魔法が存在しない世界観での返信
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魔法が存在しない世界観で(元記事)
こんにちは、こゆきです。
以前から悩んでいる設定についてです。
ラノベや漫画に登場する、魔法など、現実にはありえない設定には、物語を面白くする以上に、その世界が現実ではない世界であることを表現する効果もあると考えています。
私は今、日本の室町時代をモデルとした世界観を考えているのですが、主権や出来事、登場人物の持ち物に至るまで、全く史実の室町時代とは異なります。史実と被る部分があるのは、世界観の持つ雰囲気くらいでしょうか。
そこで最初に設定を説明することなく「室町時代っぽいけど違うんだよー」ということを示したいのですが、難しくて困っています。
会話文の中で説明することにも挑戦しましたが、説明臭くて自分の文でさえ読む気になりませんでした。
魔法が存在しない世界観で、私など作者ができる、現実との区別の方法を教えてください。
魔法が存在しない世界観での返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 1
室町時代をモデルにしながら史実の室町時代ではない。『もののけ姫』がほぼそんな感じでした。
室町時代というのは、確かに難しいかもしれませんね。戦国時代や幕末と違って一般の読者にはなじみが薄いですから、説明なしに描写だけで室町を感じさせること自体が困難です。
ただ、日本人なら誰でも知っていることも少しはあります。それは時の政権が足利氏の征夷大将軍を戴く室町幕府だったということ。
なので、
>主権や出来事、登場人物の持ち物に至るまで、全く史実の室町時代とは異なります。
主権については、どういう構想を考えていらっしゃるのでしょうか? そのあたりをうまく使えば、日本史にさほど興味のない読者にも「室町のようで室町ではない」イメージを伝えやすいのではないかと思います。
あとは人名・職名かな。これも世界観次第ですね。
ちなみに『もののけ姫』には「アサノ公方」というのが出てきました。
公方というのは当時は征夷大将軍のことです。ただ、『もののけ姫』ではアサノ公方を「大侍」と呼んでいましたから将軍ではないですね。
実は史実でも「鎌倉公方」とか「古河公方」とかいうのが存在していました。足利氏の傍流が関東でそう名乗っていたのですが、室町幕府傘下の正式な機関であるような無いような変な存在だったんですね。(公と私の区別が曖昧なのが中世の特徴。官僚制国家と封建制国家の違いです)
アサノ公方というのは、それに近いイメージなのだろうと思います。
そんな感じの室町っぽいけど何か違うみたいな人名か職名を捻りだし、冒頭で主人公と悶着を起こすエピソードを作れば、わりと自然に伝わるのではないでしょうか?
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 魔法が存在しない世界観で