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元記事:キャラクター描写は、どこまで必要?の返信

私的に勧めにくいのは「金髪碧眼」とか、色を説明するやつ。あんま好きじゃ無いのは髪型まで説明するやつ。あれワタシ好かんわ。

形容詞は魔物です。

【美女】【儚(はかな)げな少女】【豪奢(ごうしゃ)な美女】【優美な女性】【散る桜を思わせる嫋(たお)やかな人】【凛とした少女】【妖艶な美女】【端整な美人】【怜悧(れいり)な美女】【圧倒される美人】【愛らしい幼女】【小動物のような娘】【猫を思わせる娘】【子犬のような娘】

絵があると全部が同一人物って事がありうるのよ。俺の脳内イメージしていた××ちゃんはもっとこう・・・・○○やねん!とかね。

花とかを使うと【野の花のような少女】【薔薇のような少女】【ユリを思わせる少女】でもう勝手に理想の乙女を夢想するのよ。

上記の回答(キャラクター描写は、どこまで必要?の返信の返信)

スレ主 bisei : 0 投稿日時:

そうですね。
例えば、”凛とした”を、ちゃんと表現しないと駄目ですよね。
調べてみると、「凛とした」は、「態度や様子が引き締まっていること、しっかりしている様子」とあるので、これを自分がどう表現するか。
実物や絵ならば、それを感じさせるモノがある。見ている側は、そこに引き込まれて素敵な人だとなるわけで。
重要な人物ならば、尚更書くべきですよね。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクター描写は、どこまで必要?

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元記事:キャラクター描写は、どこまで必要?の返信

>「画家は」とか、「冒険者」とか、「女子高生」とかでも、物語上都合悪くない場合は、キャラクター描写は無くても良いのですか?
それで十分で、むしろそれ以上は余計な情報だと思うかな。

でも例えば「いかつい冒険者」をイメージしてもらいたい場合は「額から口元にかけて大きな古傷がある」とか「いかつさ」を描写するためキャラの容姿を書く場合は往々にしてある。

つまり、キャラ描写は「容姿を細かく書くこと・正確なイメージを書くこと」ではなくて「どのようなイメージを持ってもらいたいか」という話になると思う。
「冒険者」ならどんな冒険者でも良いなら「冒険者」だけでいいし、「いかつい冒険者」なら「いかつさ」がわかればあとはどうでもいい。
なので、
>読む側のイメージに任せても良いのなら、書かなくても良いのでしょうか?
「作者が考えた正確な冒険者の姿形を想像してください」ではなく「読者が想像しやすい冒険者をイメージしてくれればいいですよ」というほうがイメージしやすいですから、書かなくても良いです。
ロングヘアだとかショートヘアだとかそんなんどうでもいい。
それが特徴的で印象的だと主人公が感じているなら一個二個くらい書く程度。
話が展開していく中で「彼女の長い髪が~」とか書いていけばそのつど読者のイメージは修正されていくので、それで十分。
最初からきっちり正しいイメージをしてくださいなんてのは読んでて疲れる。

ただ、作者の遊びとして、「彼女の鋭い眼光が僕を射抜いた。こちらを睨むその視線だけで僕の心は奪われた。たゆたう黒髪の光沢はまるで黒い翼を持った天使のようで、セーラー服に時代遅れなスカジャンを羽織ってそこから伸びる二の腕が僕の胸倉を締め上げる。ここは天国だろうか。もっと締めて。」みたいな、「知っててやる」ぶんには問題ないと思うし、書かなくてもいいし余計な情報だけど余計だから遊べるしやっちゃいけないわけではない。
結果として、モブや重要ではないサブキャラでは細かく書かないし、重要度が高いキャラクターでは印象付けるためというか、印象付いちゃうからモブではそこまで遊べないというか、別に主要キャラでも物語的に都合悪くなければ書かなくてもいい事は書かなくてもいい。
ただ遊んでるだけで、「容姿・外見」の描写をしてるわけではない。
私が今書いた例文も、これ「彼女」の外見を書いているけど内容は「主人公がドMの変態」って描写で、どっちかっていうと主人公の性格描写でしょ。

「容姿を書くため」で考えると、あんまり書くのは良くないと思うしどっちかって言うと書くべきではない派です。
けど、「容姿を使って別の何かを描写する」ことはテクニックの一つとして私はよくやるし、結果的に容姿・外見を書く事はそれなりにある。
それが「どこまで必要か」という話になると、「その場面で必要なとこを必要ぶんまで」という感じになっちゃうから具体的な回答にならんかな。

とはいえ、質問は「容姿」ではなく「キャラ描写」だからなぁ。
キャラの容姿や性格を説明するのと、キャラクターの個性を描写するのは話が別なので、うーん。
とりあえず絵との比較があるため「容姿・見た目」を説明する文章のことを指してるのかなと思ってココまで回答しましたが、
そうではなく「キャラ描写」はできる限りやったほうがいいと思うよ。でもそれは文章で説明するんじゃなくて物語で表現するんだよ。

上記の回答(キャラクター描写は、どこまで必要?の返信の返信)

スレ主 bisei : 1 投稿日時:

>でもそれは文章で説明するんじゃなくて物語で表現するんだよ。
その方が、読む方としても印象に残る気がします。
脳への記憶じゃなくて、心に残る方にしたいですね。
ありがとうございました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクター描写は、どこまで必要?

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元記事:キャラクター描写は、どこまで必要?の返信

こんにちは。
登場人物の、主に外見描写についてのご質問かな、と思いましたので、それについてお答えします。

といっても、概ねbiseiさんと同意見です。
①特に特徴づけたいときに細かく描く(主要人物を印象づける)
②物語上都合が悪くない場合は描かなくて良い(物語に関係ない主要人物の特徴やモブ)
③読む側のイメージに任せる(読者一人ひとりが「俺の〇〇」を想像してくれる)
でいいのではと思いますし、自分もそうしています。

ただ、②に関して少し思うのが、「物語の進行に関係のないモブであっても、彼らの描き方で場面に奥行きが持たせられるのではないか」ということです。
A
「〇〇は酒場のドアを開けた。喧騒に満ちた店内では、注文するにも声を張り上げなければいけなかった」
B
「〇〇は酒場のドアを開けた。赤ら顔でくだを巻く男、女給の大きく開いた胸元を凝視する若者、隅の方で顔を寄せ合う密談風の二人連れ、あちこちで聞こえる笑い声と嬌声と怒号。注文するにも声を張り上げなければいけなかった。」
単なる好みの問題ともいえますし、物語全体の雰囲気にも関わってきますが、個人的にはBの方が、モブの外見や様子を細かく描写することで、騒がしくて下品な酒場の雰囲気をより描写できている気がします。
ご参考まで。

上記の回答(キャラクター描写は、どこまで必要?の返信の返信)

スレ主 bisei : 0 投稿日時:

>概ねbiseiさんと同意見です。
ありがとうございます。

A、Bの表現の違いは、参考にさせて戴きます。
ありがとうございました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクター描写は、どこまで必要?

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元記事:長いセリフの時の書き方の返信

個人的には1か3で、長台詞でまくし立てるようなら1。何かしらの動作があったり会話で相手の様子も書く場合は3。
でも、Webとかだと改行どころか空行を入れて2を使うこともあると思う。

作品内で長台詞を使う状況にもよるし、そのセリフの中で作者の意図がなにかしらある場合にもよるし、紙なのかWebなのかヴィジュアルノベルなどゲームシナリオなのか、媒体によっても違う。

ただ、
>欠点:地の文字(?)を考えなければならず、スピードが落ちます。
この一文を考えると、その長台詞を喋ってる状況をもっとよくイメージしろ、と思う。
本当に何の動作もなく例えば「長台詞でまくしたててる映像をただ見てるだけの主人公」の図であるなら、「長台詞でまくしたててる」感を出すためにもそのまま全部一気に書くのが一番いいと思う。
でも、誰かと会話をしていて相手がドキッとするようなワードが出てきたりとか会話なんだから相手は話を聞いて何かを感じてるはず。そういう、長台詞で喋ってる本人以外の周囲がイメージできていないのではないか、と感じる。
長台詞を喋ってる本人も、ただ「話をしてる」という地の文を合いの手みたいに入れるのではなく、当然何かを考えながら話をしてるはず。それを書かなきゃ。

例えば、これは本当に例えばだけど、
漫画をイメージしてみて、「その長台詞のシーン」がどのようにコマ割りされているかと妄想してみて。
1コマの中に大きな吹き出しで長台詞全てが書かれてるような場合は、一気に書いたほうがいい。
でも、複数ページに渡って一方的に長台詞を話し続けてカメラワークを変えたりアップにしたりと複数のコマに分かれて書かれてるのであれば、そのコマごとに地の文を入れた方がいい。

そのとき書き入れる地の文は、「どのような心境で台詞を口にしているか」とか「聞いてる相手はどんな気持ちか」とか、そういう状況を描写できるチャンスなのであって、「欠点」ではないです。描写のチャンスです。
なので、そこを欠点と思っているのであれば、もっとちゃんとイメージしたほうがいいと思う。

そのうえで、「まくし立ててる」ような場合は地の文は入れずに「まくし立ててる感」を出すため1の一気に全部書く形にする(描写の順位として まくし立ててる感 を描写することが最優先と考えた場合)し、Webやゲームシナリオなら2を選ぶ場合もある(ゲームは地の文以外にも音や絵で表現されるため、かつ表示文字数に限界があるため)し、あるいは紙媒体でも文庫サイズで2pに渡るような超長台詞の場合は2を使ったりもする。
基本は3だと思うけど、でもケースバイケース。
その長台詞で何を表現したいのか次第。

ちなみに、1の欠点にある
>欠点:見づらくなる可能性がある。
これは考えなくてもいい。何故なら、そもそも「まくし立てる」など「長文を詰めて書いてる」こと自体が一種の描写表現だから、例えば「変態的な性癖を長文で語る主人公」とかだと長文であることが変態性や情熱の表現なので、その内容はぶっちゃけ読んでもらわなくても良いため。
なので、見づらさ、読みづらさは気にしなくてもいいというか、それが狙いの一つでもある。
「気が触れておかしくなってるヤンデレの独り言」とか長文であることが表現であって内容は読む必要ないでしょ。

まあつまり、繰り返すけどそういう 何を表現したいのか 次第。
長文で詰めて書く表現が向かないと思うのであれば地の文を挟む3で考えるのが妥当だと思う。

上記の回答(長いセリフの時の書き方の返信の返信)

スレ主 bisei : 2 投稿日時:

>個人的には1か3で、長台詞でまくし立てるようなら1。何かしらの動作があったり会話で相手の様子も書く場合は3。
>でも、Webとかだと改行どころか空行を入れて2を使うこともあると思う。

ありがとうございます。

>そのとき書き入れる地の文は、「どのような心境で台詞を口にしているか」とか「聞いてる相手はどんな気持ち
>か」とか、そういう状況を描写できるチャンスなのであって、「欠点」ではないです。描写のチャンスです。
>なので、そこを欠点と思っているのであれば、もっとちゃんとイメージしたほうがいいと思う。
そうですね。
ずっと硬直して喋っているわけでもないでしょうから。
③の様にしない場合でも、直ぐに描写出来るぐらいにはイメージも固めておきます。
ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 長いセリフの時の書き方

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元記事:長いセリフの時の書き方の返信

どの程度の長台詞でしょうか?

なぜ最初にこの質問をするかと言うと、極端な例として一章すべてを費やして一人のキャラが延々と説明するような実例もあるからです。長編本格推理小説の解決編です。

たぶん、そこまでは考えていらっしゃらないと思うのですが、一応そのケースについても書いておくと、これはもう①②③をすべて複合させないと処理できません。

念のため言っておくと、そのような書き方が許されるのは本格推理ものだけです。本来はミステリであってもそんな極端な長台詞は不自然ですが、ジャンルの作法みたいなものなんですね。ただし、強行するためには目一杯工夫が必要になるので、一度そういう小説を読んでみると参考にはなるかもしれません。

普通の長台詞について。

まず、1文と1行と1段落の違いについて確認しておきます。

一般的な用語として、1文というのは(~は~であり、何をした。)というように句点(。)までの文章を指します。それとは別に媒体の改行幅(1行の文字数)というのがあり、1文の文字数が改行幅より多いと自動的に行送りされて2行以上になります。
以下の説明では自動的な行送り以外の、(。)の後に意図的な改行を入れる場合のみを『改行』とします。
で、(。)で終わる1文に続けて次の1文を書く場合と、(。)で改行して2文目を次の行に送る場合があります。改行から改行までの複数の文のかたまりを段落と言います。

もちろん以上のことはお分かりかと思いますが、明確にしておかないと話が食い違うおそれがあるので、念のため確認しました。

で、長台詞の難点について。

地の文ならどこに改行を入れるのも書き手の自由なのですが、台詞は原則として「 」の中で改行をしません。(そういう文法やルールがあるわけではありません。小説ではそう書く場合が多いという程度のことです)
この原則を厳守すると、長台詞は必然的に数行にわたって改行しない文字のかたまりになってしまうんですね。
以上を踏まえて①②③について考えてみますね。

①は台詞の原則に普通に則った書き方と言えます。
欠点は、おそらく以下の二つ。

ア)改行のない大きな段落のかたまりができてしまうので、読みづらくなりがち。

イ)文章の流れから改行するのが自然なところでも改行できない。(「 」内で改行しないという原則を優先するとそうなる)

こう考えると②は、主に①-イの問題点を避ける方法だと判りますね。
②の欠点としてソフトの添削機能はあまり気にしなくてよいと思います。無視すればよいだけですから。

思うに②の欠点は、

ウ)読者によっては、①の原則からはずれていることを気にする人がいるかもしれない。

エ)10行以上の長台詞で複数の改行が入ると、どこからどこまでが台詞なのか判りにくくなるおそれがある。

この二つかと。

③は①の原則を守りつつ台詞を自然に分解する工夫で、一般論としてはこれがベストだとは思います。
欠点は仰る通り、うまくやらないとモタツキ感が出てしまうこと。

>皆さんは、どうされてますか?

最初に書いた超長台詞は特集ケースなので除外。(そういうのは鬼のように長台詞処理の工夫をしているので、参考にはなります)

長い台詞と言っても3行程度なら①の1択。

5行くらいを超えてくると①は確かに使いにくいかもしれません。個人的には、そういう場合でも②はあまり使わず、③のバリエーションを考えますね。
③の欠点、モタツキ感ですが、そこを自然にやるのがテクニックです。

例えば、探偵役が極端な長広舌を展開するようなケースでも。
謎解きの説明ですから必ず聞き役がいるわけで、当然、疑問が生じることもありますよね?

「しかし、それはおかしいんじゃないですか?」
 納得できない表情を浮かべて~が、口をはさんだ。
「ほう、何か疑問でも?」
「あなたは~と仰るが、~のような場合もあるんじゃないかと」
 ~の口元に微笑が浮かんだ。
「いいところに気がつきましたね。しかし、こうは考えられないでしょうか? ~」

みたいに適当に会話をはさむ手もあります。

>そう言いつつ、彼は続けて話して来た。

これですと失礼ながら台詞を分割するために機械的に地の文をはさんだだけという感じがするので、どうせなら他のキャラの反応とか、周囲の様子とかから、何か意味のある地の文が書けないか考えてみるとよいかと。(やりすぎると、かえってうるさくなりますが)

それと。
サタンさんが仰っているように、誰かが長広舌をまくし立てている感じを表現したい場合などには、あえて①を採用することが無くもありません。

また、5行程度なら②は使いませんが、探偵役が丸々一章説明しているような超長台詞なら使わざるをえません。そういう場合のみ、①②③の複合型になります。

上記の回答(長いセリフの時の書き方の返信の返信)

スレ主 bisei : 0 投稿日時:

参考になる内容を沢山書いていただき、感謝いたします。
ありがとうございます。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 長いセリフの時の書き方

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元記事:書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。

ごめんなさい。プロットの書き方について教えていただけないでしょうか。
自分はプロットを結構細かく書いたつもりでも、途中であーじゃないこーじゃないといって文字を書いたり消したりの時間がものすごい多いです。そして結局かけません。

多分、詰まる箇所は、心情描写や説明描写、あとは書いたプロットの筋書きと筋書きの間を埋める文章あたりです。自分でも解決策がよくわかりません。この程度の説明じゃわかりにくいかもしれませんが、分かる方いらっしゃいましたら教えていただけませんか。

あと、もう一つなのですが、複数の情報を説明しなければならないとき、どっちを優先したらいいのかわからなくなる時があります。

例:敵につかまってどこかに拘束されているキャラクターが目を覚ますとき
目を覚ます ⇒ ここはどこなのか? ⇒ 動こうとする ⇒ 縛られている

目を覚ます ⇒ 縛られている ⇒ わけがわからない ⇒ ここはどこなのか?

どっちの切り口で話を進めればいいのか分からなくなります。
これもいい方法ありましたら教えていただけないでしょうか。

上記の回答(書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。の返信)

投稿者 あまくさ : 2

>多分、詰まる箇所は、心情描写や説明描写、あとは書いたプロットの筋書きと筋書きの間を埋める文章あたりです。

「描写」と「筋書きと筋書きの間を埋める文章」は、どちらもプロットには書く必要がありません。そういうのは肉付けといいます。プロットに書くのは骨組みのみ。それに肉付けするのは小説そのものを執筆する段階でやることです。

>例:敵につかまってどこかに拘束されているキャラクターが目を覚ますとき
>目を覚ます ⇒ ここはどこなのか? ⇒ 動こうとする ⇒ 縛られている
>目を覚ます ⇒ 縛られている ⇒ わけがわからない ⇒ ここはどこなのか?
>どっちの切り口で話を進めればいいのか分からなくなります。

ケースバイケースですが、取りあえずCALさん自身が敵につかまって目を覚ましたときの状態を想像してみてください。おそらく目を覚ました瞬間には縛られていると自覚できないだろうと思います。まず動こうとして違和感なり痛みなりを感じ、それによって初めて縛られていると気づくのではないでしょうか?
したがって、捕らわれて目を覚ました時の状態をリアルに描写したければ、

◎目を覚ます ⇒ 意識が朦朧としている ⇒ 動こうとする ⇒ 縛られていることに気づく ⇒ わけがわからない ⇒ ここはどこなのか?

こんな感じが自然なんじゃないかと思います。
ですが、主人公が何かするたびに一々描写しているとストーリーの展開がスローモーになります。なので話をさっさと先に進めたければ、細かい心理の動きは省略して「目を覚ます ⇒ 縛られている」ですませてしまうのも有りです。
そのへんのことを考えて判断するだけの話です。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。

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投稿日時:

元記事:自分の小説を面白くしたい

はじめまして、スガヤヒロと申します。
この度は自分が書いた小説の批評をお願いしたく相談させて頂きました。
「小説家になろう」https://ncode.syosetu.com/n6543ek/
なろう系異世界チート転移ものです。約15万文字の分量になります。「ライトノベル一冊の分」という目標のもと、初めて書きました。
自己評価
・竜頭蛇尾を欠き、場面転換時に大きく話の方向性を変えました。それで主人公のキャラがちょっと出たのですが、構成上、複数の視点で世界観を補完していくので主人公に感情移入しにくかった。
異世界と元の世界を行ききするとい設定上、日常に戻れるように主人個のメンタルがほとんど変質しないストーリーとライトノベル一冊分というペースでの展開がweb小説の文法い合わせられなかった。短く、分かりやすい文。はできてると思います。
あと、設定も甘い自覚があります。

「小説家になろう」では数字という評価の可視化がなされます。
これが結果なのでしょう。
数字では測れないモノを知りたくて投稿させていただきました。
お時間を取らせてしまいますが、批評の程お願います。

上記の回答(自分の小説を面白くしたいの返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1

 小説のほうへの作者さんご本人の明記、お手数をおかけしまして申し訳ありませんでした。

 小説への感想ですが、最後まで読み通すどころか、最初と最後を少し読んだだけで、しかもどうして辛らつな物言いになってしまいます。しかし、正直、誠実に申し上げてはおりますので、失礼の段は深くお詫びし、ご了解をお願いいたします。

 まず、文章面での読みにくさが問題となると思います。いかに面白い物語を構想できたとしても、表現方法=文章で読者が戸惑うと、面白さに行き着く前に読了を諦めてしまいかねません。

 プロローグですと、例えば以下のような書き方です。

>  俺を大御神と祭り上げてくるこの少女の名前はスイさんと言うのだが、
>  俺の些細な一言一句に一喜一憂するので気を使うのだ。

 読点(、)で改行し、次の行で字下げまでしてしまっています。ラノベでは短文&改行、左側(下側)が白いほうが読みやすい。短い文は分かりやすいし、1行の長さが短ければ目を走らせる距離が減って楽。確かにそういう面はありますが、このような無理矢理に改行と字下げを入れることではありません。これでは読みにくさを増してしまいます。

 続く部分もです。

>  美少女に起こされるのは大変ありがたいとはいえ。
>  ここ三日ほどこんな感じに頭を悩ます朝を迎えている。

 こちらは1行目が句点で終わっていますが、普通は読点にすべきでしょう。これも無理矢理に短文化したものでしかなく、読みやすさが損なわれてしまっています。

 ラノベは文章が上手くなくていいとよく言われます。それは読みにくいような下手さでもいいということではなく、文章に凝る必要はない、文章の上手さで唸らせる必要はない、といったことだと思います。読みやすく、一読して分かる文章である必要がありますし、そのためのコツを形だけ無理に整えても意味はありません。

 念のため、最後の章も読んでみましたが、冒頭とあまり変わらない感じです。もし今のスタイルで書き慣れてしまっているとしたら、意識的に分かりやすさを尊重して書くようにすることが必要となって来るように思います。

 1シーンでの描写も、情報を出す順序に難があるように感じられます。例えば出だしからのスイを描写する以下の1行。

>  青緑色の髪のオーガの少女が奏上してくる

 流行りではオーガといえど美少女ってあります。だけど、上記では「オーガの少女」としか分かりません。主人公にはよく見えているので読者も姿かたちを想像します。オーガですから、恐ろし気なモンスターを思い浮かべる可能性があります。

(なお、天子に言上する「奏上」を主人公が使っている点、皮肉っぽさがないため、大御神扱いに辟易しているらしい主人公と合わない。主人公が作者の執筆意図を知ってしまっている可能性がある。キャラが作者の意図を知っていると不自然になりがち。)

 少し後でスイについて、ようやく次の描写が出てきます。

>  美少女に起こされるのは大変ありがたいとはいえ。

 ここでようやく「美しい」がスイのイメージに付加されるわけです。「美少女」と示すのを遅らせる理由が分かりません。むしろ、(角のある)美少女としておいて、こんなに可愛くても実はオーガ、という描写順序ではないでしょうか。情報提示の順序を間違えているため、目を引きにくくなっています。

 読者は単語ごとにイメージを想起して、どういうことなのか想像していくしかありません。最初は白紙状態、そこへ文章から喚起されるイメージを描いて行くわけですね。そういう読者の目を引くポイントや、読者のイメージしやすさに対する配慮がうまく機能していない感じがします。

 1シーン内のことに留まりません。このプロローグ全体でも情報提示が読者に興味を持たれるような伝え方になっていません。感覚的にですが、8割くらいが分からないのです。

 例えば(誤字脱字を除いても)、

「ジャージ姿のオーガ少女って?」
「いるべき『あちら』って?」「言いづらい事情って?」(なお、言い『ず』らいは誤用)
「スイさんが一喜一憂する事情は?」
「先輩って誰?」
「日本語で話してるみたいだけど言葉の壁って?」
「白金髪の女性って誰? なぜ目をつぶって立ってるの?」
「黒い白無垢? 元オーガって、元って何?」
「採光(光を取り入れること、またはその技法)が差し込む?」(「換気が吹く」みたいな変な感じ)
(……この後もずっとこんな感じなので、ここいらで)

という感じで疑問ばかりが次々と湧いてきます。それらの疑問は全く解消されません。

 主人公と(亜人)女性キャラがいて、何か話したり、朝飯だったりするのは分かります。でも、それが目を引くわけではありません。目を引こうとしているものが多すぎます。目を引こうとしている、というのは、上記のように「それは何だろう?」とは思うものの、何なのかは記述していないものです。

 目を引いて読み進めたくさせる大事な要素は、確かに「それは何だろう?」という疑問です。冒頭でまだキャラが立つどころか、読者からすると初対面で赤の他人同然のキャラに興味を持たせるには、「何だろう?」は大事です。「全部分かっちゃった」ではキリはいいですが、先を知りたくなりませんよね。

 ですが、あれもこれも(下手すると1行ごとに)「何だろう?」では、逆に萎えます。「この話はさっぱり分からない」となって絶望してしまいます。8割は分かるようにしないといけないのです。おおよそ分かる、だけど気になる点(残り2割)がある、という状態ですね。「8割は分かったぞ。それなら後2割もクリアしてやる」と思わせるように書いてくれないと、読み進められません。

 それでも本編が始まるらしい「異世界への追憶」の第一節「田舎―引っ越し―」まで読み進めてみました。のっけから名前と年齢です。誰だよ、となりました。作者さんとしては、「プロローグの主人公だよ、一人称だし」と思えるかもしれません。でも読者は作者の心づもりは分かりません。だって書いてないから。

 それでも読み進めてみると、プロローグとは全く関係なさそうな状況が描かれています。
>  芝刈りに行くおじいさんも、川に洗濯にいくおばあさんもいない。

という、なぜそんなことを言い出すのか分からない一文が挟まっていたりもする。

>  ほとんど初対面の実家は成り上がりの豪農じゃ無理じゃね?

も「成り上がりの豪農」をどうイメージすべきなのかが分からない。その後も、主人公が一人で実家にいる理由が説明されていますが、唐突、かつバラバラに家族の状況だけ出しているため、かえって状況が読み取れなくなっている。

 他の家族がどうしているか、この節に必要でしょうか? それで主人公に目が行って、主人公の理解が深まったりするでしょうか? 個人的にはそうならないと思います。とはいえ、このシーンで他の家族がどうしているか、作者として想定することは必要です。問題は何をどこまで描写するか、つまり読者が話を理解するための適切な情報提示に難があるということです。

 地の文、すなわち主人公の思考も脈絡なく駄々洩れしている感じがします。一人称なんだから、主人公が思ったことを全て言語化すると自然、とお考えになっておられないでしょうか。そうではありません。地の文の主な役割は状況を示すことです。一人称でも、きちんと語り部の役割を果たさせるべきです。

 小説は学校の作文とは大いに異なります。学校の作文ですと、執筆者が何を見聞きして、どう思ったか、きちんと書けることが求められます。物事を正確に他人に伝える練習だからですね。

 しかし、今お書きになっているのは小説です。伝えるべきなのは「楽しさ、面白さ」です。正確であることは求められません。読者ごとに細部の想像が違っていても何ら問題ありません。一人の読者が読んでいて混乱しなければOKなのです。

 大事なことなので言葉を変えまして。読者がしたいのは、美味しいところだけのつまみ食いです。たらふく食わされたいわけではありません。特に美味しくもない(=面白くもない)ものでお腹いっぱいになりたくはないのです。

 サタンさんは、おそらく豊富なご経験から読み通してみることがおできのようです。私は一読者を脱することができない経験の浅い者であるため、お示しの作品を読み進めることはできませんでした。理由は上記の通りです(できれば気を取り直してもっと先まで読みたいとは思っていますが、必ず読むと言い切れる自信はありません、すみません)。

 それでも申し上げられることがあるとすれば、「一読して8割が分かって、目を引くツカミのイベントを出だしに置いてください」でしょうか。

 ストーリーを先取りしたらしいプロローグは不要と思います。主人公の内面語りも不要です。その代り、白無垢キャラメインでイベントを起こせば、目を引けそうな気がします。テンプレ的なものだと、例えば押しかけ女房パターン(現代版でいえば「美少女が空から落ちてきて、いきなり主人公に抱きつく」等)をもっと前面に出すとかでしょうか。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自分の小説を面白くしたい

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投稿日時:

元記事:お話がツギハギでぐちゃぐちゃになってしまいました……。どうしたらいいですか?

 ええっと、壱番合戦 仁です。連投失礼します。

 自作の根本的な悩みを、皆さんに相談させていただきたいと思います。

 もともと僕の作品は、フリーランスプログラマーをやってらっしゃる「しぐれん」さんという人の指導の下、制作したものです。

 元は、前編の「白きエルフに花束を」のみで終わる話でした。
 当初、しぐれんさんは「主人公がアスペルガー症候群だと、2ちゃん界隈などの受けが非常に悪いからやめておけ」と言われたのですが、青二才だった僕はそれに反発し、無理やり主人公をアスペルガー症候群患者という設定にしてしまいました。

 今思えば、話しの構造上から考えても、止めておけばよかったのです。
 ヒロイン中心の話としてまとまっていたのですから、そこに主人公の強すぎる個性を足す事で制御できなくなってしまうことに気が付いていなかったのです。
 最初のプロットをログラインとして手短に説明すると、『親元から家出した一人息子の主人公が、転移先で美しい女の子を強姦魔に暴行されているところを救い、恋に落ちる。彼女の兄が破壊神になって暴れていることを、彼女を保護する団体の知らせから知り、二人は兄探しの旅へ出る』というものです。

 オチは「彼女の兄は最初から存在しなくて、破壊神の力に取りつかれていたのはアイルだった」「破壊神の力を不完全に取り入れたことで記憶の一部がめちゃくちゃになり、力に操られて無自覚なサイコパスになり、裏で暗躍していた」です。

 本当は、ここで完結しておけばよかったんです。でも、ここまでの簡単なログラインを見て違和感を感じませんか?

 僕は感じました。《なぜそうなったのか明確ではないからです》。
 彼女がいろいろ不幸だったのは間違いないにしても、その裏にあった背景やエピソードが抜け落ちています。また、バッドエンドとしては非常に後味が悪い事にも気が付きました。

 そこで、当初予定していなかった後編を作ることにしました。名前は、『黒木悪夢に撃砕を』。内容は、主人公をこの世界に送ってくれた張本人である『渡世の魔神』を倒せば、どんな願いでも一つだけ叶うという設定をつけて、適当に最終決戦させました。その魔神の力でアイルを転生させたのです。

 ところが今度は話が超展開過ぎてついて行けないという意見をもらったり、そもそもアイルが差別されている理由が設定だけに終始していて、関連のエピソードが全くないことに気が付きました。というか、新しく書いた後編が彼女の迫害を裏付けるものとして機能していなかったのです。

 それもあって、何故差別されるようになったのかの由来について語った昔話も作りました。今度は六族連合という組織を出しました。組織を作ったところまではよかったのですが、「悪の組織を主人公たちがぶっ潰す」という構図を理解していなかったので、背景設定だけになってしまいました。

 これではいかんと思い、役に立っていない『黒き悪夢に撃砕を』を丸々消去して、六族連合にアイルの弔い合戦を仕掛ける話を作りました。当然仲間も必要ですし、後編に華が無い事にも気が付いたので、いとこのサエリを登場させて、ライバルキャラに剣術士の冬峰 劫を出しました。

 こんな風に、話をどんどん継ぎ足している内に書くのがつらくなってしまいました。僕自身をモデルにして主人公を書いていますし、心の安定を図るための防衛機制として、親しい友人の前でだけ女性を演じる習慣があって、そのおかげでアイルの性格をコピーして二重人格の様な振る舞いをしています。

 キャラと自分が癒着してしまっているため、執筆がいつまでもやめられないのです。完成しない作品をずっと続けることでお話が非常にめちゃくちゃになってしまっています。

 いつの間にか、読者よりも書いている自分を優先している自分がいて、このままではプロになんて絶対になれないのではないかと煩悶しています。

 というかそもそも自分はプロになりたいのかすらも怪しいです。

 規則がゆるゆるなB型の作業所にすら通えず、将来の見通しが立たない中で好きを高じさせて、甘い目を見ようとしているだけなのでは?と自分の覚悟を疑ってしまいます。無論、出版業界は僕の様な甘ちゃんなどお呼びではないでしょう。

 書き始めたころは本当にプロになるつもりでした。ですが今や、暇つぶしと妄想を形にするための手段として悪用しています。

 もう一度初心に帰って、人を楽しませられる文章を書きたいです。そして、この自分のパーソナリティと癒着しきった、腐ったプリンのような物語を一度終わらせるべきでしょうか?

 皆様。どうか、迷える僕に道を示してください。心から、本当に本当にお願いします。

上記の回答(お話がツギハギでぐちゃぐちゃになってしまいました……。どうしたらいいですか?の返信)

投稿者 鬼の王の墓標 : 1

もうこの作品のことは諦めて次のタイトルを良作にすることに専念してはいかがですか?
別の回答者様に実際に言われたことの受け売りになるのですが、一つの作品にこだわりすぎる方は技術面がおろそかになることが多いそうです。
それにご自身でも仰られているように、既に問題が多い作品であることが確定しきっているではありませんか。

これは勝手な持論なのですが、私はプロアマ問わず作品を手に取る場合基本的に完結済みの作品しか取りません。
理由は露骨な打ち切り展開を見るのが嫌だからです。
もっともこのクセは新作の業界研究が欠けている遠因になっているから、決して褒められたクセではないとも思っていますが。

あなたの作品の場合は形式上は「黒き悪夢に撃砕を」で完結しています。
それなら私は途中で投げだしたことにならないと思うのですよ。作品を完結したという経験値は確実にあなたに入っているはずです。
その経験値は確実に次につながるはずです。
だからこれ以上努力しても良作になる見込みがないと判断したなら、ここで終わりにするのもありだと私は判断します。
もちろんこれについては強要するつもりはありません。壱番様がどうしても続けたいならそれはそれで構わないでしょう。
ですが世の中には必要な諦めというものも確かにあります。私の提案がそれに当てはまるかどうかは壱番様がご自身で判断してください。

カテゴリー : ストーリー スレッド: お話がツギハギでぐちゃぐちゃになってしまいました……。どうしたらいいですか?

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