつけておいて損はありません。

驚いた様子で目を見開いた。
   ↓
~を弄んでいた彼の手が止まった。素知らぬ風をよそおっているが、口元のゆがみには動揺が隠しきれなかった。

目を泳がせる
   ↓
彼ははっとしたように少し口を開けた。しかし漏らしかけた言葉は声にはならなかった。

彼の目はどこか遠くを見ていた。
   ↓
彼は無言で横顔を向けた。光を宿さぬ双眸をどこか遠い彼方に投げかけているように見えた7。

目を逸らした。
   ↓
彼は曖昧に微笑を浮かべた。その様子は何か話を逸らしたがっているように感じられた。

……まあ、あまり上手くはないかもしれませんが。

上記の回答(盲目設定の登場人物の感情表現についての返信の返信)

スレ主 餅宮 : 0 投稿日時:

ありがとうございます!
確かに常套句をついよく使ってしまっていたかもしれません。参考にします

カテゴリー : キャラクター スレッド: 盲目設定の登場人物の感情表現について

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元記事:盲目設定の登場人物の感情表現についての返信

あー・・・・・・昔坂東眞砂子の山妣を見て「あ、そうか」と驚いたことあるねんけど、目の見えない女性は、びっくりするほど表情豊かだった気がする。

先天的に目が見えないから、そもそも「表情から心理を読み取る概念」みたいなのが無いから、顔をくしゃくしゃにしてみせたり(笑っているつもり)とか、美しいキメ顔はできないんだけど、飾らない表情をとれる・・・・的な?

後天性の失明なら記憶の中のキメ顔とかポーカーフェイスができたりしますが、先天性だと結構でちゃうかもね。

上記の回答(盲目設定の登場人物の感情表現についての返信の返信)

スレ主 餅宮 : 0 投稿日時:

なるほど!
実際に盲目の方をしっかり見たことがないので参考になります!
ありがとうございます

カテゴリー : キャラクター スレッド: 盲目設定の登場人物の感情表現について

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元記事:盲目設定の登場人物の感情表現についての返信

 この問題は複雑で、『リアリティがある描写』と『読者に分かりやすい描写』の二点が別物であると考えます。なぜかと言うと、『比較として言うと、盲目の人は少ない』からです。身の回りに居ないから、リアリティがある描写をされても、それが理解しづらいんですね。その上で。

①リアリティの話。
 目を使って感情を表現するのは、視線の動きを指して『相手が何を考えているか』察しようとする動物の勘を反対に利用しているのだだと思います。

 何が言いたいかと言えば、『盲目の人がどうやって視覚を補っているか』です。答えは手の触覚や匂い、音などです。グロテスク耐性があるなら、『仮面ライダーアマゾンズseason2』の鷹山仁なんかはかなり丁寧な描写がされています。
 目が泳ぐことはありませんが、手遊びをして紛らわそうとすることはあるかも知れません。目は見開かないかもしれませんが、耳に手を当てて『もう一回言って?』と仕草で示せば、驚きは表せます。目を逸らさなくても、『嫌なものに対して鼻を手で押さえる』とか『気まずさのあまりに、耳を押さえた』みたいな書き方は出来るでしょう。

②読みやすさの話。
 個人的に一番いいのは、サタンさんが仰っているような『ダイレクトに書くか、視点人物の主観で決めつけてしまう』という方法だと思いますが、他の方法も模索してみます。

 例えば、生まれつき盲目出ないーー事故や病気などで失明した人は『驚きに目を見開く』などという感情表現に理解がある訳です。彼らの場合、『癖で目を見開く』→『結果として、包帯や鼻の横らへんに皺が寄る』みたいな現象が起こる訳で、

 『きっと○○は癖で目を見開いてしまったのだろう。包帯の陰から、彼の表情がクシャリと歪むのが見えた。不自然に寄った皺を見て、初めて○○が驚いていることを理解する』
 
 の様な描き方も出来ると考えます。

 また、生まれつき盲目の人間は自分の肌感覚に(常人より)敏感だったりします。ですので、案外『人から表情やしぐさを言葉で聞き、それを再現する』能力が高いわけです。この場合

 『××が妙な表情をしているので、これはどういった感情なのかと俺が気をもんでいると、彼女の方から「こういう時、人は目じりを寄せて笑うと聞いたのだが……、違ったか?」と言ってきた。なるほど、包帯で目が隠れているせいでアンバランスさが目立ってしまっていたが、上がった口角や鼻周りのピンと張った皮膚を見るに、それは彼女なりの笑顔だったのだ。「うん、良い笑顔だ」俺がそういえば、彼女はカラカラと声に出して笑った』

 みたいな感じの事も出来るとは思います。

 俺の考えとして言うと、②で例文にした『独特の表情に周囲の人物が戸惑い、それから理解を示す』というのを先にやっておけば、それ以降は『独特な感情表現をするキャラクター』と読者に認識されるので、①の様な『短い描写』で書いても良いと思います。

 参考になれば幸いです。

上記の回答(盲目設定の登場人物の感情表現についての返信の返信)

スレ主 餅宮 : 0 投稿日時:

ありがとうございます!
教えていただいたどれも、その発想はなくて目から鱗でした!
すごく参考になります

カテゴリー : キャラクター スレッド: 盲目設定の登場人物の感情表現について

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