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インセストの物語の結末についての返信の返信

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インセストの物語の結末についての返信(元記事)

私にも姉がいるので実際のところは「鳥肌立つわ」なんですが、そもそもそんな感じで受け付けない人はあらすじ読んだ段階でブラウザバックですので、読まないです。
つまり、作者として考えるべき「読者」はスレ主さんと同じく兄弟姉妹がいるけど物語として好き、兄弟姉妹いないからそういうのに憧れる、というターゲットになると思う。
なので
>多分読む側として納得できるのは「①別れる」なんじゃないかなと思います。
これは考えないほうが良いでしょう。
そのうえで作者は「別れない」を推したいのだから、「別れない」という展開を選ぶのが良いと思う。

ただ問題は、「その物語で何を表現したいのか」ってことで、表現の結果ないし結論ってのは言うまでもなくオチに表れます。
そのオチ(のシチュではなくオチそのもの)に迷ってるってことは「その作品で言いたい事」そのものに迷いがあるので、「コレを書くんだ」と決めたほうが良いと思う。

一応、第三者としてあらすじを読んで こんな感じで受け取ったよ という程度の参考としてですが、
「別れる」パターンでもBのAを想う気持ちが見て取れる。この場合は「愛情」が「恋愛」から「兄弟愛」へと変化したように見える。
だから、愛情は愛情でも「恋」ではなく「愛」なんだよ、って感じのことを言いたいなら「別れる」パターンの展開はベストだと思う。
一方で「別れない」パターンの場合は、純粋に「禁断の愛」を押し通してる気がする。それのみを追求して万難を排して結ばれるというのも良いが、この場合、Bの心情の変化(諦めようとしてたのが何故に結ばれる選択をしたのか)に焦点があてられるので、B主体の話になりやすい構図かなと思う。
また、Bの心情の変化に焦点を当てるってことはそこに面白味を持ってこなきゃいけないから、
えーと、すごーくベタな展開だと、Aに恋心を抱くライバルCがBと決闘をして、兄弟であることに迷いがあるBと純粋にAのことを想うライバルCの対比の構図を作って、Bが劣勢になることで倫理的道徳的な筋を表現しつつ、最終的にライバルCに勝利することで倫理や道徳を超えるBの感情を表現する、みたいな。
この手の話だと古典的王道として「倫理観・道徳観」を意味するキャラクターとして「ライバル」を配置することがよくあるよね。

まあともかく「インセスト」というか「血がつながってると知った上での愛情」的なテーマは感じた。
ただそれが「心中」のような悲恋になるのか、子をなして幸せになるのか、「書きたい事」はあっても「どう書くか」が決まってない感じ、なのかな。

正直、物語的には「別れる」のほうがテーマ性があってよいと思う。
けど、前述したけどこの作品の「読者」はそもそもインセストに嫌悪感がないというか「別れない」ほうに期待してるし、「別れる」の展開は超興覚めだと思う。
じゃあ「別れない」パターンのほうが良いかというと、書かれてる内容だけで判断すると、言っちゃなんだけど捻りもないし面白味が出せてないラストだし、えーっと、失礼を承知で言うけども、作者が書きたいことを書いただけで得るものが何もないラストだと思う。
ただ、そういう作品は読者が頭使わなくてもいいシチュに溶け込んで読んでりゃ楽しめるので、そういう作品が好きって人も多いと思う。
なので、言葉が強かったかもしれんけど、批判とか否定とかではないです。

結論としてどっちが良いかつったら、ターゲットとする読者はおそらく「別れる」を望まないし、作者としても「別れない」推しなんだから、作者が鳥肌立たない「幸せエンド」を組み立ててればよいのかなと思う。

聞かれてないけども、ほんですでに上で少し触れたけども、近親相姦がテーマにあるなら主たる要素の一つに「倫理観」や「道徳観」を象徴する物を作った方がいいね。キャラなり宗教など設定なり。
そうすっと、Bにとっては「ソレ」をどうするか・どう扱うか、がそのまま話の展開になるから。

インセストの物語の結末についての返信の返信

スレ主 カイト 投稿日時: : 1

サタンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

「作者が書きたいものを書いただけ」という言葉にハッとしました。このプロットのそもそもの出発点は、「インセストものって、結ばれた後破滅エンドが多いけど、どうしても幸せになれないもんかな」だったのです。
それが前提だったのに、あれこれ考えているうちに「でもこの「別れない」ラストって、読む側からしたらどうなんだろ」と日和って悩んでしまったのでした。
初心を思い出しました。ありがとうございます。
とはいえ、決まっているのは「二人は結ばれて子どもももうけ、二人の素性を知らない場所で夫婦として静かに暮らす」というオチだけで、これだけではご指摘の通り捻りも面白みもないですよね。「なぜそこに至ったか」「どんな障害を乗り越えたのか」を、じっくり考えてみようと思います。

「倫理観」「道徳観」の象徴として、ありきたりですが宗教を考えています。
AとBの生まれた国の国教では、近親相関の禁止を教義の一つとして挙げている。「親きょうだい子孫と通ずることを禁ず」みたいな。
Aは宗教色の薄い孤児院育ち〜奴隷という生い立ちから、「目に見えないカミサマとやらが、一体何をしてくれるってのよ」と鼻で笑い飛ばすタイプ。一方のBは、将来は修道院に入ることが決められていた貴族の末弟で、冷遇される辛さを神への信仰心で乗り越えていたタイプ。
うーん、こうやって書くと、Bの心変わりは一筋縄では行かなそうですね。改宗がテーマの本を読んでみようかな。ちょっと調べた感じ、「天は語らず」という本が面白そうでした。
それと、提示していただいた「ライバル出現」のような、「Aを失いたくない」と強く思わせるきっかけ。
 
なんとなく、主人公はAだと思って考えていたのですが、こうなると俄然Bですね。繊細で真面目な少年が、自分の価値観をぶち壊して生きたいように生きるまでの物語、という感じでしょうか。

おかげさまで頭の中がスッキリしました。一人で納得した感じになってすみません。
ありがとうございます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: インセストの物語の結末について

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