ラノベ恋愛不要論。ラノベに恋愛要素は必要ない?の返信の返信
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ラノベ恋愛不要論。ラノベに恋愛要素は必要ない?の返信(元記事)
なろう発の恋愛要素込みだと「君の脾臓が食べたい」ですね。
あとは「本好きの下克上」、女性向けだと普通に恋愛要素はあります。
ラノベに恋愛要素はほぼ必須です。
件のオーバーロードもリザードマンや王国編では(主人公ではありませんが)恋愛要素があります。
魔法科高校の劣等生も、サブキャラ同士でくっつくことは何度かあります。
またトロフィーガールであろうと、それもまた恋愛要素です。
本当の恋愛じゃない! と言われるかも知れませんが。
売上上位で恋愛要素がサブキャラも含めてほぼ皆無なのは、幼女戦記くらいです。
それ以外は巻数が進むにつれて、何らかの恋愛要素が入ってきます。
オーバーロードも恋愛要素は、主軸ではありません。
何を軸とするかの問題なので要・不要というのも少しおかしい気がします。
デビュー済みの私からすれば、恋愛要素はシリーズを進めていくとほぼ必須になると認識しています。
書けないよりは書けた方が明らかに良いからです。
サブキャラを掘り下げるのに使いますので。
ラノベ恋愛不要論。ラノベに恋愛要素は必要ない?の返信の返信
スレ主 うっぴー 投稿日時: : 0
書籍化作家さん、どうも返信ありがとうございます!
>デビュー済みの私からすれば、恋愛要素はシリーズを進めていくとほぼ必須になると認識しています。
>書けないよりは書けた方が明らかに良いからです。
確かに不要とまで言い切るのは、極論でした。
昔から、恋愛は物語を作る上で必須の要素であると言われていますし、その通りだと思います。
ただ、主人公が恋愛をしている物語は確実に減った印象があります。
オーバーロードの主人公は恋愛をしていません。アルベドから一方的にストーカーをされているだけで、これはルイズと相思相愛の関係を育んでいたゼロの使い魔とは、だいぶ違う感じがします。
最近流行の異世界奴隷ハーレムも、女の子を奴隷という従属関係に置いて接しているので、恋愛とは言い難い面があります。
オーバーロードも絶対支配者と配下という関係なので、これも対等な男女関係とは言えません。
パートナーとは、本来、同等な存在であるはずです。
この点から考えるに、読者の嗜好としては、恋愛ではなく、あくまで自分を承認してくれるヒロインが欲しいのだと思えます。
サブキャラ同士が恋愛する場合は、主人公が関わらないので、失恋に終わっても主人公イコール読者の自尊心は傷つきません。
オーバーロードは、サブキャラが自分よりはるかに強大な存在に立ち向かっていき、そこで敗北を経験して、精神的、能力的に成長する場面が多いです。
この構造は、漫画ワンパンマンでも同じで、なろう系の特徴の一つかと思えます。
これも主人公が同じことをやると、読者の自尊心が傷つくので、サブキャラにやらせて物語を形成しているのだと考えられます。
ラノベ新人賞の下読みさんが繰り返し言っていたのですが、物語には成長要素が不可欠であるそうです。
失恋や敗北は、これまでの自分を壊し、成長するための切っ掛けかと思います。
しかし、なろう系のチート主人公は最初から完成された無敵の存在であらねばならず、また失敗や挫折は、読者の自尊心を傷つけることになるリスキーな行為なので、サブキャラを通して成長物語を作っているのだと考えられます。
カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: ラノベ恋愛不要論。ラノベに恋愛要素は必要ない?