最初の一行についての返信
元記事を読む
最初の一行について(元記事)
いつのことだか、はたまた言われてもないことなのか。
私は誰かにこう教えられたんですよね。最初の一行は作品の全てを表すものと。
私は小説の書き始めに一番集中力を使います。読者が最初の一行で飽きられないように、読者が最初の一行でどんな話なのか理解できるよう暗闇を照らす灯火になるように、読者が最初の一行で小説のテンポをつかめるように。
だから最初の一行を書く時は全体像を頭で描きながら、一行目を語る主人公の性格を把握して、最初の一行が作品のどの行に当てはめても繋がることができるように気をつけてます。
脱線しますが夜下が書けなかったのはそのせいです。
もしかして、こういう意識は間違っているのでしょうか?
こればっかりは少し不安です。
最初の一行についての返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 1
間違っているとは思いません。おおむね同意です。
ただ、実際問題として1行に何もかも詰め込むことはできません。だからそれは基本的な考え方として、もう少し緩くとらえても良いと思います。
私が心がけていることで言えば、主人公の性格の断片、置かれた状況の断片などを、なるべく最初の1行に入れるようにはしています。そしてそれが同時に読者の興味を惹くような印象的なフレーズにもなっていればよいなと。
なかなかそういう上手い文章は思いつかないのですが、この1行がそこそこ上手くいったときは、後に続く序盤はわりとスラスラ書けることが多いようです。
で、まあ、目安として10~20行くらいのうちには物語の基調と方向性くらいは読者に伝え、もう少し長く序盤全体くらいを使って主人公の当面の目標(小目標で良い)などを伝えるように努める感じかな。
このあたりで読者の興味を惹くことに成功すれば先を読んでもらえるので、重要なことの大半はストーリーの進展と共においおい盛り込んでいっても遅くないと考えています。