小説の説明はイベントを通して行い必要最小限に抑える
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カットの仕方って、どうしていますか?(元記事)
気がつくと予定の量の二倍・推敲でさらに倍化するときがあります。
心がけているのは、『エピソード・シーンなどを減らして、描写を濃くする』です。
説明不足を避けるためですが、これのせいで文章が増えていると感じます。
特に起承転結の起が困ります。全体の五パーセントから十パーセントに収めたいのに、三万・四万はオーバーします。予定が二四万字で、最後には倍になると計算すれば、ちょうどいいのでしょうか。
いちおう、登場人物と身の回りの環境だけを描写した結果が、これですが。(章も一つ、まるごと削りました)
解決策はプロットの変更です。しかし、設定・登場人物を削った結果、むしろ前より長くなったのではないかという疑惑が立っています。
それとも、冒頭の問題でしょうか。
承の事件・出来事が発生する場面を最初に持ってきたり、後から起で起きた出来事を説明したり。
そういうやり方のほうがいいかもしれません。
それと、説明を全て描写・エピソードに変換した弊害もあります。登場人物が物語を勝手に進めて、視点が読者側を向かず、置いてけぼりを食らっているのではないかと感じます。
小説の説明はイベントを通して行い必要最小限に抑える
投稿者 うっぴー 投稿日時: : 1
こんにちは。
説明は必要最小限に抑えるのが、小説を書く際の最大のコツです。
説明というのは、基本的に退屈なものです。特にラノベに凝った文章や、華麗な描写は必要ありません。
中学一年生でも理解できる簡単な文章で、必要最小限に説明、描写を入れてください。
また、読者は説明をしてもすぐに忘れるので、設定の解説などは必要になる直前に、キャラクターの行動やイベントを通して行うのが良いです。
例えば、30万部以上売れた「異世界支配のスキルテイカー」(2015年6月刊行)という作品では、異世界に召喚された主人公の前で、彼を召喚した魔物同士が喧嘩しながら、異世界の説明をしてくれます。
せっかく異世界人を召喚したのに何の固有能力も持たないハズレだった、どうしてくれる!?などと言い合います。
この喧嘩しながら、というのが最大のコツです。
例えば、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズなどは、一人の人物による会話の説明を2ページも続けたりしますが、これは地の文で説明しているのと同じで、退屈になりやすいです。
そこで、喧嘩しながらの会話にすることで、ストーリーとしての動きを出し、最小限の説明で、魔物同士の関係性や主人公のおかれた危機的状況などがわかるように工夫されています。
説明がイベントの中に上手に組み込まれているのです。
説明は必要最小限にイベントを通して行うのがプロの技です。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: カットの仕方って、どうしていますか?