現在のコロナ対策は作品にどの程度反映させるかの返信
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現在のコロナ対策は作品にどの程度反映させるか(元記事)
今現在コロナウイルスによって日常の生活様式が大きく変わってしまっていますが、今後の作品での扱いはどうするべきでしょう?
もし今後生活様式が好転しないで3密やマスクの装着が当たり前のようになった場合は日常生活の描写をどうしたらいいか迷っています
皆さんはどうお考えでしょうか?ご意見をお聞かせください
現在のコロナ対策は作品にどの程度反映させるかの返信
投稿者 手塚満 投稿日時: : 1
アニメ「サザエさん」で、サザエさん一家が旅行に行くエピソードに対し、一部の人が「マスクもしてない!」「これは3密で不謹慎だ!」と騒いだんだそうで。これに対し、「サザエさん世界には新型コロナはない」という常識論が圧倒して、「サザエさん」は今も無事に放送中です。他でも、例えば「ドラえもん」でも社会的距離を保った描写に変わった、なんて話は聞きません。
フィクションでは、よくあることです。例えば「フルメタル・パニック!」は刊行期間が1998~2011年です。作中にはしっかりソビエト連邦があります。実際のソ連崩壊は1991年ですが、フルメタシリーズがそのことで批判されたりはしませんでした。逆に現実にはない設定では、中国が南北に分裂したとなっています。もし史実に則るなら、少なくとも宋代までさかのぼる必要がありそうです。
ですので、フィクションでは描きたいテーマ、ストーリーに合わせて世界設定してよいわけです。マスクとか社会的距離とか、あるいは気の早い人はコロナ後の社会なんて考えているわけですが、新型コロナを作中に取り入れて面白くできるなら、そういう要素を取り入れたらいい。
逆に新型コロナ下の生活を取り入れると、作品を面白くする邪魔になりそうなら、新型コロナなどない、としてしまえばいい。どうしても気になるなら「確実な抗ウイルス薬に続き、有効で安価なワクチンが開発されて、WHOは十年前に新型コロナ根絶を宣言した」とでもしておけばいい。
作者は作品世界の神、創造主です。作品ごとに別世界を作ります。リアリティを持たせるためとかで、リアルを参考にするのは大いによいことだと思いますが、リアルに囚われるようではいけません。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 現在のコロナ対策は作品にどの程度反映させるか