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過去描写全般についての返信

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過去描写全般について(元記事)

タイトルの通りですが、過去描写について相談があるので質問させていただきます

現在過去描写を書き終わっている段階です
しかしボリュームが少し多く(wordページでは5,6ページ、本のページ数的に10ページちょっと)、ラノベ新人賞に送るもの(応募規定ではpdf形式の150ページ以内)にしては少し占め過ぎているような気がして悩んでます。一般に過去より現在・未来を重点的に書くものだと思うのですが。
そこで、いくつかの案を用意しました。
以下具体性を持たせないと回答しづらいと思うので、共有させていただきます。

前提
①過去描写をしたいのはヒロインについてで、ヒロインは人外キャラ
②ヒロインの頭は非常に賢く、対して主人公は凡人並み
③ヒロインはある出来事で不死身になり、それ以降人間に対してあまり良い思いを抱かなくなっていく
④またヒロインはストーリーのテーマともなってくる弊害(作品の非常に重要な部分なので伏せさせていただきます)を被っている
⑤ストーリー上の最重要な目的物(上記④を治すもの)を探すために、ヒロインは主人公に一緒に旅に出ることを提案する
⑥作者の私自身としては、ドラマ性がある等の観点から案1を推している
⑦ヒロインに頭が良い理由を聞くのは、過去描写をするための口実(ほかの部分で描写するようなタイミングが思いつかなかったので)

案1(現在)
旅に出ることを提案されるが、その時点で主人公はヒロインの何の役にも立たないと思い、断る
→主人公がヒロインに頭が良い理由を聞く
→その理由含めて、過去を知る(過去の出来事が大いに関係あり)
→ヒロインとのすれ違い(その後主人公が、ヒロインの過去を知ったことで思いが溢れていき、やっぱり行きたいと言い、これにヒロインは不満を爆発させる)
→本気さが伝わり、旅に一緒に行くことになる

案2
旅に出ることを提案されるが、その時点で主人公はヒロインの何の役にも立たないと思い、断る
→主人公がヒロインに頭が良い理由を聞く
→その理由だけを知る(この時点で過去描写無し)
→以下案1と同様(ただし、主人公がやっぱり行きたくなるような、案1とは異なる理由が必須)

案3
頭良い理由を聞かない
→そのままヒロインの提案を承諾
→それ以降の部分でヒロインの過去描写(or書かない)

案1,2と3の順序が少し異なっています

過去描写の役割
①弊害を被るようになった経緯及びその弊害について説明
②①により受けたヒロインの精神的苦痛の説明
③②によりヒロインが人間に対してどのように思っているのかを説明

まとまりのない文章になってしまいましたが、過去描写は非常に重要な役割を持っており、外し難いです。
役割①に至っては、主人公たちが旅に行く重要な理由になるので後半の方で説明するのは厳しいです(物語は冒険モノです)
そこで、案1にする場合、どのようにすればコンパクトあるものになるのか、はたまた文章が長くても書くべきでしょうか?
(現在具体的には、弊害を被るようになった前後の出来事→長い時代を経ての精神的苦痛→現在に至る、といった流れです。不要な部分とかあれば仰って下さい)
それ以外に良い案がある場合は教えて頂けると幸いです

過去描写全般についての返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 4

ようは、
1.どうしてもヒロインの過去描写をしたい。
2.過去描写は話が進まないから、現在を書くべきだとはわかってるので不安。
3.ヒロインの過去の事情を知った上でスマートに展開させる手段はないだろうか?
という感じでいいのかな。
情報としては、 そのシーンは主人公とヒロインが旅に出る切っ掛けになる場面(てことは序盤?)である、ってことがわかるかんじか。

この解釈で良いと仮定して答えると、
まず「過去描写は話が進まないから良くない」という認識は正しいと思う。けど、これで大事なのは「話が進まないから良くない」って部分で、ようは「話が進んでるような展開」であれば別に過去描写は何も問題ないです。
なので「ヒロインの過去描写をしたい」という考えは問題ないです。
では、どうすれば「話を止めずに過去描写が出来るか」ですが、単純な解決策としては「過去の話題に主人公を巻き込む」というのがあります。
例えば何らかの魔法で主人公がヒロインの精神世界へ行って過去を追体験するとか、ヒロインの過去と同じ状況を作って進行形で過去の話題を振っていくとか。
まあ、これは状況や環境が限定されるでしょうから、構成だけで解決策を考えると、「いっそ話をぶった切る、ぶった切っても問題ない場所に過去描写を配置する」というのが楽かな。
例えば、これは序盤のようだから、別途プロローグないし1章まるまるをヒロインの過去描写にしてしまう。
最初から読んだ読者は当然のこと「ヒロイン」の物語だと認識するので、それが過去描写であることはわからない。
場面が転じて主人公が出てきて、省略するなりして数行で「ヒロインが主人公に事情を話したテイ」にして、読者はそこで「ああ序盤の話はヒロインの過去の話なんだな」と察することができる。
関連性もなにもないようなものをプロローグなどのド頭に置くという形。

「話が進まないから良くない」というとこで少し書いたけど、つまりは、それってヒロインのキャラを掘り下げるものでもなくただただ「話の設定や前提条件を解説するためだけのシーン」になってる、という状態じゃないのかなと感じる。
問題なのは、過去描写とか構成とかじゃなく、そこ。
少なくともド頭に置けば、掌編みたくその過去シーンのみでまとまってる話を用意しようと考えると思うので、無理に「ヒロインが過去を語ってる場面」を作るのではなく「ヒロインの過去というテーマで掌編を書いてみる」と考えたほうが良いのではないかな。
それと、「主人公に知ってもらわなきゃダメな情報」なのか「読者に伝われば良い情報」なのか、そこを改めて考えたほうが良いと思う。

あとは、案1の最後
>→本気さが伝わり、旅に一緒に行くことになる
「本気さが伝わり」というのは意外と表現するのが難しい。けど、「その過程」を具体的に考えることが出来ないOR面倒くさくて「相手の本気さが伝わって」とプロットなり設定なりに書く人が割りといる。
ドラマ的エンタメ的に考えると、そこは「主人公が同行せざるをえない事情」を考えて、「ヒロインの事情もわかって同情もあるし、仕方ない」って流れのほうが良いと思うよ。
「本気さ」とか感情って、プロットには数文字で軽く書けるけど小説でそれを表現するのって(読者が納得できるレベルにまでするのは)コツがいるし大変。
感情じゃなく、ちゃんと展開で転がした方がいい。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 過去描写全般について

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