主人公の心理についての返信
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主人公の心理について(元記事)
はじめまして橙というものです。
今回大雑把に言いますと男子高校生が命の価値が低い異世界に召喚されて...という話を書こうとしています。
その話で私が特に重点を置きたいのが男子高校生である主人公の心の成長です。
そこで悩んでいることがあります。
私の考え方では基本的に小説に出てくるヒロインは主人公に確たる信念があるからこそ魅了されて恋愛感情を抱くと思っています。しかし、私は男子高校生の定まりきっていないアイデンティティに注目して書こうとしています。なので、主人公の信念も定まらないものと考えています。そのため、ヒロインを主人公に対して恋愛感情を抱かせることができないと考えています。 そこで私は主人公に確たる信念を持たせるために様々な仲間の死を体験させようと思いました。
高校生という多感な時期にアイデンティティを形成させる手段として仲間の死を用いるのは間違えていますか?
回答よろしくお願いします。
主人公の心理についての返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 3
結論から言えば別に間違いなんでことはなく、仲間の死それ自体は問題ないと思います。
しかし、「仲間の死」で感情を揺さぶるってことは、そもそも「仲間である」という場面がないと読者としては単に死ぬために出てきたキャラとしか見えないです。
「アイデンティティを形成させる手段として仲間の死」ってのは、言い換えると「その死で主人公のアイデンティティが形成させるほど関係性がある仲間」ってこと。
だからまず主人公と仲間の関係性を書いて「それくらいの仲間」って事を書かなきゃいけない。
つまり、これは言うのは簡単だけど実践すると時間(ページ)がかかります。
そして、そうやって信念を持ってはじめてヒロインとの恋愛話になるわけで、ヒロインとの話が始まるまでがえらい長い設計になると思う。
この回避策として「友人」とか「幼馴染」とか、キーワードだけで無くしたくない親しい関係性が理解できる人物に設定することがよくある。
「死」は物語の中では簡単に使われることもあるけど、心理的に言えば親しい人の死というのは一回だけでも人の考えを変えるには十分です。
「様々な仲間の死」となると、そう何度も起こったら逆に「死」に価値がなくなります。
「仲間の死」という展開に読者がなれちゃうし、何度もやるのは上手くない。
複数人の死であれば、パーティーが全滅したとか一度にやったほうが良いと思う。
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