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ファンタジー小説のキャラにも、ハリウッド映画のような有色人種枠、LGBT枠は必要? (No: 1)

スレ主 あっし 投稿日時:

だいぶ昔に、「キャラが美形ばかりだと問題あり?」という悩みを投稿した、あっしと申します。
今、構想を練っている現代ファンタジー小説の登場人物についての悩みをご相談させていただきます。
その小説は現代の東京を舞台に、主人公の日本人、準主人公のアメリカ白人が活躍する予定です。

しかし、最近米国映画界で言われている「LGBT」「ポリティカル・コレクトネス」に敏感になってしまい、「白人がいるなら黒人も出さなきゃ!」「誰かをLGBTにしなきゃダメかなぁ?」と悩んでいます。

現代日本を舞台にしたファンタジー小説にも、今の時代は「有色人種枠」や、「LGBT枠」が必要なのでしょうか?
外国人キャラの代表として白人が登場するなら、黒人、アジア系、ネイティブアメリカン系、イスラム教徒等も登場させなければいけないのでしょうか?

カテゴリー: 設定(世界観)

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ファンタジー小説のキャラにも、ハリウッド映画のような有色人種枠、LGBT枠は必要?の返信 (No: 2)

投稿者 ヘキサ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

映画のD&Dでは、エルフのお姉さんがスパニッシュ系の黒人になってましたが、映画ですからね。

やはりアメリカの児童文学の「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の続編の「オリンポスの神々と七人の英雄」では、主人公が実質7人の群像劇のため、黒人らしきキャラ、ネイティブアメリカンとの混血らしきキャラなどいろいろいましたが、「どいつもこいつもあっちこっちでカップルになりやがって、ケッ(失礼)」と思っていたら登場人物中にLGBTが潜んでいて、しかも神様の仕掛けで無理やりカミングアウトさせられるというかなり可哀想なキャラクターもいたりしましたがな……

映画の名前忘れましたが、オーディンを信仰するバイキングとキリスト教の僧侶との交流で「お前異教徒のくせにいいやつだな」とか言い合うようなのもありましたが。

内容次第、という気もしますけどね。群像劇をやりたいのであればある程度は幅があるとよさそうに思えますが。ストーリーの本筋がわからないことには何とも。
ちなみに、日本に一番多くいる外国人はブラジル人らしいです(在日朝鮮人の方は区分が難しいので私にはわかりません)。

ですが、韓流ブームに乗っかってみた少女漫画の「暁のヨナ」が無駄に反日だとか煽られたりめんどくさいことになったりもしたので、個人的には「ご近所さん方」のほうが取り扱いが難しいとは思います、扱いきれる自信がなければ無理に入れないのもありかと。

ファンタジー小説のキャラにも、ハリウッド映画のような有色人種枠、LGBT枠は必要?の返信 (No: 3)

投稿者 手塚満 : 2 No: 1の返信

投稿日時:

結論から申せば、お考えのことは大切ではありますが、作者の意図次第です。以下、少し説明してみたいと思います。

1.米国フィクションの状況(ローカル)

米国映画・ドラマにおけるPC(ポリティカル・コレクトネス)は、日本とは事情の違う、必然的なものです。仮に米国内でドラマや映画で起こったような事件と経緯があったとして、白人ばかりが巻き込まれるというのは不自然です。

人口比率からいっても、黒人、ヒスパニック、中国系などのアジア系が全くいない確率はかなり低いでしょう。

昔ですと、実際の事件を題材にしても、黒人やアジア人の関係者を白人で置き換えたりしていました(ホワイト・ウォッシングなどと呼ばれる)。黒人役を出すにしても、白人が黒人メイクをして出演することも行われました。適当と思える黒人の役者がいるのに、です。

そりゃおかしいだろう、不自然だ、という声は当然起こってきます。映画、ドラマ等のフィクションでも、黒人、ヒスパニック、アジア人等が現実と同様に作品世界に登場することになります。それぞれの役柄もそれぞれの人種の役者が演じることにもなります。

2.日本との差異(ローカル)

翻って日本の状況はどうでしょうか。歴史的経緯により、東アジアの出身者は多いですが、見た目には日本出身と見分けはつきません。東アジア外からの移民はあまり多くない。必然的に、日本人か日本人的な人が多くなります。実際の事件を題材にしても、そういう人だけが関係者のことが大半です。

日本ないしは日本的な舞台のフィクションで、日本人的な容姿の人が大半であっても不自然ではないわけです。人種的マイノリティであっても米国では無視できない比率でも、日本ではもっと低い比率です。米国の人種的なPCとは状況が違います。日本が舞台であれば、人種的マイノリティが登場しても全く問題はないけれど、登場しなくても不自然ではなわけです。

3.LGBT(普遍的)

LGBTだと、ちょっと事情が違います。おそらくですが、どの国、地域でも一定数いて(2~9、4~8%等の推定がある)、無視できないレベルです。アメコミ原作のドラマですが、フラッシュやアローには、主要キャラにLやGが頻出している印象があります。

(個人的な印象ですが、それにより主要登場人物の男女比率を調整しているようにも見える。特に生死を共にするチームの結束に説得力を与えたりもしている。実際の事例では古代ギリシア・テーベの「神聖隊」はGカップルで構成され、国への忠誠だけでなく、恋人への愛情で勇猛果敢に戦ったそうです。)

ただ、主人公キャラはLGBTではありません。LGBTに理解がありますが、自身はそうではない。おそらく、恋愛を描くにあたって、制作側には手法が、観客・視聴者・読者側にはまだ知識が普及していないことがあるように思います。商業的には、マジョリティから感情移入してもらわないと売り上げに関わり、マジョリティはヘテロですからLGBT恋愛に感情移入は難しいこともありそうです。

これが日本で作るフィクションでも同じです。普通にいるわけですから、フィクションでも登場したほうが自然かもしれない。ですが、主人公やヒロイン等のメインキャラだと作劇が難しいわけです。サブキャラに担当させておくくらいが無難でしょうか。

小説読者としても、感情移入してくれる層は薄い(1割以下に減少する)。しかも、現実においては未だに難しい問題でもありますので、話を軽くしにくいでしょうし、作者に深い理解がないと間違った描写で誤解を広めることにもなりかねない。

4.まとめ

人種、LGBTのPCを反映させたいということ自体は志が高いといえます。問題は上記しましたように、

A. 日本においてのマイノリティ人口比率はどうか(自然さ)。
B. 作者に各マイノリティへの豊富な知識、深い理解があるか(作劇)。
C. マイノリティ描写に理解力がある読者数はどれくらいか(鑑賞)。

になるように思います。

人気回答!ファンタジー小説のキャラにも、ハリウッド映画のような有色人種枠、LGBT枠は必要?の返信 (No: 4)

投稿者 サタン : 3 No: 1の返信

投稿日時:

特に気にする必要はないでしょう。
というのも、それらは商業作品で、もとから「どう売ってくか」が前提にあるものだからです。
そうは言っても商業作品も創作作品も、結局売れれば同じ本棚に並ぶし、同じもんだろ? と思うでしょうが、スタートラインは明確に違います。
一応、「面白い」より「売れる」を重視することに対して侮蔑があるわけではありません。商業するなら「売れる」は大事。

例えば、黒人蔑視の映画を撮ったとして、それを「黒人の社会」に売り込むって事がどんだけ大変かってのは言うまでもないですよね。
だから「売り込める要素を残しておく・用意しておく」ということをしないと、企画段階でどれくらいの売上になるだろうかという試算が出来ないんですよ。
物語のヒットなんてある程度は計算できるけどやっぱ運によるところも大きいわけで、でも商業でやる以上はそもそも「これくらいの収益が期待できます」と提示できない企画に誰が金を払う(スポンサーになる)んだって話なわけです。
ぶっちゃけ、人権に配慮した気遣いじゃないです。こういうのは。
特にアメリカの映画制作は人集めや金集めの段階から日本とはかなりシステムが違うので、こうした「売りやすい配慮」がないと映画が作れないって事も多い。
そうしないと製作資金が集まらないからです。
「白人が主役だから上司のいいヤツキャラは黒人にしないと道徳的にフェアじゃないよね」なんて話ではありません。
一つ勘違いしないで欲しいのは「売れやすい配慮」じゃなくて「売りやすい配慮」なので、こうした配慮が作品の人気を高めているわけではありません。
まあ、作品を売らなきゃならない営業の人からは人気があると思いますが。

さて一方、商業として企画していない作品は、そんな事考えなくても作品を作ることは出来ます。
作者が書きたいものを書けばいいだけですから、当然の事ですよね。
で、例えばその作品が大ヒットして映画化する、商業作品として売り出すぞという「企画」が立つと、その次点で「じゃあどう売り出そうか」って話になって、黒人の追加だとかLGBTと思わしきセリフやシーンの追加だとか、そうしたことを決める会議が始まり、このとき決める、というわけです。
もちろん、原作から何も変えたくないって主張することも出来るので、別に会議で追加・変更しなければならなくなる、という話ではないですよ。

商業作品として企画がスタートしているならこのような悩みは持たない、というかそれこそ会議で発言してそこで結論出せって話だし、創作作品なら好きに作ればいい話で悩む必要はないので、すると「あわよくば」という漠然と商業を視野に入れてる創作作品であろうと思う。
個人の作品であっても既に自身の作品で商売をしている人なら企画段階からそうした事は考える必要があると思いますが、それは言ってしまえば「自分が営業しやすい作品の設定」であれば良いので、この場合もやはり悩むことは無いでしょう。

となると悩んでる時点で、そんな人権や性差別問題に配慮するよか優先すべきやることがあると思う。
商業を視野に入れてるとして、でも、そういう事を考えるのは商業ベースに乗ったあと。それ以前はどうやったら自分の作品が売り物になるかを考えるべき。
なので、特に気にする必要はないでしょう。
こういうのは別に「作品の質を高める配慮」ではないので。

否定的な意見になってると思うので、一応肯定的な意見も。

しかしながら、「そうした配慮」をすることで元々の作者の感性にないバラエティに富んだ配役やキャラクター設定が出来るということも考えられるので、一概に否定できるものではありません。
「白人が登場するから……じゃあ黒人もどこかに配置しようかな」という発想は無かったわけでしょう。
本来は「日本人の主人公とアメリカ人の白人」というだけ。
そこに「黒人をどうやって入れるか。やっぱ白人に負けず劣らずのポジションがいいな」と考え、「じゃあ、白人の義父を黒人にしよう」と考えたとする。
そうすっと、黒人の父に白人の息子という「面白い組み合わせ」が出来る。
じゃあ、宗教はどうだろう。
「父は仏教、母はユダヤ、姐がキリストで弟はイスラム、そして自分は無宗教」という設定。どんな家族だよ、とツッコミが入るほど「面白い組み合わせ」です。

別に無理にやる必要はないし、前述した通り人権や性差別に配慮とか気にしなくていいんだけど、「登場させなくてはならない」と考えることで作者の脳内にある事、それ以外から何か持ってくる事になるので、作者自身が予想もしてなかったバラエティに富んだ設定が出来る。その可能性はあると思います。

なので、結論としては、「配慮」という意味なら気にする必要はまったくない。けどアイディアの取っ掛かりとして、そうした配慮を利用するのはぜんぜんアリ。

ファンタジー小説のキャラにも、ハリウッド映画のような有色人種枠、LGBT枠は必要?の返信 (No: 5)

投稿者 読むせん : 1 No: 1の返信

投稿日時:

配慮はきほんウンコです。
べつに日本に白人いたっていい。でも配慮するくらいなら黒人のゲイにでもしとけば?とか思っちゃう。

「オールニードイズキル」とかは、原作「ネイティブ・アメリカンな巨乳ドジっ子エンジニア」役が、ハリウッドでは「小汚いチョビひげモヤシ白人(アイルランド系っぽかったと思う)」に変わっていたよ。

 仮にアニメ化とか実写化があなたの作品に浮上しても、映像関係者が勝手に忖度してキャスト配慮してくれるから、極端な差別ツイートを残さなければOKまずはハイテンション・フルスロットルで本編を書いた方がいいと思う。

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