(応募作限定)登場キャラクターの人数についての返信
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(応募作限定)登場キャラクターの人数について(元記事)
応募作限定で、自分の作品に登場させるキャラクターの人数についてです。
普通の長編作品だと、後から増えて行き、ものすごい数のキャラクターが登場する事が当たり前ですが、今回は賞の応募作のみに関して質問させて頂きたいと思います。
私は、主に2つのパターンで書いています。
①主人公+ヒロイン3人+サブキャラクター
②主人公+ヒロイン1人+サブキャラクター
どちらも、両手の指で足りるくらいしか、キャラクターを登場させませんが、それには理由があります。
まず、賞の応募作は、審査員の方が1人で何十作品も読む事があります。余りにキャラクターを出し過ぎると覚えてもらえなかったり、話が複雑になりすぎて飽きられてしまい、まともに審査してもらえないと思うからです。
とにかく、審査員の方が読みやすくて印象に残りやすい作品にする為に、あえて登場するキャラクターを少なくして、解りやすい作品にしようと思っています。
小説投稿サイトで連載している作品や、自分がすでにどこかで連載したり、プロで単行本を出しているなら、キャラクターが多くても構わないのですが、一発勝負の応募作だと、解りやすくまとめるのが大事だと思うので、わざとそうしているのですが、皆さんの意見をお聞きしたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。
(応募作限定)登場キャラクターの人数についての返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 1
う~ん。どうなのかな。私はそのくらいの人数でいいと思いますが。
そう思う理由は、審査員云々以前に単純な尺の問題です。新人賞には尺に上限があって、そう長いものではないですよね。その中で人数を増やすと一人当たりの割り当ても少なくならざるを得ないので、キャラが万遍なく薄くなるのを回避しにくいのではないでしょうか?
それと。
箱の大きさが決まっていれば中に入る数も決まってくるということの他に、キャラの印象が分散してしまわないかという問題もあります。
>」①主人公+ヒロイン3人+サブキャラクター
個人的にはメインヒロイン3人でも多すぎると思っているくらいです(異論は認める)。まあ、メイン級ならですが。
10年くらい前にこのサイトで感想のやり取りをした人の中に、新人賞を取って文庫本を2冊出した人が居たんですね。受賞作はラ研の投稿作を改稿したものだったのですが、受賞後読んでみたら、かなりプロットが変わっていました。で、ヒロインの数が増えていたんですよ。
これは新人賞投稿時に増やしたのか、受賞後に編集者の要求で増やしたのか分かりませんが。受賞から本になるまでにずいぶん時間がかかっていたから後者の可能性もあります。
編集者の意向も含めてラノベはヒロインの数は多い方がいいという意見があることは聞いてはいます。
しかし、あえて偉そうに異を立てるようですが、その人の刊行された受賞作に限って言えば、結果は裏目に出ていたと私は思うんですね。
その人は当時のラ研ではトップクラスの技巧派だったことは間違いないのですが、複数のヒロインが皆「いかにもラノベのヒロイン!」という感じに巧みに造形されていただけに、かえって印象が均等になってしまったように感じたんです。
メインヒロインと複数のサブヒロインでハーレムを作るのはいいと思いますが、文庫本1冊程度の尺なら一人のヒロインを目立たせて、後は引き立て役にまわってもらうくらいに割り切った方がいいんじゃないかと。
複数の魅力的なヒロインがいて、読者が好きな子を選べるのがいいんだという意見もありますが。
いや、魅力はあってもいいし、当然魅力的な方がいいんですけどね。私が言っているのは役割分担の話。要するに俗にいう「本妻」ははっきりさせて、サブはプロット上は脇役と位置づけ、読者が「脇役だけど魅力があって、俺はこの娘の方が断然好きだ」というような感じを狙った方がいいような気がします。本妻は本妻。サブは魅力的でもあくまでサブ。
繰り返すけど、あくまでラノベ新人賞の尺なら、ですよ。続編が何冊も出るような作品なら、別の巻では他の娘が本妻になるというのはありかなと。
それと、上の私の文脈だと扱いが軽ければ人数が多くてもよいということになりますが、限られた尺の中でわざわざ扱いの軽いキャラを増やす必要もありません。
* * *
それと。
サタンさんも仰っていますが、提示された人数はむしろ常識的に推奨される線かなと思うんですね。
ですが、サタンさんの考えとちょっと違う部分もあります。それは、常識は軽視しない方がいいということ。
確かに常識の範囲に収まっていたら受賞は難しいだろうということもありますが、現実問題として選考の1次通過の局面では常識というか基本を逸脱しすぎるのも危険なんじゃないかと。
理由は、1次くらいでちゃんと読んでくれることは期待できないからです。そのまた理由は、単純に応募数が多いから。全部きちんと読むのは物理的にとまでは言いませんが、現実問題としてかなり難しいのだろうと思うんですね。
なので、読みにくいとか、小説作法、ラノベ作法の一般的な基本から外れているというのは、1次では不利なんじゃないかと。雑に読まれてたあげく「こいつ、小説の書き方を知らない」と判断されかねません。
一方で受賞まで至るには圧倒的な新しさも必要でしょうが、それ以前に最終まで行かなかったら始まらないわけなので、平凡な常識であっても外さない方がいい要件はあると考えます。その上で、それとは別のどかに「非常識」のぶち込みどころを探すしかない。
そいうのから大きく外れながら受賞した実例もあるでしょうが、それは運がよかっただけと考える方が無難。
まあ、ここまで来るとかなり独断的な私の意見なので、取捨選択はおまかせします。
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