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現実の言葉と異世界の言葉について (No: 1)

スレ主 一方通行 投稿日時:

まず前提といて、自分の作品は転生異世界ではなく、純粋の異世界の魔法の世界の作品です。
これを前提に、前から疑問に思ってたことがあります。
それは現実と異世界の同じものを別の言葉にするべきかということです。

たとえば、リゼロの作品は現実世界でいうところのリンゴをリンガに変えています。

しかし、このすばという作品は現実世界にあるキャベツをそのまま言葉を変えずに使っています。

ロクでなしの作品もトマトやパンやチーズといった言葉をそのまま使っています。

これを踏まえて思うのですけど、
異世界に出す食べ物はいちいち言葉を変えずに現実世界にある通りの言葉を使えばいいのでしょうか?

伝わりづらかったらすみません。

皆さん、もし良かったらアドバイスをお願いします。

ちなみに、機械とかも現実世界の言葉のままで使っても大丈夫ですかね?

たとえば、自動販売機とかテレビとか漫画とか小説とかです。

それらも、もし良かったら皆さん、アドバイスをお願いします。

カテゴリー: 設定(世界観)

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人気回答!現実の言葉と異世界の言葉についての返信 (No: 2)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 4 No: 1の返信

投稿日時:

リゼロでは、現実世界と異世界が全くの別物になっています。ですので、こちらは名前を変えたほうが自然なんじゃないかって思います。
このすばはこれと反対で、現実世界で命を落とした者を異世界に送るシステムがあるという、現実世界と異世界の関連性があります。そうなると、こちらは現実と同じ名前のほうがよかったのではないでしょうか。
ロクでなしは、そもそも現実世界に触れてない事から、どっちでもいいのかと。

こういったように、とにかく世界観に合わせるのが無難でしょう。
あと、名前を変えるとしても、あまり変えすぎないように。リンゴのような果物がリンガなら、すんなり理解できます。それが、ザ・フォービドゥン・オブ・スカーレットなんて名前だったら、もうややこしくて仕方がない。

つまり、名前を変えるかどうかは、その作品の世界観によりますね。
変えるとしても、簡単で理解しやすい名前にすべきです。

現実の言葉と異世界の言葉についての返信 (No: 3)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

 以下、長くなります。結論だけ先に申し上げてみますと、「一方通行さんとしての現時点では、ほとんど変えずに書いたほうがいい」となります。

 まず、「異世界」なのですから、全く異なる言語のはずですよね。リンゴがリンガどころの差異ではありません。

 現実世界でも、言語の発生と発展において、長らくほとんど接点のなかった英語と日本語では、単語の語義(物事の分類と考えてよい)からして、全く違います。例えば、日本語の「麦」は英語に訳す方法がありません。英語には小麦も大麦もライ麦等々をひっくるめて分類してはいないのです。(その他、動詞や形容詞等も同様だが割愛。)

 ですので、生物の発生と進化からして異なるはずの異世界の言語を、曲がりなりにも日本語で記述するのは、読者が読める、分かるようにするための便宜的な誤魔化しでしかないことを理解する必要があります。

 ですので、基本的には異世界の言語として、日本語を多少なりとも変えるとしたら、どの程度異世界の感じを出すかという風味付け程度です。変えるとしても、動詞、形容詞、副詞等は変えられないでしょう(逆に謎を提示するなどなら、あり得なくはないが、結局は例外的事項)。

 名詞だけですね。その名詞もいろいろです。ご質問に応じた整理を試みてみます。

――――――――――――――――――
1.抽象名詞
 概念や気持ちなどを表す名詞です。勇気、愛情などですね。抽象名詞は変えられないでしょう。仮に抽象名詞を造語するとしたら、描写が大変すぎます。概念は形も色もないからです。もしも、「勇気」を単に「ゲグガン」などと言い換えたとしたら、読者が苦労して読み解いたら「勇気」と同義と分かったら、徒労感しか生じないと思います。

2.普通名詞
 普通名詞はモノを分類する名詞ですが、特定のモノを指し示しません。植物、動物、さらに動物には、鳥、馬などがある、といった感じですね。想像上の生き物も含まれ、ドラゴン、吸血鬼等々があります。

 これも変えられないでしょう。古典的有名作「指輪物語」(ロード・オブ・ザ・リング)では、同作が事実上の初出である「ホビット」族がありますが、実はそれより前に子供向け作品「ホビット」でホビット族を出しており、詳しい説明をしています。その上で「指輪物語」にもホビットを登場させているのですが、やはり再度詳しい説明が第1章からあります(詳しすぎて、第1章から読み始めると挫折率が高いらしい)。

 物事の種類ごとの分類を指す名詞であるため、含まれる情報が膨大なのです。ですので、普通名詞を造語したり意味変更すると、作者も大変、読む読者も大変になります。中世ヨーロッパ風異世界ものでも、例えば武器類で「剣」「槍」「弓矢」等々は分類も名称も、そのまま使っているフィクションが大多数のはずです。

3.固有名詞
 ある特定の事物を指す名詞ですね。果物という普通名詞より詳しく分類して、例えば「リンゴ」という固有名詞があるわけです。分類のやり方次第ですから、「リンゴ」を普通名詞と見て、「紅玉」とか「津軽」を固有名詞と見ることもできます。

 異世界言語っぽさを出す、造語、表記変更を行うとしたら、この固有名詞だけで雰囲気を出すべきでしょう。変えないといけないものもあります。剣はいいとしても、グラディウスという剣を出してしまうと、「なんで異世界で古代ローマの剣?」みたいなことになります。

 例に出しておられる「リンゴ」が「リンガ」は、固有名詞扱いしての小変更ですね。「リンゴ」を例えば「ミカニエムモテラ」みたいに連想が利かないものにはせず、1字だけ変えて「リンガ」。それなら、読者も一度「リンガはリンゴみたいなものか」と理解すれば、1字違いだけに覚えやすい。異世界なんだなという印象も出せる。

 でも、あれもこれもとやってしまうと、個々の固有名詞は覚えやすくしたとしても、結局は量的に膨大になります。もし果物が物語上重要で、かつ多種類を出すとしたら、「リンゴ」「オレンジ」「バナナ」などの果物の固有名詞はそのまま変更せずに使うべきでしょう。

 大事なことなので繰り返しますが、固有名詞を変えれば変えるほど、読者の負担になります。しかし、何も変えないとしたら、異世界っぽさが出しにくくなります。どちらも、特に冒頭では大きく作用します(読者はまだ作品内容を全く把握していないため)。二律背反ですから、その匙加減は微妙で、「こうすればOK」といったものはないと思います。
――――――――――――――――――

 特に文章作品では、実は異世界っぽさを出すのは大変です。コミック(さらにアニメ、実写)ですと、見たことも聞いたこともないものですら、一目で形だけは分かる絵で示せます。文章作品では言葉で説明して、読者が脳内で映像イメージを起こすしかない。言葉という記号と説明だけで、読者が(脳内で)絵を描く。

 ですので、文章作品では見たことも聞いたこともないような異世界を描こうとするのはリスクが高いことになります。十中八九、わけが分からない描写になってしまうでしょう。異種族としては人間型の亜人(エルフ、ドワーフ等々)、翼竜や鳥類に似ていて、かつ伝説で知られるドラゴンなどが頻出なのは、絵のない文章を読んで容易にイメージを起こせるためであると思われます。

 一方通行さんが、今からお書きになるとして、ではどの程度なら行けそうか、を考えてみます。結論から申しますと、「ほとんど変えないほうがいい」になります。

 それは、どの程度変えていいかを単純にご質問だからです。有名作の断片的な事例しか参考にされておられない様子ですし、名詞の性質をあまりお考えでない様子で機械ならどうかをランダムな具体例でお尋ねです。

 おそらくですが、異世界らしくしようとあれこれ名詞を変えてしまうと、上述のような名詞の分類に応じた変更とならず、バラバラかつ恣意的な名詞変更になってしまう可能性大です。いろいろ変えるのであれば、名詞の根底にある物事の分類から、考え始める必要があるのです。

 もし、亜人やドラゴンが飛んでいる世界なら、充分に異世界となります。せいぜい、頻出のもの、例に出しておられるものでは「リンゴをリンガと言い換える」程度にとどめておくべきでしょう。それでも異世界らしい風味付けにはなります。

 ある異世界ラノベ作品(魔法と剣の異世界への転移もの)がラノベとは思われていないレーベルから出版され、それを読んだ、あるプロ作家が作中に「シャワー」を例に取り上げて批判したことがあります。一理あって、シャワーが存在していなさそうな文明レベルなのに、何の説明もなく、現実世界での当たり前のように「シャワー」が出ていました。

 プロ作家の批判はシャワーという一点だけではなさそうで、シャワーは単に分かりやすい例のつもりだったようです(ラノベも書く、他のプロ作家の一人も暗に異世界らしくないと感想を言ったりもしていた)。しかし、ツイッターでのことでしたので、膨大な批判も寄せられました。別に違和感はない、ラノベでは普通、といったことですね。

 自販機、テレビ、漫画などですと、同様に異世界感を失わせると思う読者は出ると思います。そういう感想を寄せる人もいるでしょう。

 でも気にせず、自販機が異世界作品に必要なら、そのまま自販機として出してしまうといいと思います。書き続けているうちに、もっと深く異世界感を出すノウハウが身に着いてきます。異世界とはどんなものかというイメージの明確化と、書くことによる言葉への理解の深化ですね。そういうノウハウの蓄積に応じて、現実世界との差異を大きくしていけばいいでしょう。

現実の言葉と異世界の言葉についての返信 (No: 4)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

 少し補足したほうがよさそうなことがあると気が付きました。「リンガ」です。これがなぜ「リンゴ」と認識しやすく、覚えやすくもあるのか。

 それは、固有名詞、特に人名についての注意点の裏返しだからです。キャラの名前は、「読みでの最初の1文字を被らせるな」というコツがあります。例えば、兄が「明」(あきら)、妹が「亜希子」(あきこ)ではいけないわけです。漢字は被ってませんが、読みが最初の1文字どころか、2文字被っています。これを兄「太郎」(たろう)、妹「貴子」(たかこ)に変えても、まだ戦闘の1文字が被っています。

 なんで被りを気にするのが先頭からなのか。読む順だからですね。漢字といえど、黙読するときには、脳内で音≒仮名での認識が行われます。読みの通りに1字ずつ、脳内で認識することになります。ですので、たとえ漢字で書かれていても「明」と「亜希子」だと脳内で、

「あ」(明か? 亜希子か?)→「あき」(明なの? 亜希子なの?)→「あきこ」(ああ、亜希子か)

という迷いと判断が(無意識的に)行われます。どのキャラなのか、イメージの確定が遅れるわけで、判断と記憶について支障となります。だから、キャラ名の読みの最初の1文字だけは変えておけ、というわけですね。
(ヨーロッパ語風だとカタカナなのでもっとダイレクトに効いてきたり、読みが違うが同じ漢字、ないしは字体類似の漢字も視覚効果も避けるとかあるけど割愛。)

 翻って「リンゴ」と「リンガ」はどうか。最初の2文字は同じで、最後の3文字目だけ変えてある。しかも同じガ行です。ローマ字表記すれば(子音+母音)、RING-OとRING-Aです。RINGまで同じになっている。違いは最後の字の母音O・Aだけ。

 これだと、説明されなくても「リンガ」から「リンゴ」が連想されます。そして連想通り、リンゴによく似た果物となっている。これなら、すっと頭に入りますよね。もしも最初の1文字を変える、例えば「ニンゴ」と言い換えていたら、「リンゴ」が連想される度合いが下がり、覚えにくくなっていたと思います。
(N-INGOとR-INGOで、先頭とはいえ差は子音1つなのに、なぜかそうなる。下手するとニンゴ→ニンジンと連想するかも。)

 つまり、「リンゴ」を「リンガ」と言い換えたのは、実に用意周到な、上手いやり方なんです。固有名詞の変更1つでも、上級者は(意図的か無意識かは分かりませんが)、決して恣意的で分かりにくくなる変更をせず、逆に分かりやすくするコツを使いこなしているわけです。

 一方通行さんも、「リンガ」が印象に残ったからこそ、例として最初にお出しになったのではないでしょうか。上手い手ですから真似て使えばいいと思います。コツはシンプルで「読みの最初の数文字を被らせる。できれば最後の1字だけ変える。母音だけ変えるとベター」だけです。

(念のため。何事も例外はあります。例えば「バナナ」。リンガについての上記コツを適用して「バナノ」、よりはナナという連続の特徴を活かし、「ワナナ」のほうがいいかもですね。固有名詞の読みの何が最大の特徴かを考えるわけです。特に目立った特徴がなければ、上記のコツでいいでしょう。)

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これを前提に、前から疑問に思ってたことがあります。
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しかし、このすばという作品は現実世界にあるキャベツをそのまま言葉を変えずに使っています。

ロクでなしの作品もトマトやパンやチーズといった言葉をそのまま使っています。

これを踏まえて思うのですけど、
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