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盲目設定の登場人物の感情表現について (No: 1)
スレ主 餅宮 投稿日時:
初めまして。
私が現在執筆している小説には、盲目、つまり目が見えない設定の登場人物がいます。その人物は目元に包帯を巻いています。
困っているのはその人物の感情の描写についてです。
よく、「驚いた様子で目を見開いた」「目を泳がせる」「彼の目はどこか遠くを見ていた」「目を逸らした」など、目を使ってその登場人物の感情を表現することがありますよね? 私はよくします。
ですが、盲目な登場人物の場合、それができません。
ですので、その登場人物の感情をどうやって表現したものか悩んでいます。
しかも私が書いているのは一人称視点のため、その視点の登場人物から見えることしか、盲目の人物を描写することができません。
私はもともと地の文を書くのが苦手で、感情を表現する幅が狭いと悩んでいたのですが、更に狭くなってしまって困り果てています。
勿論目以外を使って感情を表現することはできるのでしょうが、どうしても選択肢狭まってしまって……。
皆様ならどうやって表現しますか? ちょっとしたことでいいので、教えていただきたいです。
カテゴリー: キャラクター
この質問に返信する!盲目設定の登場人物の感情表現についての返信 (No: 2)
投稿日時:
三人称であれば「目を泳がせる」などで表現するけど、つまりこれは「動揺している」ということを表現した文章であるわけだけど、一人称ならそれは端的に視点主の主観で語れば良いだけで、むしろ「驚いてる様子」を形容する必要があまりないと思う。
「盲目の彼はずいぶん驚いた様子だった」とかダイレクトに、逆に「動揺した盲目の彼は閉じたまぶたの裏で目が泳いでるに違いなかった」と視点主のイメージで書いてしまったりとか、
ようするに、「目を泳がせる」という状況がどういう状況なのかを別の言葉で現す。驚いたり動揺したりしてるのなら、そう書けば良いわけで。
「遠くを見つめた」というのは、なんだろ、哀愁の念でもある場面かな。であれば視点主に「彼は~~に思いを寄せているのだろう」とか主観で語らせれば良いかなと。
盲目設定の登場人物の感情表現についての返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
ありがとうございます!
登場人物の感情表現をする時、あまり直接的じゃない方がいいかと思っていたんですけど、一人称ならありだとしれてよかったです!
盲目設定の登場人物の感情表現についての返信 (No: 4)
投稿日時:
この問題は複雑で、『リアリティがある描写』と『読者に分かりやすい描写』の二点が別物であると考えます。なぜかと言うと、『比較として言うと、盲目の人は少ない』からです。身の回りに居ないから、リアリティがある描写をされても、それが理解しづらいんですね。その上で。
①リアリティの話。
目を使って感情を表現するのは、視線の動きを指して『相手が何を考えているか』察しようとする動物の勘を反対に利用しているのだだと思います。
何が言いたいかと言えば、『盲目の人がどうやって視覚を補っているか』です。答えは手の触覚や匂い、音などです。グロテスク耐性があるなら、『仮面ライダーアマゾンズseason2』の鷹山仁なんかはかなり丁寧な描写がされています。
目が泳ぐことはありませんが、手遊びをして紛らわそうとすることはあるかも知れません。目は見開かないかもしれませんが、耳に手を当てて『もう一回言って?』と仕草で示せば、驚きは表せます。目を逸らさなくても、『嫌なものに対して鼻を手で押さえる』とか『気まずさのあまりに、耳を押さえた』みたいな書き方は出来るでしょう。
②読みやすさの話。
個人的に一番いいのは、サタンさんが仰っているような『ダイレクトに書くか、視点人物の主観で決めつけてしまう』という方法だと思いますが、他の方法も模索してみます。
例えば、生まれつき盲目出ないーー事故や病気などで失明した人は『驚きに目を見開く』などという感情表現に理解がある訳です。彼らの場合、『癖で目を見開く』→『結果として、包帯や鼻の横らへんに皺が寄る』みたいな現象が起こる訳で、
『きっと○○は癖で目を見開いてしまったのだろう。包帯の陰から、彼の表情がクシャリと歪むのが見えた。不自然に寄った皺を見て、初めて○○が驚いていることを理解する』
の様な描き方も出来ると考えます。
また、生まれつき盲目の人間は自分の肌感覚に(常人より)敏感だったりします。ですので、案外『人から表情やしぐさを言葉で聞き、それを再現する』能力が高いわけです。この場合
『××が妙な表情をしているので、これはどういった感情なのかと俺が気をもんでいると、彼女の方から「こういう時、人は目じりを寄せて笑うと聞いたのだが……、違ったか?」と言ってきた。なるほど、包帯で目が隠れているせいでアンバランスさが目立ってしまっていたが、上がった口角や鼻周りのピンと張った皮膚を見るに、それは彼女なりの笑顔だったのだ。「うん、良い笑顔だ」俺がそういえば、彼女はカラカラと声に出して笑った』
みたいな感じの事も出来るとは思います。
俺の考えとして言うと、②で例文にした『独特の表情に周囲の人物が戸惑い、それから理解を示す』というのを先にやっておけば、それ以降は『独特な感情表現をするキャラクター』と読者に認識されるので、①の様な『短い描写』で書いても良いと思います。
参考になれば幸いです。
盲目設定の登場人物の感情表現についての返信の返信 (No: 6)
投稿日時:
ありがとうございます!
教えていただいたどれも、その発想はなくて目から鱗でした!
すごく参考になります
盲目設定の登場人物の感情表現についての返信 (No: 5)
投稿日時:
あー・・・・・・昔坂東眞砂子の山妣を見て「あ、そうか」と驚いたことあるねんけど、目の見えない女性は、びっくりするほど表情豊かだった気がする。
先天的に目が見えないから、そもそも「表情から心理を読み取る概念」みたいなのが無いから、顔をくしゃくしゃにしてみせたり(笑っているつもり)とか、美しいキメ顔はできないんだけど、飾らない表情をとれる・・・・的な?
後天性の失明なら記憶の中のキメ顔とかポーカーフェイスができたりしますが、先天性だと結構でちゃうかもね。
盲目設定の登場人物の感情表現についての返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
なるほど!
実際に盲目の方をしっかり見たことがないので参考になります!
ありがとうございます
盲目設定の登場人物の感情表現についての返信 (No: 8)
投稿日時:
「目を泳がせる」とかよく見かける表現ですが、人間の目が泳いでいる情景を思い浮かべることができますか? こういうのは「常套句」と言って、共通認識化しているから通じやすいですが、代わる表現を探す習慣はつけておいて損はありません。
驚いた様子で目を見開いた。
↓
~を弄んでいた彼の手が止まった。素知らぬ風をよそおっているが、口元のゆがみには動揺が隠しきれなかった。
目を泳がせる
↓
彼ははっとしたように少し口を開けた。しかし漏らしかけた言葉は声にはならなかった。
彼の目はどこか遠くを見ていた。
↓
彼は無言で横顔を向けた。光を宿さぬ双眸をどこか遠い彼方に投げかけているように見えた7。
目を逸らした。
↓
彼は曖昧に微笑を浮かべた。その様子は何か話を逸らしたがっているように感じられた。
……まあ、あまり上手くはないかもしれませんが。
盲目設定の登場人物の感情表現についての返信の返信 (No: 9)
投稿日時:
ありがとうございます!
確かに常套句をついよく使ってしまっていたかもしれません。参考にします
盲目設定の登場人物の感情表現についての返信 (No: 10)
投稿日時:
ヨヨの大腿痴部…ーギリシャナインのトップバッター『ヘスティア』の暗示のスタント使いが良い例かと…
手どころか、杖までもが感情を伝える良い小物になっていました。
古くはカンピオーネである『凜』にまで遡れる表現方法です。