小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

主人公の心理について (No: 1)

スレ主 投稿日時:

はじめまして橙というものです。
今回大雑把に言いますと男子高校生が命の価値が低い異世界に召喚されて...という話を書こうとしています。
その話で私が特に重点を置きたいのが男子高校生である主人公の心の成長です。
そこで悩んでいることがあります。
私の考え方では基本的に小説に出てくるヒロインは主人公に確たる信念があるからこそ魅了されて恋愛感情を抱くと思っています。しかし、私は男子高校生の定まりきっていないアイデンティティに注目して書こうとしています。なので、主人公の信念も定まらないものと考えています。そのため、ヒロインを主人公に対して恋愛感情を抱かせることができないと考えています。 そこで私は主人公に確たる信念を持たせるために様々な仲間の死を体験させようと思いました。
高校生という多感な時期にアイデンティティを形成させる手段として仲間の死を用いるのは間違えていますか?
回答よろしくお願いします。

カテゴリー: キャラクター

この質問に返信する!

人気回答!主人公の心理についての返信 (No: 4)

投稿者 サタン : 3 No: 1の返信

投稿日時:

結論から言えば別に間違いなんでことはなく、仲間の死それ自体は問題ないと思います。

しかし、「仲間の死」で感情を揺さぶるってことは、そもそも「仲間である」という場面がないと読者としては単に死ぬために出てきたキャラとしか見えないです。
「アイデンティティを形成させる手段として仲間の死」ってのは、言い換えると「その死で主人公のアイデンティティが形成させるほど関係性がある仲間」ってこと。
だからまず主人公と仲間の関係性を書いて「それくらいの仲間」って事を書かなきゃいけない。
つまり、これは言うのは簡単だけど実践すると時間(ページ)がかかります。
そして、そうやって信念を持ってはじめてヒロインとの恋愛話になるわけで、ヒロインとの話が始まるまでがえらい長い設計になると思う。
この回避策として「友人」とか「幼馴染」とか、キーワードだけで無くしたくない親しい関係性が理解できる人物に設定することがよくある。

「死」は物語の中では簡単に使われることもあるけど、心理的に言えば親しい人の死というのは一回だけでも人の考えを変えるには十分です。
「様々な仲間の死」となると、そう何度も起こったら逆に「死」に価値がなくなります。
「仲間の死」という展開に読者がなれちゃうし、何度もやるのは上手くない。
複数人の死であれば、パーティーが全滅したとか一度にやったほうが良いと思う。

人気回答!主人公の心理についての返信 (No: 5)

投稿者 あまくさ : 3 No: 1の返信

投稿日時:

>高校生という多感な時期にアイデンティティを形成させる手段として仲間の死を用いるのは間違えていますか?

別に間違えてはいないでしょうが、仲間の死というのはかなりインパクトの強い体験ですから難易度は高めだと思います。
ヒロインの問題以前に「命の価値が低い異世界」という設定がある以上、「仲間の死」というイベントはむしろ盛り込む方が自然です。大切なのはそれの良し悪しではなく、「仲間の死」が主人公の心に与える影響がどのようなものか熟慮すること。さらに作品のコンセプトから言って、そこに「主人公の成長」「ヒロインの彼への恋愛感情」の二つを適切に絡めなければいけないわけですよね?
逆に言えば、それらすべてをバランスよくストーリーに盛り込んで十分な説得力を持たせることができるならば何も問題はないということです。

ちなみにヒロインの問題について考えると、他の方から指摘されている「もう少し柔軟に考えた方が良い」と「話の作りようによってはヒロインとの関係の進展がかなり遅くなるかもしれない」という2点については注意する必要を私も感じます。
その物語がヒロインを重視する構想ならば、主人公が成長して確たる信念を持つようになるよりも前の段階で、ヒロインが主人公に好印象をいだく何らかの理由、もしくはいずれ二人の仲が接近するだろうと読者に期待させるフラグ。そんな要素を考えておく必要があると思います。

また「仲間の死」というイベントは、「命の価値が低い」という設定と関連させて考えるなら、いっそ序盤でさっさとすませてしまうという手もありそうです。仲間との絆を深める展開もそれほど枚数を費やす必要はかならずしもありません。命の価値が低い世界に来てしまったことを思い知らされるという形の衝撃も強いからです。
ただこの方針でやる場合、主人公の成長を促す要素として「仲間の死」だけにはあまり頼れないということになります。それよりも「これからは、どんなことがあっても大切な人を死なせたりはしない」という強い決意を主人公に抱かせることができますから、ヒロインとの関係性を進展させるきっかけとしては使いやすそうです。ただ、主人公を成長させる流れの本番はその先ということになり、それを促すイベントとしては「仲間の死」はもう使えなくなります。

人気回答!主人公の心理についての返信 (No: 7)

投稿者 かにさん : 3 No: 1の返信

投稿日時:

>私の考え方では基本的に小説に出てくるヒロインは主人公に確たる信念があるからこそ魅了されて恋愛感情を抱くと思っています。しかし、私は男子高校生の定まりきっていないアイデンティティに注目して書こうとしています。

主人公に確たる信念がなくても、ヒロインが主人公に対して「信念がある」と思い込めば恋愛感情は成立するのではないでしょうか。ヒロインの主観として部分を全体と勘違いさせればいいわけです。アイデンティティは「ある」か「ない」かの二択ではなく、「部分的にはあるが、全体としてまとまってはいない」などのグレーゾーンが存在する概念なので、テーマとも矛盾することはないと思います。

全体の構想として、ヒロインは観察者として登場させるのが一つアリかと思われます。ヒロインは、「主人公が自分で気づいていない一面」を観察した結果、それが主人公の全体と思い込んで恋愛感情を抱いた。実態として主人公はまだアイデンティティを確立していないが、物語が進む中でアイデンティティの揺らぎを感じるも、ヒロインの提示したアイデンティティの像を参考にすることでまとまった自我を形成してゆく。……というのは、構想として悪くない気がします。

質問に返信する!
▼ カテゴリー(展開)

他の相談一覧

緊急事態なので書かせてください!!

投稿者 蔵元信行 回答数 : 3

投稿日時:

管理人のうっぴーさんへ、ごめんなさい。緊急事態なので書かせてください。 イギリスのスピリチュアリスト様が認めていることですが僕は前... 続きを読む >>

迷っています

投稿者 黒々 回答数 : 11

投稿日時:

以前の投稿からかなり経って色々考えました。自分は学生時代にラノベを読んで自分もラノベ作家になりたいと思うようになりました。最近はラノ... 続きを読む >>

魔法の威力と、知性について

投稿者 清坂香 回答数 : 15

投稿日時:

初めまして、清坂香と申します。 以後、よろしくお願いします。 現在、創作活動をしているのですが、 世界観の設定で相談したい... 続きを読む >>

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

トップページへ
返信する!以下は元記事

タイトル:主人公の心理について 投稿者: 橙

はじめまして橙というものです。
今回大雑把に言いますと男子高校生が命の価値が低い異世界に召喚されて...という話を書こうとしています。
その話で私が特に重点を置きたいのが男子高校生である主人公の心の成長です。
そこで悩んでいることがあります。
私の考え方では基本的に小説に出てくるヒロインは主人公に確たる信念があるからこそ魅了されて恋愛感情を抱くと思っています。しかし、私は男子高校生の定まりきっていないアイデンティティに注目して書こうとしています。なので、主人公の信念も定まらないものと考えています。そのため、ヒロインを主人公に対して恋愛感情を抱かせることができないと考えています。 そこで私は主人公に確たる信念を持たせるために様々な仲間の死を体験させようと思いました。
高校生という多感な時期にアイデンティティを形成させる手段として仲間の死を用いるのは間違えていますか?
回答よろしくお願いします。

コメントは4500文字以内。

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ