小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

一方通行さんの返信一覧。投稿の古い順3ページ目

元記事:メインヒロインの許容範囲についての補足2の返信

質問はいくらでも大丈夫ですよー(*´・ω・`)b
お気にならさず~。

賞においては、犠牲になるのが赤の他人というよりも、もっと近い人物が犠牲になったほうが盛り上がるのではないでしょうか。
まぁこれは僕の意見ですので、一つの案にすらならないかもしれませんが。

さて、犠牲になるのが誰かという件での質問ですが、それよりも、ヒロインの能力や価値観をどう魅力に変えるかを優先すべきではないでしょうか。
犠牲になるのが隣のおっちゃんだろうが最愛の人であろうが、「あれだけ人をクズ扱いしといてそれはないわー」となるのはほぼ確実でしょう。
本人が何を思うかにもよりますが、まずはヒロインに「自業自得」のような印象を持たせないために工夫してみては?
パッと思いつくのが、「ヒロイン自身が望んでかけた術式じゃない」という設定にする事ですかね。
あと、ヒロインに思いやりを持たせるとは言わずとも、流石に「クズ扱い」はやめたほうがいいのでは?
ヒロインの印象を最悪に持っていきかねませんので。
これらの案が一方通行様の書きたい物語に反するのであれば、無視していただいて結構です。

一つそれらしいアドバイスをするとしたら、設定は何度も壊すべきです。
自分が書きたい設定でも、壊してみることが、新たな発見に繋がるのです。
思いついた案を張り付けただけでは、それは「案」にとどまってしまいます。
壊した後で作り直し、その姿が気に入らなければ、戻せばいいだけの話です。
僕は長い間、設定や世界観は張り付けて作っていました。
しかし、一度作り直してみると、主観でありながらも確実に良くなっていたのです。
ですので一方通行様も、一度設定(この場合ヒロインにまつわる事全て)を思いきって作り直してみる事をオススメします。
試してみると、意外に効果があるものです。

上記の回答(メインヒロインの許容範囲についての補足2の返信の返信)

スレ主 一方通行 : 0 投稿日時:

黒鐘 黒ぅさん、いつもアドバイスありがとうございます。

コメントにあった
「ヒロイン自身が望んでかけた術式じゃない」
というのは、たとえばどういったようなモノでしょうか?

カテゴリー : キャラクター スレッド: メインヒロインの許容範囲についての補足2

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元記事:メインヒロインの許容範囲についての補足4の返信

>「ヒロイン自身が望んでかけた術式じゃない」
というのは、たとえばどういったようなモノでしょうか?

基本的に「悲劇的な状況」とは、「悲劇→解決→カタルシス」というように、読者に快感を与える為にに使われます。
質問にあった術式を、その悲劇的な状況にするという案です。
何らかの原因でヒロインにその術式がかかり、本人がそれを苦しんでいるとします。これが大きな「悲劇 」となり、「解決」する事で「快感」に変わるという方法ですね。
第三者には詳しい展開などの案を出すことができませんので、「悲劇→解決→カタルシス」の形だけ覚えていただければいいかと。

ヤンデレについては、やめておいたほうがいいでしょう。
ヤンデレという属性が、読者に求められていないからです。
先日述べた通り、賞の選考段階では読者の目にふれなくとも、読者にとってマイナスな要素は賞でもマイナスになりやすいのです。

今回の補足では、「クズ扱いをやめさせることができる」とのことですが、そうする事をお勧めします。
他人を見下してる感じはあっても大丈夫だと思いますよ。
また、その「見下してる感じ」から、「改善」→「快感」と繋げる事ができます。
この場合ヒロインの価値観が改善されているので、言わばキャラの成長ですね。キャラの成長というものは、ストーリーの流れを強めることができます。
賞においては、こちらのほうがいいかもしれません。

基本的に「マイナス要素」は解決するためにあるも同然なので、「快感を得られる方向に改善させる」というのが、ストーリーにおけるマイナス要素の使い方ではないかと思います。
ヤンデレは「解決」とあまり関係ないマイナス要素ですので、使うとしても、最後まで一貫されるものと捉えておきましょう。最初から使わないのが無難ですがね。

上記の回答(メインヒロインの許容範囲についての補足4の返信の返信)

スレ主 一方通行 : 0 投稿日時:

黒鐘 黒ぅさん、いつもアドバイスありがとうございます。
とても参考になりました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: メインヒロインの許容範囲についての補足4

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元記事:メインヒロインの許容範囲についての補足5の返信

間違いなく同じでしょうね。
個人的には「クズ」って言われるより「ゴミ」って言われるほうが、読者的にキツいんじゃないかと思いますが。まぁ、この辺は個人差がありますからね。
どちらにせよ、人を見下してることに違いないので、そのヒロインに対する印象に大きく関わるなんて事は無いでしょう。

そしてもう一つ。
とても大事なことだったのですが、意見を出し忘れていた部分があります。自分の中でもまとまってきたので、ここで説明させていただこうかと。

まず、キャラクターの魅力としてとても大切なことがあります。
それは、「人間らしさ」です。最も大切と言っても過言ではないでしょう。
キャラクターを物語のパーツで終わらせてはいけません。
この質問でのヒロインは、人を見下してるという設定ですね。
しかし、ただ人を見下してるだけでは人間らしくありません。
人を見下したとしても、「相手によってどれだけ見下すかは違う」はずです。
「Aの事はまあまあ見下すけど、Bに対しては超ガッツリ見下す」みたいな事があったほうが、人間らしいのではないでしょうか。
そして設定にもよりますが、「心を開ける人」というのもいたほうが自然です。
設定上合わないなら、出さなくていい気もします。ですが、まず設定段階から変えて、そういったキャラを出せるようにしてみるのも一つの手です。

更に深い話をすると、「一つの性格だけでキャラを構成するのは不可能」です。
質問でのヒロインは「人を見下す」とありますが、その一つの性格だけで、血肉のあるキャラは生まれません。
現実の人間は「本音」と「建前」を使い分け、相手や場合によって取る態度も大違いです。
つまり、「人を見下す」といっても、
どんな人を見下すのか? どんな風に見下すのか? どこまで見下すのか? 本心はどうなのか? その時の態度はどこまで本心か? 相手が反論してきたらどうするのか? 言い過ぎたと後悔する時はあるのか? その時はどうするのか? 見下さない人にはどんな態度をとるのか? その時はどう思っているのか?
等々、しつこいくらい必要な要素があります。
ここまで決めて、初めて「人間らしいキャラ」になるのです。
更に言うと、「作者とキャラが会話できる」くらいになる事が理想でしょう。そこまでいけば、1人の人間として、物語の中で輝きます。

「キャラクターを魅力的にする」というのは、この辺りでしょうか。
これに、「読者の欲求に応える」、つまり読者受けする要素があることが加わり、良いキャラが出来上がるのです。
とはいえ、本当に人気のあるキャラは、人間らしさの段階で「理想の人間」になっています。
つまり、どんな奴でも人間らしければいい訳ではなく、「素敵な人間」である事が必要です。人間にも色んな人がいて、素敵な人に惹かれます。

ヒロインが人を見下しがちなのは構いませんが、まずはそのヒロインを「人間らしく」、さらに言うと「素敵な人間」にする事が必要です。
どんな人間にするのか、まずはそのキャラに向き合ってみてはどうでしょうか?

上記の回答(メインヒロインの許容範囲についての補足5の返信の返信)

スレ主 一方通行 : 0 投稿日時:

何度もコメントありがとうございます。
いつもとても参考になってます。

カテゴリー : キャラクター スレッド: メインヒロインの許容範囲についての補足5

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元記事:現実の言葉と異世界の言葉についての返信

リゼロでは、現実世界と異世界が全くの別物になっています。ですので、こちらは名前を変えたほうが自然なんじゃないかって思います。
このすばはこれと反対で、現実世界で命を落とした者を異世界に送るシステムがあるという、現実世界と異世界の関連性があります。そうなると、こちらは現実と同じ名前のほうがよかったのではないでしょうか。
ロクでなしは、そもそも現実世界に触れてない事から、どっちでもいいのかと。

こういったように、とにかく世界観に合わせるのが無難でしょう。
あと、名前を変えるとしても、あまり変えすぎないように。リンゴのような果物がリンガなら、すんなり理解できます。それが、ザ・フォービドゥン・オブ・スカーレットなんて名前だったら、もうややこしくて仕方がない。

つまり、名前を変えるかどうかは、その作品の世界観によりますね。
変えるとしても、簡単で理解しやすい名前にすべきです。

上記の回答(現実の言葉と異世界の言葉についての返信の返信)

スレ主 一方通行 : 0 投稿日時:

そうでしたか。
分かりました。いつもアドバイスありがとうございます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 現実の言葉と異世界の言葉について

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元記事:名前が長いキャラについて。の返信

 覚えられない、の一語に尽きます。作中で何度繰り返し出てこようが忘れてしまう。そんなことは作者も承知なんで、普通は長い名前の一部を使うか、ニックネームなどにして短くするわけです。

 そしてときたま長い正式な名前を出す。おおよその傾向ですが、キャラの出自が伝統ある家系(貴族等)を示す記号としてですね。かつ、覚えられない、言いにくい、面倒くさいということ自体がギャグになることもある(落語の寿限無と同じような感じ?)。

 ときどき長い名前のキャラを見るからと言って、無目的に長い名前をつけたらキャラを覚えてもらえず、そのせいで読むのをやめてしまう恐れがあります。下手すると、反感を買うかもしれません。

 で、なぜ長い名前にしたいんですか? そこが分からないと、適切な回答も返しにくいと思うんですが。

上記の回答(名前が長いキャラについて。の返信の返信)

スレ主 一方通行 : 1 投稿日時:

アドバイスありがとうございます。
そうですか。
そんな危険性があるのですか。
わざわざありがとうございます。
なぜ長い名前にしたいかと言うとそれは格好いいからというのが一番にありますね。
とりあえず、そんな感じです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 名前が長いキャラについて。

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元記事:無理して頑張るか休むか

こんばんは臼田です。つい最近花粉症に引っ掛かってしまい目が痒かったり鼻水が辛い状況が数日続いています。花粉症の時期ですので皆さん気をつけてください。

上記の現在の私通り体調が悪い状態である中でも早く切りのいい所まで完成させたい意識もたまに出てしまいます。趣味で長続きして作るなら問題ないですが狙いの賞〆切間近に体調を崩してしまうとより無理して完成させないといけなくなります。
私はスマホで執筆していますが長時間続けていれば元々辛い目の痛みが更に辛くなると思います。

もしも執筆途中で体調不良を起きてしまった場合は無理しないで休むか維持でも執筆を頑張る、どちらの方が良いのでしょうか?

上記の回答(無理して頑張るか休むかの返信)

投稿者 京子リンサマー : 0

Twitterネーム京子リンサマーと申します。固定ツイートなどで主に2次作品を書いています。さて疲労を感じる時は、無理して頑張るか? 休むかですが基本的には休むべきだと思います。身体が疲れていると心も引きずってしまい、描く作品にまで悪影響を与えてしまうからです。ただ人間たるもの後には引けない時はあるので
臼田さんにとって大切な作品を書かれている時は、納得の行くところまで執筆するのも良いのでは(ただ臼田さんのお体の方が大切なので、苦しい時は無理しないで休まれて下さい)
花粉症については、意識して普段から鼻呼吸をすることで改善することが多いと聞いています。人は鼻で呼吸をする構造になっているので、口呼吸をするとまともに
埃を体内に吸い込んでしまいます。花粉症の時期の執筆は苦しいでしょうけれど
無理はされないで下さいね。

カテゴリー : その他 スレッド: 無理して頑張るか休むか

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投稿日時:

元記事:作品のラストの終わらせ方

今、学園魔法ファンタジー物を書いています。
それで、タイトル通りにラストの終わらせ方について悩んでいます。
応募する作品は完結することが条件ですけど、皆さんはどうやって終わらせてますか?
この戦いはまだまだ続く。
とか。
これからが本当の戦いだ。
とか。
そういう続くみたいな終わらせ方はダメですよね?

自分の作品は冒頭からラストまで書くことはできますけど、どうしても終わらせ方、まとめ方についてどうしていいか悩んでいます。
どうしたらいいか、良ければアドバイスをお願いします。

上記の回答(作品のラストの終わらせ方の返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 4 人気回答!

 物語を締めくくる最後の一文の形式だけで判断すると、見誤ると思います。形式ではなく内容です。

 特に作品テーマの消化、解決ですね。ラストで作品のテーマをちょうど描き切ってあれば納得できる終わり方ですし、ラストでもなおテーマが未消化なら尻切れトンボ(制限字数超過でよくやらかす>自分orz)、テーマに解決を与えたのにまだ続ければ蛇足です(同じく字数不足でよくやらかす>自分orz)。

> この戦いはまだまだ続く。/これからが本当の戦いだ。/そういう続くみたいな終わらせ方はダメですよね?

 学園魔法モノで「戦い」ということは、魔法や武器を含めた「戦士」が主要キャラでしょうか。そうだとしてまして、学園ということは、成長過程を描くはずですね。つまり、「半人前の成長物語」という、非常に魅力あるジャンル(それだけに、古今東西、膨大な作品数がある)。

 仮に舞台設定として、学園外~世界に魔王がいて、学園の生徒は魔王に立ち向かうべく、日々修練に励み、ときには魔王の手先との戦いとなる、としてみます(一方通行さんの作品と全く違うでしょうけど、分かりやすい例とお考えください)。

 作品のテーマとしては「主人公の成長」だとしても、もう少し具体化しようとすると、いろいろ考えられます。

1.主人公が曲がりなりにも魔王との戦いに参加できるまで成長する
 文庫本1冊(長編の公募)程度だと、ここまでに留めるのが無難かもしれません。学園という舞台と、それに応じたキャラ年齢(思春期、特に後期)にも適します。
 狙いは主人公がどう頑張って強くなるか、正義に目覚めるか、自分の存在意義(レーゾンデートル)を自覚するか、といった点になりますので、魔王は成長を促す要因、環境でしかありません。
 当然ながら、主人公が一人前になっても戦い自体は続きます。魔王を倒したりすると台無しです。魔王ってどんだけ弱いんだ、みたいな失望が生じかねません。(商業高校をなんとか卒業したら、世界経済を動かせるようなっていた、みたいなあり得なさ。)

2.主人公が魔王の魔の手から逃れる
 際立たせるのは「何がなんでも生き延びる」というサバイバルものですね。知恵と力を振り絞ったり、仲間同士のいさかいなどを描く過程で自然とキャラの成長も見えてきます。
 逃げられるか否かが見せ所である以上、魔王に勝てるわけがありません。戦いは当然続きます。主要キャラが学生であれば、大人の保護を受けられる地点までたどり着く、で充分に成立します(古典では「十五少年漂流記」があり、ガンダム初作を含む現代の翻案作も多い)。

3.主人公が復讐する
 仇討ちですね。ラスボスの魔王が仇だと、後述の5ですが、普通、魔王はいちいち前線まで出て来ません。魔軍の現地司令官辺りが仇討対象になるのが自然でしょう。
 魔王(軍)との戦いという大河状況の中の小さな奔流にスポットを当てるもので、戦い全体なんか知ったこっちゃない、となります。これも、仇討は果たしてみたが、戦い(仇討なんぞする破目になった原因)は終わらない、が自然です。それでよいのです。

4.主人公が魔王に捕らわれたヒロインを救出する
 3と違い大事な人が殺されず、攫われたというものですね。攫った悪役は割とどうでもいい。魔王のもとにヒロインを連れて行ったら、主な役割は果たしてますから。
 これも、魔王が主人公では倒せないくらい強くないと、緊張感が出せません。必然的に、魔王の目をいかにかいくぐって、魔王城からヒロインを奪還して逃げるか、になります。その意味で、2の類例といえるかもしれません。これも、戦いは続かないとおかしい。

5.主人公が正義の味方となって魔王を倒し、世界を救う
 RPGなどでは、ほぼこれですね。戦いを終わらせて勇者の称号を得る、みたいな完全解決のエンディングになりますが、1~4を全て盛り込むことになるでしょうから、非常に長丁場の話にせざるを得ません。
 文庫本1冊(ないしは長編公募の長さ)では無理でしょう。無理に尺に収めると、ダイジェストになってしまうか、魔王がショボく見えてつまらなくなってしまうか、ではないかと思います。

 もう少し抽象的に申し上げてみます。読者として作品を読んで、ラストがラストらしく感じるとしたら、「納得感」だと思います。主人公に感情移入して読み進めて、主人公と一緒に納得して終わる。やりたいことがやれた、という感じですね。

 逆に言えば、冒頭から中盤までで「やりたいこと」が感じられなければなりません。「やれること」ではない点、要注意かもしれません。魔王との戦いで言えば、上で例を出してみましたが、他にも無数にあるでしょう。

 その中から、主人公が何を選んだか、になります。それが「やりたいこと」です。主人公が選ぶといっても、実は作者が選んだことです。だって、それが作品テーマですから。

 主人公≒作者が「こういうことをしたい!」と序盤で読者に示したことの決着がラストになるわけですから、「それがやれて満足です/しくじったけど満足です」で締めくくればいいわけです。しくじったけど満足、というのは変に聞こえるかもしれませんが、現実でもよくあることです。試合に負けたけど全力を尽くした自分を褒めたい、と掛け値なしで言ったりします。そういうことを上記で「納得」と表現しました。

 そう考えると、簡単ですね。作者が納得できないと思ったことが(冒頭)、納得できればいい(ラスト)、ということですから。形式ではなく、意味内容なんです。形式を整えても、意味内容が曖昧ではラストらしいラストになりません。

 別の観点でも少し。公募だと、作者が知識、思考、根気、集中力等の全力を出し切った限界点で終わればOKです。逆に、怠惰、出し惜しみがあると、見抜かれて嫌われます。ラストの続きを書きたくても書けない、くらいに力を出し切る必要があります。
(作者が力を出し切って終わらせても、読者はラストの続きが見えたりする。そこが、公募受賞作の続編が書けたりする理由でもある。)

カテゴリー : ストーリー スレッド: 作品のラストの終わらせ方

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投稿日時:

元記事:1話またはプロローグについて

1話を書くのに数ヶ月躓いている者です
作品全体の大雑把なプロットは用意したんですが、いざ1話を書こうとするとどういう話で進めようか定まりません
自分の認識として1話は下地づくりで、主人公の人となりを知ってもらうものだと思っています
そこで幼少期から始めようとしたり、少年期から始めようとしたりして、何度も書いては消してを繰り返ししているのが現状です

色々アイデア自体は思い付くのに、どれもしっくり来ない場合はどうしたらいいんでしょう?

上記の回答(1話またはプロローグについての返信)

投稿者 サタン : 2

「下地づくり」から始めるのは、実はかなり難度が高いので考え直したほうがいいかなと思います。
というのも、物語の下地ってあんま面白くないんですよ。なにしろ話が始まってないものだからそもそも「面白いもの」が無い(見つけづらい)ためですね。だけど作者は「こっから始まるストーリー!」と意気込んでいたりロードマップが頭の中にあるから、ただの主人公の人となりを書いてるだけで楽しい。
ここに読者と作者の意識にズレがあるので、そこをしっかり理解してる作家でないと「下地」から入るのは難しかったりします。
ちなみに例外として、読者が最初から作品に強い興味を持っているという場合があって、こういうタイプの作品は作者が読者に合わせなくても読者が作者と同じ温度になってくれてるので下地からじっくり始めることができたりする。有名な人気タイトルとかがそれだね。

前お二方の回答を掘り下げるだけになりますが、
まず第一話(ないし序盤)は書きたい物語の「これはこういう物語です」ということを読者に伝えるのが大事だから、「主人公の人となり」よりも「物語」を知ってもらうことのほうが重要です。
つまり推理モノなら殺人を、ミステリなら謎を、キャラものならキャラを、という感じ。
そこで考えるのは「この物語ってどんな話?」と自問してみることで、その自答で例えば「醜い主人公がモテモテになる話だ!」となったなら、じゃあ「主人公がどれだけ醜いか」を最初に提示する必要があるな、それが1話ラストでモテ始めることで「物語」のコンセプトを読者に知ってもらうことができる、って感じで「主人公の人となり」が冒頭に置かれるって事はある。

つまり、物語の「どんな話?」に「主人公がどう変化するか・どう行動する話か」といった要素がある場合は高い確率で「主人公の人となり」が冒頭に置かれるし、そうでない場合は、例えば事件や謎が中心になる話題ならそれらに関連することを冒頭に置く。

で。
言うのは簡単だけど、その「こういう物語です」って上手く伝える冒頭を作るのが、そもそも難しくね? って話でもあると思う。

ここで少し古いラノベで「スレイヤーズ」ってファンタジーを紹介するけども、
スレイヤーズは、まあ簡単に言えば超強い魔道士の主人公が魔王を倒す話なんだけど、確かシリーズ全15巻で魔王を復活させようとする団体と小競り合いしつつ復活した魔王を退治して終わり。
で、このシリーズの1巻目はどういう内容かっていうと、魔王を復活させようとしてる一味と小競り合いしつつ復活した魔王を退治するって内容。
スレイヤーズは、1巻でやった事をスケールを広げて15巻かけてやってるわけですね。
そんで、じゃあ1巻目の冒頭はどういう内容かっていうと、絡んできた盗賊を退治するって内容。
魔王を更に超スケールダウンして、ぶっちゃけ同じことをしてるって、わかりますかね。

このスレイヤーズの手法に学ぶなら、書こうとしてる物語に「どんな話?」と自問して、出た答えをスケールダウンしまくって、レベル1の状態になったエピソードを冒頭に置くってのが一番楽で正攻法なんだと思う。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 1話またはプロローグについて

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

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