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書きたいけれど書けない、そんなモヤモヤなときに (No: 1)

スレ主 深由深由 投稿日時:

はじめまして。深由と申します。こちらの作法やルールもろくにわからないまま、相談させていただきたく投稿しました。

先週プロジェクト・アニマへ企画書を応募し、さあ締切から開放された、というところで何も書けなくなりました。いえ、書けるけれど、書いても書いても何かがしっくりこず焦りばかりが先立って、中途半端な短編を書いたり他の物書き友だちさんが活動してらっしゃるのを見るのが辛くて仕方がなくなりました。
今現在は期末テスト前ということもあり創作に意識を集中させることはできませんが、どうしてもこのモヤモヤとした感情を消化させたいと思っています。
焦ってばかりで、創作を楽しいと思える気持ちさえ今はありません。ただひたすら、「何かを書きたい」という衝動に取り憑かれています。

こちらでこんなことを言うのもあれかもしれませんが、描写や表現に重きを置いた小説を得意とします。エンタメ(ライトノベル)も、書きはしますが下手です。
ですが私の小説への評価として、「ありきたり」「派手さがない」「一辺倒」がよく挙がります。ここも直したいと思います。

こんなモヤモヤな時、皆さんならどうされますか? 現在は対策として他の創作仲間さんとの情報を遮断したり、インプット期間と称して憧れの作家さんの本を読んだりしています。しかしモヤモヤは晴れません。
また、前述の三つの課題はどうすればクリアできますか?より良いものを、作家に少しでも近づけるものを書くための力をつけていきたいです。

よろしくお願いします!

カテゴリー: やる気・動機・スランプ

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人気回答!書きたいけれど書けない、そんなモヤモヤなときにの返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 3 No: 1の返信

投稿日時:

「ありきたり」
これは一般的な感覚から言うと、いわゆる「テンプレ」や「王道」ということで、ではそれを回避しよう、と考えるかと思います。
でも、その結果が「ありきたり」という感想なので、そもそも書き手のセンスが常識的なんだと思います。
常識的な感性を持って展開を考えるために、常識的な回答しかなく、考えれば考えるほどに「ありきたり」になりがちではないかなと。
人として常識的思考を持ってることは当たり前で良い事なんですけどね。創作的には邪魔でしょう。
よくある事だと思うのだけど、まったく考えないで適当に時間をかけずにあっさり書いた小説のほうが逆にウケがいい、なんて経験ありませんかね?
これは「常識的なことを考えてない」ので、かえって創作的に良い発想をしてたりするためだと私は思います。
作り込むと秀逸なアイディアも常識によって平均化されてしまうので、面白くなくなるんですよ。
でもこの手段は「作り込む」という方法を放棄してしまうので、短編とかならともかく長編だと持続が難しいし、実行しにくい。
なので真逆のアプローチとして、むしろ「テンプレや王道を率先して利用する」というのが手軽でおすすめです。
「ありきたり」をなくしたいのに何故テンプレや王道を利用するのかと言うと、
テンプレってのは話の流れとして形が決まってるものです。それが当たり前で当然だと思っています。なので、その一部を外すだけで読者からすれば「斬新」に見えます。
「戦車」には軍人が乗ってるのが普通の常識的発想ですよね。じゃあ「女子高生」が乗ってたら?
普通を外すのが大事。ということは、そもそも「普通を書く」というのが大事。でないと「外す」ポイントが作れないので。
ガルパンだって、ありゃストーリーラインだけを考えれば「優勝しなくちゃ廃部になる!」ってド直球の王道部活モノでしょ。
「ありきたり」を回避したいがために「ありきたりな王道・テンプレ」を忌諱してるのではないか、と思います。

「派手さがない」
小説は文字だけなので、実際に作品を読まないと何を意味して「派手さ」と言ってるのかわからないのですが、ここではおそらく「展開に派手さがない」という意味として答えようと思います。
これは結局はインパクトや意外性の話になるので、「ありきたり」の回答と似通ってきます。
というのも、「意外性」つまり「意外」って、まあ言葉を変えれば「予想外」ってことですが、「予想外」ってことはそれを予想してる人の頭には、すでに想定するイメージがある、というのが前提になることはわかりますかね?
「事前に予想してる」でもそれが「外れる」から「予想外」なわけで、誰も想像できないような突飛な事を書けば良い話じゃないわけです。
これは「事前に予想している」という読者の「予想」をコントロールできりゃ、それを「外す」だけで簡単に予想外は作れます。
では、どうやって「予想のコントロール」をするか?
「ありきたり」を書けば、読者はそれを簡単に予想できるし、作者としても読者が何を予想してるのか簡単に把握できますよね。
で、ここぞという場面でテンプレから外してやれば良いわけです。
主人公が活躍してヒロインっぽい女の子を助けりゃ、二人はいい関係になるのかなと予想できます。でも助けたと思ったけど実は手遅れで、ヒロインっぽい子は生ける屍となって主人公に剣を突き刺す、みたいな。
主人公が試練的なのを克服していよいよラスボスに挑むぞってなれば、普通に考えりゃあとはラスボスと戦うだけと予想できます。だからそこでライバルを出して私闘をする、なんて展開はよくあるけど燃える展開です。
そしてそういう展開は得てして印象深くなるので、読者に与える衝撃は大きくなり、すなわちインパクトが大きくなりやすいという事になります。

「一辺倒」
これは多分、一つの話で一つの話題しか扱わない・扱えないためではないかなと思います。
極端な話、複数の話題が絡み合う群像劇で「一辺倒」という感想は聞いたことがない。
まあ、全部の話題で似たようなことしかしてないシナリオならそういう感想にならないとも限りませんが。
であれば、単純にサブプロットに力を入れれば解決するのではないかなと思います。
既にサブプロットを利用してる場合は、メインプロットへの混ぜ方に問題があるのかなと思います。
……あるいは「山がない」ということを指して言ってるのかな。
この場合、三幕構成などで構成を学べば改善が見られるかと思います。

>インプット期間と称して憧れの作家さんの本を読んだりしています。
ぶっちゃけると賛同者が少ないと思うので、あくまで私の方法ですが、と前置きしますが、
憧れの作家の本を読むのは逆効果と思います。
当然、良い影響を与えてくれるのでメリットは大きいのですが、それ以上に影響を受けすぎるデメリットのほうが大きいと感じるためです。
面白い人のマネはどんどんすべきだからパクリとかは問題じゃないんだけど、似たようなのを作ると憧れの作家と自分を比べてしまって、「自分の中にある完成イメージ」が高くなってしまって、自分の作品が合格ラインを突破できなくなるんですよね。
ようは満足できるハードルが高くなるので、筆が動きにくくなる、と考えています。
好きな作家の作品は、あくまで好きだから読むだけの趣味で、私は意図的に参考にしないようにしています。
特にやる気が出ない、スランプ気味なんて時は絶対読みません。
そんなときにオススメなのは、逆にめっちゃ下手な素人のWeb小説や、自分が嫌いな人の作品です。
だって、コイツが書く作品よりも俺のほうが面白いの書けるもの。って気持ちになるためです。
すんげー退屈だから、こんなの読んでるくらいなら自分で書きたい、って思っちゃう。
前述した「合格ライン」もコイツらを基準にすりゃ楽に越せる。
「できない」よりも「できる」ほうが楽しみを感じやすいのは当然で、合格ラインってハードルは低いほうが良い。
向上心があって高いハードルに設定すりゃ、そこを乗り越えたときのカタルシスもひとしおだけど、それが簡単にできりゃ苦労はいし、向上心が少なくとも書いてりゃ上達するので、ハードルを常に超えられるようになったら、ある程度のところで新しい事にチャレンジ、つまり新しいハードルを用意すりゃ良いだけです。

「書きたい」という気持ちはあるけど書けない、というのはハードルが高くて現状の自分では超えられる気がしないとか、「やる前から諦める気持ち」の現れだと思うので、ハードルが高いのが原因ではないかなと。
「なろう」などでWeb小説など未熟な作品を読んでみると良いのではないでしょうか。
基本つまんないけど、つまんないと思って読んでると意外なところで面白い発見があって勉強にもなりますよ。
ちなみに、つまんない作品の読み方は、好意的に率先して面白いところを見つけていく、という事です。
欠点は意識するまでもなく目につくので、面白いところを見つけるまで読んでくと、素人ながらに独自のセンスが見えて楽しめます。

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今現在は期末テスト前ということもあり創作に意識を集中させることはできませんが、どうしてもこのモヤモヤとした感情を消化させたいと思っています。
焦ってばかりで、創作を楽しいと思える気持ちさえ今はありません。ただひたすら、「何かを書きたい」という衝動に取り憑かれています。

こちらでこんなことを言うのもあれかもしれませんが、描写や表現に重きを置いた小説を得意とします。エンタメ(ライトノベル)も、書きはしますが下手です。
ですが私の小説への評価として、「ありきたり」「派手さがない」「一辺倒」がよく挙がります。ここも直したいと思います。

こんなモヤモヤな時、皆さんならどうされますか? 現在は対策として他の創作仲間さんとの情報を遮断したり、インプット期間と称して憧れの作家さんの本を読んだりしています。しかしモヤモヤは晴れません。
また、前述の三つの課題はどうすればクリアできますか?より良いものを、作家に少しでも近づけるものを書くための力をつけていきたいです。

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